魘魅。
かつて攘夷戦争時代、白夜叉、またの名を坂田銀時に蠱毒というナノマシンを宿らした「星崩し」と言われる傭兵部隊のボス。
「懐かし面だけどよ。お前の顔は二度と見たかねぇと思ってんだが…なんだ今更出てきた。この世界が崩壊する前触れか?」
「我が手を下さんでもこの世はすでに崩壊しておる。貴様の手の届かぬところでな!」
魘魅は呪印が書かれている触手のような長い札を銀時に向けて攻撃した。
「その技はもうきかねぇよ!」
銀時は向かってきた札をかわしつつ、木刀で切り刻んだ。
「なに?!」
「こちとら何べんも映画見たんだ。お前の攻撃パターンは知り尽くしてんだよ」
「何をほざけたことを」
さらに呪印の札を銀時に放った。
「銀時!」
ピー…ドン!
突如起きた爆発とともに呪印は消し去った。
「その声はヅラ!」
「ヅラじゃない!桂だ!」
「お前、ヘンテコなマスコットキャラクターから元に戻ったんだな」
桂は以前から英霊獅子オバZというエリザベスの格好をし江戸を徘徊していたが、今は普通の姿である。
「何のことだ。それよりも今はあいつが先決だろう」
「ああ。そうだな」
「白夜叉の仲間か。貴様も同罪よ!鬼の心を持つ貴様らよここで滅せよ」
魘魅はさらに多くの札を使い、銀時たちに攻撃したが、
「その攻撃は見切ったって言ってんだろが!」
銀時は木刀で薙ぎ払い前に突っ込んでいった。
しかし、魘魅の攻撃はやむことなく続き、何枚もの札が銀時めがけて飛んできた。
「あまい!」
ピー…ドン!
ヅラが投げた爆弾が爆発し、札を燃やし尽くした。
「侍に同じ技が通じるか!」
桂も銀時ともに突っ込んでいった。
「てやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
二人はさらに飛んでくる札を切り刻み突き進んでいき
「うぅ。。。」
魘魅の顔面に木刀と刀を突きさした。
「お前だけは二度と蘇るな」
そう言うと木刀を抜き、桂も刀を抜いた。
魘魅は息絶えた。
「おい、ヅラどうなってやがる。なんでこいつが現代にいるんだよ」
「何を言ってるんだ銀時」
「何ってお前、そのまんまのこと聞いてんだよ。それにお前エリザベスのコスプレはやめたのか」
「エリザベスのコスプレとはなんだ。俺はそんなことした覚えはないぞ」
「はぁ?!お前頭でも打ったのか?」
どうも桂と話がかみ合わない銀時は桂が頭を打っただけのなどと思った。
だってこいつ馬鹿だし。
「そんなことより銀時今は」
「見つけたぞ桂!」
ドン!
桂と話してる最中にどこからともなくミサイルが飛んできた。
「ち、新選組か。またな銀時」
桂は爆風を利用して逃走した。
「逃がすか!」
そのあとを土方率いる新選組が後を追っていったが、
「コラまて」
「うぉ。何すんだ…て旦那じゃないですか」
銀時は沖田を捕まえて何をしてるか聞き出そうとした。
後の新選組は桂を追いかけて行った。
「旦那これは立派な公務執行妨害ですぜ。逮捕しやすか」
「そんなことはどうでもいいんだよ。それよりお前らなんでヅラを追いかけてんだ。最終回で和解したじゃないのか?ドラマCDでも普通に会話してたじゃないか。詳しい話は銀魂THE FINALと付属のCDを聞いてください」
「何言ってるんですかい。銀魂はまだ終わってないじゃないですかい」
「あぁ~これね。今やってるこれはあの~」
「前回いぼ春の話が終わったばかりじゃないですかい。しっかりしてくだせい」
沖田は爆弾発言を言い残し桂の後を追いかけて行った。
「はぁ?いぼ春?何がどうなっているの?」
以前、銀時たちは寄生型エイリアンによって休載後、二年たったと思わされた「二年ショック」という事件が起きたがそれはもう何年か前の話。
「え、もしかしてまたタイムスリップもの?!え、なに?!今度は未来じゃなくて過去に行ったってこと?!そんじゃこれまんま、バック・トゥ・ザ・〇ーチャーじゃねぇかよ!」
「てめぇ何騒いでるんだ」
後ろからいきなり声がした。
「うるせい!製作者がぶっ飛んでるネタ使ってイライラしてんだよ!」
「そうか。なぁ銀時俺たちは今どこにいるんだ」
聞きなれた声を聞き、質問に答えようとした銀時は
「どこって、ここは……!?」
振り向いた瞬間驚きへと変わった。
何度も聞いた声だった。憎たらしい声。
一緒に戦い、道分かれし敵となり、そして最後は、再び共に戦ったやつの声。
「お、お前は!」
銀時にとっては最大の敵であり、仲間であった。
しかし今、目の前に立っているその男は、銀時が最後に見た格好ではなく、片目も傷ついていない。
まるで攘夷戦争の時の姿だった。
《光写真館前》
「いや~やっぱり士さんの写真は面白かったな。でもあれはあれで味があるといつかなんというか」
「そうね。私も普通の写真よりああいう写真を撮ってみたいね」
「無理にほめなくてもいいぞ」
という士も褒められて少し顔がにやけてる。
「そういえば銀さんにここの場所伝えてなかったですね」
「そういえばそうだな」
「ほっとくアル。どうせ一人でぶらぶらしてるネ」
そんなことをつぶやいていると、突然目の前にオーロラが出現した。
「なにアルか?!」
「何かいるぞ!」
士は二人に注意をし、目の前のオーロラに警戒した。
「貴様がディケイドか。やっと見つけたぞ!」
オーロラから出現したやつは、いきなり猛スピードで士に突っ込んでいき持ってる武器を振り落とした。
その攻撃は周りに壮大な土煙を起こすほど強力なものだ。
「い、いきなりか!」
士は間一髪それをかわし、間合いを取った。
「ち、お前ら少し離れてろ」
「何言ってるアル。私たちも戦うアル!相手がショッカーだろうが何だろうがやってやる!」
「…」
神楽は戦う気満々だが、新八は目の前で攻撃をしてきた人物をみて硬直している。
そう人物だ。怪人ではなく、それは人だったのだ。
「あ、あれは…」
「ぱっつぁんどうしたアル?!」
「あの木刀は…」
土煙が収まり、相手の顔が見えてきた。
士はディケイドライバーを取り出し腰につけようとするが、
「士さん待ってください!」
変身しようとする士を新八は大声をだして止めた。
「なんだ。なにかあるのか」
「あれは…」
「新八…?」
完全に土煙が収まり、相手の全体が見えてきた。
「貴様を倒して僕は元の時代に帰る!」
現れたのは黒いコートにメガネをかけた青年。
武器である木刀には「洞爺湖」とかかれている。
「僕?????!!!!!」
自分の5年後の姿をみた新八は驚きのあまり大きな声で叫んだ。
「僕?なにをいって…」
5年後の新八が過去の自分の姿をみて一瞬フリーズした。
「新八がふ、二人いるアル。さてはお前が偽物だな」
神楽が5年後の新八の方へ行き、今の新八を偽物扱いした。
「待ってよ神楽ちゃん。さっきまで僕と一緒にいたじゃないか」
「うるさいアル!こっちの新八の方がキャラ立ってんだろうが!今日からこっちが新八ある!」
「お前ふざけんなよ!何かってに乗り換えしてんだよ!」
二人の論争は続く中、あきれた新八(5)が口を開いた。
「おい、貴様ら。ここはどこの時代だ」
新八(5)は自分の現状を知るために目の前にいる2人に問いただした。
「今は…(いや待てよ。映画上映時は5年後という設定だったが、あの映画が公開された時代より2年過ぎたんだから)…あなたの時代の3年前です」
「おい、貴様!どういうことだ!なぜ俺が未来から来たことがすぐにわかった!」
「いや、それは…」
「そんなもん映画になって大々的にヒット」
「はい!神楽ちゃんストップ!」
新八は神楽の暴走を止めるべく神楽の口を閉じた
「まぁ~いい。それよりも」
新八(5)は士の方をみた。
「話はまとまったか」
「ああ、俺がまた過去の世界に来たことは分かった」
「また?」
「また」という単語が引っかかったが新八(5)はそのまま話し続けた。
「俺をこの世界に送り込んだのはお前かディケイド」
「すまないが俺じゃない。あいにく今は自分の力で世界をまわってるわけじゃないしな」
「そうか。そういえばお前は時間ではなく世界を旅するんだったな」
「ご察しが良いことで。ならさっきの攻撃の詫びを入れてもらおうかな」
「く、すまない。お前が世界の破壊者と聞かされて、あのオーロラもお前関連のものだから」
「それが人に謝る態度か」
少し嫌味ぽく誤った新八(5)に士は余計機嫌を損ねた。
「あれが未来の新八アルか。何かムカつくアル。殴ってもいいか」
「たくもう~」
嫌悪感が満ちているこの空間をどうにか断ち切るために新八が話を切り出した。
「とにかくいったん万事屋に戻りましょう。銀さんにもこのことを報告しないと」
「何?!銀さんはまだいるのか?!」
「は、はい…」
「どうしたアルか?」
「銀さん…」
新八(5)はすごい勢いで万事屋の方へ走っていった。
「あ、ちょっと待ってください!」
「私を置いてくなよ!」
二人も走っていった新八(5)の後を追いかけて行った。
「俺も追いかけるか」
《万事屋銀ちゃん》
新八たちが新八(5)に追いつき、万事屋の玄関の前にいる。
「いいですか。まず僕が事情を説明しますから、あなたはここで待っててください」
新八は玄関を開き、中へと入っていった。
「ただいま」
声は返ってこなかった。
「銀さん?いないんですか?」
新八はそのまま居間に通じる廊下を歩いていると。
「おい銀時!なんで俺がこんなところにいなきゃならんのだ!」
あれ桂さん来てたんだ。
「うるせい!今お前らが外でうろつかれると迷惑なんだよ!」
また何かもめてるみたいだ。まぁ~いつものことか。
新八はそのまま気にせず、居間に入っていった。
「おお~新八君。じゃましてるぞ」
「いらっしゃい、桂さん。もう英霊獅子はやめたんですね。」
「英霊獅子?新八君も何を言ってるんだ」
「いや何をって…」
サッ!
話す前に新八の首元に刀が向けられていた。
「小僧。何者だ。勝手に入ってきやがって」
「ひぇぇぇ!ってこの声は」
新八は刀の持ち主を見るとそこには
「高杉さん?!どうして」
「動くな!」
「高杉さんやめて!」
高杉が持っていた新八の首元に向けた刀をさらに近づけた。
「やめろ高杉。そいつは俺の社員だ」
「なんだてめぇのもんか」
高杉は刀を納め、そのまま長椅子に座りこんだ。
「ちょっと銀さん何なんですかこれ?」
「いや、それがよう」
銀時は今までに起きたことを軽く説明した。
「てことよ。そんでちょっとやばいと思っていったんここにかくまわせたってとこだ」
「そうだったんですか。ならもう一人追加です」
「おいおい。またか過去から誰か来たのかよ。もういいよ。こちらだけで十分だよ。めちゃくちゃ濃いキャラだよ。もういらないよ」
「いえ、あの~過去からじゃなくて未来からで…」
新八は外で待機してる神楽たちに合図を送り、中へ入らせた。
「銀さん。お久しぶりです」
新八(5)は銀さんの顔を見るやいなや、涙を流していた。
「新八君誰いそいつは。これ以上新キャラはいらんぞ。」
桂は新八(5)をみて新キャラだと勘違いした。
「違いますよ桂さん。彼は、」
「新八」
銀さんはたまらず声を上げた。
「「はい」」
「ちびの方じゃねぇよ!」
ちびというと今の新八である!
「いろいろ辛いことあっただろ。どうだい軽く一杯」
「銀さん…(泣)」
久しぶりに会え、優しい言葉に新八(5)は思わず涙を浮かべてしまった。
「銀さん!それどころじゃ」
「うるせぇメガネ!俺はこいつの気持ちがわかるんだよ!だから安ける場所を提供しようとしてるんだよ!」
「だからって…じゃあこの二人はどうするんですか」
銀時は過去の桂と高杉を置いていこうとしていた。
「そこのバカ二人はお前らに任せるは!」
「「させるか!」」
逃げようとする銀時を神楽と新八捕まえた。
「ふざけるなよ天パ!私達にすげて押し付けんじゃねぇ!」
「そうですよ銀さん!なぜこうなったかみんなで話あいましょう」
「うるせぇ!もう面倒なのは嫌なんだよ!俺もう連載終了したんだよ!なんで終わったあとにこんな目にあわされるんだよ!」
3人の小競り合いが続く中4人はそれぞれの思いで見守っていた。
「おい銀時!貴様だけこの場から立ち去ろうとするな」
「ハッ。これが今の銀時か。」
「懐かしいな(泣)」
「こいつらのバカさかげんはあいつらなみだな」
士は電王の世界で出会ったイマジンたちと銀時たちを照らし合わせていた。
「この世界で俺がやるべきことがだいたいわかった」
次回 同姓同名の人物がいるとややこしくてしょうがない!