Azur Lane ~The Silent Service~ 作:Bradford
ランサーさん、感想ありがとうございます。
4月10日
ユニオン、ジャービス海軍基地
ファリーナ「で、ワシントン。あのKAN-SENの事何かわかった?」
ワシントン「何にも。研究者も
ぼさぼさのブロンドのロングヘアーに適当に制服を着た女性…この基地の司令官、シエラ・ファリーナだった。
ファリーナ「そう。ハァ…、書類仕事のせいでせっかくの休日もパァよ」
ワシントン「休日じゃなくて、基地を復興させるための有休だ」
ファリーナ「どっちもあんま変わらんでしょ」
1日ほど前…
重桜の艦隊が、宣戦布告も無しに攻撃を仕掛け、それと同時にレッドアクシズに入ることを宣言した。
結果、当初のアズールレーン対レッドアクシズはアズールレーン対鉄血、重桜ということとなった。
その際の奇襲攻撃により、殆どの海軍基地で甚大な被害が出た。このジャービス海軍基地に関しては偶然非番のKAN-SENの殆どが主力艦隊だったおかげで、これと言って目立つ被害を受けなかったとまでは言わないものの、他の海軍基地よりかはマシと言う程度だった。
その後、付近の警戒網を強化し、海上の夜間哨戒に出ていたエンタープライズ率いる偵察部隊の帰投時にこのKAN-SENが浮いていたため回収してきた。
ファリーナ「うちの基地の被害は他よりかは少しマシって感じね。パールハーバーはかなりひどいって聞いたし…」
ファリーナ「で?何で重桜の連中はこんなふざけたことしたのかしら?」
ワシントン「それがわかったら苦労しねぇよ」
ファリーナ「でしょうねぇ…」
――――――――――――――――
一方、KAN-SEN研究所、独房の一室…
ヴェスタル「何か進展は?」
メアリー「そんな物ないわよ」
部屋着の上から白衣を羽織り、コーヒーカップを右手に持った女性…この基地の主任研究員のメアリー・ルイーズだった
メアリー「それに第一、彼が目を覚ますかどうかも分からないのにこれ以上どうしろっての?」
ヴェスタル「そうですよね…」
「「ハァ…」」
ため息をついていると基地内放送がきこえてくる
「えーっと…メアリー、ヴェスタル。今すぐに、執務室に着て頂戴」
ヴェスタル「だそうですメアリーさん」
メアリー「さん付けして呼ばないでって言ってるでしょ…」
ファリーナ「で?何か分かった?」
メアリー「何も」
ファリーナ「ハァ…早く目覚めてくれると有難いんだだけどねぇ…」
メアリー「あの感じだと目覚めるのにさいていでも2、3ヶ月かかるでしょうね」
ファリーナ「ハァ…面倒くさ…」
ジリリリリリ!
ファリーナ「…電話?もしもし?ヨークタウン?なんかあった?…ハァ!?あのKAN-SENが目覚めたぁ!?…分かった直ぐに行く!」
メアリー「目覚めたのか?」
ファリーナ「そうらしい」
メアリー「なら早く行ってあの艤装の正体を確かめねば!」
――――――――――――――――
ヨークタウン「あ、指揮官さんにメアリーさん!」
ホーネット「お!きたきた!」
空母ヨークタウンと同型艦のホーネットがいた
そして独房の中を見ると…
???「…」
ファリーナ「…えーっと…目、覚めたみたいだし…今の状況を理解できてるかしら?」
???「…ああ、一応は」
ファリーナ「そう、なら細かい説明はいらないでしょうけど、昨日の夜中に貴方はエンタープライズに拾われてここにいる。って言う訳。理解した?」
???「…」コクッ
軽く頷く。
ファリーナ「えーっと…私はこのジャービス海軍基地の司令官をしてシエラ・ファリーナって言うの、宜しく」
???「…ああ」
ファリーナ「で、貴方。どうしてあそこにいたか、覚えてる?」
???「…覚えてない」
ファリーナ「え?」
???「…気付いたら…このベッドの上にいた。それ以外のことは覚えてない」
メアリー「記憶喪失か?珍しい」
クリップボードにメモしていくメアリー。
ホーネット「記憶がないんじゃ、どうしようもないし…そうだ!」
ファリーナ「何かいい案でも思いついた?」
ホーネット「勿論!
この基地で一緒に暮らせばいいじゃん!
「「は?」」
お前は何を言っているんだといわんばかりの顔をする二人。
ホーネット「え?…なんか…私まずいこと言っちゃった感じ?」
ファリーナ「いや、彼?には悪いけど…一応敵になるのよ?私達」
メアリー「私はホーネットの意見に賛成だがな」
ファリーナ「あなたは研究したいだけでしょうが!」
ファリーナ「まぁ…今は1人でも多くのKAN-SENが欲しいしね…」
ファリーナ「分かった!そうしましょう!それで貴方…名前は?」
ノーラン「…オムニス・テオドリクス…別名はシンシナティ」
ファリーナ「ん~長いからノーランで!」
主に作者の都合で分かりやすく、呼びやすい名前に変えさせてもらう
ノーラン「分かった」
ファリーナ「じゃ!これからよろしく!」
ノーラン「…ああ、こちらこそ」
――――――――――――――――
ファリーナ「あ!ちなみに所属ってどこ?」
ノーラン「覚えていない…」
ファリーナ「そうよね~「しかし、重桜や鉄血所属ではないのは解る」え?」
ノーラン「奴らを見ていると何故だか…とても
ファリーナ「…そ、そう」
ファリーナ(これあれだ…あまり刺激しないほうが良い奴だ…)
――――――――――――――――
その日の夜…
ファリーナ「全員集まったみたいね」
学校の校庭の様な基地の広場にはエンタープライズやホーネットの他、約16名のKAN-SENが集まっている。
その広場にいるKAN-SENの視線の先にはステージがあり、その上に指揮官が立っていた。
ノーラン(意外と少ない…のか?)
ファリーナ「取り敢えず…基地の復興の手伝いをありがとう。まだまだ直さなきゃいけないところもあるけどね…それと…みんなが気になってるであろう新人の自己紹介と行きましょうか…それじゃ、上がってきてちょうだい」
ノーラン「…」
「まさに歴戦の軍人と言った顔つきだな」
「身長何センチ何だろ」
「出身どこなんだろ?もしかして重桜とかだったりして!」
ファリーナ「んじゃ、自己紹介、よろしく!」
ノーラン「…えーっと…あー…オムニス・テオドリクス…別名はシンシナティだ。名前が呼びづらいはずだろうから…ノーランと読んでくれ」
ファリーナ「一応言っておくけど、彼は少なくとも重桜や鉄血のKAN-SENではないみたいだから…仲間として扱ってね」
???「指揮官…少し、質問してもいいだろうか?」
そっと手を挙げたのは、白く長い髪に黒い服を着たKAN-SEN…エンタープライズ。
ファリーナ「私じゃなくて彼に言って」
エンタープライズ「そうだったな…ノーラン…君は何も覚えていないのか?」
ノーラン「…ああ、艦名と自分が
エンタープライズ「…そうか…なら仕方ないn…え?男?」
ファリーナ「え?…あなた…男なの?」
ノーラン「…そうだが?何か?」
「「「ええええええええええええ!?」」」
ファリーナ「うそでしょ!?てっきり…胸のないイケメンの女かと…」
「男!男!男!」
「これから出撃が楽しみになったぞ!」
「やったー!」
ホーネット「はい!指揮官!」
ファリーナ「だから…私じゃなくて彼に言ってってば!」
ホーネット「ごめんごめん…因みに…ノーランの艦種って…何なの?」
ファリーナ「あ!それ聞いてなかったわ!…で、艦種って何?」
ノーラン「ん?…
ホーネット「えーと…何て?」
ファリーナ「聞き取れなかった…わんもあぷりーず」
ノーラン「…
ファリーナ「???」
ホーネット「?????」
「「「???????????????」」」
ファリーナ「……結局何なの?空母?戦艦?」
ノーラン「…
ホーネット「へ~揚陸艦……ハァ!?」
ホーネット「何で揚陸艦なのに航空戦艦ってついてるの!?」
ファリーナ「え?待って?あたし上層部に何て言う艦種で報告すりゃあ言いわけ?」
どうも一番好きな空母型超兵器は鋼鉄の咆哮3のアルウスとリヴァイアサン、初代鋼鉄の咆哮のテュランヌスです。(リヴァイアサンとテュランヌスは航空戦艦です)
今回の登場した人の簡単な紹介を…
シエラ・ファリーナ
ジャービス海軍基地の司令官。成績や指揮能力は優秀なものの、生活面はアニメ版エンタープライズに匹敵するほど酷く、軍服を規定どうりにしっかりきない。髪の毛を整えない。まともな食事を取らない。セクハラ行為を平然と行う。等々の行動が目立っている。
因みにセクハラの被害はヨークタウン姉妹(特にホーネットとヨークタウン)とタイコンデロガ、ニュージャージーである。
メアリー・ルイーズ
KAN-SEN関連の研究を行っている研究員。ファリーナとは同期で、年齢もそこまで変わらない。ファリーナの同じく不規則な生活や衛生面皆無の職場、栄養の偏りすぎた食事などが特徴で、コーヒーの飲み過ぎで一時期カフェイン中毒になっていた。現在もだが。
因みに、部屋着の上から白衣を羽織っているが、本人曰く「白衣は1年以上洗っていない」とのこと。研究員なのに衛生面皆無とはこれ以下に…
ヴェスタルが仕事のサポートを始めたばかりのころ、約4時間にも及ぶ説教を受け、それ以来しっかりと掃除や洗濯をしている…らしい…。