ハジケリスト世代だろ! (完結)   作:零課

102 / 121
 台風三連続は何年ぶりなのかなあと。


 ケイジの衣装違いが出るのならランプの魔神バージョン。そして専用ライブはもちろんあの曲をジーニーボイスでやりまくるしあの映像をほぼ再現してしまう。


 ケイジの固有発動(ゾーン)をシングレ風に描くとどんな風になるのか個人的によく妄想しております。ゴルシの場合はまんま戦艦大和のような超巨大戦艦が波をかき分けて突撃するような感じでしょうけど。


ウマ娘エピソード 29 前田とメジロ

 「そういうわけだ。だからマエダノキズナとして今後は生きていくからよろしく」

 

 

 「まったくもう・・・この年になってこんな事態に出会うとは思いませんでしたよ」

 

 

 目の前で覇気を纏い懐かしそうに自分を見て微笑む鹿毛のウマ娘。私の恩師であり、元祖女傑のヒサトモさん。それがケイジとアグネスタキオンの薬で若返り、第二の人生を歩むというのだから世の中分からない。

 

 

 葬儀の時に号泣していた自分と目の前の若返りかつて自分を指導していた頃より美しさを増している。いや、取り戻しているこの少女に怒るかビンタでもして許されると思っているが、それはそれとして驚きと、同時に若いころのヒサトモさんに出会えた嬉しさが勝る。

 

 

 「あんたも若返ってみるかい? ケイジの事だ。どうせ薬の設計図とデータは頭の中に叩き込んでいるだろうし締め上げて作らせて青春を謳歌したらいい。新しい恋でも捕まえてねえ。ほんとあんたはモテたし」

 

 

 「ふふふ・・・それは素晴らしい提案ですね。ですが、もう少しメジロの子たちが成長してからですよ」

 

 

 「昔よりずっとスイーツも多いんだし食べまくれるチャンスなのにねえ。若い頃は私や執事たちからも隠れてこそこそパクパクしては・・・」

 

 

 「そ、それ以上はご勘弁を。もう。最後あたりはちゃんと節制できたでしょう・・・?」

 

 

 若いころの話を持ちだされ顔が赤くなるのを笑われる。見た目はまだ中等部くらいの少女にだが、同時にこれを知っているのはもはやメジロ家の執事長とメイド長。そしてヒサトモさん世代のみ。ますます確信を得ると同時に嬉しくもなる。破天荒な強さと振る舞いを見せつつも世話焼きのあの人がようやく青春を謳歌できることに、この羞恥を味合わせるも懐かしい師匠の若い姿に。

 

 

 「ん・・・そういえばヒサトモさん。私に教えてくれたのは感謝しますが、それ以外ではだれに?」

 

 

 「クリフジとセントライト、今私と屋敷に住んでいる子たち。それ以外には伝えていない。頼れるのはあんたらだと思っているからね」

 

 

 「まあ嬉しい。ところで目標としては何を目指します?」

 

 

 「んーもう一度ダービー取りに行くのと、そうさなあ・・・1200~3600での重賞を取ってやるかね。今の世代も頼もしく強敵ぞろいだがやりがいはあるさね」

 

 

 「ふふふ。前のアオハル杯でも問題ないことを見せましたしね。応援しておりますよ」

 

 

 「ま、あんたんとこの子らが立ちはだかるだろうけどね。特にマックイーン。あれは強て・・・」

 

 

 「いい体してるじゃない・・・でも・・・♡ 私の方がおっ〇いおっきいわ・・・♡」

 

 

 ヒサトモさん。いえ、マエダノキズナさんのこれからの躍進はどうなるかと気になっていたところ外から聞こえる声に二人して意識を向けてしまう。

 

 

 「私の方が! おっ〇いおっきいわ!!!!」(CV ルナ・ドーパント)

 

 

 「まな板にしようぜまな板に! まな板!!」

 

 

 「まな板だよ! これすっげえまな板だよ!!」

 

 

 「貴方たち二人をまな板の原材料にして差し上げますわー!!!」

 

 

 「「ギャァアアアアアアアア!!!!」」

 

 

 ズドォン!! という音と同時に上がるライトニングとケイジさんの悲鳴。まあ、うん。あの二人が暴走したのでしょうね。しかしマックイーンも色気はありますが、もう少し体に実りを与えられればいいのですが、そういうサプリでも探しておきましょう。

 

 

 「面白そうだし見に行くかねー。あ、アサマちゃん。前田家の新作スイーツ執事に渡しているからゆっくり味わってから来たらいいわ」

 

 

 私が行くのは・・・やめておきましょう。マックイーンも見られたくないでしょうしね。一つ執事たちと一緒にお土産のスイーツでもつまんで。ふふ・・・この年で恩師から物がもらえるとは元気でいるものですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「おーおー見事にまあ埋まって。マックちゃんもうちのバカと悪友に振り回されたようね」

 

 

 「まったくもう・・・あ、キズナさん。お見苦しい所を」

 

 

 何やらキズナ先輩とマック先輩が話し合っているようっすね。私とケイジ先輩はただいま地面に埋められて様子がわからないんすけど。

 

 

 「しかし、今日はいい天気だがゲリラ豪雨は大丈夫かなあ」

 

 

 「ケイジ先輩、今空見えないっす」

 

 

 「そっかーところで、今日のおやつって何?」

 

 

 「クッキーっすよ。ホワイトチョコとビターチョコをサンドしたものから低糖質のものまで」

 

 

 「上半身埋めたまま話しているな変人ども―」

 

 

 地面からキズナ先輩に引き抜かれるとあっという間に地面から逆さに見える二人が。あ、ケイジ先輩はそういえば。

 

 

 「ということで今日の土模様は大変良好。モグラさんにはメジロの花壇の下を。オケラさんは土を休ませているメジロ家の畑エリアが大変ごはんと掘りやすさに恵まれているでしょう」

 

 

 「オケラとモグラの変な予報士をしているー!?」

 

 

 横で何やらアナウンサー風の衣装に着替えているケイジ先輩がいつの間にやら土の掘りやすさと餌の予報士に。そしてなんでか真剣に話を聞いているモグラとオケラ。何をしているんすかね!?

 

 

 「変な仕事しているんじゃないわよ! ほれ。せっかくのティータイムなんだし、この穴を埋めなさい」

 

 

 「あばふ! へーいじゃあついでにお茶の準備も・・・」

 

 

 「何を・・・って鼻うがい!? なんで!?」

 

 

 シャベルで私ら二人が埋められた穴を直そうとしたらケイジ先輩が何か種っぽいものを置いてから地面を埋めて、鼻うがいをしてその水が降りかかる。

 

 

 何ということでしょう。見る見るうちに芽が出て、あっという間にそれなりに大きな木になりましたとさ。昔話っすか・・・?

 

 

 「えーと・・・・・・・・ほい。できた。出来立てほやほやのブレンドティーだよ」

 

 

 謎のタイマー音が鳴り、チーンという音の後にその木の皮が外れて中からホカホカのティーセットとお茶が。

 

 

 「飲みますかそんなもの! どうやって出したんですのよ!?」

 

 

 「んー・・・レモングラスとアップルミントのブレンドか。クッキーにはちょうどいいね」

 

 

 「あ、美味しいっす。でも、スコーンと食べるにはジャムを入れたりしたほうがいいっすね。若しくは蜂蜜?」

 

 

 「普通に飲んでるー!!!? お二人とも!? 得体のしれないものを飲まないでくださいまし! いやケイジさんのなら問題ないでしょうけど! それでも駄目ですわよ!」

 

 

 「まーまーほれ大自然の椅子だ。一杯やろうぜー」

 

 

 そういいつつケイジ先輩は木を引っこ抜いてからスパンと縦に二つに割って腰かけつつ紅茶を飲む。いやー・・・もう呆れてというか、どこからこのマジックというか何をどうしてこうやっているんでしょうかね。そりゃあフジキセキ先輩とスイーピーが勉強しに来るっすよ。

 

 

 まあ、今はブレンドティーの美味さとクッキーの味を楽しむっす。

 

 

 「いらないですわよ! というか片付けてくださいよケイジさん! 流石にこれは使えないです!」

 

 

 「ちぇーなら、しょうがない。よいしょ・・・」

 

 

 「相変わらずいつでもイリュージョンしやがってねえ。どうなっているんだい?」

 

 

 「!!?!?!?!」

 

 

 マックイーン先輩が驚く中、ケイジ先輩は自分の上半身と下半身を分離。二つに分けていた木をまるでブルーシートのように畳んでまとめ、ケイジ先輩はまるで尻尾を手回しハンドルみたいにしてぐるぐる回しながら畳まれた木がだんだんとケイジ先輩の下半身の分かれた場所に吸い込まれて消えたところでケイジ先輩が下半身を回して自分の上半身とくっつけて合体完了。

 

 腰をグルングルンと回してラジオ体操のように腰をそらしてくっついているのを確認してからケイジ先輩も野外のティータイム用の椅子に腰かけて息を吐く。

 

 

「世界のエンターテイナーケイジちゃんには不可能はないぜ♬ じゃ、クッキーいただきまーす」

 

 

 「あ、それなら今度ブロワイエさんとトニビアンカさんが一緒にショーをしないかと来ていたっすよ。ついでにマイルで4人で練習しないっすか?」

 

 

 「それなら私も入れてくれ。欧州の王者たちとの練習はデビュー前に積むにゃいい練習だよ」

 

 

 とりあえず、この後はマックイーン先輩がたくさん食べていいって知って食べすぎて、翌日の体重計で悲鳴を上げていたっす。あと、ケイジ先輩とキズナ先輩の欧州でのショーは成功して「前田家」の存在がヒメ先輩とナギコ先輩の実力も相まって皆一緒にやべーやつら認知されました。

 

 

 デビュー前からアオハル杯前夜祭でシリウスにくらいついて、欧州歴代王者とケイジ先輩と互角でしたしねえキズナ先輩。私前田家ファンなんすけど。改めて思い返すと一体こんな逸材で直系筋が今までどこにいたんでしょうか・・・? ま、推しが増えて、頼もしい先輩がいるのはいいことっすけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「うーん・・・緊張しちゃうなあ」

 

 

 「大丈夫っすよドーベル先輩。ケイジ先輩の師匠。つまり大師匠ですし優しいはずっす」

 

 

 ライトニングに背中を押されて一緒に今ダンスの練習場に移動している私。メジロドーベル。というのも・・・エアグルーヴ先輩やヴィルシーナ先輩に負けないほどのダンスの腕前と趣味の漫画を両立させたいからトレーナーとは別の刺激と勉強を受けたいと聞けばみんなが『ケイジに頼め』の一言で、そのケイジさんも『ならアタシのダンスの師匠を呼ぶから一緒に練習と遊ぼうぜ♬』と笑って終わった。

 

 

 その時のおばあさまの顔とあのケイジさんの師匠の時点でろくな存在じゃないと分かったから引きたいけど・・・同時に世界中でショーとライブを成功。何十億、何百億を軽く動かす世界レベルのウマ娘の師匠・・・気にならないと言えば嘘。

 

 

 「というか、ライトニング。あなたケイジ先輩の弟子なの?」

 

 

 「私らの世代は結構多いっすよ? ヒメ先輩とナギコ先輩を除けば私は1番弟子で、2番手がキタちゃん。3番目がサトちゃん。4番手はラニ先輩っす。コーナリングと柔軟。ダンスレッスンとかすごいっす」

 

 

 「へえー・・・ちなみに絵の方は?」

 

 

 「凄いっすね。結構本格的ですし本人曰くぼーっとしながらスケッチをしたりマンガを読みながらトレースしていたら上達したとか短時間でできることをしたら覚えたとかで」

 

 

 訂正。ますます気になるわ。ケイジ先輩にもマンガの秘訣とかを聞きつつ、絵柄とか見たり、学びましょう。

 

 

 そうこうライトニングと近況報告をしていると指定されたダンスレッスンの部屋に。

 

 

 「失礼します」

 

 

 少し息を整えてから軽いノックをして扉を開ける。怪物ケイジ先輩の師匠どんな人か・・・!

 

 

 「誰がトドじゃい! そして動きはこう!」

 

 

 「ぐふぇ! 何すんじゃい! 少女漫画のスケッチ教えてやんねーぞ!」

 

 

 バタン

 

 

 ・・・・・・・・・・・気のせいよね? へのへのもへじが書かれたバレエの衣装を着けたむっさいおっさんがケイジさんと一緒に踊っていたような・・・

 

 

 「気のせい気のせい。変なMAD動画とかお笑いを見過ぎたのよ・・・そう・・・」

 

 

 もう一度呼吸を整えて・・・ドアを開ける。

 

 

 「ハイハイハイハイ! もっと情熱的に! 美しさと麗しさだけじゃダメ! 熱さを学んでこその美しさよぉおお!!」

 

 

 「これがダンスのど越しなのね! ハートなのね! 学んでみせるわよマカオ!」

 

 

 「ええジョマ! さあケイジちゃん! もっとテンポを上げてもオッケーよ!」

 

 

 「よぉ~し。流石だぜぇ~ならそのまま折り返してからのステップに移行して、皆で輪になって踊るぞ!」

 

 

 「「オッケーよ!!」」

 

 

 バタン!

 

 

 ははは・・・私疲れているのかな・・・ケイジ先輩と金髪丸刈りの、タイツ? にサスペンダーを付けたオカマらしき人と、黒髪を左右にお団子でまとめているバレエドレスのオカマらしき人が三人一緒にコサックダンスを踊っていた・・・

 

 

 幻覚と幻視を見るにしても流石にこんなのは・・・

 

 

 「どうしたんすか? ドーベル先輩? ケイジ先輩の声も聞こえますし入りましょうよ」

 

 

 「ね、ねえ・・・ライトニング。私、目とか疲れた様子はない?」

 

 

 「? 何言っているんすか。すっごいきれいな肌と瞳っすよ。んーはい。私の指何本に見えます?」

 

 

 「3本」

 

 

 「問題ないっす。なんか変なものでも見たかもっすけど、ケイジ先輩のマジックとかかもしれないっすし。ささ、入りましょう」

 

 

 「あ、ちょっ・・・わ、私が、私が開けるから!」

 

 

 うん。ライトニングの言う通りケイジ先輩のマジックかも・・・そう。あれは変な映像。ホログラムとかそんなものよドーベル。さあ、時は金なり。今すぐ練習に・・・

 

 

 ガチャ

 

 

 「組体操! ダイヤ! いいねいいねーマカオにジョマ、ルリリン! これは次回のバレエ発表会にいけるぞ!」

 

 

 「ケイジちゃんしっかり支えていい感じ! まるで大木の太い枝のように安心!」

 

 

 「ええ! そしてマリリンさんもさすが! これぞ芸術! バレエとウマ娘のナセル芸術品!」

 

 

 「湧いてくるわ! 私の漫画のアイデアもわいてくるわ! バレエとフィギュアスケートそれぞれの道を目指す親友の青春を描くストーリ! ふぉおお! 最高よぉお!!」

 

 

 バタァンッッッ!!!

 

 

 ああ・・・駄目だ。目の前の変な光景に頭がおかしくなりそうになる! 何なのよ!? ケイジ先輩の両腕にあのオカマ二人が乗って、更にその二人の腕の上であのへのへのもへじのバレエオカマがポーズをとる! いったい何が

 

 

 ガチャ!

 

 

 「ちょっとそこのあなた! 何度も何度も開けたり閉めたり! 何か御用なの!!?」

 

 

 「オカマと仏の顔も3度まで! それを忘れちゃだめよ!」

 

 

 「アラー可愛い子♬ ねね。今度是非私の漫画のモデルに」

 

 

 「ホギャァアアアアアァアァアアッアアアアアア!!!!!?」

 

 

 「ぬわー!! 耳が! 耳がぁ~!!」

 

 

 目の前で突然ドアが開いてさっきのオカマ三人がぎゅうぎゅうに顔をつめて詰め寄ってくる! いやぁあああ!! なによこれ! マックイーンの見ていたゾンビ映画よりもよっぽど怖いわ! 助けてトレーナー! 助けてライトニング! 意味不明に迫力のあるトーテムポールが迫りくるのぉお!!

 

 

 「あんらぁ~ドーベルじゃーん。それにライトニング。どったのー? あ、三人とも。この黒髪美少女ウマ娘がメジロドーベル。金髪ポニテの耳抑えているほうがメジロライトニング。今日のダンスレッスンの相手だ」

 

 

 「あらそうなの? チャオ。あたしはマカオ」

 

 

 「チャオ。あたしはジョマ」

 

 

 「「ようこそかわいこちゃん」」

 

 

 「私は特殊刑事課所属の美少女刑事! ルリリンと呼んでね♪ よろぴくー」

 

 

 「あ、私はメジロライトニングっす。目指すはマイル最強! よろしくっす大師匠の皆さん!」

 

 

 「いやぁ・・・帰るぅ・・・お家帰るのぉおお・・・・・・・・・・助けて・・・たす・・・!」

 

 

 今すぐ逃げたいけどライトニングが万力みたいな力で離さずずるずると室内に。いや! オカマと怪物の巣窟になったこの部屋に入るのはイヤァアアア!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「そうよライトニングちゃん。リフトの基礎は体幹。その集中を崩さないように」

 

 

 「体の芯。つま先から脳天まで一本の柱を通すようにするの。マンガのアタリ。基本線を意識すれば早いわ」

 

 

 「おおー・・・くるりときれいに・・・」

 

 

 「これ気持ちいいっす! 今度のライブでやってみたいっす」

 

 

 「オルフェとゴルシ、ジェンティルちゃんくらいしかできなかったが、今度アタシのライブのバレエプログラムにライトニングは呼ぶかね?」

 

 

 「いいと思うわよ。ジョマが認める体幹と重心の理解は流石。今は暑苦しいけど、いずれクールな大人のレディに仕上げてあげる♡」

 

 

 絶叫から始まったダンスレッスンだが、マンガ家と特殊刑事課、世界の男性バレエ軍団のコーチをしている美少女デカとウマ娘の課題曲を幾つも作詞作曲しているマカオとジョマを呼んだのは大正解。

 

 

 ドーベルもなんやかんや男性嫌いとはいえオカマであり同志と知れば打ち解けるのも早いし、ライトニングはもともとアタシとシリウスチームにいるせいで耐性ついているし。

 

 

 「んーケイジちゃん。前より鍛えているわねえ。たるんでない様であたし安心したわ」

 

 

 「マカオこそいい動きだ」

 

 

 綺麗に足を開脚して、アタシが片手でマカオの横腹を持ってのリフトの練習。確かもう少し後で警察の男性のみのバレエチームで世界に遠征するようだし、そのコーチとして三人とも行くようだしなあ。そりゃあ気合も入っているってもんか。

 

 

 「さ、休憩よ二人とも。しっかり水分補給をしなさいよ」

 

 

 「お、おつかれさん。どうだったよ」

 

 

 「お疲れ様ですケイジ先輩。その・・・かなり分かりやすいしいい人で・・・プロの漫画家と知り合えたりで」

 

 

 「まさかライブの課題曲を幾つも作っている大物コンビ『キングレディー&胆汁ボーイズ』のお二人に会えるとは思わなかったっす」

 

 

 「近いうちにテーマパークも作ろうと思っているの」

 

 

 「はいこれ。無料チケットよ」

 

 

 「「サービスしてあげるわ」」

 

 

 ヘンダーランド。20XX年完成。完成記念特別入場チケット。あー確かウチも一枚かんでいた事業だったな。メジロ家のテーマパークとは離れた場所で開く。大丈夫? 出資者の一部のせいで施設の一角カマバッカ王国みたいになりそうだけど。

 

 

 「その際はアタシもショーでも開くさね。で、ライトニングから聞いたけどドーベル。確かアタシの絵の方に興味があるとか?」

 

 

 「は、はい。絵がうまいとか」

 

 

 「んードーベルの求める絵のタイプとは違うかもだけどね。ライアンの趣味の少女漫画とは違うし。ほれ」

 

 

ライトニングに頼まれていたアタシのスケッチブックを渡す。

 

 

 「いやウッマ!? 水墨画に鉛筆だけど濃密・・・陰影も凄いわ・・・おお・・・」

 

 

 「良けりゃやるよ。アタシの休憩がてらの手慰みだし。あと、ドーベルも確か漫画家目指しているんだろ?」

 

 

 「いいの!? ありがとう! それとえ、ええ」

 

 

 「結構コメディ漫画とかあこがれているんすよ。で、ケイジ先輩から何かアドバイスないかなって」

 

 

 「あら、わたしにも教えて頂戴。私も今後の参考にしたいの♡」

 

 

 にゅうっ! と美少女デカことルリリンが来たのでうーん。アドバイスかあ。ゴルシの面白やり取りを写真で取って後でトレース。はレベル高いというか、奇行を描くのは違うしなあ。あー・・・シンザンばあちゃんに教えてもらったあれがいいかも。今もたまにやっているし。

 

 

 「それならデッサンをやりゃあいいよ。あれは計算と感性と作者の思いが詰め込まれた濃密な一枚の絵、そこに描かれる人間と背景の全体バランスを学べるし、デッサンを通して歴史に残るレベルの画家の技術や工夫を感じられる。アタシ等みたいに二足三足の草鞋をやっている現役ウマ娘と特殊刑事課みたいに時間がないけど勉強するにはお勧めだ」

 

 

 今は人、ウマ娘を交えたワンシーンを気ままに休みの日にぼーっとしながら描いているだけだけどね。

 

 

 「ふーむ・・・分かった! 私頑張ってみる」

 

 

 「私も4コマ漫画以外でも新連載を持つ際にレベルを上げたかったし、ありがとう。ケイジちゃん。頑張るわ!」

 

 

 「あ、ドーベル先輩同人活動もしているんで見に行くといいっすよ。今年の夏コミケ行くようなんで」

 

 

 「ちょっ! ライトニング!」

 

 

 「ほら休憩はおしまい」

 

 

 「次の練習プログラムに」

 

 

 「「いくわよ。準備しなさい」」

 

 

 いよっしゃ。張り切って次行きましょうか。今日で2つは振り付け覚えておかないといけないし。

 

 

 後日。マカオとジョマとルリリンとアタシと知り合いのオカマと大物を適当に呼んで夏コミに突撃。ドーベルのPN,どぼめじろうに差し入れと応援、サインをもらいに行ったらなんか全国ニュースになっていて爆笑した。

 

 

 そのせいで同人作家どぼめじろう 売り子のウマ娘か男性かどっちがどぼめじろう先生なのかでネットが盛り上がったり、ルリリンの新連載でドーベルのモデルの子が出たりでしばらくネットはドーベルが注目されたわぁ。




 ご令嬢(笑)どうし。でも実力は互いに最高傑作。お嬢様の基準壊れる。


 ケイジ チーム勧誘のポスターは実は自作。その内容はボーボボのコミック表紙、扉絵、それと同じレベルのカオスで何枚も作るのでシリウス勧誘ビラシリーズでレスが作られたり。


 メジロライトニング ケイジといると一緒に馬鹿をする。シリウスチームの勧誘ビラシリーズコレクターでもある。ケイジの弟子であることは心底の誇り。


 メジロマックイーン 何度見てもケイジの奇行には慣れない。それはそれとして後日ちゃんとレモングラスとアップルミントのブレンドティーは貰った。


 マエダノキズナ(ヒサトモ) 第二の人生を生きる。恋するかどうかは気分次第。学園に入る前からケイジの滅茶苦茶を見て笑い飛ばしていたので割と奇行は平気。


 メジロアサマ 後日ナギコがやってきて文学小説で熱く語らった。後スイーツをついつい食べ過ぎて太った。若いころ、現役のころはよくヒサトモに体重管理が出来ていないと怒られていた。


 メジロドーベル 男への耐性が5上がった。オカマへの耐性が100上がった。オカマへの好感度が30上がった。画力が20上がった。絵をかく速度が15上がった。後日スーザンママたちのいるオカマバーでトレーナーと一緒に「ン~フフフウェルッ!! カマー!!!」と派手に歓迎された。


 マカオ&ジョマ どこかの世界である一家に負けて飛ばされてきた。前田家に拾われてウマ娘にほれ込み毒気を抜かれてこの世界では作詞作曲家、振付師として活動。「キングレディー&胆汁ボーイズ」のネームは小さいころのケイジからもらった。トレーナー資格もあるけど基本は歌やライブデザインを考えること多数。


 美少女デカ(ルリリン) ケイジとは何度か犯人を一緒に逮捕した仲でありマンガ友達。後日左近寺たちを含めた署の男性警察官によるバレエチームで世界選手権を優勝。新連載を少女漫画雑誌で連載。

ケイジの新しい勝負服 どんなものがいいでしょうか?

  • ランプの魔神風
  • ビキニ&パレオ
  • バニースーツ
  • ボーボボの服
  • その他
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。