仮面ライダーディケイド AW   作:空神

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第十七話 銀の魂を持った男たち

志々雄の無限刃から放つ炎のせいで、銀時の洞爺湖は灰へと姿が変わった。

 

「あ…」

 

「馬鹿か!木刀で炎の相手したら燃えるのが当たり前だろう!」

 

「だって俺の洞爺湖には斬魄刀と同じで洞爺湖仙人が宿ってんだぞ!てか洞爺湖仙人!こんなで燃やされてんじゃね!」

 

「斬魄刀が何か知らないが、お前はもう下がってろ!武器がないんじゃ足手まといだ!」

 

「そんなことはねぇよ!3分待ってろ!」

 

銀時は戦場をあとにし走っていた。

 

「さて、なら3分でケリをつけてやるか」

 

ディケイドはライダーカードを取り出しドライバーにセットした。

 

(KAMENRIDE)

 

(WIZARD!)

 

(ヒー、ヒー、ヒーヒーヒー!)

 

ディケイドはディケイドウィザードへと姿を変えた。

 

「炎相手ならこっちは魔法の炎だ」

 

「ほう。おもしれ」

 

 

〈その頃銀時は〉

 

近くのコンビニへと走っていった。そこはまだファンガイアたちが進行しておらず無傷のままだった。そして向かったコンビニちょうど宅配トラックが着いた。

 

「ナイスタイミング!」

 

配達員は荷物をコンビニへと運び込もうとした。

 

「ちは、こちらのコンビニでこの荷物を預かるよう頼まれたんですが」

 

「はい。念の為、注文者の名前おねがいします」

 

「わかりました。注文者は坂田銀」

 

「それは俺だ!」

 

「ほが!!」

 

銀時はコンビニ店員と配達員の会話を遮り、配達員にぶつかり、荷物を奪いとり戦場へと戻っていた。

 

「あ…あのお客さん…印鑑を…」

 

「全部終わったら印鑑でも何でも押してやる!」

 

銀時はそのまま走り去っていった。

 

「あ、代金もらってねぇ…」

 

 

〈戻って戦場〉

 

戦場では、ディケイドウィザードと志々雄が激しい打ち合いをしていた。

 

「ち、さすがに剣の扱いはお前が上か」

 

「剣じゃえねぇ。刀だ」

 

「そうかよ!」

 

ディケイドウィザードは間合いをとり、ライダーカードを入れた。

 

(FORMRIDE)

 

(WIZARD! WATER!)

 

(スイースイースイスイー!)

 

「ならその炎。出せなくしてやるぜ!」

 

(FINALATTACKRIDE)

 

(WI WI WI WIZARD!)

 

ディケイドウィザードはガンモードになっているライドブッカーを志々雄にむけ、ウィザードの必殺技ウォーターシューティングを放った。

 

「はぁ!」

 

「あめぇ!壱の秘剣!焔霊!」

 

志々雄は焔霊を打ち、ウォーターシューティングをすべて浄化させた。

 

「厄介だな。その炎!」

 

ディケイドウィザードは浄化されたと理解した瞬間、一気に間合いを詰めようとしたが、

 

「その行動もわかってんだよ!」

 

志々雄はそれより前に間合いをつめてディケイドウィザードの首を持ち、刀を自身の手袋に当てた

 

「弐の秘剣!紅蓮腕!」

 

刀を動かしたと同時に大きな爆破が起こり、ディケイドウィザードはもろにその爆発をうけた。

 

「ほらよ!」

 

志士雄は爆発の後すぐさまディケイドウィザードの腹を蹴り、遠くへ飛ばした。

 

「うぁぁ!!」

 

ディケイドウィザードは飛ばされ、ウィザードの変身も解除されてしまった。

 

「ふん。たわいもない」

 

「ち、やっぱり人間相手じゃ勝手が違うか」

 

「終わったか?て、まだいるじゃん!3分でケリつけるって言ったのはどこの誰でしたかね」

 

ちょうど銀時が荷物を持って帰ってきた。

 

「うるさい。で、その荷物は何だ」

 

「これはな!」

 

銀時は荷物を開封し、中に入っていた1本をつかみ志士雄に向かって叩きつけた。

 

「なんだ。またこれか」

 

「あいつバカか」

 

ディケイドも志士雄も呆れていた。

 

「うるせい!戦うこともあるからもう1本頼んだよ!だけどな!こいつが出てくるなんて思わなかったんだよ!」

 

銀時はやけくそになり木刀をぶん回し、思いっきり叩き込もうとしたが、

 

「遅ぇ!」

 

「ぐはぁ!」

 

それよりも早く、志士雄が腹パンを決めた。

 

「ふん。たわいもねぇ。所詮この世は弱肉強食。弱ぇやつが死ぬそれだけだ。」

 

「弱肉強食か。かつて俺も同じことをかんがえてたな」

 

「ほう。お前も俺と同じだったわけか。だったら話が早え。お前、俺の部下にならないか」

 

「あいにく、誰かの下につく気はない」

 

「そうか」

 

志々雄は刀を構え、攻撃態勢に入ったが、

 

「なぁ。包帯ぐるぐる男」

 

「なんだ、白夜叉。お前が部下になるか」

 

「いや、悪いが遠慮してもらう。一つ聞きてぇことがある。お前が言う弱肉強食の世て何があるんだ」

 

銀時は立ち上がって志々雄に問いただした。

 

「そんなことか。弱いものは死に、強いやつが生き残る。それだけだ」

 

「なんだ。そりゃ普通のことじゃねぇのか」

 

「なに?」

 

「そうだな。それは自然の摂理だ」

 

士は口を開いた。

 

「弱気ものが死に、強きものが生き残る。どの時代、どの世界でもそれは当たり前のことだ。だけど、弱いやつは群れを作り、強いやつに対抗しようとする。たった一人で立ち向かうのもいいが、そばにいるやつを頼るってのも悪くない」

 

「へ。そんなことは知ってますよ。今までどれだけあいつらと戦ってきたと思ってんだ」

 

銀時は今まで多くの猛者と戦ってきたがいつもそばには万事屋の二人や、ヤクザ警察(真選組)、そしてテロリスト(ヅラ)、多くのやつらが銀時とともに死線をくぐってきた。

 

「ふん。仲間の大切さでも語ってやがるのか」

 

「あいにく、こいつらの場合は、腐れ縁ってやつだな」

 

「そうだな。あいつらは腐れ縁だなw」

 

銀時と士は互いに少し笑みを浮かべた。

 

「何なんだ貴様らは!」

 

「仕方ねえ。だったら教えてやるよ!家事手伝いから人探しまでなんでもござれ!困ったことがあったらここに来やがれ!一事が万事!金さえもらえば何でもやるよ!万事屋銀ちゃんこと坂田銀時った俺のことだ!」

 

銀時は木刀を肩にかけ、ドヤ顔でカッコつけた。

 

「ふん。通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ!変身!」

 

(KAMENRIDE)

 

(DECADE!)

 

士は仮面ライダーディケイドに変身した。そしてライドブッカーから二枚の黄色いカードが出てきた。

 

「俺が相手するまでもないな」

 

志々雄がそういううと、後ろからオーロラが出現し、中から何体ものファンガイアが出現した。

 

「お前らでけりつけな」

 

志々雄は後ろに下がり、高見の見物をするようだ。

 

「あのやろ」

 

「そういうな。さっさとこいつら倒して、あいつを引き釣り下すぞ」

 

「でもよ。こんだけの量どうやって」

 

「こいつを使う」

 

ディケイドは先ほど出てきた黄色いカードのうち一枚をドライバーに挿入した。

 

(FINALATTACKRIDE)

 

(GI!GI!GI!GINTOKI!)

 

「ちょっとくすぐったいぞ」

 

「待ってました!」

 

ディケイドは銀時に手をあてた。その瞬間、

 

「え?」

 

銀時ではなく、銀時の持っていた木刀が光始めた。

 

(おお!力があふれてくるぞ!今ならできるぞ!)

 

突如、木刀からおっさんの声が聞こえた。

 

「俺じゃねぇのかよ!!」

 

銀時は木刀を見ながらツッコんだ。

 

(銀時呼べ!)

 

「は?」

 

(今まで死線を共にくぐりぬけてきた。我の名を!)

 

「いや、お前さっき配達人から受けったばっかだし。一緒に死線くぐりぬけたことなんて」

 

(えい!つべこべゆうな!呼べ!我の名を!)

 

「わかったよ!クソ!うるせぇじぃさんだ」

 

そんなことをしているとしびれを切らしたファンガイアが襲ってきた。

 

「ええい!どうにでもなれ!洞爺湖!!」

 

ファンガイアが銀時を囲んだが、名前を叫んだ瞬間、黒い波動が銀時を包み込み、それに触れたファンガイアは消滅した。

 

「ほう」

 

志々雄は銀時の覚醒を見て、少しやりがいがあると思った。

 

「卍〇!!」

 

銀時は余計なことを言ったが、それは置いといて。黒い波動が徐々になくなり、銀時の姿が現れた。

 

「あの~」

 

「それがお前の力だ」

 

「ふざけんな!お前いつも「それが俺とお前の力だ」ていうじゃねぇかよ!なんで俺は…」

 

銀時の服装が変わり、

 

「銀八先生の格好してんだよ!!!」

 

3年Z組銀八先生の格好をしていた。

 

「おい!来るぞ!」

 

多くのファンガイアが銀時とディケイドに向かってきた。

 

「来るぞじゃね!先生の格好なら、関節技や人を即座にダウンさせる鳥間…ん?!」

 

あるキャラクターを想像したその時、着ていた白衣が大きくなり銀時を包み込み、光だした。

 

「おい、次は何だ」

 

「知らねぇよ!こっちが聞きたいは!」

 

光が収まり、銀時が見えたと思ったら。

 

「お前誰だ」

 

「は?何言ってんだ?て、ん?!」

 

銀時は近くのお店のショーウィンドウで自分の姿を確認した。

 

「ハハハ!!そういうことか!こりゃいい。思う存分使わせてもらうぜ!」

 

そういうとファンガイアの方に向かって走り出し。1体にヘッドロックをかましたと思ったら、すぐさま首を締めあげ、戦闘不能にした。その後、もう1体の腕を捕まえ、そのまま関節を外し、顔面に思いっきり蹴りをかました。

 

パリン!パリン!

 

その威力はすさまじく、2体をいとも簡単に倒した。

 

「あれは銀時か?」

 

ディケイドはその人物を銀時だとどうしても思えない。しかし、声は銀時と同じだ。

 

「あぁ。坂田銀時だ。だが、今はお前と同じ!」

 

「は?」

 

「今の俺は烏間惟臣だ!」

 

銀時は暗殺教室の登場人物である烏間惟臣に姿を変えた。それはまるで別のライダーに変身できるディケイドのように。

 

「こっからが本番だ!行くぞ!」

 

「ふん。何でもありだな」

 

烏間惟臣(銀時)とディケイドはファンガイアの軍勢に飛び込んでいった。

 

「次はこのキャラはどうだ!」

 

銀時はキャラクターを想像し、白衣に包まれた。

 

「また変わるのか。クソ!」

 

1体のファンガイアが身を挺して銀時の向かっていった。

 

「これでもくらえ!」

 

攻撃を仕掛けるが、

 

「極悪斬血真拳奥義 ザクロ!!」

 

そのファンガイアは変身した銀時のキャラが持っている巨大なハサミで真っ二つになった。

 

パリン!

 

「やぁ~古すぎたかな!」

 

顔がものすごく怖いボボボーボ・ボーボボのキャラクターOVERへとかわった。

 

「どんどん行くぞ!極悪斬血拳奥義 カボス!!」

 

ハサミを高速で回転させ、ファンガイアをどんどん細切れにしていった。

 

「銀時だいぶ片付いたようだな」

 

「そうだな、次はお前だ包帯野郎!」

 

ディケイドと銀時は召喚されたファンガイアをすべて倒した。そして銀時は一旦もとの姿に戻ったが、

 

「ほう。その格好で戦う気か。白夜叉」

 

高みの見物を決め込んでいた志々雄が、臨戦態勢をとった。そして、銀時の服装に意見した。

 

「昔のあだ名呼ばれすぎて、ついこの格好になっちまったんだ」

 

「そのほうがよっぽど侍に見えるぞ」

 

それは攘夷戦争時代の銀時の服装だった。手には本物の刀が握られており、正しく侍と言える格好だ。

 

「それで俺に勝てるか」

 

「さぁな。ただやって見るだけさ!」

 

銀時は志々雄に先制攻撃を仕掛けた。その一振りは先程とは比べ物にならないほど速く、重い一撃だ。志々雄もこれを受けることはさけ、あえて間合いをとった。

 

「はぁー!」

 

ディケイドはそれを詠んでその間合いをつめてライドブッカーで攻撃をした。志々雄は避けきれないと思い、それを刀で受け止めた。

 

「やるな。さっきより断然いいぞ」

 

「士がお前に説教したんだ。こっから強くなるのは当たり前だ」

 

「どういう意味だ銀時」

 

銀時がいらんことをいった。

 

「気にすんな。行くぞ!」

 

銀時も志々雄とディケイドに割って入り、3人で斬撃の乱舞を繰り広げた!3人とも戦場なれしているからか攻撃からの回避、防御が早く、目にも留まらぬ速さで戦っている。

 

「壱の秘剣!焔霊!」

 

一度態勢を整えるために志々雄は二人相手に焔霊を放った。

 

「ふん。二人がかりでこれとはな」

 

「へ。だがお前もだいぶへばってきんじゃねぇの」

 

「お前ほどではねぇさ」

 

志々雄はまだ少し余裕をかましていた。それもそのはず

 

「おい、銀時。血がでてるぞ」

 

ディケイドは隣にいる銀時をみて、傷から血が出ていることを指摘した。

 

「お前みたいにアーマーまとってないからな」

 

「ふん。それだけだ大口たたけるならまだ大丈夫そうだな」

 

「あぁ。てめぇはてめぇ心配だけしてろ」

 

ディケイドと銀時はまた構えた。

 

「あ、そういえば俺あれになってないわ。今から変身しよ」

 

銀時はまた別のキャラに変身しようとした。当然銀時は光に包まれた

 

「ふん。何度姿を変えても、俺に勝つなんて無理だ」

 

「頭パープリンかてめぇは。そういうやつほど最後は散ってくもんだ!」

 

光の中で銀時が叫んでいる。

 

「くだらねぇな!…」

 

志々雄が次のセリフを言おうとした瞬間!

 

「お前の次のセリフは「紅蓮の炎に焼かれろ!」という」

 

「紅蓮の炎に焼かれろ!はっ!」

 

「それ見たこと!くらえ!クラッカーヴォレイ!」

 

銀魂はある人物の姿が愛用しているアメリカンクラッカーをまるで鈍器のように使い、志々雄に攻撃を浴びせた。そして、最後にそのクラッカーを志々雄に投げつけた。

 

「一度やってみたかったんだよな!ジョセフがやるやつをよ」

 

銀時の姿はジョセフ・ジョースターというキャラになり、得意とした波紋をクラッカーに流し、太陽光の波と同じ波長の生命エネルギーで攻撃したのだった。

 

「く、なんだこれは、血液が沸騰してるみたいに暑い!」

 

志々雄は先程の波紋が自分の体内へ影響があることを錯覚した。

 

「もういいだろ。決めるぞ銀時」

 

「よし!わかった!なら最後はこれだ!」

 

銀時はもとの格好(万事屋の格好)に戻り、先程着ていた白衣が刀に変わった!

 

「お、懐かしな。この、うん」

 

「龍だろ」

 

銀時が言う前にディケイドが「龍」と訂正した。

それもそうだ。実際「龍」だから。

 

(FIANLATTACKRIDE)

 

(GI!GI!GI!GINTOKI!)

 

ディケイドはライドブッカーソードモードを、銀時は刀を構え、そのまま志々雄に向かっていった!

 

「まだ終わるか!」

 

志々雄は力を振り絞り、大技を出そうとした!

 

「終の秘剣 火産霊神!!!」

 

志々雄は刀を上に振り上げ、その刀には巨大な炎がまとわりついていた!

 

「「「はぁ!!!!!!」」」

 

三人が最後の一撃を繰り出した!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くっ!」

 

銀時の刀が志々雄の胴体を刺していた。対する志々雄の攻撃はディケイドのライドブッカーによって逸らされていた。

 

「俺は、ま、まだ、、終わらねぇ」

 

オーロラが出現し、志々雄は最後の言葉を残しオーロラに飲み込まれていった。

 

「終わったか」

 

ディケイドは変身を解除した。

 

「そうだな。……あ、てめぇ士!」

 

「何だ」

 

「てめぇ!キバになってないじゃねぇか!ブレイク!アップ!言えなかったじゃねぇか!」

 

 

次回 仮面ライダーディケイドAW

 

 

 

「俺は満足だぜいろいろと」

 

 

「貴殿たちには世話になった」

 

 

「拙者はまた流れるでござるよ」

 

 

「行こうか士。次の世界へ」

 

 

 

第十八話 仲間(腐れ縁)と共に

 

 

 

全てを破壊者しすべてをつなげ!

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