ハジケリスト世代だろ! (完結)   作:零課

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 ケイジの引退後。1話を緩ーく短くやっていきたいと思います。流石に1万字越えを連発でちかれた。


 産駒紹介もちまちまやっていきますよーいくいく。


引退後よん

 『ビール! ビール!』

 

 

 『おう冷えてるかー?』

 

 

 『大丈夫。ばっちり冷えてるよ~』

 

 

 よっすよっす。おらケイジ。ただいまアメリカに遠征中。なんでかって? 種牡馬のお仕事のためだねん。いやー引退してからしばらくすればすぐにアメリカからの依頼で50頭の牝馬さんお相手するためにアメリカにビューン。

 

 

 一応初めての相手はジェンティルちゃん。次にナギコだったけどね。

 

 

 日本だとテイオーの血筋で更には俺が突然変異過ぎるのもあって値段850万スタートなんだけど地方の牧場や社爛さん。新メジロくらいでさほど依頼は来ていなかったんだよね。ま、サンデーも同じようなものだったし俺らは気にしてないが。

 

 

 でもビリー牧場長とその知り合いでは血を薄めるのとやっぱりここ最近アメリカのクラシックを日本の血統が奪取して、その代表格らを俺がジャパンカップで叩きのめしたのもあったからその名馬の種をこの値段で!? よっしゃビッグビジネスのチャンスということでみんなで金を持ち合って大規模依頼ってわけ。

 

 

 『ぶはー・・・一仕事した後はこれよね! ケイジちゃんもいい男だし、刺激的だったわぁ・・・♡』

 

 

 『このビールいけるなあ。わはは。ありがとうさん。アメリカ代表牝馬と相手出来たのは幸いだぜ』

 

 

 『にしても、ケイジとまたこうして会えるなんてねー。うまーい。もう少し後だと思っていたよー』

 

 

 そんでまあ、この仕事が終わり、アメリカ版ウオッカ。アメリカの人気アスリート女性版でランキング2位に入ったこともあるまさしく国を代表する牝馬。ムギヤッタ姉貴と、シゲルスミオと一緒に仕事の後の一杯としゃれこんでおります。

 

 

 「みんな仲良く飲んでいるなあ。ははは。いい子を産んでくれよ。ドリームシアターが引退するのは今年の末だし、そのつなぎの次世代をこうしてケイジの子どもで用意できるのは嬉しい限りだ」

 

 

 「にしても・・・ほんとでかいっすねえケイジ・・・そりゃあ、あんなのを持ってくる必要があるわけですわ」

 

 

 「ケイジはビッグボーイだからね。功績も振る舞いも体格も規格外さ。いやーしかし前田牧場の血筋が早く出てこないかなあ。ナギコの子どもなら大枚はたくんだが」

 

 

 「前に牧場長が手にしたオグリキャップの孫もGⅠ5勝して、産駒も重賞を勝って、うちにサンデー以来のダービー制覇は日本馬の血筋ばかり。ナスルーラの来た時はこんな感じだったんですかねえ」

 

 

 あ、ちなみに俺のお仕事の時は小学校で使う鉄棒をでかくしたやつにクッションマシマシにして。俺がよいしょとそこに上半身を預けて使うんだよね。500キロで大型馬なのに650キロの俺が覆いかぶさるとか牝馬壊れちゃ~~うだから。将来に出会えるかもなメロディちゃんと俺とか体格差どうなるんだか。

 

 

 牧場の皆さんもご満悦らしくのんびり話している。新しい血筋の到来を喜びつつも、ナスルーラがアメリカに来て変わった歴史を思い出しているようで。ははは。サンデーの血筋がこうも活躍していろいろ思うのもあるんだろうなあ。

 

 

 『スミオこそ、早くも産駒で重賞、GⅠ狙える才能がいるんだろ? よかったじゃんか。今後もいいこと出会えて、お父さんとして俺らにリベンジチャンスが来るぞ?』

 

 

 『えへへー走ってくれると嬉しいなあ。ケイジ君の子どもと僕の子どもで孫も見たいし、もう少ししたら日本に帰れるから五崎くんとも会えるかなあ』

 

 

 『会える会える。産駒も来てくれるかもだし、一緒に楽しめるさ』

 

 

 『二人とも仲いいし、ジョッキーとも絆があるのねえ。いいことだわ。なら、その絆に乾杯ってことでもう一杯』

 

 

 『はいよ。お代りに。おおー俺の好きなキャラメルも。気が利くぜ』

 

 

 ま、とりあえずビリー牧場長に4つ目のダービーの優勝を運んでくれることを。ムギヤッタと俺の子どもに、スミオの子どもに才能と輝く未来があることを願ってカンパーイ。あ。そういえば来年の俺とムギヤッタの子どもはうちの牧場に来るんだって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『ってことがあってさー。うまくいけばスミオの後継種牡馬も来て、アメリカで見つけてきたトニービン産駒の直系と、ブライアンズタイムの直系をおやっさん見つけてきたから、そこにオグリキャップのひ孫も来て日本競馬盛り上がりそうなんだわ』

 

 

 『知らない名前だなあ~グラスさんは知っています?』

 

 

 『随分と懐かしい名前が出てきたねえ。知っているとも。私の前の時代を彩って、今もその血が続いている女帝の一族と、日本の時代を作った怪物の系譜さ。オグリキャップはケイジ君レベルの頑丈さを持つ怪物だと聞いているねえ』

 

 

 日本に帰ってきましたら、いつも通りに静養に来ているディープとグラスの爺様とのんびり放牧タイム。ディープもここで過ごせば気性が大人しくなるとか何とかでよくここで過ごすんだとさ。とうとう前田牧場も人気種牡馬御用達の温泉旅館に・・・・・ますますここって何だろうな。

 

 

 まあ、とりあえずおやっさんと社欄の協力でうまくいけばなんだけど、ディープ系が多い今の日本競馬にキンカメ系、クロフネ系、トニービン系、ブライアンズタイム系、オグリ系、そしてマックイーン直系、ノーザン直系、グラス系、そしてルドルフや俺の血筋、タイキシャトル系、ケンタウルスホイミ系、トーセンジョーダン系の入り混じるカオスでバラエティー豊かな日本競馬にタイムスリップできそうなんだよね。

 

 

 今のままだと遠からずに優れた才能、GⅠ勝利しても種牡馬入りできない名馬とか出てくるからそこを防いで、競馬人気を保って引退馬たちの多くの余生のために頑張っているんだよねえ。

 

 

 『はぁーそんな血統がねえ。そうなれば・・・僕のお仕事も減ってゆっくりできるかな?』

 

 

 『もしかしたらすぐにそうなるかもねえ。ゴルシも来たし、スタミナ血統だから今後はそっちも需要あるだろうしなあ』

 

 

 『いい芝でとことん早くてマイルから2400では無類の強さを誇るディープくんの血筋に、ケイジ君やゴールドシップ君のとんでもないスタミナの血筋の組み合わせは確かにねえ。私の孫たちも頑張っているそうだし、ふふふ。新しい顔達も見たいよ』

 

 

 『そういえば新しい顔が増えるってことは牧場も大きくなるんだよね? どんどんくるたびに変わるなあ前田牧場』

 

 

 『とはいえ、あまり大きくするつもりもないそうだし、残りは社欄に預けるようだけどね。でかくなりすぎるよりは余裕のある中小でいいわっておやっさん言っていたし』

 

 

 温泉も湯量は問題ないし、お金もあるんだけど、真面目に牧場のスタッフの給料上げたいのと、大きくし過ぎても人でも仕事量も追いつかんわ。ってことでそうするみたいね。「大牧場のトップなんぞ私にゃ似合わんよ」って俺と晩酌しながら笑っていたなあ。

 

 

 あ、そうだ。

 

 

 『トモゾウー! 俺がテキのおやっさんからもらったぶどうジュース二人に振る舞ってやってくれー! まだたんまりあっただろー!?』

 

 

 「ケイジ。どうしたんだお前。ん? ほうほう。あー二人にジュースをね? はいはい。後で飲ませておくから。それよりお客さんだ。温泉に浸るついでに話したいみたいでさ。湯の番をしてもらえるか?」

 

 

 え? 俺に客人? あーこの鳴き声は。了解了解。じゃ、行ってくるわー

 

 

 『お久ーオルフェ―。元気?』

 

 

 『あ、ケイジさん。お久しぶりですー。いやー・・・久しぶりに来たら牝馬が多くて・・・ちょっと驚いちゃって・・・』

 

 

 『ははは。また拡張したからね。ささ、えーと・・・3番が開いているからこっちにね。タイマーセットして。よし。入っていいよー』

 

 

 久しぶりに来てくれたオルフェーヴル。無事に種牡馬として活躍中で、なんでも俺に勝ったことが再度評価されて種牡馬として人気マシマシ。海外からもオファーが絶えないとか。ゴルシに負けないほど人気なのはやっぱり凱旋門や遠征での機会が多いのもあるのかな。

 

 

 で、俺も牧場にいる間は番頭とかかれたタスキを付けて牧場で手伝いをしております。派手に運動できない分ここで動かないとね。

 

 

 「本当にケイジが温泉の手伝いしているんだ・・・・あ、オルフェ。おいでおいで」

 

 

 『はふぅー・・・・いい湯だぁ・・・癒されますー・・・』

 

 

 『だろー? 引退してレースすることもない分長く浸かれるよ。にしても・・・・さらに強くなっているねえ』

 

 

 うーん・・・引退前の俺でもこれ勝てるかわからないほどのオーラを感じるねえ。あれだけ強かったのに今あたりが本格化とか、真面目にステゴの血統、マックイーンの血筋の覚醒を感じさせるなあ。ゴルシもやばかったが、才能ではステマ組だとやっぱオルフェかねえ。

 

 

 いやはや、早熟な仕上がりの多いディープ産駒だけど、ステゴ産駒はほんと晩成で息長い子が多いなあ。

 

 

 『そうかな? 確かに最近調子がいいけど。ケイジさんには負けるなあー・・・あー・・・いい湯だぁ・・・』

 

 

 『いやあ、多分重馬場でならわからんぞ? おん? あらー風呂上がりをごねている子がいるのか。どれ、のんびりしていなよオルフェ。後でブドウのサービスあるから』

 

 

 『はぁーい。んふー・・・』

 

 

 さてさて。ごねる子は―・・・あらら。GⅠ戦線で戦っている子じゃないの。どれどれ? ほーれリンゴジュースだぞー? ほーれバナナだぞー。食べたかったこっちおいで―よしよし。出てきたな。はい。厩務員さん。これ後で上げてね? あ、それと扇風機こっち―

 

 

 「おーいケイジ―、ニュースだぞー?」

 

 

 ほいほーい。トモゾウどうしたの? イギリスとアラブでの種牡馬依頼の量増えたの?

 

 

 「お前さんのレースが今年の夏に開かれるんだってよ。その名もケイジ記念! GⅠレースで芝の距離2600メートルの国際レース。賞金は1着2億! 日本競馬運営が主催の大規模なものになるそうだ。

 

 

 そこで第1回は俺とケイジで誘導馬をするそうだって。やったなあケイジ。親父たちを超える偉業を早速増やしたぞ!」

 

 

 まぁじで~? ほーん。8月の2週に行われるGⅠレースで、制限は日本国内外を問わずに3歳以上の牡馬と牝馬の混合国際GⅠ。出身国、年齢での斤量追加はなく真っ向からの勝負ってわけだ。で、それのお誘いが来ているのかあ。誘導馬に・・・俺、オルフェ、ゴルシ、ジャスタウェイのメンバーが・・・絶対ゴルシいうこと聞かんぞ? またレース場に戻って蹄鉄つけるとか逆切れ案件じゃん。

 

 

 しかし、すげえ話だなあ。終わったはずの血統に、最早静養牧場と化している中小牧場にこの誘いとは。ホースマン冥利に尽きるねえ。

 

 

 トモゾウもやったな。歴史に名が残るぜ? 流石俺の兄貴分だ。

 

 

 「ケイジもトモゾウも見たな? そういうわけだ。急いでイギリスとアラブでの種牡馬のお仕事を済ませて夏に備えるぞ! あ、母さん。万が一に備えて来月の浜野さんのスポーツ番組の騎手特番。録画しておいてくれ」

 

 

 「ふふふ。わかっていますよ。ちゃんと牧場のカレンダーに記していますから。松風君のテレビはしっかり録画していますもの。さ、ケイジちゃんに貴方。行ってらっしゃい」

 

 

 はいはーい。じゃ、行くかトモゾウにおやっさん。頼むから予算以上にまた牝馬を買い込むんじゃないぞー?




 世界中で頑張っておりますケイジ君。あれだけの功績をたたき出しましたが、まあ血統面から日本ではいろいろ気にする人は多いようで。功績やばいのに種牡馬としては警戒、評価されなかったのはサンデーサイレンスもだったし仕方ないね。


 基本ここの牧場ではケイジが種牡馬のお仕事以外ではスタッフとし手伝っております。その時は番頭のタスキを付けて馬の誘導や手伝いにちらほら。トモゾウと一緒に働いております。


 ディープくん気性が昔のころに戻っています。基本ここでも種牡馬の仕事はしますがそれ以上に遊んでくれる幸太郎やケイジ。娯楽が豊富故に満喫中。
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