仮面ライダーディケイド AW   作:空神

13 / 23
第十三話 同姓同名の人物がいるとややこしくてしょうがない!

《万事屋銀ちゃん》

 

「第1回チキチキ時代超えてどうすればいいのゲーム」

 

カシャ!

 

もめ事が収まり、何とか相談できる体制になったが、またもや銀時の悪乗りが始まった。

 

「あの~銀さん。相談始めるのに何でゲームなんですか」

 

「うるせえな。新八(過)」

 

「ちょっと待ってください銀さん!なんで僕の名前の後に(過)ってつけるんですか?!」

 

「そりゃあ区別つけるために決まってんだろ」

 

今現在、万事屋の中にはいつものメンバー+士と過去からきた桂と高杉、そして未来からきた新八がいる。それぞれ今いつの時代なのかを聞き、落ち着いたところだ。

 

「だったら未来から来た僕に着けてくださいよ!(未)とか前回同様(5)とか!」

 

カシャ!

 

「お前考えてみろ。ヅラ(過)と「ヅラ(過)じゃない桂だ!」高杉の野郎は過去から来てんだぞ。だったらお前らも過去で合わせればいいだろ。その方がわかりやすい。だからお前らの名前の後に(過)をつけるからよろしく」

 

「そんなことで納得できるか!」

 

反抗する新八だが

 

「なるほど。そういうことならば仕方あるまい」

 

「理解速くて助かるぜヅラ(過)」

 

「ヅラ(過)じゃない桂(過)だ!」

 

カシャ!

 

「すまない僕(過)。君の時代に来たのは俺の方なのに」

 

「あの~さりげなく(過)入れるのやめてくれませんか。謝られた気しないんですけど」

 

少し和んだところで本題に入り始め…

 

カシャ!

 

「おいてめぇ!さっきからカシャ!カシャ!カシャ!カシャ!うるせぇんだよ!」

 

「俺のことは気にせずに続けてろ」

 

「いや気になるっての!てか士は何か知らねぇのか」

 

「すまないが俺にもわからん」

 

「ち、使えない。旅人さんだぜ」

 

「悪かったな」

 

「まぁ~まぁ~銀さんも士さんも落ち着いて。とりあえず皆さんがどの時代からやって来たのか聞いてきましょう」

 

「そうアル。士も協力するよろし」

 

「じゃあ話してくれ、お前たちがどの時代から来たかをな」

 

「なんでお前が仕切ってんだよ!ほら高杉(過)お前から話せ」

 

銀時は最初に高杉(過)に話を振った。

 

「俺からか、まぁ~俺がこの中で誰よりも昔から来たみたいだからな」

 

「いいからさっさとしゃべれ」

 

「ふん。俺は攘夷戦争が起きている時代から来たが、どうやってこの時代に来たかはわからね。気づいたら隣にヅラ(過)がいたがな。「ヅラ(過)じゃない桂(過)だ!」それで一通り町を歩いていたら銀時に会ったってとこだ」

 

「ふ~ん。てことはそこの桂(過)ってやつ「桂(過)じゃないヅラだ!あ、間違えた桂(過)だ!」に巻き込まれたと」

 

「そんなところだ」

 

高杉の話を聞き全員が桂をジト目で見ていた。

 

「なんだお前ら」

 

「ま、まぁ~次行きましょう」

 

「じゃあ次新八で」

 

「わかった。俺は未来の崩壊したかぶき町から来た。いつものように町の見回りをしてたんだが、いつの間にかオーロラの空間に入ってしまってな。そこに笠をかぶった男に会って、「元の時代に帰りたければ世界の破壊者ディケイドを倒せ」と言われた」

 

「それで俺に襲い掛かったと」

 

「ああ」

 

「新八君は年をとっても変わらないな。知らない人の言葉を真に受けて」

 

「すみません。ただどこかで聞いたことがある声だったんで」

 

新八は少し頭を少し下げ、ここにいる全員に謝るそぶりを見せた。

 

「頭を上げろぱっつぁん。お前はお前で元の時代に帰らなくちゃいけない理由があったんだろ。なら仕方ねぇよ」

 

銀時は知っている。未来において彼の姉お妙は病院で入院している。百祖に侵されていることを。

 

「銀さん。ありがとうございます」

 

「じゃあ気を取り直して、最後の桂(過)さんお願いします」

 

「わかった。俺はエリザベスがいなくなった時代から来た」

 

「あの偽Q太郎がいなくなることなんてしょっちゅうだろう」

 

「だがそうとしか言いようがないのだ。ここが未来でお前らにわかる出来事ならば、蓮蓬(れんほう)との戦いが終わった後だな」

 

「あぁ~あの時の桂(過)さんですか」

 

「うむ。そのあとにエリザベスがまたいなくなってな。探している最中にこれを拾ったのだ」

 

桂(過)が懐から拾ったものを取り出し、机の上に置いた。

 

「これは!」

 

銀時がそれを持ち、驚きの表情を浮かべた。

 

「な!」

 

「これは!」

 

神楽と新八(過)もそれを見て驚いた。

 

「「「劇場版銀魂完結編 万事屋よ永遠なれのDVDじゃ(ねぇか)(ないですか)(ないアルか)!!」」」

 

「やはりお前らも知っているのか」

 

「やはりじゃねよ!お前!これどこで見つけたんだよ!」

 

「だから道に落ちていたと言っておろう。」

 

「この世界の話のDVDがたぶんほかの世界から送られてきたんじゃないか」

 

士はそのDVDがこことは別の世界から来たものだと推測した。

 

「それで俺はDVDの中身を確認したところ、なんと源外殿がタイムマシンを作ったではないか」

 

「そ、それで…」

 

銀時は聞くのが怖くなってきた。

 

「源外殿にタイムマシンを作ってもらい、いなくなったエリザベスを探しに時間旅行を!」

 

「なんか落ちが見えるんですが…」

 

「私もアル…」

 

「「「・・・」」」

 

高杉、新八、銀時も黙ってしまった。

 

「…で、お前はどの時代に行ったんだ?」

 

士がとりあえず話を再開させた。

 

「うむ。まず初めに攘夷戦争時代にとんだ」

 

「・・・」

 

高杉が不満そうな顔をしている。

 

「そこにはDVDの内容がそのまま行われていたな。まるで映画の世界に入ったようだった」

 

「それで(怒)」

 

銀時の頭に怒りマークが現れた。

 

「戦闘の中にエリザベスを見つけたのでな。俺のところまで呼んで元の時代に帰ろうとしたが、直前に高杉(過)に見つかり一緒に連れてきてしまってな」

 

「・・・」

 

「すぐに元の時代に戻そうとタイムマシンを起動しタイムスリップしたんだが、今度はかぶき町が崩壊している時代でな」

 

「・・・」

 

今度は新八と新八(過)が不満といううか怒りの顔をしている。

 

「隣にいた高杉もいなくなっていたのでな。元の時代に帰ったのだろうと思い、エリザベスもいることだしすぐに元の時代に戻ろうとしたのだ。そして元の時代に戻ったと思ったら別の時代だということを今知ったというわけだ」

 

「「「「「・・・(怒)」」」」」

 

全員が怒りの表情を浮かべている。

 

 

「あの~すみません。桂(過)さんその崩壊したかぶき町のところもう少し詳しく語ってくれませんか」

 

「構わんがすぐに帰ろうと、タイムマシンを起動しただけだぞ。あ、そういえば黒コートの青年を一緒に連れてきてしまったな。知らない人だったんでな、源外殿が人を巻き込んでしまったときに言うセルフを言ったらどこかに消えていったな。どうやら彼の時代に戻ったんだろうな」

 

「ちなみに桂(過)さん。そのセリフは(怒)」

 

新八はぶち切れそうな顔をしながら桂(過)に問いただした。

 

「うむ。元の時代に帰りたければ世界の破壊者ディ」

 

「「「「「全部てめぇのせいじゃねぇか!!!!!!」」」」」

 

士以外の全員の怒りが爆発し、桂(過)をおもっいっきり踏みつぶしたり殴ったりした。

 

「てめぇふざけんじゃねぇぞ!久しぶりに登場できたのによりによってお前のペット探しが原因かよ!なんでお前はそう厄介ごとを引き連れてくるんだよ?!あれか、何か起きないと死んでしまう病か?!」

 

「そうアル!だいたいエリーならどこかにいるはずアル!ちゃんと探したのか?!そんでなんで過去から連れてくるあるか?!面倒くさいことになるのがわからなかったのかオラ!」

 

「だ、だが。お、お前らも連れや仲間が、い、いなくなったら、し、心配するだろ」

 

「いい加減にしろよ!自分の時代ならまだしろ、他の時代の人たちに迷惑かけないでください!」

 

各々がたまっていた鬱憤をすべてぶつける中、

 

「やっぱりこの世界の連中は馬鹿ばかりだな」

 

カシャ!

 

その風景を鼻で笑いながら撮影している士もいた。

 

 

‐数分後‐

 

「お前の次の仕事は何だ。言ってみろ」

 

「すべての時代に行き何もなかったかのように皆さんをもとの時代に送り返します」

 

「それでおまえは」

 

「自分の時代に戻ってエリザベスを探します」

 

銀時は顔中コブだらけの桂(過)にこれからやることをリピートさせていた。

 

「まぁ。これでよかったですね。皆さん元の時代に戻れますよ」

 

「ああ、ありがとう。ただ俺が俺にお礼を言うのもなんか変な感じだな」

 

「そ、そうですね。何か変な感じですね」

 

新八と新八(過)は互いペコペコしていた。

 

「どの時代どの世界でも、自分と似たような存在、同じ存在と会って話すのは気まずくなるものだ」

 

カシャ!

 

「私からしたら二人とも全く変わってないけどな」

 

すぐそばで見守っている士と神楽。

 

「では、まず攘夷戦争の時代に行くか」

 

そういううと桂(過)は懐から時計みたいなのを出した。

 

「おい。それをどこで手に入れた」

 

士は桂(過)が取り出したものを見て問いただした。

 

「これは先ほど言ったタイムマシンだ」

 

桂(過)は見せつけるかのように士に見せつけたが、どう見ても

 

「ディケイドライドウォッチだな」

 

銀時がそれを見て物の名前を言った。

 

「なんだそれは。ディケイドは聞いたことあるが…」

 

「お前は知らなくていいの」

 

「そういえば源外殿がこれを作るときに仮面ライダーディケイドを見ていたな。たぶんそれが原因でこうなったんだろう。て、そんなことはどうでもいい。まずは攘夷戦争の時代にとぶぞ」

 

いろいろ爆弾発言をしていった桂(過)だった。

そして桂(過)はディケイドライドウォッチの顔の部分を本来回らないのにもかかわらず左に回し、他のライダーのライドウォッチを結合させる部分に過去と表示された。

 

「あんたらこれ絶対に怒られますよ」

 

新八(過)はディケイドライドウォッチの不当改造を思い、いつものツッコミをした。

 

そんなツッコミを無視するかの如く、タイムマシンの起動と同時にオーロラが出現した。

 

「僕本当に知りませんよ」

 

「行くぞ高杉(過)」

 

「あぁ…。なぁ銀時」

 

今まで黙っていた高杉(過)が口を開いた。

 

「攘夷戦争のあと俺たちはどうなる」

 

「・・・」

 

その問いに対して銀時は何も言えない。今後高杉は過激攘夷浪士となりあれの前に立ちはだかり、最後には死んでしまうなんて。吉田松陽の正体が…

 

「ふ。聞くだけ野暮か。お前のそのアホづら見ただけで大体わかった」

 

「おい、誰の顔がアホづらだ!」

 

「平和なんだろ」

 

「・・・」

 

「お前がそんなアホづらしてるってことはそういうことだろ」

 

「高杉・・・」

 

「ではいくぞ」

 

桂(過)と高杉(過)はそのままオーロラに飲み込まれていった。

 

「く、」

 

「銀ちゃん」

 

「銀さん」

 

「大丈夫だよ。気にすんな」

 

銀時は過去に自分がしたことを悔いてはいないが、やはり心に残るものがあるのだろう。

 

「銀さん。高杉さんは…」

 

「お前も気にすんな。新八、お前は自分の時代の心配をしろ」

 

「はい」

 

そんな話をしていると桂(過)が戻ってきた。

 

「ただいま」

 

「はい。いってらっしゃい」

 

帰ってきた桂(過)だが、すぐに次の時代に行けと遠回りに伝えた。

 

「わかっておる。次は未来の世界だったな」

 

桂(過)はディケイドライドウォッチの顔の部分を右に回し、次は未来に行くためのオーロラが出現した。

 

「銀さん。僕、会えてよかったです」

 

「新八、そっちでも元気でな」

 

「はい。それと今の僕」

 

「え、あ、はい」

 

「今を大切にね」

 

そういうと新八はオーロラの中に姿を消した。

 

「頑張れよ新八」

 

これから苦労すると思うが、過去の俺が行くまで頑張れよ。そう思う銀時だった。

 

「これでひと段落か」

 

この世界の住人たちのことと思い今まで写真を撮り続けていた士。

 

「おう。とりあえず変身する必要もなかったな」

 

「そのほうがいい」

 

「へ、皮肉が通じねぇな」

 

少しあっけない展開に安堵している士。戦うことがないならないでいいと思った。

 

「戻ったぞ」

 

「ほら、最後はお前だ。さっさと帰った」

 

「わかっているが、エリザベスがまだ戻ってないのだ」

 

「桂(過)さん。あのエリザベスは攘夷戦争時代から連れてきたんですよね」

 

「そういえばそうだな。その時代に送り返さねば」

 

「エリザベスって最初にお前と会ったときにいた着ぐるみか」

 

窓から顔をのぞかせている士がつぶやいた。

士のエリザベスに対する最初の印象は着ぐるみだったそうだ。まぁ無理もない。

 

「エリザベスは着ぐるみではない!」

 

「あいつならあれじゃないのか」

 

士は窓から指をさして、みんなに知らせた。

 

「なんだと!」

 

桂(過)とほかの万事屋メンバーもつられて外をのぞいた。

 

 

《窓から見える風景》

 

「ハァ!ハハハハハ!これはすごい!エリザベスが増えたぞ!さぁ!行くぞ!この英霊志士オバZとダブルエリザベスで時代を超えてこの国を見つめていこうじゃないか!ハァ!ハハハハハ!」

 

次回 本当に面倒くさいことは後からやって来る!




注意 
ディケイドライドウォッチの顔の部分は本来回りません。無理に回そうとして壊しても責任を負いません。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。