ハジケリスト世代だろ! (完結)   作:零課

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 皆様が真面目にケイジと付き合ったら相性が良さそうなウマ娘は誰でしょうか? 前田家組は基本ぞっこんなので外した場合。


 感想が700件を超えました! ありがとうございます。いやあ、シン・メフィラスが受け入れられていて嬉しいです。


~おまけ~


山本(この惑星の住人は不器用だ)


モブ店長「今日から働くことになる山本ジョージさんだ。みんなよろしく」


モブたち「「「よろしくお願いします」」」


山本(この惑星の住人は間違いを常にする)


モブ「おっと・・・とと、ありがとうジョージさん」


山本「いえ。お怪我は?」


モブ店長「おいおい大丈夫か! 新人に助けられるんじゃなくて教えるんだ! 少し休んでこい」


山本「店長。私は大丈夫ですから。それより、先輩を助けつつ、私は掃除をしておきます」


~バイト時間終了~


バイト上がり組「お疲れー山本さん」


山本「お疲れ様です」


モブ「ありがとう。山本さん。今度は、かっこい先輩になるよ」


山本(ただ、この惑星の夕日と人の笑顔は、柔らかだ)


缶コーヒーBIGBOOS 新発売


監督「はいカット―! いいねえ。流石山本さん。ケイジちゃんが推薦してくれただけあって笑顔も仕草も完璧だよー」


山本(シン・メフィラス)「ありがとうございます。ケイジお嬢様の心に応えただけですし、監督や皆様の優しい指導と指示があったからこそです」


監督「いやいや! 実際、予定していた時間より早く取れた分予算が浮いたし、次のCMの草案も練る時間が出来たよ。とりあえず山本さんもお疲れ様。これ、近くのお店のクーポン。昼休みにでも使って」


山本「お心遣い感謝します。では、私はこれで」


ケイジ「いよっ。お疲れさん。初仕事。花丸ものだったな。うちの方にも絶賛だとよ」


シン・メフィラス「まさかの仕事内容でしたが、そちらの家にあったSF映画と、ハリウッドスターが来ていたので色々助かりましたよ」


ケイジ「あの人超日本大好きだからなあ。アタシと会うたびにサインねだるんだぜ?」


シン・メフィラス「ははは。それはそうですよ。貴女もまた世界の大スターですから」


ケイジ「いうねえ。ああ、そうだ。今夜は少しそっちには刺激の強めな料理を味合わせてやるよ」


シン・メフィラス「ほう? それは楽しみです」


~続け~




ウマ娘エピソード 23 そらそうよ

 「ふぅ・・・どう対抗するか・・・まず、芝は三冠レベルは距離を細分化すればばらせる分勝ちの目は増やせる・・・ダートはそもそもアウェーで戦うのが常だったメンバーが多数ゆえにむしろ火をつけかねない。それならいっそまとめさせて身内同士での消耗を狙うべき・・・?」

 

 

 どうにか勝利のプランを作るにも、文字通り針の穴を通すようなものだ。

 

 

 何がひどいと言えば、このメンバーは基本海外で戦う故に常に相手はチーム戦に対して単独で挑むような状況でも問題なく戦い、勝利してしまう。

 

 

 チーム内でのぶつかり合いも楽しみ、むしろ鍛えた後に全力で叩き潰し合うのを満喫した後に翌日は和気あいあいと遊んでいる絆の深さ。だからこそそれを過剰なまでにして掛からせるためにもどうにかリギルや他のメンバーを引き込みもうひとチームを用意する策もあったのだが、何よりケイジ達がノリノリだというのがミスターシービーにより電話の内容をすべてあの場で出されてしまったせいでおじゃん。

 

 

 情報戦のための盗聴器やカメラも成果が出ていない。どうしたら・・・

 

 

 

 「もしもし。ちょいといいかね?」

 

 

 「・・・どなたでしょう」

 

 

 全員のプランを組みつつどうやるべきかと考えていると扉がノックされ、聞いたことのない声が響く。

 

 

 「私もアオハル杯。シリウス側に参加する。そいつを伝えたくてねえ。そちらさんに宣戦布告と陣中見舞いのお菓子だ。もらっておきな」

 

 

 「そうですか・・・とりあえず、そのお菓子は感謝しま・・・・・・・な・・・あ、あなたは・・・・・・・・!?」

 

 

 「全く。生真面目なのは変わりないようだねえ。その手腕と色気は上がったが性根は沈んじまってまあ。それじゃあね」

 

 

 目の前に現れて不敵に笑う人物に脳内処理が追い付かず、気が付けば私は座り込み、倒れていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「よーし。皆。改めて今回のアオハル杯へのチームレースについての情報が届いた」

 

 

 「芝のレースは1200、1600、2400、3000。ダートの方は2000の方だけとなっている」

 

 

 さあさあ始まりました日本ウマ娘業界の今後を左右することになった賭けレース。いやーまさかここの世界に来て身内同士のレース以外でこんなやべえカオスなレースを見るとは思わなかったぜ。当事者だけど。

 

 

 「そこでチームを分けるが、その前に一つ注意だ。今回のレース。私達シリウス連合軍に求められているのは完全勝利。はっきり言って、どれ一つも落とすことは今後に影響が出る」

 

 

 「え・・・? でも、勝てば問題ないでしょう?」

 

 

 「そうそう。勝てば官軍。うち等なら勝利はオケマル水産でしょ」

 

 

 うん。オルフェとナギコの言うことも確かだけど、同時に樫本ちゃんがそう易々と下がるかといえばね。

 

 

 「ところがねえ。そうもいかないのですよぉ。少なくともあの挨拶でリギルがつかなくてもこの話を引っ込めなかった辺り、私達シリウスがすぐには来れず、リギル、生徒会が相手しても問題ないレベルまで仕上げられるということはできると自負しているのです。樫本理事長代理は」

 

 

 「そして、あの皇帝たちを見てそこまでできる手腕なのは私たちも知っている。だからこそ、皆の勝利を疑わないが、一矢報いた。そのわずかな風向きの変化を彼女は利用する」

 

 

 「まあ、要はあれだろ? 親父におやっさん。平野さん。アタシら世界最強格のシリウスに短期間で用意した急増チームで少しでも爪痕を残せればそれを出汁にトレセン学園にプログラムの有用さを見せつけられるし、今後、事ある毎にそれをそれとなく話題に出して支持者を増やす。

 

 あんな派手なことやる姉ちゃんだ。それくらい強かなことはするだろうし、自分についてくれたウマ娘を守るためにもやるだろうなあ」

 

 

 今回ファーストについては来なかったけど、エイシンフラッシュにミホノブルボンみたいにそういう練習、指導方針を好むウマ娘でGⅠを手にした怪物たちもいるからなあ。本人の今回の行動をうまくマスコミから大胆な改革とレベルアップと方便を使えば火消しも早くなる。

 

 

 ほんと、アタシらを敵に回しても保険があるあたり大したもんだわ。

 

 

 「そ、そういうわけだから・・・皆で頑張ろうね! シリウスみんなとゴルシちゃんとジャスタちゃんがいれば問題ないよ!」

 

 

 「おう! ゴルシちゃんにお任せ! その後であのメンバー全員に落書きしてやろうぜ!」

 

 

 「ふふふふ・・・シリウスとスピカの方針を叩きつぶすのは、私も本気で怒りますよ」

 

 

 「うむ。しばらくはシリウスの預かりになるが、よろしく頼むぞ! じゃあ、まずは芝3000メートルから。ここは当然ケイジ、ライス。ゴールドシップの三名で行く!!」

 

 

 「おう!」

 

 

 「はい!」

 

 

 「流石葛城のおっちゃん。わかってんねえ。ケイジとライス。最高のレースになるぜ!」

 

 

 よっし。さすがだ。アタシらの適正距離もだし、ふふふ。この二人とやるってんなら燃える! 

 

 

 「勝とうぜ。ライス。ゴルシ! その後でライスを胴上げだ!!」

 

 

 「だな! 空の果てまで飛んでいかせようぜ!!」

 

 

 「ふぇ!? ら、ライス空に飛んじゃうの!?」

 

 

 「その後はちゃんと受け止めるから。姫騎士様♪」

 

 

 とりあえず、アタシとライスで引きずり回してからのゴルシのぶっこ抜きを狙うか・・・うーん。それともライスとゴルシを後ろにしてアタシは前で幻惑逃げするかねえ? そこも一応人生ゲームしながら考えるか。

 

 

 「続いて、芝2400。ここはジェンティルドンナ、オルフェーヴルの二人だ。この距離での二人の強さは問題ない。ただ、先行を維持して常に囲まれないようにしていけ」

 

 

 「了解です・・・・・・・ジェンティル先輩。あの時のジャパンカップの借りを返すんで、早めに抜け出してきてくださいよ」

 

 

 「もちろんよオルフェーヴル。1000メートルで突き放して、そこからはランデブーをして頂戴? ケイジやスズカ先輩がいるくらいの気持ちで仕掛けたほうがいいかしら?」

 

 

 「そうっすね。やっぱりうち等は逃げを武器にする人多いですし、常に高速逃げを追うつもりでもやりましょうか」

 

 

 おおう。燃えているねぇこっちは。でもしっかりとまずはファーストを叩き潰すつもりでいる。うんうん。いいことだ。

 

 

 「続いては芝1600。当然メジロライトニング、キジノヒメミコの二人だ。久しぶりの日本芝。慣らすことを第一にだぞ」

 

 

 「勿論っすよ! トニビアンカ先輩とまたレースをするためにも負けられないっす!」

 

 

 「ケイジお姉さまにシービー先輩、スピカの皆さんのためにも叩きつぶしましょう・・・!!」

 

 

 「んー・・・二人で爆逃げするっすか? パーマー姉ちゃんとヘリオス先輩みたいに」

 

 

 「ですねえ。何気にコンビというかレースが同じなのは初めてですし、相談しに行きましょうか。あ、それとあちらのお菓子も頼む際に用意を」

 

 

 「ゴルシ。スズカにも手伝いできないか聞いておいて?」

 

 

 「あいよ。後ついでに飯を作るために食材もってくるわ」

 

 

 ありがたい。マイルと3000だとどうしても練習内容がずれるしね。愉快で賑やかにやるほうがいいし。

 

 

 「そして、芝の1200はジャスタウェイにヴィルシーナでやってもらう。ヴィルシーナは短距離では久しぶりのコーナーを使うものとなるし、ジャスタウェイも短距離は久しぶりだ。息の入れ方とコーナー確認のために私達も人を割くから遠慮なく頼ってくれ」

 

 

 「「はい!」」

 

 

 「しかし・・・短距離かあ。やっぱりケイジのハイラップの仕掛け方がいいのかな」

 

 

 「それくらいでいいけど・・・そうね。400くらいからギアをあげていくくらいでしょ。本当に気持ち一つ山を越えたと思えば佳境に入るので仕掛けの練習がメインになるんじゃない?」

 

 

 「そうなるかあ。短距離は一瞬だからね。とにかく仕掛け大事に。か」

 

 

 あードバイのレースに関しては直線一気のレースだったし、ジャスタウェイも1600~2400が主戦場だったしね。ある意味では短距離の層の薄さは不安だ・・・でもあたしも年齢制限以外での1200重賞は走っていないし、ギアがかかりづらいんだよなあ。どうしよ。

 

 

 カレンチャン、フラワーちゃんあたりに声かけようかしらぁん。

 

 

 「ぅおっほっほ。ダートはもちろん。ホッコー、ナギコ、ラニの三名で行きますよぉ。2000メートルは慣れている距離ですが日本の砂でのダートはホッコー以外は久しぶり。足首の鍛錬と柔軟をメインに行きましょう」

 

 

 「モチよ平野! シリウスダート頂点決定戦にするためにウチがファーストの皆ぶっちぎってあげるからねー♡」

 

 

 「分かりましたナギコちゃんには負けないし、ラニちゃんも容赦しないです凱旋帰国でのチームレース。いいPRイベント。宣伝になりそうだし」

 

 

 「お二人にも、シリウスを舐めたファーストにも負けるつもりはない! 全員相手だろうとやり切る!! 行こうぜお二人さん!! 祭りの用意じゃ!!」

 

 

 「あははー熱いねえ―♡ それでこそ私の好きピで後輩ちゃん♬ 本気で叩き潰し合うレースは久しぶりだし~」

 

 

 「本気でやり合ってこそよ。それに、私達シリウスでは基本身内の潰し合い上等だし」

 

 

 「お前ら一応チーム戦だからなー」

 

 

 ・・・勝つとは思うんだが、こいつら間違いなくファーストよりも身内でのレースに興奮していやがる。まあ、その分練習も身が入るし、レースも気合があればあるほどこいつら強くなるしいいか・・・

 

 

 「で、親父、松ちゃん。久保さん。ここで突かれてきそうなのは1200だと思うんだよ。一矢報いるのすらもどうにかしたいうち等としてはここを抑えたいけど、基本マイル以上のレースは技がものを言うが、この距離はまぐれも怖い。

 

 

 どうする? あたしかライス、誰か助っ人を呼ぶのは」

 

 

 「うーん・・・とはいえなあ。既にシリウスとこの連合部隊でレースはぶつかるという決まりだ。練習の手を借りるのはまだしも、人が増えるのは・・・」

 

 

 「そうなんですよねえ。僕も久保先輩も、短距離の選手を育てた経験は全くないですし・・・下手な机上の空論状態のものを今教えるわけには・・・」

 

 

 やっぱり人手と教育でどうにか刃を研ぎ澄ませる他ないのかねえ。残りは問題ないけど、1200が懸念点だよなあ。スプリントレースならそれこそ短期間で仕上げられるのもあるし、プレッシャーと判断の我慢を問われる時間も少ないから。

 

 

 「それなら私を1200に入れな。しっかり許可は貰ってきているよ」

 

 

 「誰だお前は!!」

 

 

 「無暗な拘束に憤る女! ゴルシーマッ!!」

 

 

 「違うお前じゃない!!」

 

 

 そういってきた姉ちゃんはまあたわわな胸に長い白髪を後ろに流して一部を間に跳ねさせているウマ娘。和服に何やら差し入れらしいお菓子と重箱を持ってきている。

 

 

 ・・・・・・・・・・・・?? あれ? どっかで見たというか、嗅いだことのある匂いに、雰囲気。

 

 

 「なんだい? 呆然として」

 

 

 ・・・・・あー!!?

 

 

 「ヒサトモおばあさん!?」

 

 

 「ヒサトモひいばあちゃん!?!」

 

 

 「そうだよ! 全く。孫にひ孫に忘れられるほど顔を合わせていないつもりはないよ」

 

 

 ウッソだろお前(ばあちゃん)!? 若返っていやがるよおい!

 

 

 「いやいやいや!? おばあさん。何がどうして!?」

 

 

 「それがねえ。うちにアグネスタキオンとか言う小娘がやってきて、アオハル杯をかけたレースを行うから是非応援団として来てくれと言われてねえ。そのためにケイジと作った健康サプリを飲んでくれと言われるままに飲んだらこの姿さ」

 

 

 「あー? あ~・・・もしかして、けがの回復促進のために細胞の再生と分裂回数をリセット、増進させる薬の相談ついでに深夜テンションで確かに作ったような・・・」

 

 

 「ケイジ! 貴女それ最早人類とウマ娘の目標に手が届いたわよ!!? 封印しなさいそんなの!」

 

 

 「大丈夫ジェンティルちゃん。資料は速攻で燃やしたし、中身はアタシの頭の中だから・・・で、タキオンどうしたんだよひいばあちゃん」

 

 

 「とりあえず笑顔で褒めておいてからそれはそれとして簀巻きにして庭の木につるしておいたよ。それと、理子ちゃんからはもう許可も貰っている。全く・・・あの子は優秀だがいかんせん愛と生真面目な性分が過激すぎる。ケイジ、お灸とついでに矯正するために叩き直すよ!」

 

 

 おおう。こいつは頼もしいぜ。引退してから20数年後に復帰レースを一度だけしたけどそれでも若いウマ娘たちを蹴散らして勝利したダービーウマ娘の参戦とはな。

 

 

 「なら、アタシらと練習して暴れに行こうぜ? 老骨だからって容赦はしないからガワに負けない中身でいてくれよ?」

 

 

 「言うじゃないかおてんば娘。可愛いひ孫だろうと叩き潰せる強さを見せてやるわよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれから数日後、改めてアオハル杯をかけたレースに参加するチームファーストに私達シリウスの登録と、それを公平な判定をしてもらう。不正がないようにしてもらうためにケイジ、前田家の口添えで知り合いの警察たちに警備を敷いてもらうことを許可してもらえた。

 

 

 これを聞いたディープお姉さまも参戦しようとしていたのを必死に抑えて、地団太を踏んでケイジに会いたいと駄々を捏ねるお姉さまを背後に出たのは心苦しかったですが、これ以上怪物たちを参加させてはチームの人数の差的にも大変ですので・・・後で応援に来てほしいとだけ連絡しておきましょう。

 

 

 すでに来ているチームファーストの皆さん。そして私たちは・・・

 

 

 「ええ・・・なんでケイジ磔刑みたいになっているの・・・?」

 

 

 「ゴルシさん・・・なんで口枷目隠し、拘束されているの・・・レクター博士みたいに・・・」

 

 

 うん。こうでもしないと色々と何をしでかすかわからな・・・・・あれ? 

 

 

 「うぇっ!? 平野!? あれ? ケイジじゃなくて変装させられている!?」

 

 

 「お~っほっほっほ! いい束縛でしたねえ。ケイジにいつの間にかやられまして」

 

 

 「じゃ、じゃあゴルシは・・・ラニじゃーん!!」

 

 

 「ラニちゃん。ああ、束縛されている姿も美しい・・・」

 

 

 言っている場合ですかジャスタさん! あの問題児どもはどこよ!!

 

 

 あたりを見回しているといつの間にか地面から台がせりあがってそこからはエルヴ〇ス・プ〇スリーの衣装を着けたケイジとゴルシが・・・

 

 

 「さぁー! ロックでファンクな賭けレース! 盛り上がらにゃあもったいない!」

 

 

 「行こうぜそのためのファーストミュージック! イッツ! しょー・・」

 

 

 「やってる場合か!」

 

 

 ハリセンでビンタしてからのタイキ先輩から習ったロープ術で捕縛して引きずってチームの方に戻す。このリーダー格共は・・・!

 

 

 「あああぁああー~! 削れる! 痛い痛い! ケイジちゃんが削られるぅう~」

 

 

 「生きている証拠だよ!」

 

 

 「言ってる場合かひげ熊ぁ!」

 

 

 「ぐはぁあー! これがロックの代償なのね! 主人公の代償なのねえー!!」

 

 

 「同時に暴走トラックよ貴女たちは! はぁー・・・じゃあ、とりあえず・・・審査役として、警察騎バ隊の皆さんにこのレースの間の警備と、整備をお願いする。でいいのですよね。樫本理事長代理」

 

 

 「え、ええ・・・それでは・・・審査とこの後の警備を・・・」

 

 

 真面目に国の一大事業代表のアスリート、アイドル養成所の方針を変えることになりかねないレースだもの。審査に不正が起きないように問題ない人材を集めてもらったつもりだけど・・・ケイジたち、前田家の声が入っているのが・・・真面目にケイジの行動と顔の広さが・・・はぁー・・・

 

 

 「では、双方の証明書はこの私海パン刑事が受け持ちます!」

 

 

 「「「「「キャァアアああああああああ!!!?」」」」」

 

 

 「おおっと失礼。ネクタイが歪んでおりましたな」

 

 

 ああー・・・・特殊刑事課も来ているのね・・・来ているわよねえー・・・・・ヒサトモさんという超大御所にケイジと縁があるメンバーといえば・・・私たちは見慣れているけど、ファーストの皆叫んでいるじゃない。

 

 

 「大丈夫よ皆さん」

 

 

 「これはいつものものだし、彼の紳士服。そして、決して女性には手を出さない紳士だから」

 

 

 「その服装が既にアウトなんだよ月光刑事!」

 

 

 「あ、両さん。来てくれたんだなあ」

 

 

 「そりゃートレセン学園の一大事と聞けばな。わし等くらいじゃないとウマ娘の騒ぎに対応できないのと、ケイジの奇行に対応できるということで・・・海パン刑事、月光刑事、革命刑事、ドルフィン刑事が来て警備をしてくれるそうだ」

 

 

 大真面目に警視庁の警視、事件解決率100%、世界をにぎわす怪盗団の一つを捕まえた敏腕警察官たちなのだけど・・・

 

 

 目の前で困惑と顔真っ赤と感情が迷子のまま爆走しているあのメンツ大丈夫かしら?

 

 

 「今回の護衛の一人を務めますウマ娘モッコリスイーパーです。優秀なウマ娘を生み出すためのウマぴょいもできますので是非是非よろしくお願いします!」

 

 

 「なぁにを言っているのよどの色ボケ馬鹿男ぉおー!!!」

 

 

 「ひぇええー!! 香しゃぁーん!! 駄目よ! 今回の護衛!! 大事にする護衛対象!」

 

 

 「ならあんたがそのための盾となりなさいぃ~~~!!!」

 

 

 ああー・・・・冴羽さんに香さん・・・まあ、うん。ケイジが未成年には手を出さないというか女として見ないから大丈夫といっていたけど・・・・・・・いきなり樫本理事長代理に手を出そうとは。

 

 

 「ヴィルシーナさん・・・葵さんとおハナさん。名瀬さん、小宮山さんには少し離れた場所で練習するよう通達してもらっていい?」

 

 

 「了解。あと真由美さんにもしばらくは前田家で保護してもらいましょうか」

 

 

 「そうね。護衛はしてもらえても別の方が危険になるわよ」

 

 

 もう、チームファーストの皆は何が何だかという顔しているし。はー・・・うん。日本に帰ってきた。日常だなあという感覚が戻ってきたわ。

 

 

 とりあえず、あと数秒後にあの100トンハンマーで芝が一部壊れないことを祈る他ないわね。……あ、吹っ飛んだ。

 

 

 「さーて。じゃ、このサインの瞬間から約3週間後のレースまで互いに頑張る他ねえか。愉快な祭りにしていこう!」

 

 

 「Heiケイジ! シリウスの皆。応援しているぜ」

 

 

 「ン~♪ DEEP♂DARK♂FANTASY♂ 万が一があってもわが国でも受け入れる」

 

 

 「ははっははは。ヴァン殿。それはわが国でもですぞ。是非是非シリウス杯をドバイミーティングの一つに作るためにもとうちでも騒がしくて」

 

 

 ええ・・・ビリートレーナーにヴァントレーナー。そしてアラブのさる御方まで・・・え、これ視察なの? 絶対カレンチャンのウマスタを見てきた口よね?

 

 

 いやまあ分かるわよ。だって世界中で暴れまわってきたシリウスの方針もこのレースの結果次第で変わるし、ケイジも私たちも嫌だから万が一の場合は留学という形で移動もあり得るし、うわー・・・下手すると真面目にこれはいま世界中でみられているわよねえ・・・シリウスにトレーナーとウマ娘獲得が万が一でもあり得るかもしれないレースになるわけだし。

 

 

 ほんと、大騒ぎ。世界の大レースの後だというのに更にお祭り騒ぎかあ・・・同時にシリウスの力量と樫本理事長代理の手腕もどうなるか。

 

 

 とりあえず、裏で手を回してあっちのケアをしておきましょう。でないと真面目にレース前に潰れそうだわあの子たち。そこまでする義理もないし、つぶれる方がいいけど、あの顔見て見捨てるほど非情になれない自分が憎いわ。




 新たな13人目のシリウス連合軍に参戦。若ヒサトモ。原作(史実でも)ルドルフより強いと言わしめたクリフジ。そのクリフジもヒサトモのような戦いぶりは出来ないと言わしめるほどの怪物牝馬。いざ参戦です。


 あ、メフィラスさんとケイジの話は次回に続きますん。


 シリウストレーナー陣


 前田トレーナー ケイジの親父にして前田グループ現総帥。基本はトレーナー陣の休暇とケイジ達の休みの調整と予算の用意をするくらいで基本皆を支える縁の下。


 平野トレーナー アメリカ、ダート組の育成をやっている。ナギコには何でかプールの際は突き落とされたり海に投げ飛ばされる。豊かな鼻の下の御髭と眼鏡が特徴柔らかい雰囲気の男性。担当ウマ娘は ナギコ ラニ ホッコータルマエ


 的矢トレーナー 欧州挑戦組とマイル組の育成を主にしている。皆に情が深く、定期的についついスポドリの粉を買いすぎてはシリウスの部屋のお菓子がちょいちょい一緒に増えていく。担当ウマ娘は ライスシャワー キジノヒメミコ メジロライトニング オルフェーヴル 


 葛城トレーナー ケイジとジェンティルドンナ担当。ケイジ達に振り回されつつも愉快に過ごしている。ケイジの練習量にたまに感覚がバグりそうになる。担当ウマ娘は ケイジ ジェンティルドンナ ヴィルシーナ


 松風サブトレーナー ケイジとほぼコンビで付いてはあちこち振り回されている。ケイジにはよ真由美ちゃんとくっつけと急かされている。


 真由美サブトレーナー ジェンティルドンナとオルフェーヴルたちをメインに担当。普段はほわほわと緩やかに過ごすのだが、担当の子たちの見せる戦意によく驚く。


 ひげ熊サブトレーナー トレーナー資格はあるのだが平野を支えるためにあえてサブでいる。資格手当はあるので稼ぎはいい。普段から覆面をかぶるふくよかさであだ名はクマさん。


 久保サブトレーナー 三名のサブトレーナーが多くのメンバーを抱えて動くときに助けるお助けポジ。基本はマネージャーのように裏方を特によくしている。
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