Re:Fate/CrazyRed   作:仲人

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ある程度の話の流れは決まってても中々思い描いた文章が書けないですね

わぁ、よねんまえだぁ


戦闘準備

デッドプールが召喚された日の翌日、イリヤとバーサーカーことデッドプールはアハト翁の鎮座する部屋へと足を運んでいた。

 

「んで、マスターはそのアハト翁?にアンタの親父さんの事やらなんだかんだ直談判するってのか。マジで数百年生きたシーラカンスジジイが聞く耳持ってると思ってんの?見た目は人間でも脳みそはダチョウレベルでちっちゃくなってるかも知れないんだぜ、話すだけ無駄だろ」

 

長く続く廊下を歩きながらイリヤの後ろをついて歩くデッドプールは相変わらずの減らず口をマシンガンの如く放ち続ける、それを無視するかの様にイリヤは歩みを止めずただ只管に足を前へ前へと踏み出してゆく。

今のイリヤの足を進ませている理由は大きく分けて二つ、一つは切嗣が実は城に来ていた事を隠していた事を問いただす為。

もう一つはアハト翁の意思ではなく自分自身の意思で聖杯戦争に参加すると宣言する為、デッドプールの話した情報を聞いた事で自分の中で懐疑心が生まれたイリヤは最狂のサーヴァントを従えた今なら怖い物は無いと万端と突き進んでいた。

 

「ハッ、傑作だ…周りが見えなくなるのはお子ちゃま特有の癇癪だもんな。オマケに今は耳にバナナまで刺さってる、俺ちゃんのお口縫い付けるまでも無いな…シリアスシーンって黙ってらんないんだよね、今コレ読んでるアンタらはどう?映画の解説とかして恋人に怒られた事とかない?」

 

気付けば二人はアハト翁の居る部屋の前へと着いていた、重く閉ざされた扉が開くと荘厳な椅子に腰掛けたアハト翁がイリヤ達へと視線を向ける。落窪んだ瞳と床まで届く白い髭が永い時を生きた証拠、加えて静かに発する言葉は正しく威厳そのものだった。

 

「イリヤスフィールよ、”ソレ”が此度のサーヴァントか?」

 

言葉少なに、然しながら少しばかりの不機嫌さを含んだ言葉。先程までの勢いを殺されたかの様にイリヤは身を竦ませる。

それもその筈、本来であれば触媒として選ばれたのはかのヘラクレスに由来する物、然しながら今アハト翁の前に居るのは全身を赤いスーツで包み背には二対の刀を担いだ細身の男。

逸話とはかけ離れたサーヴァントである以上召喚失敗は明白、前回の聖杯戦争の失敗がまた繰り返されたのかと内心独り言ちていると不意にサーヴァントが声を上げた。

 

「おいおい、爺さん。誰がハズレサーヴァントだって?自分だってコイツ強いだろ!って召喚したサーヴァントが実は聖杯使い物にならなくした挙句に、誰も救われない戦い二回戦目やる羽目になったんだぜ。自分のケツの穴も拭けねぇクソジジイにハズレ呼ばわりされる筋合いはねぇんだよ、ダチョウ位の脳みそは残ってると思ったけどそれ以上に縮んでんだな。ミジンコ超えてクマムシなんじゃねぇの?はっはー!そりゃ簡単には死なない筈だ!」

 

手を叩きながらアハト翁を散々罵倒するデッドプール、終いには中指を立てて椅子の前で反復横跳びを始める始末。

それを静かに見ていたアハト翁は静かに咳払いをすると、直ぐ様武器を携えたホムンクルス達が数人デッドプールを囲む様に現れる。槍、剣、小刀と長短様々な武器がデッドプールを取り囲む。

それを見たイリヤは加勢しようとするも、デッドプールは静かに下がって見てろと手で指示を出す。

 

「わぉ、アニマルビデオのインタビュー部分って感じ!Fate好きな皆は多分オサラバしてんだろうから言うぜ?デップー…イキまーす」

 

イリヤが離れたのを見れば、背中の刀を二本引き抜くと同時に駆け出し先ずは小刀を構えたホムンクルスへと向かう。

突き出される小刀を弾きつつあくまで防戦を繰り広げる、鋼と鋼の弾ける音を響かせながら…数秒の攻防の後小刀を刀で弾き飛ばせばホムンクルスの鳩尾へと前蹴りを放ち気絶させた。

 

「ひゅー、やっぱ可愛い女の子には手ぇ出しにくいな...エンジェル・ダストみたいならもうちょいマシだったんだけど」

 

短刀のホムンクルスが倒れたのを見た剣のホムンクルスは駆け出してぶつぶつと独り言を呟くデッドプールへと斬り掛かる、頭蓋目掛けて力強く振り降ろされた剣は意に反して容易く二対の刀によって受け止められた。

 

「殺気でバレバレ、オタクらほぼ無表情なのに殺意消せて無いの致命的じゃ…ッ?」

 

気が付けばデッドプールの視界には槍の穂先が映る、けれどもそれは鋒からでは無く刃の根元…明らかに自身の頭蓋を穿いたであろう槍だった。

数秒の間を置いて状況を理解したデッドプール、恐らく背後では剣のホムンクルスごと自分を刺し貫いた槍のホムンクルスが居る。

間合いが足るかは分からないが無理矢理身体を捻れば槍からは離れる…そう判断すれば倒れ込む様に身体を捻じる。案の定槍単体の重みでは無い重力に引き摺られつつも槍を奪う事に成功すれば、頭を前に振って刃を引き抜く。

 

「あー…安物のウォッカと質の悪い○○一緒にキメた気分…腐ったアボカドのイライラ解消セッ○スってこんな感じなんだろうな」

 

前後の裂けたスーツの隙間から流れ落ちる血液は数秒の内に止まり何事も無かったかの様に立ち上がる、そのままゆっくりとアハト翁の前へと歩み寄れば手にした刀を首元へと添えた。

 

「で?アハト翁は横たわって∞になるか…そのまま座ったまま8を貫いてアハト婆になるか。好きな方を選びな」

 

その言葉にアハト翁は渋々横たわる事を選んだのだった。




好き放題しました、よろしくお願いします。
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