ハジケリスト世代だろ! (完結)   作:零課

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 自作内のキャラをちょっと出すか考え中。ゲスト出演的な感じで。


 船坂華奈 という子なんですがね。前田ホテルの支店のトップの一人とかで。シゲルスミオとケイジのディナーをしたホテルとかにいいかも。


 
【挿絵表示】






 あ、今回超短めです。申し訳ないです。



 


年末大騒ぎやなって

 「ワンワン、わん」

 

 

 『真由美ちゃん、目にクマが出来ているぞー? 明日から連休だってのに―』

 

 

 「うふふー・・・ちょっとワクワクしちゃっていてね? 大丈夫だよケイジ君。心配そうにしないで」

 

 

 いや、ふらっふらじゃないの。何していたんだあ? 記者に追い掛け回されていたりとかなら、警察とかにも相談したほうがいいってのに。

 

 

 「真由美ちゃん。キジノヒメミコに会えるのと、連休松風君と被ったのでデート行こうとしているらしいぞケイジー」

 

 

 「ふx・・・・モグッ! ななな・・・なんで知っているんですか久保さん・・・!」

 

 

 おお、しっかり声を抑えて話してくれている。真由美ちゃん成長したねえ。で、デートかあ・・・・・秋風から冬に移るこの季節。松ちゃんも俺にずっとつきっきりだし、いいねえ。そしてヒメとも?

 

 

 「いや、なんとなくそうなんだろうなって。いいじゃないの。しっかり羽を伸ばしつつ満喫してきなよ。いつも馬たちのお世話に日々頑張っているんだ。たまには俺らに見送られて女の子として過ごすべきよ」

 

 

 「は、はい・・・・! あ、それもですがヒメちゃんとも会うのも楽しみなんですよ? 欧州牝馬マイル無敗の三冠奪取。それ以降も無敗の王者。欧州に行く前のメジロライトニングとの併せでケイジ君以外の前田牧場の名馬たちに会えるのももう楽しみで・・・あう」

 

 

 「おっとと。今日は俺もいるし仮眠とってきなさい。テキには俺からも行っておくから」

 

 

 あーなるへそ。ヒメもマイルチャンピオンシップ出るし、確かメジロライトニングも欧州マイル三冠からのアジアマイル三冠を狙うんだっけ? そして主戦騎手は梅沢君。・・・・・・・・体内時計、大丈夫かな? つーか、海外飛ばされまくり具合は松ちゃんよりひでえな。バラエティー豊かな欧州のレース場を走る分鍛えられそうだけど。

 

 

 そんで真由美ちゃんは興奮しすぎたか立ち眩み。おいおい。こいつはろくに寝てないのもあるが疲労も抜けていないな。えーと・・・脱出用にちょいと改造したトングで・・・・よいしょ。

 

 

 ほれほれ真由美ちゃん。休憩室にゴー。俺が護衛してやるから。

 

 

 「い、いえ、お仕事ですしケイジ君も午後の・・・・ひゃっ!? ケイジ君? いつの間に!?」

 

 

 「ワワン、ぶるぅ」

 

 

 『今を時めく女の子が無理しちゃダーメ。ヒメと会う時間までは休みなさい』

 

 

 「ケイジも休めと言っているぞ。出ないとケイジは馬房に戻らないし、ゴルシに会いに行くかもしれないぞお? ほれほれ、休みなさい休みなさい」

 

 

 「は、はぁい・・・その、久保さん、ケイジ君。ありがとうね?」

 

 

 目にクマができている分、よりポケモンのオカルトマニアっぽくなっているけど、俺はいつもの健康的な肌色の真由美ちゃんが好きよ。だから今は休んだ休んだ。ヒメもライトニングも人の変化には敏感だからすぐわかるしな。

 

 

 「いいのいいの。後輩の助けをするのが先輩の仕事。後輩は無理せず仕事を覚えてくれればいいし、今度ヒメちゃんとライトニング君の話を聞かせてくれ」

 

 

 「あ、ありがとうございます本当に・・・写真とかも大丈夫ならしっかり取ってきますので・・・ん・・・」

 

 

 そういって休憩室のクッションと座布団を敷布団にして、タオルケットをお腹に賭けて仮眠を取り始める真由美ちゃん。じゃ、俺もここで護衛をしながら漫画を・・・・

 

 

 「こらケイジ。お前も休憩中とはいえそこに入り浸ったら大変だろうが。戻らないと」

 

 

 えー?

 

 

 「相変わらずだなあ。そして真由美ちゃんは体調不良かい? 給料ひかないでいいから早上がりにしてもいいが」

 

 

 「あ。テキ。実はカクカクしかじかで」

 

 

 まるまるうみゃうみゃうまよんなのよ。

 

 

 「なるほど。それならえーと、夕方になるころに軽く併せをするようだし、それまでは仮眠だな。飲み物も用意しておくか。久保、お前は何がいい?」

 

 

 「ゴチになります。えーと・・・午後ティーで」

 

 

 「ワンワン」

 

 

 『ミネラルウォーター』

 

 

 「ケイジ、お前さんにはあとでしっかりいい水を出すから・・・・ああ、それと。お客さんが今から来るんだ。ケイジ、お前さんも運動の際に来るそうだから、大人しくしておくんだぞ?」

 

 

 お客さんという言葉に首をかしげる俺。ほえ? 藤井の兄ちゃんとかなら大人しくとか言わないし、スーザンママも阿部さんもビリー牧場長も問題ねえ。ならなんだろ。競馬の運営の皆さん?

 

 

 まーいいか。へいへい。それはフリだろ? 変顔しろという。

 

 

 「・・・・・・・フリじゃないぞ?」

 

 

 『わかってる分かってる』

 

 

 「不安になる顔ッスねえ・・・あ、マンガをここで読むんじゃないの」

 

 

 この後、マンガ読んでから昼寝した。あー練習して、飯食ってからの昼寝サイコー・・・・・・・・くかー・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「いやはや・・・実際に競馬場にも足を運びましたが、迫力が違う・・・そしてケイジは特に、周りの子たちもレースに出られる競走馬なのですよね?」

 

 

 「勿論っす。ケイジの場合はでかすぎるだけですからね。しかし、柏木社長直々に来るとは思いませんでしたよ」

 

 

 ほんで夕方、真由美ちゃんはヒメとライトニングを見るために移動して、俺とテキ、久保さんはウッドチップの練習場で軽く調整中。

 

 

 ここに来ていたお客さんってのが・・・君、ウマ娘に出演していなかった? 樫本って名前で。な見た目の若い女社長。うん。真面目にそうとしか思えねえのだわ。

 

 

 「父と兄がケイジと牧場の大ファンでして・・・それにわが社の子会社の乗馬クラブに関しても好調でいろいろ拡張とかそういう話があるので見学に。それと・・・・癒されますね」

 

 

 「ああー確か父親はあの岡山グループの土方会長でしたか。いつもケイジと前田牧場がお世話になっているっす」

 

 

 ドカちゃんの娘かよぉ!? いやー真面目に警備員の派遣には感謝しているぜ。今でも客さん多いし、たまに国の要人、大富豪が俺らを見に来るんだよね。一銭もこっちに要求せず俺らのために用意してくれるんだから感謝しかねえわ。

 

 

 そんで、癒される?

 

 

 「ウッドチップとはいえ、ああものびのびと好きに動いて、心底楽しそうに走るケイジ・・・私も仕事で見ていましたが、本当に、かっこよくて、可愛いですね」

 

 

 「でしょ? ケイジは俺らのヒーローで、戦友で、偉大な男っす。人懐っこいですし、触れてみませんか? なんかあった時の責任は俺がとりますから」

 

 

 「こら久保、そういう話は私にも通さないか。ま、どうだケイジ? 美人さんになでなでされてもらうのは」

 

 

 『OK牧場。ということで柏木ちゃーん。ほいほい。けいじだよーん』

 

 

 テキの裾を噛んでアイーンしてから早速ポコポコ。頭を下げて手の位置に。

 

 

 「くくっ・・・ほんとうにいろんなことを。お、おぉ・・・心地よい・・・・」

 

 

 「むふーワン」

 

 

 『久保さんにしっかりブラッシングしてもらっているからねー手がすべすべだあー満喫したー?』

 

 

 「わ、ワン・・・? いや、しかし・・・こんな大きな生物が人の言うことを聞いて、何十キロも出してレースをするのですよね・・・そして、仲良く・・・ええ、夢がありますね」

 

 

 「気性が荒いやつはほんと大変なんですがね。ええ、俺は見送る側っすけど、ほんと騎手と馬たちの息の合ったコンビとなっての戦いは熱くなるものがありますよ」

 

 

 「私は、それを支える久保さんら厩務員も素敵だと思いますよ。たくましいですし、それに、しっかりレースへと、テキへと送り出すお世話をする大事なスタッフですから」

 

 

 何やら柏木ちゃん久保さんにいい視線。これはー? おやっさん、俺らはあっち行こうぜ。何をしようか?

 

 

 「ん? ははは。そうだなケイジ。さて。今度は2400だし、身体は絞りすぎずにだな。スタミナも欲しいし、明日以降は坂路を抑えつつここでの走りをやっていくぞ。とりあえず、もう一周軽く流そうか」

 

 

 テキも察してくれたので離れての練習。久保さんと柏木ちゃんの和やかな談笑を見つつ楽しく練習しましたとさ。いやー冬になるってのにお熱いねえ。うちの厩舎は。久保さんにも一足先に春が来ているかね?

 

 

 あ、おやっさん。柔軟を今日から多めにしてくれ。ちょいとやりたい技のために一つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「これは・・・・凄いことになったわねえ。歴代のジャパンカップでも最高に豪華じゃないの?」

 

 

 「燃えるねえ。これはギンギンのビンビンになってしまう」

 

 

 「う、うわぁ・・・・・」

 

 

 「まさしく日本の最高の舞台になっているっすね」

 

 

 スーザンママと阿部さんが来て、明らかにウマぴょいしやがった! な真由美ちゃんと久保さん。俺で競馬新聞を見てジャパンカップに参加する馬たちの出走一覧を見ているんだが。こいつはやべえな。

 

 

 イギリス、フランス、ドイツ、アメリカ、日本それぞれクラシック、ティアラを一冠以上獲得、ダービー制覇をしているメンバーが参加、イタリアからも海外GⅠ制覇をしている名馬がいて、オーストラリアからもGⅠ複数勝利をしている怪物が参加。更には今年の凱旋門賞馬、KGⅥ&QES馬も参加の豪華も豪華。

 

 

 日本からも俺、ゴルシが参戦しての形になるから、えーと? GⅠ制覇馬が11頭近く出走、7か国以上から集う怪物たちの祭典かあ。燃えるねえ!! そしてマイルチャンピオンシップにはヒメも参戦してのまさしく世界のこの時代の名馬たちが集う騒ぎに。いいねえ!

 

 

 「これは、ケイジちゃんに一点買いよ! 応援も兼ねて、日本総大将の意地を見せつけるのよ!」

 

 

 「参加している海外メンバーも皆が打倒ケイジを掲げるか。まさしく最高の手柄と名誉を求めるか。いい男たちも女たちも山盛り。最高の舞台だぜ・・・これは会社も休んで応援に行かないと損だ」

 

 

 「ケイジの体重もベストの650キロを維持だな。風邪もひかないようにしないと・・・よし、気合を入れ直すぞ」

 

 

 「はい! 久保さん! ケイジ君。がんばろうね」

 

 

 「ビヒーん」

 

 

 『もっちのロンよ。いやーこれは良いな。見ていろよ世界。日本でも俺は強いんだって見せつけてやるぜー』

 

 

 さあ、秋の二冠目。これは大盛り上がりになること請け合いだぜー?

 

 

 

 

 




 思えばここまで豪華な年ってそうはないかも? 競馬ファン大盛り上がりしているのかなあ。


 次回はジャパンカップ。ある子を出せるよう頑張ります。
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