ハジケリスト世代だろ! (完結)   作:零課

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 シン・ウルトラマンを見てきました。一言で言えば最高でした。色々な原作へのリスペクトをしつつうまく落とし込んだり設定を持ち込んだりでウルトラシリーズへの愛と理解を持ったうえで現代風に持ち込むのかと興奮です。


 とりあえずメフィラス星人いいキャラすぎた。


 そして感想で素晴らしい話を教えてくれたのでケイジの引退後の行動が一つ増えました(歓喜)とりあえずケイジはあっちの世界ではネットでもリアルでもウマ娘の広告塔やりそうっすね。


 ウルトラマンたちに元気をもらえたので気合の連続投稿です。


引退後よん 4

 「え・・・? 私に絵のお仕事です?」

 

 

 「これまた・・・ケイジのウマ娘のデザイン原案の依頼ですか」

 

 

 ケイジがいなくなってからその馬房にはハルフカシが入り、我が葛城厩舎は大人気厩舎となると同時に気性難が多く入厩する気性難厩舎になった。

 

 

 あんな癖馬をああも強くしたのだから大丈夫だろうということで前よりも色んな馬が来て絶賛大賑わいだ。ただ、気性難ばかりだが幸いというか一つは大竹騎手がハルフカシに会いに来て調教の際に他の馬と合わせをするとき、ハルフカシもいつの間にやらここのボスになっていてその間は調教は順調に進むので成果が出ていること。

 

 

 もう一つはハルフカシはディープに似て優しい気質なので調教が楽であり、ウララの頑丈さを受け継いでいるので休みを与えつつ安定して鍛えられる。ダート重賞も近いうちに狙えるだろう。

 

 

 そして、松風君も完全に覚醒していると言っていいのか、この場合は本格化というべきか。気性難ともすぐに気持ちを通わせてあっという間に呼吸を合わせて仲良くなるのでそこもまた負担の軽減になっている。レースでも鞭を使わず首をポンと叩くだけで加速させて重賞を取っていく様は見事しか言えない。

 

 

 厩舎ではハルフカシが、レースでは大竹騎手と松風君の二人がこの厩舎の気性難を矯正、抑え込んでくれているので比較的楽な時間を過ごしていた。もしくはケイジの脱走まみれの日々とあの癖馬っぷりと周りに集まる人たちのせいで麻痺したというべきか。

 

 

 まあ、そんなこんなで色々と過ごしている中、急にゲーム会社がやってきて何事かと思えばケイジが擬人化して美少女・・・いやエルフのような亜人の美少女? なのか? のゲームに登場が決定。そのゲームのデザインを真由美ちゃんと久保君に頼みたいという話が来た。

 

 

 「はい。前田利褌さんや赤城さん、スーザンさんからケイジをウマ娘にするにあたって是非お二人のデザインを使いたいとのお達しでして。それさえしてくれれば許可は出すということでして。お受けしていただけるでしょうか」

 

 

 「も、もちろんです。むしろさせてください。こんな光栄なことないです。ぜひケイジ君のウマ娘のデザイン。やらせてください!」

 

 

 「私からもお願いします。ケイジは私にとっても第二の愛息子のような存在ですし、またこういう形で知ってもらって、走る姿を見れるのなら感無量です」

 

 

 「ヒヒーン?」

 

 

 『ケイジお兄ちゃん?』

 

 

 おっと。ケイジの名前にハルが顔を出してきた。ケイジの事気に入っていたようだしなあ。

 

 

 「ケイジがね。擬人化するんだって」

 

 

 「??」

 

 

 『ぎじんか・・?』

 

 

 「テキ―ケイジの事でなんかすごい所から話が・・・あ、すいません。来客でしたか。失礼しました」

 

 

 ハルには大丈夫だよと頭を撫でつつ話を聞いていると久保君からケイジの事で連絡が。なんだろうか。

 

 

 「いやいや、むしろ僕より君たちへの来客かな。僕は久保君の言う話に対応するから、ぜひ真由美ちゃんと一緒に聞いてくれ」

 

 

 「? 了解っす。あ、外の休憩室の方に待ってもらっているんで、そこに行けばいいです」

 

 

 この後聞かされたニュースにまたもやたまげることになり、同時にホースマンとして複雑になりつつも喜ぶことに。蓮のライバルはどこまでもやりたい放題だな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「さて、殿。次のお客様です」

 

 

 「あん? 今日誰が来るんだっけ? ま、よいよい。通せ」

 

 

 「かしこまりました。それでは松風守騎手様です。どうぞお入りくださいませ」

 

 

 「失礼します。殿」

 

 

 今日はまさかのバラエティー番組に参加。いや、志村ヘンさんのこの番組にゲストで来られるとは。スポーツ番組の際に呼ばれることはあれどもまさか小さいころから笑ってみていたあの番組の世界に来るとは思わないよ。

 

 

 「おお! よく来た。苦しゅうないぞ。まま、楽にせい」

 

 

 「ははっ!」

 

 

 「いやーにしても、菊花賞に有馬記念と優勝でケイジ記念も2着。大躍進じゃないか。ええ?」

 

 

 「殿たちの活躍と栄光には及びません。それに、私たちに応えてくれる愛馬たちあってこそです」

 

 

 「流石次世代の担い手。そんな君たちを見てね。俺も馬主の権利を得たの」

 

 

 「ええっ!?」

 

 

 「ほんとですか殿!」

 

 

 「ほんとよほんと。いや俺も将軍だしね、殿だし? しっかり愛馬の1頭や2頭は持つべきだよなあと」

 

 

 おお、ニュースの通りだ。いやあ、ほんとしっかり調べて、ヘンさんのマネージャーにも確認してきたがよかった。

 

 

 「流石殿! では、そんな殿の愛馬もいずれ出会いたいものですな」

 

 

 「そうじゃろそうじゃろ? その際はぜひ松風君にもレースに出てもらうよ」

 

 

 「実は、そんな愛馬を持とうとしている殿に私の親友が会いたいと申しておりまして。もうそろそろ来るのですがここに呼んで宜しいでしょうか」

 

 

 「君の親友? いいぞいいぞ。苦しゅうない。おい、来ていいよと言ってきて」

 

 

 そういって周りの侍に扮した芸人さんに声をかけてその芸人さんも呼びに行く。その後すぐに

 

 

 

 <ガシャーン!!

 

 

                            お待ちをお客人! うわーっ!>

 

 

 <アッー♂!!

 

 

                            ドカーン!! バリバリィ!!>

 

 

 「お、おい何が来るんだ!?」

 

 

 ああ、うん。何割かはこっちも知らない音が聞こえるし間違いなくアイツ、アドリブで暴れたりからかっているな?

 

 

 騒ぎの直後にピタリと止まり、スパァーン!! とふすまが勢いよく開かれて出てくるのは。

 

 

 「ビヒィイン!!」

 

 

 『オッハー! ヘンさん元気ぃ!? ケイジだぜ!』

 

 

 頭にちょんまげのかつらをかぶって、着物風の馬の服を付けたケイジと、そのそばについてくる尾花栗毛のきれいな流星を持つ幼駒だった。

 

 

 器用に身体を入れて、ふすまを自分で閉めてから腰を下ろす。

 

 

 「おおお! ケイジ! 久しぶりだのぉ! 相変わらずの傾きっぷりだの。まま、楽に楽に」

 

 

 「というわけで、松風守騎手と共に戦い抜きGⅠ16勝。日本初の凱旋門賞連覇を果たしたターフの傾奇者。ケイジ君と・・・あ、あの。ケイジ君。その子は?」

 

 

 『お久ー志村さーん。あ、松ちゃん。これこれ』

 

 

 「あ、ありがとうケイジ。殿。この子は名をミコトと申します。そして、馬主を始めたという殿へ前田牧場が祝いとしてこの女の子を譲ると申しています!」

 

 

 おおーと周りが驚くみんな。そりゃあそうだ。ケイジの初年度産駒の1頭。そしてここにいても気にしないあたり相当大人しいというか頭もいい。

 

 

 肉体もいいし、ケイジのやつしっかり鍛えているな。これは・・・GⅠもいける器・・・いや、かなりやばいぞ。

 

 

 「ええ? そんなのいいの?」

 

 

 「はい。しかも管理費用や厩舎へ払うお金も全部前田牧場で負担すると申しております。その誓約書に加えてミコトの権利書がこちらでごさいます」

 

 

 「ちなみにこれはしっかり既に競馬の運営にも通達しており、殿がサインをすればすぐに承認されます」

 

 

 「おおぉ・・・いやー最高のプレゼントありがとうね。ささ、ミコトちゃんもケイジもちこうよれちこうよれ」

 

 

 『よっしゃー甘えに行こうぜーミコト』

 

 

 『はーいお父さん』

 

 

 2頭で仲良くすりすりしたり持ってきていたリンゴを美味しそうに食べるケイジとミコトちゃん。うん。真面目に人慣れしすぎているなあ・・・ケイジのやつに幼駒を頼めばいい感じになりそうだ。

 

 

 関連書類はケイジが持ってきている袋に入っているのでそれを志村ヘンさんに渡しつつその光景に思わず笑顔がこぼれる。

 

 

 「あ。そうだそうだ。この子のお父さんはケイジだろうけど、お母さんは誰なの?」

 

 

 「ナギコと申します」

 

 

 「ほーん。ナギコちゃんね・・・・・・ぇえ!!? あの17戦17勝無敗。アメリカダート三冠のナギコ!?」

 

 

 「左様でございます。ドリフターズ仲間としてケイジを応援してくださった殿へ牧場からの気持ちだということで是非是非。前田牧場長も才能はあるので応援してあげてくださいとのことです」

 

 

 まさかの日本の無敗の4冠の牡馬とアメリカのダート三冠&無敗の牝馬のベスト×ベストの組み合わせ。しかもケイジの馬鹿気たスタミナとパワー、ナギコの追い込みの瞬発力と2頭のコーナリング技術を狙える配合でもあるし、引退しても受けの広すぎる血統。

 

 

 「ちなみにこの子の評価額なんですが、3億円は下らないとのことです」

 

 

 そして血統を無視しても欲しいであろう実績持ちの夫婦の子ども。繁殖にも期待が持てるのでまさしく誰もが欲しがるのをポンと渡すあたりほんとあの牧場はケイジも含めて懐が広い。

 

 

 「え? 本当にいいの? もうこんなかわいい子なのに」

 

 

 『いいのいいの。松ちゃんを乗せてくれや』

 

 

 『そうだよ―一緒に遊ぼ―?』

 

 

 「前田牧場に問い合わせても問題ないとのことですし、厩舎の方も葛城厩舎で預かる算段もつけているようです。殿が競馬の世界を触れる際に助けられるのならファンとしても最高と申しておりますし、殿。受け取ってくだされ」

 

 

 「はっははは! 流石じゃのぉー流石傾奇者の一家よ。苦しゅうない! 余は満足じゃ! 祝えぃ! 余の新しい娘の祝いじゃあ!」

 

 

 この後はケイジがミコトと一緒に庭に出てケイジダンスを披露したり、ハリセンで殿をしばいたり、くいっと綱を引っ張って金ダライを落としたりして愉快に過ごして時間が過ぎた。いやあ、志村さん凄くいい笑顔していたなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~ケイジについて語るスレ 4545~

 

 

 564:名無しの競馬おじさん

 

 ケイジとか言う引退して一年ちょい立つのにネタが増えていく癖馬

 

 

 565:名無しの競馬おじさん

 

 そしてこの前はバ〇殿で戦国コンビ再度一緒に登場していたのが涙出たわ。相変わらず仲良しみたいだし。そしてケイジとナギコの子どもがタダで渡されるというね。

 

 

 566:名無しの競馬おじさん

 

 しかも厩舎のお値段とか牧場で預かる費用は全部ケイジが稼いだお金から出すから気にしないでこの一頭と一緒に競馬界を知ってくれという超太っ腹の対応ぶり。

 

 

 567:名無しの競馬おじさん

 

 志村さんあれ以降ことあるごとにミコトやケイジ達をほめちぎるし。心底嬉しいんだろうなあ。

 

 

 568:名無しの競馬おじさん

 

 そりゃあ、3億以上する。世界で暴れまわった怪物夫婦の子どもをタダで渡す。その後の負担もこの子だけならただで工面しますと言えばなあ。しかもこれ前田牧場みんなで決めたことなんでしょ? めっちゃくちゃすぎるでしょあの牧場。

 

 

 569:名無しの競馬おじさん

 

 GⅠ勝利が合わせて23勝。獲得賞金50憶を超える夫婦の子どもとか文字にしたらやばすぎる。しかもあれだけ騒いでも驚かないあたり相当人慣れしているし。ケイジやナギコの娘なんだなあと分かるわ。

 

 

 570:名無しの競馬おじさん

 

 動画見てきたんだが超身体能力も高いみたいね。自分より高い柵を飛び越えてケイジやディープに遊んでとねだってきていたし。尚、ケイジとディープ、オルフェは一緒にレースしていたりラジカセからヴィレッジ・ピー〇ルの音楽に合わせてヘドバンしていたりと愉快に過ごしていた様子。

 

 

 571:名無しの競馬おじさん

 

 しれっと言っているけど三冠馬二頭と四冠馬がレースをしていたりラジカセ流して遊ぶとか真面目に夢のレースと芸人じみたことしていて芝が生い茂るんだが。

 

 

 572:名無しの競馬おじさん

 

 夢の第11レースかな? あとアフロのかつらをつけて遊んでいるときもあったぞ。

 

 

 573:名無しの競馬おじさん

 

 なおそこにナギコも入る可能性あり。

 

 

 574:名無しの競馬おじさん

 

 ナギコってダートだけど走れるの?

 

 

 575:名無しの競馬おじさん

 

 ナギコは平野調教師曰く『芝も普通に走れるけどダートの方が得意という感じ。血統がごく少ない子じゃなかったらもう一年延ばして芝GⅠも狙えたかなあ。オ~ホッホッホ』と言っていたからまず芝でもやばい強さになると思う。ケイジと併走をしていた動画もあるし

 

 

 576:名無しの競馬おじさん

 

 後アメリカのダートは日本の芝に近いというし、ナギコの頭の良さなら対応できるだろうなあ。現在はその頭の良さ活かして脱走したりマンガを読んだりケイジと音楽聞いているけど。

 

 

 577:名無しの競馬おじさん

 

 ディープにオルフェ、ケイジにナギコのクラシック13冠メンバーで仲良く洋楽を聞いてウキウキに楽しんでいる動画もあってもう最高や。

 

 

 578:名無しの競馬おじさん

 

 夢のレースをしたり愉快な絵面を見せたり癒されたり。前田牧場の動画バラエティーに富みすぎでしょ。最近は猫も増えたし。

 

 

 579:名無しの競馬おじさん

 

 黒猫のはケイジ達牡馬ととくに仲良しで、白猫の方は牝馬たちとかなり仲良しみたいね

 

 

 580:名無しの競馬おじさん

 

 急報ーーーーー!!!!!!

 

 

 581:名無しの競馬おじさん

 

 どうした急に

 

 

 582:名無しの競馬おじさん

 

 あわてるな。ケイジたちに振り回されまくった俺たちなら驚くのはないはずだ

 

 

 583:名無しの競馬おじさん

 

 ケイジが東京オリンピックに出るんだってよぉおお!!! 公式からも発表された! また傾奇者が世界に戦いに行くぞぉおおおおお!!

 

 

 584:名無しの競馬おじさん

 

 は・・・・・・・?

 

 

 585:名無しの競馬おじさん

 

 何だってぇええー!!!?




 はい。というわけでケイジとナギコの初子。ミコトでございます。


 ミコト ベロちゃん二世というくらいに人懐っこいし穏やか。レースも好きなので基本調教師にも騎手にも厩務員にも甘えるし離れる時はいなくならないでと袖を噛む癖がある。煙草の匂いは苦手。これのおかげで志村さんたばこの量を抑えたりで健康になって長生き。ヘンさん曰く「娘に怒られちゃったおかげで元気だねえ」とのこと。


 とりあえず未来にはアメリカトリプルティアラを持って帰ってくる。


 ちなみに志村ヘンさんへのこの厚遇ぶりはみんなで決めているので冴子さんにお説教をもらう牧場長はいません。
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