駆逐艦「ありあけ」出撃します!   作:創生路ハイローラー

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 夏休みなのに投稿ペースが落ちてる。
 モチベーションとひらめきは大事。


第25話 結成!第56駆逐隊

 次の朝、私はなんとなく早く目が覚めたので、折角だから厨房に出て朝食を準備しようとした。当然というかなんというか、滅多に使われてない冷蔵庫に食べ物が入ってる筈がなく、市場があいているだろうか?そもそも市場がどこにあるのだろうかと思案しながら玄関に出ると、まだ20に達してないような新兵が、新聞とパンかごを届けてくれた。狭川司令からのようで、基地に近い市場の場所も教えてくれた。

 もらった籠から卵やソーセージを取り出して目玉焼きを作っていると、リッチが起きてきた。リッチは私の顔を見るとひどく怯えた様子で、また嫌悪感を持って近づいてきた。

「おはよう、リッチ」

「・・・おはようございます。司令官」

 やっぱり嫌われているらしい。目を合わせないまま、しかし配膳の手伝いをしてくれた。

「ありがとう。早起きなんだね」

「本当は朝には弱いんですが、嫌というほどたたき起こされたことがあったので・・・」

 訓練学校での教育のことだろうか?やはり厳しい訓練の日々だったのだろう。

「早起きの習慣はいい心がけさ。それだけ多く仕事ができる」

「そんなことを言う人は寝る時間も与えてくれませんがね」

 いちいち棘のある切り返しだ。

「疲れはとれたか」

「毎日が疲労と消耗です。おかげで夜はぐっすり眠れます」

「ここは平和だから、もう少し気を落ち着かせても」

「前線だけが戦場ではありません。司令官を相手にするのも戦いと教官に教わりました」

「・・・・・・」

 会話が続かない・・・それと彼女の教官は有能だ。

「おはよー!」

「おはよう!司令官!」

 深雪とエディが起きてきた。それと同時に配膳も整い、朝食を取った。

 

 

 

「書類上の着任は12時で、それまでに艦娘は到着するはずだ。と言っても今日は掃除に費やされるだろう。それまではとりあえず鎮守府の探索と、現状の設備や資材の状況を確認しよう」

 私はそう説明すると、とりあえず司令棟の探索を始めた。司令室にはwin9という3世代前(最新モデルはwin30)のパソコンが置かれ、つけてみると多数のゲームがインストールされていた。

「当時の物としてはかなり性能が高いな。だいぶ改造されてるから、今でも十分通用する」

 私はパソコンをいじりながらつぶやいた。データバンクには古い艦娘の設計図や水雷戦術の論文、実戦運用の報告書など、使えそうなものが多く残っていた。

 中にはアメリカでもニュースになるような提督の名も見られた。

「奥の部屋は書庫みたいだな」

 私は司令室の右隣の部屋へと入った。先ほどと同じく、資料が多く入っている。

「ん?これって?」

 ファイルの間に挟まっていた古いアルバム。報道写真や新聞の切り抜きが入っていた。どれも艦娘関連のニュースだ。プロパガンダ的な意図の強いものばかりだが、文面も写真も出来が良かった。

「激戦の地中海!遣欧艦隊大奮闘か・・・ん?この人は・・・・・・」

 アルバムの中でも特に大きい切抜きの写真に写る人物が頭に引っかかった。艦娘と肩を組み、仲良くピースしている若い男。思い出そうと思案を巡らせていると、アルバムから何かが落ちた。

「う、うわああああああああ」

 拾った深雪が慌てて写真を落とした。写真は艦娘のシャワー写真、それも盗撮らしきものばかりだった。

「これ・・・ひどい」

「いったい誰が」

「ま、まあ落ち着いて元の場所に戻そう!」

 私は慌てて写真をアルバムに挟むと、不審そうな顔をして見つめるエディ達の目線を受けながら、アルバムをもとの場所に戻した。

「司令官さん、後でそのファイルを見ようとか考えてませんよね?」

 普段は優しいエディも私を疑っているらしい。

「そ、そんなことないよ。とりあえず他の場所も見に行こう」

 私達は司令室を出ると、玄関に置き書きを残して整備棟に入った。艦娘が入水する埠頭の一角に建てられた整備棟は、艦娘の艤装と身体を修理する施設だ。普段は艤装を保管する場所でもある。艤装の修理器具と人間ドックがあったが、使われている様子はない。

「ドックは4つあったみたいだけど、2つは取り外されてるね」

「整備妖精もいない。使えるのかな?」

 リッチが部屋を探りながら言った。

「整備ができないと基地が稼働できない。困ったなぁ・・・ん?」

 私はドックの横の壁に埃のかぶった赤いボタンを見つけた。隣に何か書いていたので埃を拭ってみると、「用がある方はボタンを押してください」と書いてあった。押してみると警笛が鳴り、程なくして小さなトラックが走ってきて中から妖精が下りてきた。

「何とかなったな!流石司令官!」

 とりあえず修理はしないので、妖精たちに今日から整備棟を使うから設備を整えるようにと伝えた。妖精は無口なのでコミュニケーションには緊張したが、普通に聞き取ってくれた。

 私が整備棟を出ようとすると、一人の少女が入ってきた。

「あの、司令官はここにいますか?」

 ピンク色のツインテールと帽子。全体的にほんわかしてやわらかそうな印象の少女だ。

「司令官は私だが」

「え?外人さん!?あ、すみません。白露型5番艦の春雨です、はい」

 少しシャイなところがある子のようだ。私が指揮官であることに驚きながら、丁寧にお辞儀した。

「まあ、そんなにかしこまらなくてもいいよ。私も着任したばかりで今基地を調べてるところだから」

「春雨ちゃんも一緒に回ろう」

 エディがそう言って、春雨も加わって5人で弾薬庫へと向かった。弾薬庫は万が一に備えてか、2メートル程の土塁の中をさらに1メートル地下に掘り下げて、海面と反対側に鋼鉄製の扉がついたコンクリート製の本格的な物だ。

「ずいぶんと頑丈だね。前線でもないのに」

「初期の深海棲艦は旅順やウラジオストクを占拠してましたから、舞鶴は前線基地だったそうです。こういった建物は、その名残なのかも・・・しれません」

 リッチの問いに春雨が説明した。

「古いものも多いみたい。使えないこともないだろうけど、火薬が湿気てないか心配だね」

「魚雷は・・・もう取り換えた方がよさそうだな。他もどんどん追加したほうがいいかも」

 エディ達も弾薬をチェックしていった。

 弾薬庫から出て、司令塔に戻る。そこへトラックがやってきて鎮守府の正面で止まった。荷台から艤装をつけた女の子が出て来た。雪のような白銀の髪、帽子には鎌と槌の紋章が描かれている。荷台からさらに兵士が降りてて荷物を下ろしていた。

「こんにちは。君は・・・」

「ひび・・・Верныйだ。信頼できると言う意味の名なんだ」

 だいぶ変わった名前だ。というか、日本の子じゃないのか?

「君はロシア人なのか?」

 リッチが訊いた。

「Нет.(いいえ)。出身は日本。賠償艦としてソビエトに。どうしてわかったの?」

「CIAにいた頃に・・・いや、なんでもない」

「ふふ、お互い数奇者だね。仲良くやろう」

 リッチのジョークにもВерныйは笑って答えた。

「君たちの艤装を運び込んだそうだ。早く演習してみたいな」

 Верныйは艤装を指差して言った。

「残念ながら今日は鎮守府の掃除をしてもらうから、演習は明日からになるよ」

「そうかい。面白い事になると思ったんだけど」

 私達はリビングに戻った。

 

 

 Верныйの提案でエディと春雨がお昼を作り、その間にそれ以外でもう一度弾薬庫に行って弾薬残量の確認をした。

「一応整頓はされてるから、箱単位で集計して帳簿にまとめておこう」

 作業の4分の1が終わったところでリビングに戻った。私達は7人分の昼食が用意されたテーブルの前で、最後の着任者を待った。

「エディ、リッチ、深雪、春雨、Верный・・・最後の一人が来ない」

「遅れる連絡もないし・・・12時まであと3分・・・」

「罰としてトイレ掃除割り当てとか?」

「はは!エディ何気にえげつないな」

 艦娘達は罰ゲームの話で盛り上がっていた。秒針の針が進む。

「・・・あと30秒。よし、彼女には1か月トイレ掃除をしてもらおうか・・・」

 お茶を取ろうと立ち上がった私がそう言いかけた時、廊下から足音が聞こえた。

「ちょっと待ってええええええ!」

 勢いよく走りこんできた少女は、そのまま勢い余って私の胸に飛び込んで押し倒した。お茶の瓶が宙に浮いたが、春雨がキャッチして大参事は免れる。目を開けると、綺麗な水色をした不思議な髪の少女の顔が、吐息を感じるほど近くにあった。整った顔と髪と同じ海色の瞳は活発そうで、袖をねじったセーラー服から覗かせている肩が健康的だ。倒れた時に当たった発育のいい胸が鎖骨の奥に見えて、目が釘付けになりそうなところを押さえながら混乱する少女の肩を押し上げる。立たせようとしたが重くて(決して失礼な意味ではない)上がらず、馬乗りになった彼女とお互い顔を真っ赤にしてから見つめ合い、そして、

「あっはははははは」

 互いに笑いあってしまった。こんなベタな出会いもあるんだろうかと思ったからである。

「すまんな司令官さん。うち、浦風じゃ、よろしく!」

 浦風は足を起こしてしゃがんだ状態で、私に手を貸して起こしてくれた(彼女の下着が見えそうになったが、私は決して見なかった)。

「いやいや、丁度君が遅刻したらどんな罰ゲームをしようか皆で考えてたところだ」

「まさかこんなラブコメみたいな展開になるとはなぁ!」

「君なら一緒にいてたのしそうだ」

「まだあって一分もたっとらんよ。そういうのはこれからのことじゃ」

 かなり陽気な子のようだ。エディ達とも仲良くなれるだろう。

「じゃあ、みんな揃ったので、現時点を持って第56駆逐隊を開設します」

 こうして、小さな昼食のテーブルで、私の艦隊が誕生した。

 




那珂「てーいーとーくー(ゴゴゴ」
神通「再教育が必要ですね」
川内「夜戦!夜戦!夜戦!」
提督「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
那珂「1週間も空けるなんて何考えてるの?」
神通「またウチ姫のイベントにかまけて小説書かなかったんですか?」
提督「別に遊んでたわけじゃないよ。パソコン買いたいからバイトしてたんだよ!」
那珂「そのパソコンで何を始めるのかなぁ?」
提督「もっと小説書くから」
川内「そんなこと言って、ゲーミングパソコン買ってciv4やTWしようとしてるくせに。そんなことより私と夜戦しようよ!」
提督「ギク!さては貴様、さとり妖怪だな?」
神通「冗談はさておき、提督にはとにかく教育が必要ですね。何か言い残すことは?」
提督「エロゲだって買いたいんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
那珂「どっかーん!」
 巻きつけたセムテックごと提督爆破!

那珂「無事に56駆逐隊は開設できたみたいだね」
川内「問題だらけだけど」
神通「それを考える知能が提督にあるかは怪しいですね」
那珂「そこは読者様のお知恵を借りることになるかも。提督はリアル(笑)を求めてるけど、にわか軍オタの知識じゃどう考えても突っ込み所満載の展開になるからね」
川内「私の出番は次の章だけど、そこまでちゃんとたどり着いてほしいな」
神通「コミュ障提督の日常描写能力がどこまで持つか次第ですね」
那珂「まあ、ここの作家って半年エタるのもめづらしくないし、気長に待ってもらおうよ」
神通(提督確か5章100話編成って考えてなかったでしょうか?)
川内「モチベ保つためにも、これから提督と夜戦しようと思うんだけど、神通もしない?」
神通「その前に提督の肉片集めをしましょう。話はそれからです」
那珂「特に意味のない後書き、ありがとうございました」
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