ハジケリスト世代だろ! (完結)   作:零課

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 たくさんの感想と、両さんとケイジのかかわりがよかったみたいで安心でした。シリウスメンバーは全員あの派出所、署の皆と顔見知りです。


 ケイジ達の世代がアニメになったらこの世界だといろんな世代の人が見てくるかなあと内心思っております。バカ騒ぎ多数の世代なので絶対シリアスとギャグの落差がおかしいでしょうけど。何クールくらい必要になるんだろうか。


 ケイジ(ウマ娘)の一口メモ ライスシャワー、ナギコの海外遠征の際に応援ライブを開いて忍空、レイアース、平成ぽんぽこの主題歌を熱唱して思いきり背中を押す。ゴルシとジャスタも交えたイリュージョンもみせたりで大騒ぎに。


生産牧場って何だっけ?

 『ただいまー』

 

 

 「おかえりケイジ。いやー今年も頑張ったなあ」

 

 

 「おかえりなさいケイジちゃん。温泉とご飯の用意、出来ているわよ」

 

 

 「おかえりケイジ。もう冷えるし、暖かい湯も用意しておくからご飯でもあったまろう」

 

 

 今年も有馬記念を終わり、なんやかんやとまた3月近くまで休養ということで牧場に帰ってくるとみんなが出迎えてくれた。いやー二年連続有馬は二番手柄だけど、こうしてくれるのがありがたいぜ。

 

 

 そんで、温泉も楽しみだったんだよなあーあっちの厩舎じゃ久保さんや真由美ちゃんが湯を用意してあったかシャワーとか、蒸しタオルやそういうので身体を拭いてあっためてくれたけど、やっぱー湯船、温泉が最高だぜ。

 

 

 「そう構えるな。お前は十分稼いだし、有馬2年連連続二着はすごいもんだ。来年取ってしまおう。ほれ、風邪ひく前に休んで来い」

 

 

 「ヒヒン・・・ワン」

 

 

 「お、よしよし。行こうケイジ。いやー漫画もたくさんファンからの差し入れで届いて、今年の休暇は読書も満喫だぞお?」

 

 

 『マジでー? 読書の秋ならぬ冬かあ。運動はするけど、より密度を深めて、休む時間はガッツリ読むぜー』

 

 

 えーと、今年のドバイの時点で獲得賞金が13億で、宝塚記念2着でたしか6000万。KGⅥ&QESで約1億3000万。凱旋門賞で3億1000万。ジャパンカップで3億。で、有馬記念で2着だったから1億2000万。

 

 

 合計で・・・あー・・・? 俺の獲得賞金合計22億2000万くらいでいいのか・・・・? やっぱ、世界でも高い賞金のレースを勝っている分稼げたなあ。

 

 

 ま、まずはその疲れを癒すためにお風呂にちゃぽん。ビバノンだわぁ~♪ 癒されるぜぇ・・・お風呂はいいねえ・・・・・・こんないいものはほんと日本の文化だし、キャプつばの石崎くんもお風呂好きなのがわかるぜ。ちなみに沖縄県はシャワー文化らしいけどマジ? 湯船ってどれくらいの割合で入るんじゃろか。

 

 

 「気持ちよさそうだなあー・・・俺も後で入ろう。ああ。それとケイジ。年度代表馬二年連続受賞おめでとう。もう紛れもない日本最高。ルドルフも越えているという声が多くなってきたぞ」

 

 

 『それなー二歳限定の優秀牡馬も含めれば三年連続受賞だろ? 真面目に今年とれるとはなあ。凱旋門賞獲得が大きかったのかな?』

 

 

 そう。それと俺、また年度代表馬として受賞。なんか副賞としてお金もまたもらったとかなんとか。いやー確かに海外含めれば今年でGⅠ5勝したけどさ。日本だと今年は一勝二敗しているからなあ。オルフェの事もあったしとれるかわからんかったから驚きよ。今年は昨年ほどじゃないけど票が割れていたしなあ。俺とオルフェ、ジェンティルちゃん。ゴルシで。

 

 

 「ほんと、お前はすごいやつだよ。そんなお前の世話が出来て、一緒にマンガを読んだり、過ごす姿を見れて俺は幸せだ。ケイジ。何か体調不良があればすぐに言うんだぞ。その時は俺はここをクビになってでもお前を休ませるから」

 

 

 「ぶふぅ・・・ひん」

 

 

 『馬鹿野郎せっかくボーナスやらで稼いで貯蓄も仕事もできているのにそんなことするな。俺らの回りの大人はみんな優しいし、そんな奴らじゃねーよトモゾウ。気持ちは嬉しいがな』

 

 

 嬉しい言葉だが、おやっさんらを信頼してやれという意味でお湯の水をちょい・・・あ、思ったより水飛んでいった。

 

 

 「うおっと! ははは。悪い悪い。つい心配でな。とりあえず、無理なく、無理なく。でも戦う時は全力で行くんだぞケイジ。そのための調整、健康管理のために俺らはいるんだからな」

 

 

 『あいよ。代わりに頑張って稼いでくるし、トモゾウたちも頑張れよー? 厩務員の激務さは知っているし、休むときはしっかり休むんだぞ』

 

 

 ああーいい湯・・・同じ湯でも、温泉はやっぱ違うなあ・・・・骨の芯まで染みる・・・これこれ。これと冷たい水を飲んで、風呂上がりにのんびり飯を食べながら暖かい湯を飲んで心地よいほてりを感じながらDVDや漫画を見つつ過ごす。最高だー

 

 

 あ、年末特番で競馬の歴史をゴールデンで放送? ウッソだろお前! まじかー、あ。志村さん出てる。俺やゴルシとアイーンした画像を大きくバーンと出しているわぁん。あ。そんで俺のための歌を作った?

 

 

 ほうほう・・・「赤白の 水引き咲くは 葡萄月 傾けど揺れず 門を潜らむ」 ああー俺の凱旋門賞の事を読んだのか。さっすが芸能界の超大御所。経験と教養が深いぜ。

 

 

 特番の内容は・・・今回はルドルフ、テイオーに、マックイーンとステゴね。で、そこからサンデーサイレンス。次回に俺とゴルシ、ステマ兄弟やウオッカダスカ時代もやると。あ、ステゴの逸走のレースにスぺちゃんに噛みついたレース流れてやんの。ゲストの皆さん驚いているじゃねえか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『あけましておめでとうケイジ君。今年もよろしくね』

 

 

 『あけましておめでとうジャスタウェイ。此方こそよろしくだぜ。でさー。どったの? うちに来るとは。しかも大所帯で』

 

 

 新年あけまして、2014年競馬特番も組まれたりで色々何やら変わっている中、やってきてくれたのはジャスタウェイ。そしてジェンティルちゃんとヴィルシーナ。と大勢来て、キジノヒメミコと的矢さん帰って、あるいは出向いて来た。

 

 

 『あら、ヴィルシーナさん。あけましておめでとうございます。貴女も調整でこちらに?』

 

 

 『あけましておめでとうございますジェンティルドンナさん。ええ。私は休養と調整でここへ。ところで、あの子大丈夫です?』

 

 

 『お兄様! お久しぶりですー!! ああ、この柵邪魔・・・! 的矢さん出してくださいよー!!』

 

 

 うん。今年はしっかり牝馬エリアに入れているな。ヨシ! 真面目にあんな美人らと一緒に過ごすとか俺も我慢が大変なんだぞ~?

 

 

 『ああ、僕は今年に3月だっけ? にドバイDFに挑みに行くんだ。この前の天皇賞で結果を出せたし、これならいけるだろうって。で、ゲン担ぎの意味と、調整場所としてはここがいいからってことでここに来ることになったんだ』

 

 

 『まあ、冬でありながら地熱であったかい。でも周りは雪が多いからそういう調教もあり。海も近いから砂場で走れるといいけど、ゲン担ぎ?』

 

 

 『昨年ケイジ君とジェンティルドンナさんの二人であっちのGⅠ三勝してきたから。此方もここで鍛えて、勢いをってことらしいよ?』

 

 

 『なるほどねーならここを満喫してくれや。ヒメ。普通俺ら男と女の馬はしっかり分けるのが普通だからな? 暴れない暴れない』

 

 

 『うぅ・・・分かりましたぁ・・・』

 

 

 よしよし。収まってくれたのを無事ジェンティルちゃんがリードしてくれている。流石慣れたもんだわ。

 

 

 『お久ジェンティルちゃんにヴィルシーナちゃん。二人もドバイに?』

 

 

 『あけましておめでとうケイジ。ええ。ドバイシーマクラシックへもう一度挑みに行きますわ。・・・貴方ともいきたかったですが』

 

 

 『あけましておめでとうございますケイジさん。はい。私は同じくドバイミーティング? のレースの一つ。アルクォズスプリントというGⅠレースに出走する予定です』

 

 

 えーと、ジェンティルちゃんは2400メートル、ジャスタは1800メートル。ヴィルシーナちゃんは直線1200メートルのスプリントに出るわけかあ。俺は出来て1800の調整までが下限だなあ。ヒメが調整相手になるか?

 

 

 『そんなら、また俺が練習相手になるだろうしよろしく頼むわ。ここに来るウマはみんな湯治で来るか、うちの馬もおふくろは競走馬じゃないし、子供もまだ1歳で俺らと合わせないようにしているからなあ。

 

 

 ジャスタには俺のコーナリング。ジェンティルちゃんはスタミナの練習に、あーそういや、直線なら俺もできるし、ヴィルシーナちゃんともたたき合いの練習すっか? 多分テキたちも同じ考えだろ』

 

 真面目に俺とジェンティルちゃんはすぐ5歳。牝馬でありながらあの強さと才能を持つけども衰えとか、なんやかんや気を遣わないといけないし、あのレースになれば出てくる戦意が悪い方向に転ばないようにコントロール調整とかするだろうしな。

 

 

 で、ジャスタウェイは天皇賞で見せたあの爆発力。それをより活かすためにコーナリングでロスがない、加速しながら足を溜められる俺の技術を学ばせたい。ヴィルシーナちゃんはあの戦いの強さと足のキレ味は確か。

 

 

 それを終始使ってサクラバクシンオーのように常にトップギアで戦いながら周りに押されない強さをって感じかしら。で、ヒメは何だろうなあ。休暇? 今年デビューとはいえ、かなりいい評価とか電話ばかりだったと利褌のおやっさん言っていたけど。

 

 

 「おーいケイジ。ジャスタウェイ君。今から浜辺で軽く併せと運動をするようだ。来てくれー」

 

 

 『へーい。今行くぜトモゾウ。あ。幸太郎。お久ー』

 

 

 『この子が一緒に熊を倒した幸太郎君? かわいいねえ』

 

 

 『だろー? 俺らと同じ血統書付きの由緒正しい柴犬だぜ。ささ、いくかジャスタ。砂での走りだし、ウォーミングアップは入念にな?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『やぁああ!!』

 

 

 『んのっ・・・・ま、だまだぁ・・・!』

 

 

 「ふーむ・・・やはり、あの子はサクラバクシンオーやメジロマックイーンのようなタイプですな。いやはや、今の時代に一石を投じることが出来る怪物を預けてもらえてうれしい限りです」

 

 

 『ほへージェンティルちゃんにヴィルシーナちゃん相手に砂とはいえいい勝負しているなあ。あ。ジャスタ。お前さんのコーナリングはいいけど、まだロスがあるなー脚の使い方を練習していこうや。もっと爆発力伸ばせるぜ?』

 

 

 『うん! でも、ほんと凄い脚の動きの変化をするよねえ。やっぱり、普段の変な行動から?』

 

 

 早速砂浜でみんなで練習中。で、俺の走り方をジャスタウェイに伝授&ドバイDFで戦うレース場での注意点を教えていきながら野郎メンバーはすごし、女性陣? いや牝馬陣は三頭仲良く併せ・・・いや、半分本気でやり合っている感じ。元気だねえ新年早々。

 

 

 『幸太郎君もありがとう。しかし、ほんと凄い体力だねえ』

 

 

 『毎日ご主人様から焼肉貰っているからねージャスタウェイさんもドバイに行くんでしょ? 頑張ってね? ここの皆もジャスタウェイさんを応援しているしファンも多いから』

 

 

 『ほんと? ありがたいなあー僕たちの世代はケイジ達がハチャメチャすぎてねえ』

 

 

 『わははは。お前さんもその代表の一頭よ。いやーほんと覚醒したお前さん相手にマイル~2000メートル前後ではやり合いたくないレベルだ。よし。じゃ今度は俺のやっている柔軟の仕方なんだけど・・・』

 

 

 「んー・・・馬は群れて、小動物と仲良くなるし、その中で走りを覚える動物ですが・・・・その、ケイジ君たち、自主練だけで走りを磨いていませんか? 本当に」

 

 

 「あれ、いつもしますし、ジェンティルドンナちゃんにも教えますからねえ。この前売りましたが、ステゴとミサトの子どもにもその走りを教えた結果、柵越えをポンポンして大変でした」

 

 

 ああーあの子ね。ビリー牧場長が見るや野獣の眼光と妖精のオーラを出して「すぐにアメリカに行きやす。カモン! さあカモン! なんぼ!? なんぼなん牧場長!?」って変なテンションになったあげく3億即金で買ったっけ。牧場に戻るたびにいろいろ教えていたが、あれだなー元気印の人懐っこい見た目はステゴ。素質もそれくらいの芝もダートも両方いけるし、幸太郎と鍛えていた。

 

 

 うんそんな感じ。あっちでも元気に過ごしているといいけど。来年はタイキシャトルとおふくろの子どもが生まれるし、俺がここにいる間に生まれそうなら手を貸しますか。あ、そういやビリー牧場長もようやく予定あいたし、遅めの新年のあいさつに来るんだっけ。元気しているかねえ。

 

 

 「だからトリプルティアラ路線の時からあのコーナリングを見せていましたし、ドバイではさらに足の使い方の変更。ギアチェンジさえも見せたと・・・しかし、クラシックの時期を越えて、ジェンティルドンナちゃんは正直な話、牝馬限定戦に出すよりもまた宝塚や有馬に行って優勝を狙える器です。さらにケイジ君の技術を、しかもそれに近いレベルのヴィルシーナちゃんたちに教えていいのです?」

 

 

 「私たちのような貧乏中小牧場にはケイジがいるだけでかなり稼いでいますし、あいつもこうやって嬉々として教えるあたり、互いにレベルアップした上でやり合いたいでしょうからね。喧嘩をしない限りはあいつのやりたいように、教えたいように教えます」

 

 

 「そうですか・・・それにしても、やはりキジノヒメミコのあの早仕掛けと、マイルの距離前後で思いきりスタミナを出し切るのはケイジの影響でしょうかねえ。普段の軽い練習や走らせるだけなら2500、いや、3000もいけるスタミナを持っているので」

 

 

 「間違いなく。血統からしてド級のスタミナ血統ですが、あの子はケイジの事が大好きですからね。きっと追い込みがやりやすく、菊花賞の事をケイジから聞いてこれをしたのでしょう。・・・・・今のスピード、キレ味、末脚瞬発重視の血統やレースが多いこの競馬界にありったけのスタミナを使って切れ味どうこうではない。スタミナとハイペース、速度で振り切る。サンデーサイレンス産駒、その血統を継ぐ馬たちとの真逆かつ相性最悪なマイラーが来た。面白い話ですねえ」

 

 

 しかもそれがステイヤーとかかわりの深いヒットマン的矢さんのもとに来て、スタミナ豊富な癖にサクラバクシンオーなノリのヒメというのはほんと芝生えるわ。いやまあ、半分は俺のせいだけどさ。

 

 

 「全く。あの毛色も相まってライスを思い出しましたし、スタミナ血統だと思い蓋を開ければ素質は超高速マイラー。当時のサクラ軍団もバクシンオーを育てた時は皆才能に感謝と驚きを隠せなかったでしょうなあ。しかし、改めてなぜこのようなスタミナ血統を? 異系であれども速度を求めるのなら貴方ほどのコネと、ケイジの稼いだ資金があればアメリカやオーストラリアからでも速度に富んだ素質馬を購入できたでしょうに」

 

 

 「これは。私の持論ですがね。今の競馬界では速度を求めるゆえにその血統が多い。ですが、私の場合、むしろステイヤーの血をそこに入れることを絶やしたくないのです。強く戦える名馬の条件は筋肉量ではなく、むしろ頑丈な内臓器官にある。特に循環器系ですね」

 

 

 ああーセクレタリアト、日本だとテイエムオペラオーにオグリキャップらだねえ。あの怪物的名馬たちはみんな心臓や循環器系において普通の馬たちとは違う点があったんだっけ。

 

 

 「スプリントでの戦いならばねや筋肉、足の回転に闘争心があればという感じかもしれませんが、中距離、もしくはマイル以上の距離となれば筋肉、骨格、内臓器官。精神力。全てがハイレベルに問われていきます。そして何より、年間を通して戦える体力。それを補える。支えられる血統は必ず必要になります」

 

 

 「確かに。早熟なのはいいことですが、すぐに衰えてしまえばドバイや、4歳以上の古馬戦で通用しませんし、何より今の世代は海外遠征も多いのを見て我もとなって速度重視の馬を用意して蓋を開ければ挑めるころには衰えた。では話になりませんからね」

 

 

 「そうです。そしてステイヤーの馬たちは人を乗せたうえで長い距離を走り、しっかり勝負所を待てる精神力や体力。長距離のレースを走って体調を壊さない頑丈さがある。その体力の維持は現役でも種牡馬になっても助かるでしょうし、キジノヒメミコのように距離をしぼってつぎ込めばこれほどに戦える。

 

 

 競馬は賭け事ですが同時にスポーツであり、誇り高い競技でもあり、そしてエンターテイメントの一種だと私は考えています。だからこそ、バリエーションと、やはりどの戦いが強いかとワイワイみんなで話せる時代を作っていける助けをしたいのですよ」

 

 

 なるへそ。実際、うちにいる血統を見れば俺やおふくろはルドルフやミホシンザン。ナギコは中距離だけど、砂のダートで戦える体力とパワーがあるし、ヒメはゴアにシービー。ミレーネちゃんはマンハッタンカフェの母系の末裔で、ブラウトちゃんはキンチェム系。みんな長距離で戦える、名を示した血統ばかりだなあ。

 

 

 いやしかし、これ大分社爛さんも助かってんだろ。真面目に重い芝で戦える血統かつステイヤー系だし、日本のド級速度血統と組み合わせていい感じに長所を伸ばし合えばレベルもっと上がるぜー?

 

 

 『ケイジ? 次走ろう? ヒメちゃんもジャスタウェイさんも待っているよ?』

 

 

 『んぁ? あー悪い悪い。小休憩終わっていたな。っしゃ。じゃ、今度はみんなであわせだっけな? ヴィルシーナちゃんとジャスタを真ん中にして、ジェンティルちゃんを最内、俺が大外で走るか。幸太郎は後ろから追いかける感じで。俺らの脚の使い方。じっくり見ろよー?』

 

 

 『代わりにわたくしたちもそちらの技術を盗みますので。ジャスタウェイのあの末脚に、ケイジの大逃げでつぶれきらなかったヴィルシーナさんの走り。覚えてみせますわ』

 

 

 『ふふふ。私こそ。二人でこっそり覚えて、教え合っていた技術を貰いますからねー私たちのお爺ちゃんを思い起こさせるほどのコーナリング技術を使えるなんてワクワクしますもの』

 

 

 『僕も必ずドバイDFを勝つために強くなりたい! みんなのライバルだって胸を張れるようにケイジ、思いきり頼むよ!』

 

 

 『おうこら、俺一応休暇中の運動扱いだからな? ま、これくらいなら問題ねえけども。さ、いくぞー』

 

 

 さてさて、こっちもこっちで競馬界を盛り上げたり楽しむために頑張りますか。

 

 

 ・・・・・・しかし、生産牧場なのにもう湯治と養生のためのスペース多めで、海外遠征する馬たちの準備拠点とかしているここの牧場は何だろうなー早いとこブラウトちゃんとミレーネちゃんここに入れて、しっかり本来の仕事も頑張れ。前田牧場。




 今年も来ました同世代。もはやこの牧場の仕事って何だっけ? と軽く思っているケイジ。


 ドバイでは今回のドバイミーティングにケイジの同世代で昨年ドバイシーマクラシックで勝利したジェンティルドンナが連覇を目指してきてくれて、さらにはそのジェンティルドンナに勝利したジャスタウェイ。2着連続とはいえ確かな実績。2013年にGⅠ二勝した名牝が来てくれるとあってまたこの世界では大盛り上がりでしょうねえ。
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