これは世界最強と呼ばれるある馬のお話。   作:エタノールの神様

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日本駄馬と小学一年生

「おじさん、このおうまさんはおなまえ何て言うの?」

 

「ライスって言うんだよ。」

 

「ライス、よろしくね」

 

ふん!そっぽを向いてやる。プイッ!

 

「嫌われちゃったかな?」

 

「さあ?」

 

なんで、私は明け一歳にしてガキを乗せんといけんとですか。

 

困ったのでがきんちょが乗っかったのを確認して爆走することにした。

 

いつも乗ってくる大人と違って軽いため、いつもよりスピードが出る。斤量が軽いとここまで気持ちいいもんなんだな…

 

「うわぁ!はやいはやい!もう地図の真ん中まで来ちゃった!」

 

ウッセエよ。速く走ってやってんだから満足しろよ。

 

「他の小さいおうまさんはもう見えなくなったね!すごいよライス、もう周りはおっきなおうまさんばっかりだ!」

 

あらもうそんなところまで来たのか。とりあえず止まりますかね、ちょっと疲れたし。

 

「あのおうまさんシマシマだけどシマウマなのかな?」

 

違う、あれは今は亡き岡山競馬でブイブイ言わせてたメグロケンタッキーじいさんダゾ。アングロアラブなのに毛並みがシマシマで戦闘機みたいに速くてしかもアメ公のごとく相手をなめ腐ってたもんだからついた二つ名がマスタングファイターって言うね。ただシマウマと見紛うほど気性が荒いからあんまり近づくなよ?

 

「まあいいや」

 

いいんかい!

 

「それよりこの道見てよ、学校のトラックみたいじゃない?」

 

たしかここ育成牧場擬きをしようとして現実見てやめたんだっけ?なんか老いぼれ厩務員がつれてきてくれたことあるけど思出話ばっかりだったからあんまり覚えてないや。

 

「なんか競馬の発馬機みたいなのもあるね」

 

ごめんね、あれ本物の発馬機(8頭用)。

 

「使ってみても、いいかな?ライス」

 

いいんじゃねえの?お前が一人で入るぶんには。俺はその間眺めてるけど。発馬機ならぬ発人機ってね。ガンダムかよ。

 

ガキが我から降りて操作盤をいじりに行った。放馬するなって牧場主から言われたの忘れたのか?アホなのか?

 

「うーん」

 

いや悩むなよ。よく読んで理解しろよ。うなりごえをあげるな気になるじゃねえか。あーもう!なんか気になるのでパカパカと歩いて操作盤に近寄ってやる。…操作説明が書いてあるなんてかなり親切だな…

 

「漢字が読めなくて使い方わかんないや。」

 

いや読めねえのかよ。近寄って損したわ。

 

「帰ろ、ライス」

 

いや飽きたんかーい。

 

 

 

 

 

 

嵐のような少年だった…

 

夜である。草食動物は外敵から身を守るため数時間しか寝ないらしいが、脳ミソ人間な我は日が暮れたら寝る!

 

の前に糞しとこ。私は自分の馬房で糞を垂れ流すのが嫌いだ。だって自分の部屋に糞がおいてあったら嫌じゃん?わかる?わかれよ。

 

「だからお前の便所はこっち!そこは和式便所!水洗トイレだからお前が糞したら流れないだろ!」

 

んじゃ洋式でするわ

 

「洋式もだめだ!もっと詰まるだろ!せめてぼっとんトイレでやれ!」

 

じゃあお前の腹のうえに糞するわ、えい!

 

「ゴフッ!蹴るなよ痛いだろ!…えっ?」

 

どうだ?蹴り倒されて上を見れば今にも自分に糞をしようとする馬がいる状況は?悔しいか?だが許さない。あんなクソガキをのせた罰だ。

 

「やめろよライス!俺にスカトロの趣味はねえんだ!」

 

誰がスカトロだって?ブリブリブリぶりュリュリュリュリゅう

 

んーちょっと下痢っぽいな…

 

「さてはお前体調よくないな?」

 

おっ!わかってんじゃーん

 

「明日獣医呼んでやるからな、おとなしくしとけよ。」

 

さすがに体調悪いときはおとなしくしとくわ。

 

 

 

 

 

 

 

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