後輩に絡まれる大学ライフは間違っているだろうか。   作:TK@ぼっち党員

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第32話

八幡「これは友達の友達の話なんだが…」

 

戸塚「う、うん…八幡のことかな」ボソ

 

八幡「昔、告白されて断った女子と最近久しぶりに再会したらしくて、自分は距離をとったほうがっておもってても、向こうは昔のように接してきて、今でも自分のことを好きなのか…それとも別の目的があるのか…って、悩んでるらしい」

うまく誤魔化し誤魔化し話してみたはいいものの、まじでどうすっかな

 

戸塚「そうだな、僕個人的には単純に考えてみたらいいと思うよ、一度断られても好きって感情はうまく抑えられないし、一度断ったからってずっとその子のことを否定し続けるのも違うと思う。だから、八幡も自分の感情に素直になったらいいと思うよ」

 

八幡「そうか、そうだな…って友達の友達につたえとくよ、ありがとう」

あっぶね、危うく戸塚に自分の話ってばれるとこだった

あいつも俺のこと高校の時と同様おもってくれてんのか…俺も前回断ったが内心は…

 

戸塚「そうだった、ごめんね。他にはもう大丈夫そうかな」

 

女性からの意見も聞くことができたし、あとは俺がどうしたいかの話になるのか…あの事についても聞いておいたほうがいいか…

ん?戸塚は女だろ、少なくとも男ではない。

お前男じゃねーよってわけではなく、比喩的な話だ

 

八幡「実はもう一つあって、そいついわく告白に答えようとしたが、一旦すべてを断ち切りたく断ったらしい。今でも思っててくれて嬉しいけど、高校の時断って大学で再会する間に、別の女性から好意を向けられていることに気づいたらしく、その気持ちを無下にするのもどうかと悩んでるらしい。優しくて気配りもできるいいこで、前述のことが無かったら多分好きになっていたと思う…ってらしい」

 

戸塚(たぶん、国松さんの話だよね…)

 

戸塚「ん〜…元々気になってる子がいて、新たに気になる子ができて、どちらも自分に好意を向けてくれていて、どちらかを選ぶとどちらかは傷つくから、悩んでるって感じだよね」ムズカシイ

 

八幡「選ぶ選ばないを語るのはおこがましいかもしれないが、そんな感じだ」

 

戸塚「これは今回に限った話じゃないけど、まずはちゃんと受け止めてあげてほしいな。気持ちを聞いて、考えて、自分がどうしたいのか、相手の事を考えるのも重要だけど、同情の気持ちで応えるのはしてほしくない。最終的な話は自分が幸せかどうか、負い目を感じない結論を自分の中で見つけるといいと思うよ。って、僕もあんまり恋愛感を語るほどの恋なんてしたことないけど…」

 

八幡「なるほど…これは考えさせられるな。否定してるつもりじゃないんだが、自分が幸せかどうかっていうのは相手の幸せは二の次ってことか」?

 

戸塚「そんなことないよ、相手を幸せにするのは男の子としての義務であって、それを目標にしたら自分を蔑ろにしちゃうかもしれないから、自分の幸せも考えてねってことだよ」

 

八幡「なるほど、そういうことか…なんだろ、改めて戸塚に惚れた気がする」

 

戸塚「そんな、八幡ったら」ポッ

 

頬を赤らめて手で仰ぐ戸塚はやはり世界一可愛く癒される

今回話してみてよかった、戸塚という人を作り出している根底を覗いた気がするし、戸塚が一番男してるじゃないか…

 

八幡「改めてありがとう、話を聞いてくれたお礼って言ってはあれだが、コーヒー代は俺が出すよ。外で待ってて」

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