ハジケリスト世代だろ! (完結)   作:零課

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 今回はさっくり二本立て。徐々にケイジの適正距離も分かるかも・・・? 評価人数10人越え!? ウッソでしょこれ。非公開みたいな感じなのにどうしてこうなった。いやほんとウマ娘の名作小説ははそれこそたくさんあるはずなのに。兎にも角にもありがとうございます。


 ケイジ(ウマ娘)の一口メモ ナリタブライアンの野菜嫌い克服の際に磔にして野菜の山で囲んで、枕に怪文書となんだこれは。たまげたなあ・・・な野菜の絵、写真を忍ばせる手段を開始。成功。頼んだビワハヤヒデから「意味が分からん」と言われた。


 なお本人もたまに磔にされている模様。


函館二歳ステークス(GⅢ)&小倉二歳ステークス(GⅢ)

 ほふー・・・ようやくつきましたは北海道! いやー流石北の大地。俺の生まれ故郷。すず・・・しくねえ!! 畜生め。あ。俺今畜生だったわ。で、改めてなんでこの北の大地で30度台普通に出るんじゃ。冬はマイナス40度になることもあるから温度差年間なら70度以上だぞ。沖縄の方がまだ涼しいわ。南の島に夏の暑さで競り合って恥ずかしくないのかよ。

 

 

 まーしょうがない。頑張ってレースに勝利して今後のための獲得賞金ゲット。おやっさんらみんないい思い出来るよう頑張っていきまっしょい。ほれいくどー

 

 

 「今年の北海道は暑いなあ」

 

 

 「ケイジも思わずげんなりした目になっていましたねえ。今は切り替えているっぽいですが」

 

 

 「ありがたい。今回のレースはスプリント。パワーと体格を活かした加速で一気に終わらせて休んでもらえるよう夏バテにも合わせて調整をさせなければ」

 

 

 「一応桃とバナナは後で買ってくるのと、氷柱用意しているのでそれ扇風機の前において冷気を送っていくので夏バテ防止しつつですねえ。なんやかんや国内とはいえ真夏のレースですから」

 

 

 そうなんだよな。夏競馬は地味に北国、寒冷地域で育つ俺ら馬にはちょいキツ。しかも湿度高いからなあ。ここらへんは大陸で走っている馬たちが羨ましいぜ。

 

 

 でもまあ、頑張らなきゃならん。おやっさんらの牧場、なんでも元メジロ牧場のスタッフを数名雇ったそうだし。色々あって周りに迷惑をかける前にしっかりと引き際を見極めて今年に解散した某メジロ牧場。そこの人材でもう一度牧場で働きたいと考えた人たちを雇ったとか。

 

 

 『俺たちに夢とロマンを運んでくれたメジロの皆々様に今度は俺らが報いる番だ。それに実利的な意味で見ても名門牧場でのノウハウ、経験を積んでいる人材はありがたい』ってわけであの小さな前田牧場の規模を少し大きくする用意もしているようで。実際、火山噴火の件さえなければ未来でも絶対日本最高のステイヤー、中距離の名馬を多く輩出していたよね。

 

 

 おやっさん、ほんと動くときは動く人なようで。その改築資金と、ボーナスのためにちょいと俺も頑張らなきゃな。どうせ陰で女将さんに怒られているだろうに。俺の一口馬主の・・・40%以上の権利持っていくために出費した後にこれ。普段はパチスロも煙草もしなけりゃ晩酌もちびちび。たまの宝くじを楽しむくらいな癖に動くときがやべえ。

 

 

 「ムフー」

 

 

 『とりあえずしばらく厄介になる場所と、早いところ足の感触確認に行こうぜー。暑い分走り回って思いきり汗かいた後に扇風機浴びながら桃食いてえ』

 

 

 「おいおい引っ張るなよケイジ。言わずとも練習はさせてやるから。その前に軽い休憩と練習場を歩くぞ」

 

 

 『はいよ。疲れはねえけど、明日以降からかねえ・・・ちょっとでも?』

 

 

 「練習したいような目をしてもダメだぞケイジ。車酔いが自覚なしであるかもだし、今日は疲れ抜きだ」

 

 

 「ぶふぅ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『さあーいよいよ始まります夏競馬、2歳のみが挑める条件戦重賞函館二歳ステークス。デビューを終えて一回り成長した若駒たちが挑みます1200メートル。天気は晴れ、芝の状態は良好』

 

 

 『ここ北海道でも今日は気温30度越え。この中での短い距離とはいえ辛いものがあるでしょう体調管理が出来ているかどうかもまた大きく響きそうです』

 

 

 そうだよなあー俺の母方の曽祖父シンザンとかもそれで苦労したみたいだし。この季節の競馬はつらたんなのはみんな思っているのねん。

 

 

 『そしてその中でも暑さを気にしないそぶりを見せていますは期待の一頭ケイジ。今日も元気そうですねえ』

 

 

 暑さもいい加減なれたわい。というのはうそだがこれくらいでへばれるかっての。どもども~ケイジだぞーおひさー何か月ぶりかだが帰って来たぞ~

 

 

 「ぬぉおお! ケイジ! パドックの移動中でヘドバンしながらわちゃわちゃするんじゃない! 疲れが出るだろうが!」

 

 

 うるせーテキのおやっさん! 短い距離の走りはまだしも回数短けえし仕掛けの練習もいいがもう少し体を鍛えさせろやこのやろ! このクソ暑い中プールだって半分も入れさせねえとはどういうことだオラァン!?

 

 

 『なにやら折り合いがついていないのでしょうか? 暴れながら変顔を披露していますねえ。会場が笑い声に包まれております』

 

 

 『新馬戦では二足歩行していたそうですしねえ。こういう騒ぎが好きなのでしょうか?』

 

 

 半分正解で、今回は調整の際の練習が少ないことでの不完全燃焼が半分じゃオラア! あーもー! お腹ペコペコの中でむしゃぶりつくバナナとか桃のあの味が最高なのに! あ、氷柱と扇風機のコラボはすごくよかったです。

 

 

 「おおーケイジ~頑張れよー!」

 

 

 お? この声は内の牧場の近所さんで俺をよく見ていてくれたおっちゃんか。わざわざ来てくれるとはねえ。ありがとよー! カメラむけてくれるな? ほいちょいロデオのポーズ

 

 

 「ぬぁあー!!? ぐぉお、た、倒れる・・・!」

 

 

 「うぉっとと。ほんとに足腰が強いなケイジは」

 

 

 よっしゃよっしゃ。おっちゃんも満足そうだ。じゃま、真面目に行きますかね。あと松風ほんとお前さんも騎乗うまいな。振り回した俺が言うのも何だが。パドックも終えて本場馬入場。俺の人気は~・・・?

 

 

 ・・・・・・3番人気、オッズ3倍ちょいで、俺の馬番も3で三並びかぁ。ん~? 3番人気だけど、オッズの具合はどうだろな??

 

 

 「人気はあるが・・・まあ、さっきのパドックで体力消耗していると思われたり、うまくいかないかもってことで人気を落としたんだと思うよケイジ」

 

 

 「ヒン」

 

 

 『なるほど』

 

 

 「後は僕との折り合いがついているかって不安。だけどこれで済んでいるのはケイジの前の走りだと思うし、頑張ろう」

 

 

 『了解。ぶっちゃけスプリントレースだし一瞬だろうしなあ。デビュー戦と距離が800違うし気をつけにゃ』

 

 

 脚質測るためと叩きとはいえ、思えばかなりの距離変更だなあ。楽しそうだからいいけど。そんでまあ、ぶっちゃけ1番人気はいらんわ。それよか倍率高い方が俺に賭けてくれた人らが儲かるしそっちの方がいい。

 

 

 『さあ、5番グッドヘイロー10枠に入りました』

 

 

 さてさて、短距離の世界へは俺はどうかね・・・と

 

 

 『3番ケイジ大外枠に入り体勢整いました・・・・』

 

 

 ゲートが開いた! よっしゃ!

 

 

 『ゲートが開いてスタートしました! ケイジ、今回も好スタートを切って先頭に立ちました。ナイスセレクト、アイムウィナーが後を追う形に。スプリントレースは最初から縦伸びの展開に』

 

 

 今回も好スタートは切れた。けど・・おっ、最初のコーナー。よっしゃよっしゃ、ここで差をつけつつ思いきり今回もいくぜ!

 

 

 『ケイジ、後ろからの猛追も相変わらずの大逃げで千切ろうとしています。現在ケイジが先頭。二番手からアクマメガトロン、ナイスセレクト、サンドクライムと食らいつきますが現在距離は4馬身。新馬戦で大差逃げを見せたケイジ。このまま逃げ切れるか?』

 

 

 足のキレは問題なし! だけど・・・あれ? はやくね? またコーナー。気持ち二つ分くらい早いな? これやばくね?

 

 

 「ケイジ、エンジンはもう掛けろ! そろそろ加速しないと後ろから来るぞ!」

 

 

 あっやっべ! マジでもう距離をつめてきやがってやんの! くっそースプリンターどもとの脚質や追い込みは今回が初だが予想以上だなおい! こなくそっ! やってやるぞ松風ぇ!

 

 

 『おっと松風騎手早めに鞭を入れた! ケイジ加速を開始! しかし少し伸びが鈍いか? 後ろからグイグイ迫ってくるぞ2歳スプリンターたち!』

 

 

 『もう最後の直線。先頭集団の差がつまりケイジとの差は2馬身に迫りました!』

 

 

 ぐぉおお!! もうセーフティーリードじゃねえな? だがこれ以上はやらん! 足もあったまったからな。思いきりイィ!! はじけろ筋肉! 飛び散る汗!

 

 

 『しかし譲らない! 譲らないぞケイジ! その粘り腰、競り合いの強さはまさしくテイオー譲り!』

 

 

 『そのままリードを譲らずにケイジゴール!! タイムは1分10,6。好タイムをもって見事スプリンター戦も制覇しましたケイジ』

 

 

 戦うパパは・・・あれ? あ、もうゴール? ふぃいー・・・不利な戦いになりつつあるのもひりついて面白いけど、汗かくなあ。そして俺パパじゃねえわ。パパになるの引退してからだわ。しかしパパになってのお仕事があれって考えると・・・うーんやめよう。引退後が何だか虚しくなっちゃうわ。

 

 

 あーとりあえず無事に勝てたかー。短距離戦だとみんな最初から鬼気迫るものを感じるのもあったのと、やっぱ仕掛けとか体感が違うなあ・・・俺はあんまりスプリンター向けじゃないのかな?

 

 

 「いい粘りだったぞケイジ。ロングスパートのやり方を活かして勝てたし、流石だ」

 

 

 『おうよ』

 

 

 ここら辺はジェンティルやゴルシとの併せで学んでいるからなあ。どうにかなってよかったわ。でも松風の助けがあってこそ。本当ありがとよ、助けられたわ。これで賞金・・・あー?? 3000万くらいだっけ? ゲットだぜ。おやっさんの晩酌は守れたかねえ。後お小遣い。

 

 

 『やはりこの馬は新世代でも頭一つ抜けているかもしれません。ケイジ、勝った後も悠々としています』

 

 

 そしてま、勝ったのならこれをしないとなあ? テコテコテコーとスタンド中央に移動して。

 

 

 「お、よっしケイジ。思い切りやろうか」

 

 

 『ケイジ、ウイニングランをするわけでもなくゆっくりとスタンド前に移動。真ん中あたりでぴたりと止まりました。もしやこれは?』

 

 

 予想の通りヨ実況のおっちゃん。右にちょいとぴょーん。左にちょいとぴょーん。そして首を下げて~~?

 

 

 「ビヒヒヒィイィイイイ~~~~!!!(いよっしゃァァぁあああああああ!!!!)」

 

 

 少し高めに跳ねての咆哮! 勝鬨じゃぁああい!! GⅢ、初重賞とったどー!!

 

 

 『再び響いた勝利の雄たけび! ケイジ初重賞の手柄を前田牧場に献上奉る! 若武者の見事な戦いぶりに会場も沸いております!』

 

 

 わはは! やったぜやったぜ! それじゃ、また次のレースで会おう! そして今日も応援ありがとよ。儲かっているといいな!

 

 

 『そして悠々と楽しそうに帰っていくケイジ。傾奇者、やることをやれば後は自分も晩酌と祝杯をあげに行くようです』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『さあ、曇り空ですがまだまだ残暑厳しい本日のレース。しかしこの熱気はそれ以上でしょう。小倉2歳ステークス、今回もまた話題の若駒が参戦しています』

 

 

 どんどん行くぜ二度目の2歳限定重賞。今日は曇りで芝は稍重。このレースの賞金もまた3000万ちょいだっけな? 勝って是非とも稼ぎたいね。がめついわけじゃないが俺のやれることと言えば今はこれくらいだし、おやっさんらに楽させにゃ。

 

 

 『ケイジ、前回は変顔をしながら暴れていましたが今回のパドックでは落ち着いた振る舞いをして・・・ブフゥ! い、いますね・・・くく』

 

 

 よっしゃ、実況のおっちゃんに変顔向けてやってみたがクリティカルだ。練習も今回は少し増やしてもらった分うまく調整できた気がするし、グースカ深く眠れた分気合も元気もノリノリのバリバリよん。

 

 

 「まーたお前は・・・はあ、変顔やポーズを取るのはいいがほどほどにな」

 

 

 「ヒヒィ、ン」

 

 

 『いいじゃんかよ。祭りの舞台なんだ多少のサービスはつきもんだろー?』

 

 

 「人気者だからというのは分かるが・・・お前の場合は積極的に人気を落としに行っていないか?」

 

 

 知らんな。それに俺に期待してくれた人にゃそれなりに稼いでほしいじゃん? 今回の俺の人気はー1番人気の・・・・お? 2,4倍? ほうほう。あーなんとなく理由分かった。

 

 

 「前回のレース、最後追い詰められていたからなあ。スプリントの適性が合うかどうか。そこを少しきつく評価されての1番人気だがこのくらいか」

 

 

 「後はあれですね。なんやかんや言っても2歳の、身体もまだまだ仕上がっていない若駒たちのレース。クラシック以上のあれ具合を見せるのはありますしそこを考慮してかもです」

 

 

 そんなもんか。まあ、ボクシングでも4回戦とかは良くダウンが多いとかいうし、思わぬ場面が多いってことかね。どちらにせよオッズが高いのは有難い。あれだぜ? 1000円俺に賭けて、当たったらそのお金で焼き肉の安い食べ放題プラン行けるくらいのお金になるんだし、やっぱ人気よりもオッズの方がいいわあ。

 

 

 『今日は百面相をしながら調教師や騎手と一緒に何なら会話らしいことをしているようですケイジ。頭がいいとは聞いていましたがある程度言葉を理解しているのでしょうか?』

 

 

 『スプリントレースは二回目。経験を積んで落ち着いているのかもしれません。体の仕上がりもよく1番人気も納得です』

 

 

 ありがとよん。少し暑さが・・・んんー・・・一応落ち着いたのと、経験を積めたのは大きいからなあ。今回も頑張るぜ。

 

 

 しかし、周りを見るとほんと暑さにへばっていそうなやつもいるしでやっぱ夏場は馬にはきついよなあ。肉体の仕上がりは良さげだけど目が疲れているぞ。

 

 

 無理はせずになーと。おいしょ、パドック終わって本場馬入場でござーい。

 

 

 『さあ、出走直前です小倉2歳ステークス。トウカイテイオーの息子ケイジの挑む重賞二戦目。かつての不屈の天才の子どもは父の、そして祖父の後を追えるのか。それを阻むライバルたちも多数。油断も隙もない一分とわずかの勝負』

 

 

 特に俺にとってはな。スプリント勝負はやや苦手だぜ。幸いなのは暑さが長引いてタフな分俺の方が体力の総量勝っていそうなのだけど。今回は9番1枠貰えたんで最初に入ってお邪魔します。あー・・・狭い場所だけど、なんだろう。落ち着きそう。

 

 

 ふわぁ・・・・あー・・・あともう少しだねえ。全頭入るの。

 

 

 『最後にハギノコルクが入りまして出走準備そろいました・・・スタートしました。ポンと飛び出したのはケイジ。あっという間に先手を取って最内につけました』

 

 

 始まったぜスプリント。今回は最内貰えたから楽な場所もらうぜー

 

 

 『先頭はケイジ、二番手にゴーイングラモン、メイショウダイナ、カヤノミドリが続いていきます。しかしグイグイ伸びていきますケイジ。コーナリングで減速することなく距離を伸ばして先頭を譲らない』

 

 

 『彼のこのコーナリングを邪魔せずに捌ける松風騎手との連携あってこそでしょう。早くも600メートルを通過』

 

 

 うーんもう半分。うおっと、もう仕掛けるか。了解、ペース上げるか。

 

 

 『先頭は依然ケイジ。おっともう鞭が入ったぞケイジ。そして加速をしていく!』

 

 

 早いな松風。やっぱ包まれる可能性もある?

 

 

 「あちらが仕掛ける前に加速するぞケイジ。お前のスタミナならちゃんとやり切れる。最後に脚を少し残してくれればいい」

 

 

 あいよ了解! っしゃああ! 振り落とされんなよ松風! ここからずっとスパートじゃい!

 

 

 一気にコーナー曲がっての~・・・直線! 足なんざたっぷり残っているわい。追いつかせねえからなぁ~?

 

 

 『伸びる伸びる! ほかの馬たちも仕掛けているが速度が違う! 鈍らない、落ちない! 鋭い切れ味の脚が尽きずに芝を駆け抜ける! 3馬身! 4馬身! さらに伸びる! ケイジ余裕をもってゴール!4馬身と半分! 見事なレース運び。短距離とは思えないほどの試合を見せました』

 

 

 ゴール! よっしゃよっしゃ、変な疲れや違和感も感じねえ。これがスプリントの走り方か、覚えたぜ。

 

 

 『タイムは1分8秒,1。前回よりもしっかりと距離を縮めての快勝です! ケイジ! 俺より前には立たせないと言わんばかりの大逃げをもってさらに実力を見せつけていきます! これがテイオーの最高傑作か!』

 

 

 「やったなケイジ! これで重賞二連勝。お前はいい馬だよ」

 

 

 松風もいい騎手だぜ!

 

 

 『松風騎手がポンポンとケイジの首を撫でます。ケイジも嬉しそうに身を震わせ、舌をべろべろしております』

 

 

 『そしてまたもやスタンド、観客の前まで歩いていきますケイジ。ここでもやるようですあのパフォーマンス』

 

 

 とりあえず、出走のための金額も勝ち星も稼いだ。後は、これをやるだけよ。

 

 

 「今日はもう少し大きくやっていいぞ」

 

 

 ありがと松風。応援してくれたみんな、来てくれたお客さん。そんであの地震で大変になった皆。元気出して頑張ろうぜ! 右へぴょーん。左へぴょーん。そして真ん中で首を下げてー・・・

 

 

 「ビヒヒィィイイィイイィイィンッッ!!!!(ぃいよっしゃあぁああああああ!!!)」

 

 

 やったぜ重賞二連勝! どんなもんだいってな! また皆来てくれよ~もしくは見てくれよ~!!

 

 

 『ケイジの雄たけびが会場に響き渡ります! それに応える観客の歓声で競馬場が大きく揺れているようです! 傾奇者の勝鬨、手柄を取ったという声に応える声でまさしく天を突かんばかり! 我々に元気をくれたケイジ。自身は手柄を咥えて悠々凱旋。これからが楽しみになる馬です』

 

 

 今年は後一戦。そこでどうなるかだなあ。頑張ろうぜ松風。

 

 

 「よーしよし。テキたちがおやつ用意しているようだから少し食べたら休もうな」

 

 

 「ビヒぃ!」

 

 

 『マジか!? よっしゃ。今日は梨かリンゴの気分だしぜひぜひ! ああーレースと勝利後のご飯が楽しみだぜー』




スプリントレースはちょい苦手。とはいえやれないわけではないって感じ。年齢制限のスプリントレースなので今後の経験積んだプロフェッショナル相手では怪しいかも。


 ケイジ 月一のレースでちゃんと勝利してきた。流石に三回もこんな感じなのでいろいろ周りから注目を浴びる。狙うは一着。一番人気なんぞよそにくれてやるわスタンス。小倉2歳ステークスが終わってからリンゴと人参を食べた。


 テキ ケイジに振り回された。最初は練習量減らしたら怒られ、プール練習がないやんと突っ込まれたのである程度にしつつプールを入れて二回目は調整。重賞連勝で前田牧場にも面目が立つのと朝日杯が楽しみ。


 松風 ケイジの屋根も慣れてきた。スプリントレースでは早い仕掛けで勝利するようにうまく調整。コーナーの際に脚に力を入れすぎてレース後足がプルプルしていた。久保さんに助けてもらって無事に帰宅。


 おやっさん 前田牧場長。ケイジの稼ぎで晩酌とお小遣いカットは免れた。牧場を少し大きくして繁殖牝馬や幼駒を購入しようか検討中。つてを使ってある馬の血統を探しているとかなんとか


 女将さん ケイジが稼いできてくれたので牧場の社員たちには臨時ボーナスを少しあげた。旦那の行動力は突発的な部分があるのにちゃんと実利もあるので強く怒れない。牧場の拡張は賛成。


 新厩務員ちゃん 次回登場予定。葛城厩舎に所属していきなり担当の馬(ケイジ)が重賞連勝してきたのでボーナスが入ってほくほく。久保さんにもよくしてもらっていて嬉しい尽くめ。


 ケイジのこの勝利後のパフォーマンスの名前どうしよ。
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