【注意】あつまれ!転生者の溜まり場【魔境】 作:ぬすっとK(リハビリ開始)
【絶望再来】
次元の狭間に作り出された魔法空間。悪の巣窟となっているそこに、三人の戦士が突入した。
「よっ、と。イーヴィルニキ、彼がそうなの?」
『ああ。なかなかの強さを誇っているよ』
「スレには参加してなかったけど、ガンダム組も働かせて貰いますね!」
一人は平成最後のライダーにして、ライダーの歴史全てを継承する戦士、【仮面ライダージオウ】
一人は平成最初に生まれたウルトラマンとルーツを同じとし、光と闇をあわせ持つ戦士、【
一人は不死鳥の如く舞い上がり、黄金と紺碧の輝きで世界を照らす戦士、【ユニコーンガンダム三号機フェネクス】
三人の戦士達は、あらゆる世界を崩壊させようと企む組織【M.W.V】の計画を阻止すべく集結した戦士達、その筆頭である。
「それにしてもホントに金ぴかだねぇ……金メッキ?」
「グォルドェンアァムズ……!」
『黄金の果実じゃないから……いやふざけてる場合じゃないんだよ?』
「「あ、はい」」
既に彼らは本拠地付近に到達しており、彼らが陽動として奇襲を開始。その混乱をついて他メンバーが突入する手筈となっている。
『さて、そろそろ作戦開始しよう。準備はいい?』
「うん。いつでも行けるよ」
「全管制、制御システム異常無し。出れます」
『よし、じゃあ……行くぞ!』
魔法空間の岩影からバッと飛び出し、それぞれの力による攻撃をしながら突っ込んでいく。突然現れた戦士達による奇襲は敵から統制力を奪い、焦らせていく。
「なっ、金色のユニコーン!? なぜコイツが」
「ビームマグナムッ!!」
「ギャぁああっ!?」
「ジ、ジオウだ!」
「一人で戦うな! 複数で囲め!」
「なんか、行ける気がする!」
『ジュアッ!!』
「い、イーヴィルティガまで!?」
「くそっ! なんとしてでも止めろォ!!」
たった一人でも数百を相手取ることができる。そのレベルの戦闘力を持つ彼らにこの程度の雑兵など足止めにもならず、遂には最深部まで到達した。
そしてそこには彼らと因縁を持つ者達がいる。
『トレギア……今度こそ逃がさんぞ』
『おや、君が最初か……御呼びじゃないんだよ。早く隠居したらどうだい?』
『悪いが隠居の予定はない。が、妻が寂しがりなんでね。これが終わったら長期休暇でも取るさ』
『その余裕がいつまで持つか、楽しみだよ』
「クレイシス、今日こそ決着をつける!」
「残念ながら貴方に用はありません。なので、代わりの者を用意しました」
「アナザーライダー? でもコイツどこか……」
「そう、私は貴方に用はない。私が
「シナンジュッッ!!」
「おっと……血気盛んだな。相変わらず反抗期らしい」
「お前だけは僕が止める! それが、僕にできる最後の親孝行だ!!」
「子供なら子供らしく、親に従いたまえ!」
今、六つの影がぶつかり合う。
────そうだ、それでいい。そうすれば────
その裏にある思惑に気がつくこともなく……
「この音、もうすぐそこか!」
『どうやらそのようだね』
『早く向かいましょう! アグルニキ達も近いはずです!』
「応とも! にしても、なんだこの機械の虫達!? 壊しても壊しても湧いて出やがる!」
施設の中を進むのは仮面ライダーW、ウルトラマンオーブライト、ウイングガンダム
さて、ここまでのすべての話を読んでくれている方ならわかるだろう。大幅に作戦と違うと。それは何故か。それは、他世界で同時に大規模な進行が起こったためである。それを防ぐために数人の戦士達は進行を防ぐために分散させられてしまい、後手に回ることとなった。
そのため【かけら】の奪取は不可能と判断され、全員が中心部を一気に叩くことになったのである。
それでもこの少人数で攻勢に出たのは彼らの勇気と仲間を信じる心がなせる事なのだろう。
「「「……ッ!!?」」」
その時、施設の中心から凄まじい圧と衝撃波が施設を揺るがした。彼らはその強靭な精神力によって耐えることができたが、敵の中には発狂してしまっているものもいる。
「この感じ……嫌な予感がするぜ……!!」
『君の予感はよく当たるからやめて欲しい……が、確かにこれは異常事態だ』
「おいおい、これ先生方は大丈夫なのかよ!? 強いのはわかっけど、こりゃまずいだろ!」
『急ぎましょう!』
道を塞ぐ敵をスルーし中心部へと駆ける戦士達。やがて、彼らはその目にとある光景を写さなければならない。それは、この世界の誰もが予想していなかったであろう展開であり────
「ふ、ふふ、フハハハハハハ!! 遂に、遂に遂に遂に!! 我々は勝利した!!!」
────考えうる限りで、最も最悪であろう展開だった。
まるで神殿のような空間。その中心部に存在する黒光りしたなにかの断片。狂喜するトレギア。そして、
『トレギアァァアッ!!』
『来たかオーブライト。だが、一足遅かったね』
オーブライトが自らと、自らの憧れの象徴であるオーブライトカリバーを振るうが、途中で結界のようなものが出現し、剣が触れた瞬間に
『なっ──!?』
『君達を待っていたのは戦うためではない。これから起こるショーを、特等席で見てもらうためさ……ほら、席につくといい』
トレギアがなにかの術式を起動すると、この空間のあらゆる場所から闇が溢れ、戦士達を拘束する。それは最初にたどり着いたオーブライト達だけでなく、別ルートから侵入していたアグル達をも捕らえた。
「しまった──!」
『これは、かなりまずい状況だ……!』
「くっそ、なんだこの気持ち悪いの!? 取れねぇっ!!」
『くっ!? う、ァアッ!?』
『ウァッ!? これは、闇!?』
「く、ぅう!? 力が、使えない……!」
「機体の出力が低下!? 損傷もないのに、何故……これが闇の力とでも言うのか……!」
彼らを拘束する闇は、光のエネルギーを喰らうかのように彼らから力を奪い、自らの力へと変換しているようだ。これはまるで、既に目覚めているような……
『さぁ、楽しんでもらおうか!』
あらゆる世界に、謎のエネルギーによって生成されたモニターや電波が出現し、その世界に存在する映像媒体をジャックした。そしてその映像に映る仮面の巨人は実に愉しそうに話し始めた。
『ごきげんよう、紳士淑女の皆様。私の名はウルトラマントレギア。君達にとっては忌むべき存在、または敬意を払う存在となるだろう。早速だが、こちらを御覧いただこうか』
トレギアがパチンッと指を鳴らすと映像が切り替わり、闇に拘束された戦士達が写し出された。
『彼らはヒーローと呼ばれる存在だ。君達の中には、見たことがある人がいるんじゃないかな? 突然だが、この中の三人、イーヴィルティガ、仮面ライダージオウ、ユニコーンガンダム三号機フェネクスを処刑する。君達の希望の最期の瞬間を見届けてあげようじゃないか。守りたかった者達に看取られるなら、彼らも本望だろう』
その言葉に合わせて映像が切り替わる。映像にはトレギアの言った三人がボロボロの状態で拘束されており、彼らの前には暗黒魔鎧装アーマードダークネスが立っていた。アーマードダークネスが自らの得物であるダークネストライデントを使い、処刑の準備を進めている。
『あぁ、紹介が遅れたね。彼はアーマードダークネス。今回の処刑人だ。彼の放つレゾリューム光線は、並の戦士ならば掠めるだけで致命傷。それを彼は今、何倍にも増幅している。万全の状態ならまだしも、あそこまで消耗し、無防備な彼らに耐えられるかな?』
その言葉を聞いた瞬間、ほとんどの人々の心から希望が薄れていった。そして追い討ちをかけるように、人々の脳に言葉が響く。
そして遂に、レゾリューム光線が放たれた。その恐ろしいまでの力の前に人々は更に恐怖し、絶望を始める。他の拘束された戦士達が必死に叫ぶが、彼らの声は誰にも届かない。
レゾリューム光線が過ぎ去ったあとには、誰かがいたと言う痕跡さえも残ってはいなかった。
『む、【かけら】が反応を……と言うことは、どうやらトレギアが成功したようだな。ふっ、実に面白くなってきた』
『あら、遂に始まったのですね……ああ、楽しみ。これでやっと、貴方を迎えに行けるのね……♡』
『ハッハッハッハ!! さぁ、始まるぞ! ありとあらゆる世界から、絶望のエネルギーが溢れている!! それを吸収し、【かけら】は【キューブ】を生み出す! 正義ではなく、悪が台頭する世界が始まるのだ!!』
あらゆる世界がバラバラに分解され、新たに正方形の空間【キューブ】の中で混じり合い、再構築されていく。そしてその異変は
「あれって
──誰か、助けて──
「今の声は……俺を、呼んでる?」
──お願い。僕らに、力を貸して──
「──わかった。どっちみち、無関係ってわけにも行かなそうだしな」
こうして一つの世界から、とある戦士が【キューブ】へと飛び込んだ。
公式イーヴィルティガの本名教えてくれよ!!!!
オルタナティブティガはそれ本名ちゃうやろ!!!!
あ、ガンダム勢は僕の好きなガンダム達です
そして聡明な方ならもうお察しでしょうが……この度、他のハーメルン投稿者の方とコラボさせていただけることになりました!!
今回コラボさせていただくのは【ジューク】様と【葉っぱの妖怪】様です。【葉っぱの妖怪】様からはキャラの案を。【ジューク】様からはなんと、スレのメンバーの力を借り受ける許可をいただきました!
お二人のご好意を無駄にせぬよう、頑張ります!!
【質問】フーマニキとゆきかぜの関係は?
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フーマ→ゆきかぜの師弟関係
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フーマ←ゆきかぜの師弟?関係
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フーマ←ゆきかぜの片思い
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フーマ→ゆきかぜの片思い?
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フーマ→←ゆきかぜの両片思い
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フーマ←ゆきかぜのライバル関係