早死にした俺がダンまちの世界で最強になる   作:岬サナ

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今回はサブタイ通りの束の間の休息を書きました。ちょっとした息抜きみたいに書いたんで本編的には進んでませんけどね。

それとアンケートの結果ですが、
SUBMの投下に決まりました!

投票してくれた皆さんに感謝します!m(__)m

合計で115票貰い、その中から42票を頂いて決まりました!
UBM製作に38、フランクリンゲームに25、激突に10票という結果でした。

その時が来ましたら、SUBMを投下します。


束の間の休息

ベルとシルバーバック、アイズ達と食人花との戦闘があった怪物祭から数日が経った。

 

「んーー?」

 

ミアハ・ファミリアが経営してる薬剤店の2階に部屋を借りている夜行は悩んでいた。

 

「時期的には、そろそろガネーシャ・ファミリアのハシャーナって人が殺される事件があったな」

 

その事件に関わるか関わらないかを悩んでいる夜行。

 

「事件前に関わるのは……そういや、いつからハシャーナが依頼で探索してるのか分かんなかったな~」

 

夜行は一旦事件の事を頭の隅にやり、目の前に置いている試験管の1つを手に取り、中に入っている液体を見る。

 

「面白い薬が出来たけど試してくれる人がいないからな」

 

何処かに協力してくれる心優しい実験台(モルモット)はいないものかな。

 

「適当に置いとけば誰か勝手に飲んでくれるかな?」

 

そう言い俺は部屋から出て移動する。

 

 

 

「あー、でも適当に置いとくと俺が見れない可能性があるな」

 

店の外まで出てから気付き、それならそれで誰かに会ったら試験薬を飲ませて試させてもらおうと考える。

 

「全く知らない相手に飲ませても今は面白くないからな~。まずは原作組の誰かに試したいよな………あれ?」

 

教会にいるヘスティア達か、それともイタズラ好きのロキ達か、バベルにいるフレイヤに面白半分で渡……いや、あの女神には自分から会って関わりたくないな。

シルに会ってる時点で無駄かもしれないが、フレイヤとして会っていないからノーカンだと思いたい。

 

こんな風に考えていると私服姿のベルを見つけた。

 

「やぁ、ベルくん」

 

「あ!!夜行さん。お久しぶりです」

 

丁寧なお辞儀で頭を下げられる。このベルの対応を見て、よく心は純粋なまま育ったなと夜行は思った。

願いや目標はおじいちゃんのゼウスの影響なのか微妙にちぐはぐな感じに見えるけど、覗きやらナンパ等のことは自分からはしてないのだから意外だ。

 

「久しぶりだね。……その服装だと今日はオフなのかな?」

 

「はい。装備の整備とかポーションの補給とかもありますから」

 

「それは冒険者にとって絶対にやらないとダメな事だからな」

 

俺はこの時思った……ベルに飲ませてヘスティア等の反応を見るのも面白そうだと、俺はベルに完成した面白薬品を渡すことにした。

 

「そうだ。ベルくんにこれをあげるよ」

 

「えっいいんですか!?」

 

見た目はポーションよりも色が少し薄くしてある物をベルに渡す。

 

「これは少し特殊な物でね。ホームに戻ってすぐに飲んでほしいな。それと主神がいる時に飲むといいよ」

 

「栄養剤か何かですか?」

 

「そんな感じの物だよ」

 

しれっとベルに嘘を付く夜行。

 

「それじゃベルくん、またな」

 

「はい。それではまた」

 

夜行とベルは話しを終わらして別れて戻る。夜行はその時にあるモンスターを放ち、ベルの後を追わせた。

 

「どんな反応が見られるのか、今から楽しみだな♪」

 

俺は光学迷彩により周囲から見えなくしている場所に同じく光学迷彩しているモンスターに乗って向かった。

 

「さてさて、今頃はどうなっているんだろうな♪」

 

俺は目の前にあるダンまちの世界観を有っていない物──モニターを起動させた。そこに映っているのは先ほど別れたベルの様子が映っていた。

 

「映像送信用のモンスターから受信もバッチリだな。光学迷彩の能力も付けて製造したけど画質も合格ラインだな。……それにしてもここまでのモンスター製造が出来るのは流石は≪超級≫って事だよな」

 

俺は今回のメインにしているのは≪超教授≫の職を持ち、直接戦闘能力は下級マスター以下と自身でも認めているが、数多の脅威となるモンスター達を産み出した王国にとっては最悪の敵の1人であったマスター──Mr.フランクリンである。

 

『お帰りベルくん!』

 

『ただいまです神様』

 

「薬の実験はどうなるのかな」

 

『あっそうだ。夜行さんから貰ったこれを飲んでおかないと』

 

ベルは近くに神様がいる状況で俺が渡した薬品を飲む。

 

「ここまで素直に飲まれると良心が痛むな」

 

『うっ!?』

 

『どうしたんだいベルくん!?』

 

薬品を飲み、頭を抑えて倒れるベルを心配して近付くヘスティア。

 

『あ、あ、アァァァァ!!』

 

ベルとヘスティアを映している画面が光によって見えなくなる。

 

『べ、ベル、くん』

 

『う~~ん』

 

「実験成功♪」

 

『あれ?一体何が?』

 

『べ、ベルくんが、こ‥こ‥子供になっちゃったーーーーー!?』

 

そうなのである俺がベルに渡したのは幼児化する薬なのである。幼児化する薬の成果は大成功と言えるな。ベルの事が大好きなヘスティアからしたら理由を一時的にでも彼方に飛ばしてベルを可愛がるだろう。

 

「最後に異常がないか確認したら完璧になるな」

 

俺はヘスティア・ファミリアのホームである教会へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベルが子供の姿になってしまって混乱しているヘスティアはどうしようかと頭を悩ませていた。

 

「どどど、どうしよう!?」

 

「あわわ!神様、落ち着いてください!?」

 

「これは落ち着いていられないよ!?めっちゃ可愛いよベルくん!」

 

子供になってしまったベルはヘスティアに抱き締められていた。

 

「あははは!」

 

突然聞こえてきた声にベルとヘスティアは反射的にそちらに振り向く。

 

「さっき振りだねベルくん」

 

「夜行さん!?」

 

「え?誰だい、何でここにいるんだい!?」

 

まぁそんな反応になりますよね。今俺はキャッスリングを使ってヘスティア・ファミリアのホームにお邪魔していた。

 

(キャッスリングも異常が見当たらずに使えるな)

 

キャッスリングによる弊害が無いことを確認した夜行はこちらを見ているベルとヘスティアの方を見る。

 

「どうだいベルくん。俺が開発した幼児化する薬は!!」

 

「幼児化する薬だってぇぇ!?」

 

「その通り!その薬を飲んだ人物を約5時間ほど子供の姿に変えるだけのジョークポーションだよ!」

 

指をパチンッ!と鳴らしてベルの方を指差す。

 

「いや~完成させたはいいけど、誰に試そうか悩んでる時にちょうどベルくんがいたからね。これは試さないと!って天啓が来たのさ!」

 

「何でですか!?」

 

「そうだよボクのベルくんに何をしてくれるんだ!」

 

「なら子供の姿のベルを見れなくても後悔しない?」

 

「する!」

 

「神様ぁ!?」

 

俺の問いに即答するヘスティア。うん、期待通りの反応で嬉しいね。

そしてベルは憐れ、ここには実は味方だと思ってる神様のヘスティアはこっち側になるのは予想していたから味方ではないのだ。

 

「ところで夜行くんとやら」

 

「何かなヘスティアさん?」

 

「その幼児化する薬はもう無いのかい?」

 

「えっ?か、神様……」

 

「残念ですが……」

 

俺が額に手を当て首を振るとベルはホッとした表情になる。

 

「お詫び用で後3本しか持ってきてませんね」

 

懐から出した試験管を取り出して、ヘスティアは嬉しそうにベルは嘘でしょ!と分かりやすく反応していた。

 

「他にもケモ耳を一時的に生やす薬とかもありますよ」

 

「どんな物があるんだい?」

 

「そうですね。定番の犬耳や猫耳に卯や熊なんかもありますよ」

 

「アハハ」

 

ヘスティアとの会話の中でベルの乾いたような声が聞こえたけど気のせいだろう♪

 

そして、夜行との取引を終えたヘスティアはいい笑顔で見送りに出てきてくれた。

 

「今回はこっちの都合で色々と迷惑をかけました」

 

「いいよいいよ!ボク達にも利益はあったからね!」

 

「渡した分以外はミアハ・ファミリアでの購入をお願いしますね」

 

「じゃーね夜行くん」

 

「夜行さん、さよなら」

 

「それでは、さよなら。ベルくん、ヘスティアさん」

 

束の間の休息に俺は楽しめていた。

 

 

 

 

 

 

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