転生先には、遊びがない!   作:お米

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睡魔2連敗北を喫してしまった私です。
あ、自己紹介しますね。私、クルルと申します。え?それ以外のこと?
いや、私もまだ知らないのですよ。てか、性別もわからん。
まぁたぶん男でしょ!!前世男だったし。


もう、睡魔には負けません!!

暖かい、、体のどの部分が暖かいと感じているのか、まだわからないけれども、この暖かさは安心する、、、、

もしかして、これはママン?ママンの抱擁なのか?!

なるほど、それならば納得がでk

 

「可愛いものだな、自分の子供というのは。」

 

なんだ?!低い声が聞こえる。ダンディーで渋い声だ!

え、まって、今私のこと抱きかかえてるのって、ママンじゃない?!

 

「オ、オギャー――――!!!!」

(な、なんですとーーーー!!!!!)

 

「おっと、急に暴れて、どうしたんだい。」

 

「もう、あなた。抱き方がよくなかったんじゃないですか?」

「こう、抱えるのですよ。」

 

おぉ、安心感が違いますよ。

てか、さっきのお父ちゃんかよ。

え?パパンって呼ばないのかって?

呼びませんよ、そんな。お父ちゃんで十分ですよ。

 

まだ目が開けられないから、口を動かしてみようかな。「ママー」って呼んでみたい。

泣き声は出せるんだ。あとは自分の思った通りに口を動かすだけなのだ!

 

 

「あうー、えぁうー。」

っむ、見事に赤ちゃんことばだ。あともう少しで何かつかめそうなんですがね、、。

うまく話せないというのは、もどかしいな。

 

「?!しゃべった?あなた!この子が何かしゃべろうとしてるわ。」

 

「なに?!くっ、記録水晶どこにしまったかなぁ!」

 

記録結晶?!、なんともそそられる言葉じゃないですか。

 

って、おおう。お父ちゃんがものすごい勢いで、部屋を飛び出していったぞ。

家じゅうのあちこちから、ものすごい音が聞こえてくる。

 

どんがらがっしゃーん、ぱりーん、

何かが割れた音も聞こえたぞ。大丈夫なのか?

あ、メイドさんかな。怒鳴り声のような悲鳴が聞こえてきたぞ。

なんかめっちゃ高価なものが壊れた、とかなんとか。

そんな高価なものがある家ってことは、私の両親ってかなり偉い人なのか??

 

クールなお父ちゃんかと思ったけど、おっちょこちょいな人なのかな。

まぁ、まだパパンとは呼ばないけれどね。

 

「奥様、こちらの記録水晶を。」

 

おっ!この声はメイドさん!?

 

「ありがとうね、メリッサ。」

「いえ、奥様と旦那様、ひいてはこの家に仕えることこそが、私の職務ですので。」

 

へー、メイドさんの名前は、メリッサさんかぁ。

 

「めぃっさー」

おっ!話せたぞ!これは小さな一歩かもしれないが、私にとって大きな一歩である。

 

「?!」

「まぁ、いまメリッサーって言ったわ!!」

 

「! は、はい。すみません。奥様よりも先に呼ばれてしまうなど。」

 

「いいわよ!!むしろめでたいことだわ!勝手かもしれないけれど、メリッサのこと、娘みたいに思っているの。だからね、変に気にしてほしくないの。」

「でもまぁ、確かに少しだけ悔しいわ。」

 

「も、申し訳ありません!」

 

「だからいいのよ、気にしないで頂戴な。」

「私はママよ。ママって呼んでみて!ママよ。ママ。」

 

「みゃみゃー」

 

「んんー!!うれしいわぁ。こんなに可愛い娘にママって呼ばれるなんて、私は幸せ者ね。」

 

そうかそうか、よかったよかっt 

ん?ちょい待って!!今娘って言った?

えっ?今世の私、女の子になっちゃったの?!

まじかー。でもまぁ、とりあえず楽しく生きていければ、それでいいかな。

はよう、私も自分自身のこと見たいわい。そのためにも、開眼の儀に向けて、訓練せねば!!

 

 

「記録水晶持ってきたぞ!!」

 

あ、お父ちゃんが戻ってきた。

 

「あなた、ひとまず落ち着いてくださいな。」

「あなたは当主なのですから、もっとどっしりと構えてくださいな。」

「威厳ですよ、威厳。」

 

「う、うむ。しかしなぁ、娘の成長記録をだな?」

 

「はぁ、そんなことだと、将来この子に示しが付きませんよ?」

 

「うむ、、、、確かにそうだな。 よし、気を付けるようにしよう。」

 

「はい、お願いしますね。」

 

「ところで、クルルは何かしゃべったか?」

「急いで記録結晶を持ってきたが。」

 

「ふふふ。メリッサー、ママーって呼んでくれたわ。」

 

「なっ!そうか、、私はまた立ち会えなかったのか、、」

 

「あなたまだ気にしてらっしゃいますの?」

「あの時のあなたは、それはもう、文字通りお仕事に追われてましたもの。しょうがないですわ。」

 

「しかしなぁ、、」

 

「ほら、メリッサが記録水晶を準備してくれていたの。だから、あんまり落ち込まないでくださいな。」

 

「、、そうだな。めでたい場にふさわしくないな。ありがとう、エレナ。」

 

「いいのよ、ウィリアム。」

 

おおー、夫婦二人の空間だけ桃色に見えるぜー。

というか、ママンの名前がエレナで、お父ちゃんがウィリアムか。

本当に日本じゃないんだな、、。

 

よし、もう切り替えていこう。あんまり深く考えても、今はどうにもならないしね。

 

切り替えて、今日はもう寝ます。というか、頭使いすぎたのか、もう持たない。

あ、やばい、やつがやってきた、、睡魔だ、、。やばい、今日こそは自分の意志でもってして、入眠しようとしてたのに!!

ってか、記録水晶って結局なんだったんだよ!たぶん記録するなんかの道具なんだろうけれど、、、、

気になる!!今はできる限りたくさんの情報を手に入れなくてはならんのだ!

寝てなどいられんのだ!!

 

 

 

あっ♡ また負ける、、、のね。

 

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