後輩に絡まれる大学ライフは間違っているだろうか。   作:TK@ぼっち党員

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2話

八幡「で、君はなんで俺の大学に来てんの」

 

いろは「さっき迎えに来たって言ったじゃないですか、先輩もしかしてニワトリさんですか?」

 

八幡「俺は3歩歩いても忘れねーよ、なんで急に連絡よこして急に来てんのって話、わかるー?」

 

いろは「先輩って奉仕部の方々にっていうか、誰にも何処の大学行くか言わなかったじゃないですか〜、そんな時にたまたま先週近くのTSUTAYAで見かけて(あ、あれ先輩かな?先輩のような〜でも先輩じゃなかったときに気まずいな〜)って思いまして声をかけずにその日は帰ったんですけど、気になって周りの大学調べてたら昨日の夜に隣の大学ってわかって〜今にいたるって感じです」

 

八幡「な、なるほど。」

(何この子、気になったから調べたって個人情報だよ、しかもそれを言ったやつがいるってことじゃんか、もう八幡人間不信になっちゃう。あと、説明長すぎ。会話好きのご近所さんかよ)

 

八幡「経緯はわかった。ただそれで会うにはならねーだろ、なんなの君産まれながらの出会い系サイトちゃんなの?」

 

いろは「誰が夜の街のキャッチか、失礼な」プンプン

 

八幡「そこまでは言ってねーよ」

 

いろは「ま、結構こう見えて心配してたんですよ〜。誰にも何処行くか言わないし、ただでさえ対人スキルないのに大学なんてキラキラしたとこ先輩が生きて行けるはずがないって」

 

八幡「お、おう。まずは行く大学を言わなくてすまなかった。俺はもうお前たちと関わる気が無かったから言わないままを選んだ。そして誰がコミュ障鼻水たらしロリコンじゃ」プンプン

 

いろは「いやいや言ってません。コミュ障もニュアンスだけですし、その他はもう先輩の被害妄想じゃないですか」

 

八幡「で、俺の大学に乗り込んで来たと」

 

いろは「そゆことです」

 

(何なのこのこ、単身で乗り込んで来て、心配してたんですよって…勘違いしちゃうじゃないですか〜)

 

八幡「ま〜なんだ、せっかく来たんだし家よってく?一人暮らしだからそこまでたいしたもてなしできねーけど」

 

いろは「やった〜、今日の晩ごはん代浮きますね」

 

八幡「人の善意をなんだと思ってんだこの後輩は」ハァ~

 

いろは「甘えられるものにはとことん甘えとかないとですよ、先輩」

 

………

……

 

いろは「先輩ってもしかして優良物件ですか?」

 

八幡「よく言われる」

 

いろは「あ、そういう冗談はいいんで。それにしても男の一人暮らしにしては部屋結構きれいだし、料理も結構美味しかったし…先輩って女性ですか?」

 

八幡「一色はニワトリさんなの?どこをどう見たらそんな結論でるの?」

(きれい好きで料理ができる男はみんな女ならこの世の男女比率は女性が圧倒的に上回っちまうだろ)

 

八幡「専業主夫志望なめるなよ、家事なんてな小学生のころから習得済みなんだよ。あの頃はよく小町と料理したりお風呂洗いしたな〜」ウルウル

(あ、やばい思い出したら涙が…小町もあと一年で進学か就職だもんな〜…あの小町がもう大人になるんだな〜………八幡許せない、小町は俺のものだ。世界中の妹は兄のものだ。…………うん、気持ち悪い)

 

いろは「あ〜はいはい、すごいですね〜」

 

(こいつ俺と小町の思い出を軽く流しやがって)

 

いろは「じゃ〜先輩、時間も時間なんで私は帰ります」

 

八幡「もうそんな時間か、あれだったら駅まで送ってくよ」

(女の子一人は怖いしな)

 

いろは「大丈夫ですよ、私を夜の街のキャッチって言ったの先輩じゃないですか〜。そんなやつに話しかけてきませんよ」

 

八幡「そうか、じゃ〜気をつけて帰れよ。あとそんなこと一言も言ってねーよ」

 

いろは「それではさよならです。先輩」ガチャ

 

八幡「おう、おやすみ」

 

いろは「はい!、、、また来ます♪」バタン

 

(なんか最後変な言葉が聞こえたような………気のせいか。それにしても高校の奴らとは絡む気なかったのにな〜、特に一色とはな………久しぶりだったからか自然に話せたな。あのとき俺がかける言葉を変えてたらまた違った世界になってたのかもな。一色ともっと自然に話せてた、一色ともっと共に過ごす時間が増えていた、そんな世界があったのかもな。でもそれを俺が拒んだんだ、今更そんなこと考えたって都合が良くて無責任で無意味なことだよな)

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