仮面ライダーディケイド AW   作:空神

14 / 23
第十四話 本当に面倒くさいことは後からやって来る!

《万事屋銀ちゃん》 

 

過去から連れてきた最後の一人エリザベスを見つけたが、そのエリザベスは現代の桂とエリザベスと一緒に行動していた。

 

「銀さんどうしましょう。よりによって一番厄介なのが過去のエリザベスと一緒にいますよ。ZとZZをかけ合わせたようになってますよ」

 

「たくよ。本当ヅラはめんどくさいことしか引き起こさないな。いいよ。ちょっくらあいつから一匹引っ剥がしに行ってくる」

 

「まて銀時。これは俺が招いたことだ。俺が何とかしてこよう」

 

桂(過)は万事屋から出ていき現代の桂、つまりはオバZのもとへと走っていった。

 

「あいつ一人で大丈夫か」

 

「まぁ~さすがに何とかなるだろう。自分のペットがわからないようじゃ飼い主失格だしな」

 

「いや、どっちも同じエリザベスですから、見分け付きませんから」

 

とりあえず桂(過)が戻ってくるまで一息つくことにした。

 

 

《数分後》

 

「おい銀時!なんなんだ今の俺は!攘夷志士ではなくコスプレイヤーになってるではないか!」

 

エリザベスを連れた桂(過)が今の自分に対面して衝撃を受けたようだ。

 

「そんなこと自分に聞けよ!てかそんなこといいからさっさと帰れ!」

 

銀時は玄関に顔すら出さずに答えた。それもそのはず銀時にとってはもうどうでもいいことだ。完全に面倒くさいと思い始めていた。

 

[お前何もんだ!桂さんのコスプレしやがって!]

 

エリザベスはエリザベスでプラカードをあげてるが誰も見ていない。いや見えなかった。誰も玄関に顔を出していないからだ。桂(過)もエリザベスの方を見ていないし。

 

「薄情な奴らだ」

 

桂(過)は懐にしまい込んだライドウォッチもといいタイムマシンを取り出した。

 

「おい、過去の桂」

 

士がやっと玄関に顔を出した。

 

「なんだ?」

 

「元の時代に戻ったらライドウォッチを破壊しろよ」

 

「このタイムマシンをか」

 

「あぁ。もう面倒ごとは作るな」

 

「わかった。ではこの時代の者たちよさらばだ!」

 

桂(過)はタイムマシンを勢い良く起動させた。そう勢い・・・

 

バキ!

 

「あ・・・」

 

「・・・たく」

 

「おい。今変な音したが」

 

「なにアルか?」

 

状況をみた4人がフリーズしてしまった。

 

「あの~皆さんどうしたんですか」

 

新八も玄関の方へ行き顔を覗くと

 

[何か壊れたぞ]

 

「「「「「・・・」」」」」

 

エリザベスが全てを説明していた。

 

 

≪源外庵≫

 

「てなわけでここに来たわけだ」

 

「そうかい。早い話そのタイムマシンを直せばいいてことだな。で、金はあんのか銀の字」

 

「金はあいつが払う。ついでに俺のツケも」

 

「まて銀時!なぜ俺がお前のツケを払わなくていけないのだ」

 

「ふざけんな!ここまで世話してやっただろうが!依頼料だよ!」

 

「いつ俺がお前に依頼した」

 

[そんなことより状況を説明しろ!(怒)]

 

壊れたタイムマシンを直すために銀時、桂(過)、エリザベスは江戸一番のからくり技師、平賀源外が住んでいる源外庵に移動した。

 

「期待しないで待ってやる。ほれ。早く物を出しな」

 

桂(過)は懐から壊れたライドウォッチ(タイムマシン)を取り出した。

 

「おい。おめぇこれ」

 

「わかってるからいうな。それより直せるか」

 

「中を見て見なくちゃわからね」

 

源外は壊れたライドウォッチの内部構造を調べてみた。

 

「おい銀の字。こりゃ本当にタイムマシンか?」

 

「は?!おい、じじぃ直せねならまだしもおもちゃだとかいうのはなしだぞ」

 

「そうだ。現に俺は今未来にいるではないか」

 

「銀の字。昔の世界の俺がどのタイミングでこれを作ったか聞いてるか」

 

「え、そういえばヅラ(過)がなんか言ってたな。おいヅラ(過)」

 

「ヅラ(過)じゃない!桂(過)だ!」

 

「いいから。お前の時代のじーさんはどのタイミングでこれを作ったんだ」

 

「たく。確か仮面ライダーディケイドを見ているときだったな」

 

「やはりか。おい銀の字。こいつぁタイムマシンなんて代物じゃね」

 

「ま、まさか」

 

「世界を渡る装置だ!」

 

 

≪万事屋銀ちゃん≫

 

万事屋に残った士たちは銀時たちの帰りを待っていた。

 

「銀時が言ってた修理屋ってのは桂(過)が言ってやつのことか」

 

「そうですね。この時代の源外さんです。まぁ~過去にタイムマシン作ってますから大丈夫でしょう」

 

「それにしても退屈な職場だな。客が一人も来てないじゃないか」

 

「いつもこんな感じなので・・・そろそろ定春の散歩に行った神楽ちゃんが戻ってくる頃ですね」

 

「あの犬もたいがいデカいからな。大変だろう」

 

定春の位の大きな犬は士が廻った世界の中でもトップクラスだろう。しかし、ローチンやキャッスルドラなどの大きなものは何回か見たことあるのですぐに慣れた。

 

「大変アル!」

 

「あ、お帰り」

 

「何かあったのか」

 

「今ここに着いたときにたくさんの人が逃げるように走っていたアル!」

 

「逃げるようにって何かあったの」

 

「わからないアル。でも「キャーキャー」叫んでたよ」

 

「とりあえず外に出てみるか」

 

士、新八、神楽、定春は外へと出てみた。

 

「「「キャーキャー」」」 

「逃げろ!」「うわー!」

 

神楽が言っていた通り、外では人々が逃げるように皆同じ方向に走っていった。

 

「ほんとだ!みんな何から逃げてる」

 

「お前らはどうする」

 

「え?」

 

「俺は何があるのか見に行くつもりだが」

 

「僕も行きます!」

 

「私もネ!」

 

「そうか。なら行くぞ」

 

士たちは原因を探るべく人々が逃げてきた反対方向へと向かった。

 

 

《源外庵》

 

「おいじーさん。今なんつった」

 

「だから世界を渡る装置だ」

 

「なんでそんなこと一瞬で分かったんだ」

 

「一目瞭然じゃ。ほれ」

 

源外は銀時にライドウォッチの内部を見せた。

 

「いや、わからんけど」

 

「はぁ~。どう見ても時限転〇装置がついてないじゃろ」

 

「知るか!!」

 

ライドウォッチの内部を見ると時限〇移装置の代わりに配線や、基盤などがあり、その奥にオーロラみたいな幕がうごめいている。

 

「てかここまで引っ剝いておいてタイムマシンじゃねのかよ!そりゃあ見た感じ顔面ディケイドだし!じゃあ何か。あいつらは別の世界の新八と高杉だったのかよ!」

 

「そうか。どおりでこの世界の銀時が新選組と仲良くやってるわけだ」

 

ここで衝撃の事実が明かされた。桂(過)が使っていた装置は過去にでも未来にでも行くのではなく、世界を渡る装置であった。

 

「それで直せるのか」

 

「一番重要なオーロラは無事みたいだからなんとかな。ただ、基盤や配線は全部交換だ。なに心配することはねぇ。2日あれば直せる」

 

「そうか。じゃあ2日後にとりにくら。おいヅラ!そういいことだからお前士んところで世話になれ。光写真館なら部屋開いてるだろうし。」

 

「わかった。いくぞエリザベス」

 

[ふざけるな!俺はお前のエリザベスじゃねぞ!]

 

とりあえず、何とかなることが分かった銀時たちはその場を立ち去ろうとしたが、

 

「まて銀の字。一つだけいいか」

 

「なんだよ。もう厄介事はごめんだぞ」

 

「いや、それがな。この装置は世界を渡るオーロラを制御する役割があるみたいでな」

 

「そんで・・・」

 

「こいつ暴走しとるぞ」

 

「はぁ?!」

 

「制御装置が壊れてると考えてな。たぶん今いろんなところでオーロラが出現しとると思うぞ。ほれ、正面見てみ」

 

源外庵の目の前にオーロラが出現した。

 

「おいおい!ふざけんなよ!もういいって!何でここまで大規模になるんだよ!話まとまんねぇよ!」

 

「銀時!オーロラから何か出てくるぞ!」

 

出現したオーロラには人間サイズの黒い影が映っていた。赤い着物を着ており、どこか侍っぽい…

 

「おろ?」

 

「マジか・・・」

 

 

《かぶき町大通り》

 

人々が逃げ惑う中、原因を探りに行く士たち。

 

「見るアル!」

 

正面に土煙が待っており、けがをした人たちが数人倒れている。

 

「士さん土煙の中に何かいます!」

 

よく見ると二人分の黒い影が土煙の中にいる。しかし、その二人はまるで戦闘しているかのように動いている。一人はまるで蜘蛛のような頭の形をしており、もう一人は…

 

「民間人ですか?早く逃げて!」

 

「その声・・・」

 

士はこの声を聞いたことがある。一緒に旅をし、笑い、時には対立し戦った。懐かしきあの声を…

 

すぐさまディケイドライバーを取り出し腰に装着する。

 

「変身」

 

(KAMENRIDE)

 

(DECADE!)

 

「ディケイドってまさか」

 

変身したディケイドは収まりつつある土煙の中にいる蜘蛛の頭をした怪人を蹴り飛ばした。

 

「フォ!」

 

蹴り飛ばされた蜘蛛の怪人はそのまま地面を転がっていった。

 

「久しぶりだなユウスケ」

 

「相変わらずだな」

 

もう一人は小野寺ユウスケ、またの名を仮面ライダークウガ。

そして相手にしていたのは蜘蛛の性質を持つグロンギ、ズ・グムン・バだった。

 

起き上がったズ・グムン・バは、クウガとディケイドに攻撃を仕掛けに行ったがそれを回避する二人。

 

「なんだユウスケ。フン!もう自分の世界は飽きたのか」

 

「そんなんじゃ、ない。こいつと、ハァ!戦ってたらここに」

 

戦いながら会話する二人。どうも余裕そうだ。

 

「そうかよ!」

 

「フォ!」

 

ディケイドの強烈なパンチがズ・グムン・バのボディにクリティカルヒットし、体制を崩した。

 

「久しぶりにあれやるか」

 

ディケイドはライドブッカーから黄色いカードを取り出した。

 

「ああ」

 

それを見たクウガは久しぶりにと思ったのか快く受け入れた。

 

(FINAL FORMRIDE)

 

(KU!KU!KU!KUUGA!)

 

「ちょうとくすぐったいぞ」

 

ディケイドはクウガの背中に両手を当て、クウガゴウラムへと変形させた。

 

「よっしゃ!」

 

変形したクウガゴウラムはズ・グムン・バに勢いよく突進し、大顎で挟み込んだ。

 

「ハァー!」

 

そのまま空中へ高く飛んでいき、反転し地上へと戻ってくる。

 

その間ディケイドはもう一つの黄色いカードを取り出し、ドライバーへと挿入した。

 

(FINAL ATTACKRIDE)

 

(KU!KU!KU!KUUGA!)

 

クウガゴウラムの方へと飛び上がり、ライダーキックを構え、

 

「ハァー!」

 

「タァー!」

 

二人は叫び、クウガゴウラムはズ・グムン・バをディケイドのライダーキックがギリギリ当たりそうなところで放し、ディケイドはそのままキックをくらわした。

 

「フォーーー!!!」

 

あまりの攻撃にズ・グムン・バは爆発し、二人は何事もなかったかのように地面に着地し、変身を解除させた。

 

「俺からOKしたけど、やっぱりあれ身体にくるな」

 

「ふっ。」

 

「なんだよ」

 

「いや」

 

少しうれしそうにする士がそこにはいた。

 

「ユウスケ。なんでこの世界にきた」

 

「さっきも言ったけど、あいつと戦ってたらいつの間にかこの世界にきてたんだよ」

 

「ふん。てっきり自分の世界に飽きたのか」

 

「そうじゃないって」

 

久しぶりにあったユウスケをおちょくる士。その姿はまるで以前の二人そのものだ。

 

「士さん。大丈夫ですか」

 

「あぁ」

 

「君は?」

 

「申し遅れました。僕は志村新八といいます」

 

「私は神楽アル。よろしくな」

 

「よろしく。俺は小野寺ユウスケ」

 

互いに挨拶が終わった後にぞろぞろ後ろから黒い制服の連中が近づいてきた。

 

「おい!てめぇら!そこ動くな!」

 

その先頭に新選組副長土方十四郎の姿があった。

 

「あ、土方さん」

 

「ち、なんだてめぇらか。ここに化け物がでたって通報があったんだが…さてはお前が世界の破壊者!」

 

「なんでそうなるんだよ」

 

士はあきれて言葉もでなくなった。

 

「土方さん、士さんじゃないですよ。士さんは怪人を倒してくれたんです」

 

「そうネ!お前ら無能警察よりもライダーの方が数段いいことするアル!」

 

「神楽ちゃん。銀さんが言ってたこと真に受けちゃだめだよ」

 

神楽は内心はそう思っているからこそ、この言葉が出たのであろうが、新八がとりあえず銀時に罪を擦り付けた。

 

「たく、あいつが…とその前に、お前は誰だ」

 

土方はユウスケに向かって吸っていた煙草を向けた。

 

「お、俺は小野寺ユウスケです」

 

「ふ~ん。小野寺。てことはお前も仮面ライダーか」

 

「え?あ、はい。クウガです」

 

「そうか。くれぐれも暴れたりするなよ。(ち、俺は五代派なんだよな…)」

 

そういうと土方は隊を連れてどこかへ言ってしまった。

 

「なぁ~士。この世界は仮面ライダーのこと知ってる人多いのか」

 

「まぁ~な」

 

しばし沈黙が続いたが、新八が切り出した。

 

「とりあえず、銀さんと合流しましょう」

 

新八の一言に一同は銀時のいる源外庵へと向かった。

その間士はユウスケに今まであった出来事を話していった。

 

 

≪源外庵≫

 

「ふ~ん。それでここがお前が旅する2個目の世界ったわけだ」

 

「そういうことだ」

 

「なら、俺も一緒につきやってやるか」

 

「なんでそうなるんだ」

 

「いやだって、士一人じゃさぼるだろ」

 

「俺がいつさぼった」

 

士とユウスケの言い合いが始まった。

 

「やっぱりこの二人は仲良んですね」

 

「テレビでもそうだったからな」

 

「神楽ちゃんそういったことは士さんたちの前では言わないようにね」

 

そんなことを話していると源外庵の近くまで来た一行。

 

「だから主人公かぶりはもういいんだよ!早く自分の世界に帰れ!」

 

「おろ~。そういわれても困るでござる。拙者はただ釣りをしていただけなので」

 

そこでは二人の主人公が言い争いをしていた。いやどう見ても銀時が怒鳴り込んでいるようにしか見えないのだが。

 

「あ、よかった。銀さん、まだここに…」

 

士たちが源外庵につき、銀時に声をかけようとした新八だが、それよりもレジェンドドクラスの主人公を目のあたりにしてフリーズしてしまった。

 

「どうした新八ぃ.....................」

 

神楽もその人物をみて頭の中の機能が停止したらしい。

 

後から来た士もその人物をみたが、誰とはわからないのでとりあえず新八に聞くことにした。

 

「新八。あいつもお前らの仲間か」

 

「見た感じ君たちと同じ服装してるけど」

 

ユウスケも気になって新八に尋ねてみた。しかし、新八は何もなにも反応しない。

 

「なんだお主らも来たのか。ん?もう一人増えてるがもしや、お前もライダーなのか」

 

「ライダーだと?!ともに仮面をかぶる者同士仲良くしようじゃないか!」

 

店の中から桂(過)となぜかこの世界の桂(オバZ)が出てきた。

 

「あ、はい!小野寺ユウスケです。クウガやってわぁ!な、なんだこいつ」

 

流石のユウスケも初めて見るオバZに驚きを隠せなかった。

 

「案ずるな。こいつは今の俺だ」

 

「今の?」

 

「あ~こいつがさっき話した過去の桂だ。で、このコスプレが今のこいつだ」

 

「はぁ~。」

 

とりあえずおかしな奴と認識したユウスケだが、それどころじゃない。

 

「なんだよ!そっちも別の世界からひとり来たのか?!」

 

さっきまで怒鳴っいた銀時の矛先がユウスケへと移り変わった。

 

「あ、はい!俺で」

 

「なんだ。二代目クウガか。ならいい!」

 

「に、二代目?」

 

「そんなことよりこっちは大物だぞ!」

 

銀時の声で全員がその大物の方に目を向けた。

 

「お前が別の世界からやつか」

 

士がその人物に問いただす。

 

「別の世界というのがわからぬが。拙者は緋村剣心。あてのない旅の剣客でござるよ」

 

 

次回 この作品はいつだってコラボしてんだよ!




ハイ!まさかの別の世界の住人登場といううことで二名追加しました。

一人は伏線回収みたいになりましたが、もう一人はまさかのね。

今後展開はどうなっていくのでしょうか・・・それは作者でもわかりません。

次回も楽しみにしていてください。

銀時「これ俺、FINAL FORMRIDEできるの…」

さぁ~?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。