早死にした俺がダンまちの世界で最強になる   作:岬サナ

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これでストックは無くなります。
また書き上げてから投稿ってなりますね。


契約と拒否

さすがに後に起こる24階層での事を考えるならベートを治してやるのも吝かではない。勿論、タダではないけどな。

 

「レヴィ」

 

「はい」

 

レヴィは夜行の言いたい事を察して紋章の中に戻ってくれた。

そして、いきなりレヴィが夜行の手の甲にある紋章の中に消えたことに驚きを露にするロキ・ファミリアの面々である。

 

「一体、何者や」

 

ロキの言葉は、その現状を見た全員の総意でもあった。

 

「さて、罪を自覚してなかったロキ・ファミリア諸君に朗報だ」

 

俺が喋りだしたことにファミリアのメンバーは俺の方を見る。そこで俺は救いの手段を提示してやった。

 

「今、そこで瀕死になってる情けない男を治療をしてやってもいいぜ」

 

「っ!?」

 

「不可能だ!」

 

「いや出来る」

 

怪我の具合に無理だと判断するリヴェリアに俺は出来ると答えた。どうせ真実かどうかはすぐに分かる事だ。

 

「嘘やないな」

 

「当たり前だろ。その程度の事で嘘なんて言わねーよ」

 

「一体‥何が目的だい?」

 

フィンは俺の目的を聞いてくる。それもそうだろうな。俺の手でベートをボコボコにしたのに態々俺自身が治療するなんて言われたら何か裏があると考えるのが普通だな。

 

「要求は2つだけさ。しかも1つはお前らが本来なら宴会よりも先にしてる筈の事だしな」

 

「それは?」

 

「さっきお前らが笑ったトマト野郎くんにする謝罪だよ。分かってんだろ」

 

俺の言った指摘にその事を笑った奴は自覚をしたのか顔を背ける。

 

「それについては、こちらの招いた事だからね。ちゃんと謝罪をするよ」

 

「なら早く追いかけたらどうだ?」

 

「追いかけるとは何をだい?」

 

さすがにファミリアの団長をしているフィンでも、これは分からないか。

 

「さっき飛び出した客はお前らが散々笑った被害者のトマト野郎なんだよ。気付かなかったのか」

 

『っ!』

 

俺の言ったことに自分達が何をしたのかを自覚したのだった。

まぁ、もう追いかけても何処にいるかが分からないのなら意味はないけどな。

 

「あ~、本人が聞いとったんか。それは確かにやってもうたな。……それについては分かったわ。ウチらが責任もって、その子のファミリアに謝罪もしに行くし、詫びの品も持って行くのが筋やな」

 

「それについては、こちらの自業自得だからちゃんとすると誓うよ。……それでもう1つは何だい?」

 

さすがに本人が聞いてたのに笑い者にしてしまったのは悪いと感じたのか、ロキは後でベルの所に謝罪に行くと確約した。

ベルのファミリアが何処にあるとかを知らないけど、探すのも自分たちでやるべき事だからな。

フィンは気になっている、もう1つ要求に身構えている。

 

「今回はそこのバカをぶちのめせて良い気分だからな。特別に治療費は20億ヴァリスでいいぞ」

 

「なっ!?」

 

俺の要求した金額に驚きの声を漏らすフィン。周りにいる他の団員も目を見開いたり、口を唖然と開けている。

 

「これからの冒険者生命や今後の人生が助かるんだ安いもんだろ?」

 

「一応、聞くけどホンマに治せるんか?治せないのにそないな額を払うわけにはアカンからな」

 

「さっきも言っただろう、当然治せるさ。神は嘘を見抜けるんだろ」

 

俺は何度でも真実だと言える。こういう時は神がいると楽だ。嘘を見抜ける力により無駄な交渉をしなくても済むからな。

 

「……分かった。ベートを治してくれへんか」

 

「OK。交渉成立だ」

 

俺は【獣王】のベヘモットから【女教皇】の扶桑月夜に力を変更した。そして、懐からある1枚の白紙の紙を取り出し、ペンで必要な事を書いてロキに渡した。

 

「これは?」

 

「契約書だ。それでした約束事を破れば破った方に罰が降るシステムになっている」

 

俺の渡した契約書にはこう記載されている。

 

 

①雪代夜行(以降を甲とす)はベート・ローガ(以降を凸とす)を治療し、完全に身体を治す事。

 

②ロキ・ファミリア(以降を乙とす)は甲が凸を治療し①の契約を守ったら以下の2つを遂行する。

 

③乙の主神と団長はミノタウロスの被害者のベル・クラネルに謝罪と謝罪金を払い、謝罪の品を渡す。

 

④乙は甲に対して20億ヴァリスを支払う。

 

⑤甲は①を乙は③と④の契約を守らないならば、乙は恩恵を捨て2度と冒険者を名乗らない行動しない事、甲は命尽きるまで乙の奴隷となる事とする。

※乙の罰は1度でもファミリアに所属していたならば、過去現在に関わらず全員に適応される。

 

 

これが俺がロキに渡した契約の内容である。

 

「それに主神であるお前がサインすれば契約は完了する。俺はちゃんと治療はして守るからどれだけ重い罰でも平気だからな」

 

「なるほどな。これはウチらとアンタ、互いの信頼の保障って訳かいな」

 

「でも、これは…」

 

「まさか迷うのか?破る気が無いなら気にする必要が皆無な契約なのに?」

 

そう、俺が今言ったように破る気がないのなら罰がどれだけ重くとも関係ないし、むしろ破る気がないからこそ罰を極端に重くしているとも言える。

ここで二の足を踏む奴は契約を守る気が無いと言っているのと一緒である。

 

「まさか、そこまでプライドが無いとはね」

 

「いや、これでいいわ。アンタの言う通りお互いに破る気がないなら気にせんでもいいしな」

 

「なら、治すぞ。……『聖者の慈悲』」

 

俺は【女教皇】の回復魔法である『聖者の慈悲』を使い、ベートの身体の欠損を全て治した。

 

『っ!?』

 

やはりと言うよりかは、これを見ている人が多数いる場所で使った時の反応は予想出来ていた。この世界では誰も欠損を治せる程の治癒魔法を持つ者は存在していないのだから。

 

「これで俺の方の契約は満たした。後はお前達が契約を守る番だな」

 

俺はそう言ってその場から離れようとした。

 

「待ってくれないか?」

 

これも予測出来ていたことである。俺は声をかけてきたであろうフィンも方を向く。

 

「何だ」

 

「君に少し提案があるんだけど」

 

フィンの言う提案の中身は簡単に想像できるし、それを俺が承認することはありえない。

 

「一応、お前の提案で何を言うのかは予想は付くが、もしも違う提案をする可能性もあるからな。一応でなら聞いてやる」

 

「僕たちのファミリアに入らないかい?」

 

はいーーー!予想通りの答えをどうも!

 

「予想通りの提案どうも、だから俺の答えは決まってる。断る!だ」

 

「……何故だい?」

 

フィンは顔を引き吊り聞いてきた。

だが逆に夜行からしたら何を当たり前な質問をしているのかと思ってるし、逆に何故思い至らないとも思った。

 

「自分達のせいで人一人の命を奪いかけたのに笑ってる奴らと仲間だと思われたくないんだよ。助けたから笑い話に出来てる?違うんだよ。死なせかけといて笑う恥知らずと一緒に居たくないんだよ。まぁ何人かは笑わずにいたようだけどな」

 

『………』

 

夜行の言葉に誰も反論の言葉を言い返せない。フィン至上主義のティオネでさえ黙っている。

 

「これで理由はお分かり?」

 

「あぁ、十分だよ」

 

「なら良かったよ」

 

俺はそう言って、本当にその場から離れて一部屋を借りているミアハ・ファミリアの所に戻った。




あぁ……時間が欲しい!(切実)
デンドロの3倍かアクセルワールドの1000倍の思考の加速が出来る何かが欲しい!

次話は今現在執筆中なので待っててください!

ロキ・ファミリアアンチを付けた方が

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