第十九話 超電王!再参上!!
《光写真館外》
外に出てみると辺りは暗く、電王の世界のときとは違い、昔ながらの日本の建物や服を着ている人が多く存在した。
「なぁ士。またライダーの世界を巡らなくちゃいけないのか」
「さぁな。あいつは世界を巡れとしか行ってなかったしな」
(けど平成ライダーは常磐ソウゴのせいでライダーのちからを失ったはずだ。なんでユウスケが変身できたんだ)
深く考え事をしていると、
【それは常磐ソウゴさんが現在、記憶をなくしているからですね】
どこからともなく声が聞こえてきた。
「何だ?!」
「この声。破壊神の付き人か?」
【そうです。少し近くによったので声をかけさせていただきました。順調に世界を巡っているようですね】
「あぁ。そんなことはいい。今のソウゴにはライダーとしての記憶がないから、平成ライダーは蘇ったのか」
「士。どういうことだ?」
【そう考えてもらえればいいでしょう。ただ記憶が戻れば再び、ライダーの力は彼の元に戻り、他のライダーは力をなくすでしょう。まぁ、彼の今いる世界はライダーが一切関係ない平和な世界ですからね。滅多なことがない限り大丈夫でしょう。あ、はい。わかりましたビルス様。では、私はこれにて】
そう言い残し、それ以降、声が聞こえてくることはなかった。
「どういうことだよ士。ライダーのちからが蘇ったって」
「今から説明してやる」
(説明中)
「そういうことか。じゃあその魔王が記憶を取り戻したら俺も変身できなくなるってことか」
「そんなところだ」
「わかった。とりあえずそのことについては理解した。で、こっちの問題はどうする」
世界、ライダーのちからもそうだが士たちにはもう一つ問題があった。
「おろ〜」
それは緋村剣心をこの世界へ一緒に連れてきてしまったことだ。
「仕方ない。こうなったら一緒にいてもらった方がいい」
「すまぬ。また世話になる」
「それよりも緋村さん。この世界はあんたの世界じゃないか?前話してた昔ながらの雰囲気だし」
剣心は前の世界で自分の世界の話をユウスケに少ししていたのだ。見た感じ話の雰囲気にあっていたため問いただした。
「いや、似てはいるが…何だか異様な気配を先程から感じるでござる。拙者の世界ではこんなもの感じたことがないでござる」
「それもそうだな。おい、いい加減姿を現わせ!」
士は自分たちが歩いてきた道を振り返り、言葉を発した。
「ふ、俺たちに気づくとは只者ではないな」
「そうだな」
「…」
何もないところ道通りから突然3人の人のような形をした何かが現れた。
「何だ?角が生えてる。こいつら響さんの世界の魔化魍てやつか?」
「いや。魔化魍に鬼の風格をしているのは牛鬼だけだ」
「では、小奴らは本物の鬼」
この世界ではイマジンではなく本物の鬼が生息しているようだ。
「あっちも3人。こっちも3人。一人一匹な!」
「俺は食べれればなんでも!」
「…」
三人はいっぺんに士たちに襲いかかってきた。
「ち、やるしかないか」
士はディケイドライバーを装着し、ユウスケも腰に両手を当て、アークルを出現させた。
「「変身!!」」
(KAMENRIDE)
(DECADE!!)
士は仮面ライダーディケイドへ、ユウスケは仮面ライダークウガへと変身した。
「け、何だてめぇら同類か?」
「なら先に言えよ」
ライダーの姿を見た鬼たちはいったん攻撃を中断したが、
「違う。こいつら鬼じゃない!」
先程から黙っていた一匹の鬼が口を開き、そのままディケイドへ向かって攻撃してきた。
(ATTACKRIDE SLASH!!)
すかさずディケイドはライドブッカーをソードモードにし、相手の攻撃を受けた。
「ち、騙された!おい!俺は赤い鬼もどきを喰う!お前にはあの人間をくれてやる!」
「ヤッホーあいつなら楽そうだ!」
二匹の鬼は残ったクウガと剣心に向かっていった。
「あいつら今喰うって」
「これは放ってはおけぬな」
クウガそして、剣心はそれぞれの相手と交戦を始めた。
《街の入口付近》
「ねぇ。帰ろうよ。もうこんな暗いんだし。俺疲れたよ眠いよ」
「アホかお前は!暗いからこそ鬼どもがうじゃうじゃ出るんだろうが」
「いいよでなくて!もう帰ろうよ」
「今回の報告だとこの街にいる鬼は3体だ。1人1体倒せばすぐ終わるよ」
「え!俺も戦うの?!」
「そうだよ。だから頑張」
ドン!
「ぎゃあああああああああああ!!!!!」
「何だ今の爆発は」
「ぎゃあああああああああああ!!!!!」
「おい!街の中からだ!」
「ぎゃあああああああああああああ!!!!ぎゃあああああああああああああ!!!!!!!」
「うるせぇぞ!俺は一番に見に行ってくるぜ!」
「あ、まつんだ!」
「ぎゃあああああああああああ!!!!!」
《光写真館外》
「ユウスケ殿大丈夫でござるか」
「あ~キックかましたらそのまま地面に押し付けちゃってさ。でもこの世界の相手でもちゃんと通じるんだな」
「では、すまぬが手を貸して貰えると助かる。先程から技を決めても回復し続け、倒せる気配が全っくないでござる」
「了解。なら超変身!」
クウガは緑の姿ペガサスフォームへと変身した。
「俺は遠くから狙いますので、剣心さんはあいつに隙を作ってください」
「承知した!」
剣心は鬼に一気に距離を縮めた。それを鬼は接近してくるスピードを加えたパンチを放とうとしたが、
「遅い!」
剣心は軽々とそれを避けた。そして、
「飛天御剣流!龍巻閃!」
避けたときの回転を加え、逆刃刀を相手の後頭部に思いっきり当てた!流石の衝撃に鬼も体制を崩し、
「ハッ!」
クウガがその瞬間を捉え、ブラストペガサスを放った。それに当たった鬼はそのまま光に包まれて爆発した。それより前に剣心は、その場から離れ爆発に巻き込まれることはなかった。
「ユウスケ殿助かったでござる」
「いいってことよ」
ふたりは難なく鬼二匹を倒した。
「ち、二人がやられたか」
「お前何者だ。この世界はお前らみたいなのがたくさんいるのか」
「いる。そしてお前を喰らうために今日でてきた」
「そうかよ!」
ディケイドは鬼と距離を取った。
「鬼相手ならこっちも鬼だ」
(KAMENRIDE)
(HIBIKI!!)
ディケイドは仮面ライダー響鬼へと変身した。
(ATTACKRIDE)
(ONGEKIBOU REKKA)
ディケイド響鬼は音撃棒・烈火をだした。
「なんだ?その棒っきれは?」
「お前を倒すための武器だ」
「そうかよ!」
相手の鬼はディケイド響鬼に突っ込んでいったがディケイド響鬼は音撃棒を叩きつけた。
「ふん。ワンパターンだな」
「う、うるさい!」
ディケイド響鬼は黄色いカードを取り出し、ドライバーへ入れた。
(FINAL ATTACKRIDE)
(HI! HI! HI! HIBIKI!)
ドライバーから音撃鼓・火炎鼓が出現し、目の前の鬼に埋め込まれた。
「何だこれ!う、動けん」
「ハァァァァ!ハァ!」
ディケイド響鬼は音撃棒で叩き始めた。まるで太鼓を叩くかの如く。
「ハァ!ハァ!フン!フン!ハァ!ハァァァァ!ハァ!」
叩き終えると音撃鼓が回転し、爆発した。それにより鬼も消滅した。
「ふん。こんなもんか」
「見つけだぞ!鬼!俺が一番乗りだ!」
鬼を倒したディケイド響鬼に別の人物(?)が突っ込んできた。
「なんだ?イノシシか?」
ディケイド響鬼はそのまま棒立ちをしていたが、
「獣の呼吸!参の牙!喰い裂!」
ものすごい勢いで二本の刀をディケイド響鬼の首目掛けて振った。
「ち、何だお前は」
当たる直前に音撃棒で刀を防いだ。
「ほう。やるなテメェ!だがこの伊之助様に勝てると思うな!鬼なんかより俺のほうが強い!」
伊之助と名乗るイノシシは距離を取った。
「イノシシだと思ったら被り物か」
「うるせぇ紫!さっさと終わりにしてやる!獣の呼吸!壱の牙!穿ち抜き!」
今度は刀を振るわず、そのまま刺そうとしてきた。
「ま、まて!俺は鬼じゃない!」
ディケイド響鬼は刀を弾き、攻撃をそらした。
「嘘つけ!お前みたいな人間見たことないぞ!だからお前は鬼だ!」
「い、伊之助!やっと見つけた」
次は建物の角から額にアザがある青年ができてきた。
「おい!モン治郎。俺がお前より先に鬼を見つけだぞ!すごいだろ!」
「俺は炭治郎…て、ちょっとまって伊之助」
青年はそこで少し立ち止まったがすぐに目を見開いた。
「伊之助。この人を鬼じゃないよ。鬼の匂いがしない」
「嘘つけ!あんな見た目の人間いるわけぇねえだろうが!」
「確かにそうだけど、でも、鬼の匂いがしないし」
「当然だ。俺は鬼じゃない」
ディケイド響鬼は変身を解除し、士へと戻った。
「俺は通りすがりの仮面ライダーだ」
「仮面ライダー?」
「おいカン治郎。あいつがいったカイダーって何だ?」
「炭治郎だよ。さぁ、俺も始めて聞いたよ」
二人は始めて会うものに疑問を抱いていた。はたからみれば鬼そのものだったが、鬼にから発せられる匂いが、炭治郎には、確認できなかった。
「そんなことよりお前ら、ここはどういう世界なんだ?」
《街の入口付近》
一方その頃
「ぎゃあああああああああああ!!!!!って炭治郎?伊之助?…………あいつら!どこいったんだよ!」
金髪の青年が喚いていた。そして、
《とある島》
「「「「俺達!参上!」」」」
青年と青いのと黄色いのと紫のやつらが定番のポーズをしていた。
「なんか。これやるのも久しぶりやな。ちょっとは気合が入るで」
「警察のとき依頼だからね。僕もあのときたくさん逮捕できて楽しかった」
「懐かしいな。あのときの僕らもはしゃいでたからね」
「そんなことよりみんな。モモタロスを探さなきゃ」
「そうだった。先輩またデンライナーから飛び降りちゃったんだよね。こっちとしてはたまったもんじゃない」
「そんなことより、なんであんときモモの字は寝たままデンライナーから落ちたんや」
「僕がいたずらでコーヒーの中に睡眠いれたんだ(笑)そしたら思いの外寝ちゃてさ」
ある一団がモモタロスを探している。そして、
《別のとある島》
「良太郎!カメ!クマ!はなたれ小僧!誰でもいいから早く来てくれ!」
「水の呼吸」
「ぎゃぁぁぁ!やめてくれ!俺は鬼じゃねぇ!」
次回 仮面ライダーディケイドAW
「鬼が人間の敵か」
「最近、赤い鬼が出たという話が」
「この人が伝説の?!」
全てを破壊し、全てを繋げ!