これは世界最強と呼ばれるある馬のお話。   作:エタノールの神様

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ブラリアンに勝てるかゲンマイ!


我、いつの間にか障害飛越から短距離走へジョブチェンジした模様

「ライス、お前の名前は今日から『ゲンマイシャワー』だ!」

 

「ぶるるっふう?」

 

「首をかしげるな。お前が言葉理解してんのはみんなしってるんやぞ。」

 

「ヒヒーン!?」

 

いや言葉を理解してるのがばれてんのは知ってるんだわ。けどなんで改名先が『ゲンマイシャワー』なんですかね。あの名馬の名前をもじったような名前なんぞ畏れ多くてとても名乗れたもんじゃないやい!彼は菊花賞馬で天皇賞馬やぞ!それに対して我は一介のジャパニーズポニーやぞ!無名のクセ馬やぞ!

 

「とりあえず坂路いくぞ。」

 

おい牧場主、あれは坂路ちゃう、坂道や。どう見たって公道やないですか。嫌だ我はポール飛び越えてる方が楽しいんだー!

 

「だからそっちじゃない!今日は坂路!お前はもう馬術競技用の馬じゃないの!」

 

「ヒヒーン!?」

 

初耳なんだけど。ビックリして脚が硬直しちゃったじゃん。あっダメ酸欠で倒れる…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

馬にとって脚の筋肉は心臓も同然ってほんとだったんやね。失神してから改めて思ったわ。てか一瞬脚の筋肉が硬直しただけで失神ってなんなん。我が心肺機能貧弱かよ。ジャパニーズポニーの癖に。

 

「はーせっかくテレビからオファーが来たのに馬がこの調子じゃあなぁ」

 

「牧場主、そもそもポニーに平地競走をさせるのが間違っていると思います。」

 

「俺もそう思う、人相手の勝負だとしても100メートルは…オリンピック選手相手だと妥当か…」

 

 

訳がわからない。この前まで馬術競技の障害飛越用の馬となるべく調教を受けていたのにいきなり平地競走なんて。我はアメリカにでも飛ばされるのか?

 

 

あっそうだ、この前来てたテレ◯朝日だ!

 

前世知識で思い出せ!テ◯ビ朝日の不祥事を…『もう来てるつってんだろテレビ◯日ー!』あれはダメだ、扱っちゃいけないやつだ、不謹慎すぎる。でもそっかー、我は1993年生まれだから長生きすると体験することになるのかーやだなー。

 

他でなんかないか、◯レビ朝日でやってた番組…

 

あった!さん◯のナン◯もダービーだ!あれか!ナリタブラリアンとか言う怪物と戦わんとならんのか!まあ余裕でしょ、相手は外国系ポニーだし、こっちはお侍さん御用達のジャパニーズポニーだし。

 

まあそれなら仕方ないや、調教受けてやりますか!

 

「おっ!ライスが馬房からでようとしとる」

 

「コイツはライスじゃない、今日改名してゲンマイシャワーになったんだ!」

 

「えー牧場でくらい本名で呼びましょうよ~」

 

まさか世界最強のポニーと戦うことになるとは思わんかったけど、やるだけやってみっか!

 

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