後輩に絡まれる大学ライフは間違っているだろうか。   作:TK@ぼっち党員

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15話

俺と戸塚と一色は招待状を片手に、結婚式専用の式場にやって来た。挙式を先に親族だけで終わらしていたらしく、俺達が参加するのは披露宴と二次会だけだ。ま、二次会なんて行くわけないんだがな。いや、あのての集まりって読んでないやつが来たときの空気半端じゃないから。

 

式場に到着すると、スタッフさんたちが案内してくれ、すんなり会場に到着することができた。その途中に招待状だったり、いろいろやったが、スタッフさんの素早い仕事で、トントンと席まで行けた。

 

席には5つの座席があり、ネームプレートが置いてある。左右を開けて正面に一色と戸塚の席がある。ネームプレートには、流石現代文の先生と言うべきか、きれいな字でフルネームが書かれている。俺以外は。一色と戸塚は、平塚先生の字ってかっこいいよねと話しているが、その会話に俺は入るに入れない。

だって俺のネームプレート…『きみ』だもん…

何これ、新手のいじめかな?八幡言いつけちゃうぞ!と、心でつぶやきながら隣の席を確認する。

 

いろは「やっぱり、先輩方二人とも来るんですね」

俺の視界に顔を覗かせ、少し笑みのある顔をする。なんだかんだ大変だったが、また会えるのが楽しみなんだろう。大学がはなれていたら滅多に会う機会に恵まれないからな。ま、どっかの誰かさんは俺がいる教室まで、ドカドカ入って来るけどな。なんなら俺の部屋まで来て、料理に文句つけて帰るまである。なんてひどい人!その人の顔が見てみたいわ。

 

戸塚「結衣ちゃんに雪ノ下さんか、懐かしいな〜」

戸塚もまた、顔を覗かせネームプレートを見て楽しげに話す。入りたいけど入りづらい。みんなもそうでしょ、女子二人で話してるところに入りに行く勇気なんて八幡にはないよ。ん?戸塚は男?知らん知らん!

 

俺の頭の中の天使の八幡と悪魔の八幡が戸塚論争を繰り広げているとき、後ろから透き通った声が響いてくる。

 

雪乃「久しぶりね比企谷君。2年も経つとあなたも、少しはまともに見えるようになったのね」

 

八幡「おかげさまで」

久しぶりに会ったのに、なんでちょっと強めのジャブから入ってくるのこの方。八幡のガラスのハートが射抜かれちゃう。射抜かれるのかよ。それなんて、ドM

 

結衣「ヒッキーにいろはちゃん、さいちゃんもやっハロー」右手をヒラヒラさせていつものバカっぽい挨拶をする由比ヶ浜。それそろそろやめたら…こっちが恥ずかしい

 

戸塚「うん…や、やっハロー」

右手を上げ少し顔を赤らめて、由比ヶ浜に挨拶をする戸塚。何それ可愛いもっと流行らそうぜ。

戸塚もそろそろ、その挨拶きつくなり始めてるぜ、歳って感じだな〜。いやべつに平塚先生に嫌味言ってるわけじゃねーから。実際にこうやって俺たちを結婚式によんでくれているし。いい先生だよ。ほ、ほんとだよ?八幡嘘つかないもん

 

雪乃「あら、比企谷君のネームプレートはおしゃれね」

俺のネームプレートを手にとり、勝ち誇ったかのように笑みをこぼすなんとか下さん。

 

八幡「ほっとけ」

雪ノ下は俺のネームプレートを、机に戻すと女子四人で世間話を繰り広げだした。久しぶりってこともあり、四人とも高校のときの話や、大学での話で盛り上がっている。

ていうか今初めて知ったんだけど、由比ヶ浜大学行ってんだ…由比ヶ浜なんて2メートルを140cmって言ってもおかしくないぞ。俺の中での由比ヶ浜と現実での由比ヶ浜って違うの!?案外勉強できる説。総武高にも合格したんだしな…そうなのか…

いや、俺ひどいこと考えてるな忘れよ。

 

「ご会場にお集まりの皆様、今回司会進行を務めさせて………

 

マイクからスタッフさんの声が聞こえ、おのおの自分の席に着席する。

あと数分で俺らの恩師の晴れ舞台の幕が開かれる。

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