少ないストックですが、更新します。
昨日、俺が考えた末に選んだ神はミアハさんである。
彼はダンまちの原作においても神格者であり、頭が可笑しい神が多い世界で数少ないであろう常識神である。
彼も熱烈なファンや他数名にも癒しと呼ばれるレベルで優しさレベルが高い。知っている中で考えうる限り常識神トップ3には確実に入ってると断言出来る。
確かにミアハ・ファミリアには借金があるが、それは俺自身が稼いで家賃としてファミリアに払っていけば早期に返済も可能だ。
「夜行よ。どうだったオラリオは?」
「面白い所ですね。いい神にも会えましたし、ここでやっていく分には何の問題も無いですね」
「うちに借金あるって知ったら出ていくと思ったけどね」
ミアハさんの質問に答える俺にナァーザさんが自虐に言うが、そのくらいなら俺は許容範囲内である。
「これナァーザ、そんなことを言っては夜行に失礼であろう」
「大丈夫ですよ。宿無しに宿を貸してくれてる時点で俺は助かってますから」
神は下界の子供の嘘が分かるという能力があるから、俺はミアハさんや他の神が居るところでは嘘を言わないように言葉に気を付けている。
「構わぬよ、困った時はお互い様というやつだ。気にする必要はない」
「ありがとうございます」
少し話しただけでも分かる。ミアハさんはガチで良い神だと言える。
ナァーザさんに色々と聞かれて答えても問題ない部分だけ答えて、答えられない質問をはぐらかしたように答えても俺の事を信じてくれた。
「はぁ、家の主神はこれだから」
自分の主神に悪態を付いているようにしか聞こえないが、実際にナァーザさんを見ると口元が少し上がっているので満更でもないのだろう。
「取り敢えず夕方くらいにまた外に出るから、それまでは部屋で休むよ」
「……ダンジョンに行くの?」
「いや、外食でもしようと思ってな」
「……そう」
ナァーザさんの質問に答えるもダンジョンでないと知ると、こちらから視線を外した。
まぁ、せっかく家賃とはいえ定期的に金を入れてくれる存在が早々に死んだら困るって部分もあるのだろう。
「分かった。しっかりと休んでくれ」
ミアハさんからの労いを聞き、俺は自身に与えられた部屋に戻った。
◇────────
「さてっと」
俺は特典の力で購入したベットに腰掛けて身体を休める。
「それにしても転生なんて事を実感する日がくるとは夢にも思わなかったな」
やはりと言うべきか、いくら望む力を得て好きな世界への転生とはいえ、精神的には死んだ実感が余り無くても生まれた世界がガラッと変わるのには精神的疲労は感じてしまう。
「気を取り直して転生特典の確認でもするかな」
俺は自分が得た転生特典をゲーム画面の様なホログラムを投影して確認すふ。
俺が転生して貰った特典の5つは、
①インフィニット・デンドログラムにいる人の25人分の力を得る。※但しメインとして使えるのは1人分。
これには、その人の
これにより俺はフィガロをメインにして探索して楽々と往復を可能にした。
例え、フィガロの力を使っている状態で死んでも、フィガロの力関係が72時間使えなくなるだけで他の人の力は使える。これはデスペナルティの現象が残っているからだろう。
逆にティアンの人間の力を使っている状態で死んだら、俺自身は死なないがその人の力は永続的に使えなくなる。
②マップとアイテム収納画面。
これのお陰で俺はモンスターを討伐した時に、魔石やドロップアイテムの回収する為に動かなくても勝手に回収が済んでいる。
③買い物画面。
これを使ってデンドロにいる人が所持していたリル(金)をオラリオのヴァリスに同額変換したり、俺の前世の食べ物や娯楽品、それにデンドロのアイテムや武具も購入が可能だ。
これの力を使ってダンジョンの5階層までの地図を購入した。
後は緊急時を除いたら夜行自身が埋めようと考えている。
④特典の武具、アイテムの消費、消滅したら24時間後に復活させる。
これでフィガロのエンブリオの必殺スキルを使用しても特典武具が消えることは無い。
実際はシステム内で24時間のクールタイムを使って消滅した状態から消滅しなかった状態にシステム内で変えてるのが真実だから消えることは無いとは言わないのかな?
⑤不老。
これについては名の通りとしか言えないな。前ではそんなに長生きをしなかったので、こっちでは長く生きたいから望んだ。
不死にしていないから死のうとしたら死ねるようにした。
俺は転生特典を改めて確認したがチートにしたな~。っと他人事のような感想を抱いた。
「新しい人生なんだから楽しまないと損だしな!」
俺は身体をベットに倒して、この後の夜の事を考えた。
「このままフィガロの状態でもいいけど、折角だから他の人の力も使ってみたいしな」
俺自身としては、フィガロの力だけでもオラリオでの無双は簡単に出来てしまうけど、それでもせっかく自分が望んだ力を手に入れたのだから色々と試してみたい。
「それとは別にやっておきたい事もあるしな」
俺はゲームのコンソールと似たものを目の前に出現させる。
そこで俺は自分の名の下にある、現在メインに設定して使っている人物の所を操作する。
俺の現在の職業に関する部分の表示はこうなっている。
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<雪代 夜行>
メイン
フィガロ【超闘士】
所持ヴァリス=171万3250ヴァリス
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このコンソールは俺が表示したいことだけを考えたら、名前とその世界の金以外は表示を消せる使用だ。
取り敢えずで200万リルをヴァリスに換金した分と先ほどダンジョンに潜って討伐したミノタウロス含めたモンスターの分を合わせて、そこから30万ヴァリスを家賃として渡し差し引いた分にマップ購入分を減らした額がこれである。
マップ代金に2万5000も費用として掛かったけどな。
俺はここからメインの部分を変更する。
『フィガロ』⇒『ベヘモット』
フィガロからベヘモットに変更した。これにより就いているジョブも【超闘士】から【獣王】に変化した。
「当たり前だけど、エンブリオの紋章も変わるんだな」
俺の左手にあるエンブリオの紋章の形が『獅子の頭』から『恐竜の頭蓋骨』に変わった。
これで俺は物理最強の二つ名を持つベヘモットの力に変わった。
「エンブリオはメイデンに変わったし、もうこれで会話は出来るんだよな?」
『えぇ、そうです』
俺の呟きに答える声が聞こえた。
「君は怪獣女王レヴィアタンでいいのかな?」
『その通りです。夜行』
「表にも出られるんだよな?」
俺がそう聞くと左手の紋章から光が溢れだし、俺の目の前で人の形に纏まっていく。
光が消えた後には1人の少女が立っていた。
「初めまして、夜行。貴方のエンブリオtypeメイデンwithガーディアンのレヴィアタンです」
かのインフィニット・デンドログラムにおいて西方三国最強と言われたマスターのエンブリオのレヴィアタンが、今俺の目の前にいる。
『怪獣女王レヴィアタン』
彼女のエンブリオの特性は普通のエンブリオと違い、ただある一つに全てのリソースを捧げている。
typeメイデンやアポストルが覚える≪紋章偽装≫やエンブリオが絶対に覚える≪必殺スキル≫を除くスキルやマスターへのステータス補正を含めた全てのリソースを自身のステータスに割り振っている。
「レヴィアタンの記憶とかはどうなってるんだ?」
「レヴィで構いません」
「分かったよ、レヴィ」
自分に対する俺の呼び方を直させてレヴィは説明する。
「基になった存在の事は知識として知っているような物ですね。彼女と同種の存在と力はありますが私自身の確固たる意思はあります」
「そうか。ありがとう」
「いえ」
俺はレヴィの左手を確認したが、そこには≪紋章偽装≫で作り出している紋章があった。
紋章の形は一緒であるみたいだった。
「取り敢えず、行きたい所があるから一度戻ってくれるか?」
「夜行がわざわざ相手をしてあげる意味があるのかは分かりませんが、また呼んでください」
「外に出たら早めに呼ぶよ」
俺の言葉を聞いたレヴィは、体が現れた時と一緒で全員がすぐに光に包まれて俺の左手の紋章の中に戻った。
そして、俺は物語の分岐点である店に向かい、ベートの心を抉りに行くために部屋を出る。
特典の詳細ってありますけど、25人全ての名前は現時点では判明させません。