仮面ライダーディケイド AW   作:空神

3 / 23
第三話 世界最強の人物

悟飯との戦闘を中断した士は、いったんサタンシティにある光写真館戻り、この世界について話してもらうことにした。

道中、栽培マンに何度か遭遇したが悟飯が一瞬にして片付けた。

 

士は、無駄な戦闘をせずに楽な気分になっている。

 

《光写真館》

 

「さて、話してもらうぞ。まずお前はこの世界の戦士ってわけか?」

 

士はあえてライダーと聞かず戦士と聞いた。

さっきのヒーローがライダーなわけないからだ。

 

「はい。一応地球を守ってます」

 

「一応?」

 

「つい最近まで、修行をサボってたので前みたいな力が出ないんです。今は僕の師匠に、いちから鍛え直してもらいましたので」

 

「あれで全力じゃないのか」

 

「はい。それに僕より強い人はたくさんいますし」

 

士は一度悟飯と戦い、彼が相当の手練だということはわかっているが…

 

「さっき士さんと戦ったときは5割は使いました」

 

あれで5割?!

この世界の力の基準はどうなってるんだ。

それにこいつより強いやつがいるのか。

 

「でも、士はすごいですね。すぐに僕の攻撃を見切って防御するなんて。それにまだまだ僕に見せてないちからがあるんですよね」

 

「ま、まぁ〜な」

 

確かにまだ多くのライダーのちからを持っているが、通じるかどうかは別だ。

たぶん全力でやられたら負けるな。

 

「じゃ、じゃあ次にこの世界での異変について教えてくれるか。最初に俺と会ったときそんなことを言っていたな」

 

「わかりました。この数日、街の外で栽培マンが出現していて僕達が倒してるんですけど止まる気配がなくて」

 

「栽培マンていうのがさっきの緑の生物のことだな」

 

「はい。ちからはそんなに強くないので苦戦はしてませんが、毎日相手してると……学会に出席とかしなくてはいけないので」

 

学会か。

つまり悟飯は大学生か、院生てことか。

俺は大学は行ってないからな。

たぶん。

あまり苦労がわからん。

だが、

 

「俺がこの世界ですることがだいたいわかった。黒幕を見つけて倒せばいいんだな」

 

「た、たぶんそれで大丈夫です」

 

黒幕がもしこの世界の人物と同じくらいの力を持っていた場合、この俺でははがたたない。

士は戦闘面のことを考えあることが気になったが、

 

「士さん。ちょっとついてきてくれませんか」

 

唐突に悟飯は、士に外に出ることを提案した。

 

「なぜだ?お前の師匠のとこに連れてくつもりか?」

 

もし黒幕が悟飯と同等のちからを持っていたら、俺では勝てないからな。

強い味方は多ければ助かるが。

 

「僕の師匠ではないのですが……この宇宙で一番強いお二人に会わせたいと思って。二人も「ビルス様の使いの方が来たら連れてこい!」と言われていたので」

 

士にとっては願ったり叶ったりだ。

強いければ黒幕もそこまで苦戦しないだろ。

ましてやこの悟飯以上のちからを持ってるんだろ。

 

「わかった。行こう。でもどこにいるんだ?隣の街か?」

 

「いえ。ギザード荒野です」

 

《火星》

 

一人の男が地球を見ている。

 

「送り込んだ栽培マンがもうそろそろ尽きるな。次は俺直々に降りてみるか」

 

男は赤いオーラをまとい地球へと飛び立った。

 

《小惑星バンパ》

 

この動きに気づいたものが一人いた。

 

「どうしたんだブロリー?レモならまだ帰ってきてないよ」

 

チライがいきなり洞窟から出ていったブロリーを追って問いただす。

 

「変なパワーを、持ったやつが地球へ、行った」

 

「地球って、またフリーザ様か?あいつも懲りないね」

 

「フリーザじゃない。違うやつ」

 

「ふ~ん。でも、大丈夫じゃない。あそこには孫何だっけ?まぁ、あのサイヤ人がいるし。前だってここに来てあんたとすごい戦い?修行してたじゃん」

 

以前ブロリーは修行をしてもらい気を読み取る能力と制御の方法を多少教えてもらった。

 

「そ、そうだね。き、きっと大丈夫だよね」

 

しかし、ブロリーはこの気の動き対してに奇妙な胸騒ぎがする。

それはブロリーの中に流れるサイヤ人血がそう告げているのか。

 

《ギザード荒野》

 

悟飯と士はサタンシティからギザード荒野へとやってきた。

士はマシンディケイダーで、悟飯は舞空術を使い空を飛んできた。

どちらかというと悟飯が、士に合わせて移動している。

 

「おい、悟飯。その空を飛ぶ方法俺に教えてくれないか。そっちのほうが楽そうだ」

 

「教えてあげたいんですけど、士さんには気の種類が違っていて。変身しているときは感じるのですが、今の状態だと何も感じないんですよ」

 

これはたぶん士が別の世界の住人だからだ。

写真と同じだ。

世界に属していないものに、歪みや別の作用が起きる。

人間にもそれぞれの世界に属したものがある。

士はだいぶ前にそのことについては気づいていた。

 

「ここも俺の世界じゃないってことか」

 

「士さん?」

 

「いや、なんでもない」

 

そんな話をしていると、

 

ドン!!ドドン!ドン!

 

大きな衝撃波が伝わってきた。

 

「何だ今のは?!」

 

「きっと父さんたちです。もうすぐですよ」

 

ここまで大きな衝撃波は、今まで感じたことがない。

どれだけ大きな敵と戦ってるんだ。

 

進んでいくと空に二人の物陰がみえた!

そして二つの影が互いに接近し、

 

「どりゃゃゃ!!!」

 

「はぁぁ!!!」

 

ぶつかりあった瞬間に、

 

ドン!!!!

 

さっきと同じぐらい、いやそれ以上の衝撃波が飛んできた。

 

「な、何だあいつらは」

 

世界はたくさんあるというが、こんなちからを持ったやつは初めてと感じた。

ライダーが戦ってもあそこまでの衝撃波はでない。

まして、あんなのくらったらひとたまりもない。

 

「あれが士さんに会わせたかった、僕のお父さんとベジータさんです」

 

「これ俺がいなくても大丈夫じゃないのか」

 

そう思いながら戦いを見ていたが、悟飯が中断させた。

 

「お父さん!ベジータさん!連れてきましたよ!」

 

悟飯の呼び声とともに戦闘が終わり、二人が近づいてきた。

 

二人とも髪が青くなっており、一人は山吹色の道着で、もうひとりが青色の服を着、上に白色の防具?をつけている。

 

「やっと来たか。待ちくたびれたぞ」

 

「そういうなよベジータ。だからオラと組み手してたんじゃねーか」

 

「ふん」

 

何か、話しながら黒髪の二人は俺と悟飯の前に着地した。

ん?黒髪?さっきは青かった気が…

目の錯覚か?

 

「オッス!オラ悟空!孫悟空だ!オメェが世界の破壊者か?」

 

「あ、あ〜。昔はそう名乗ったが今は違う」

 

唐突すぎて少し驚いた士。

 

「お父さん!いきなり失礼ですよ!」

 

「全くだ!貴様は礼儀というものを学び直したらどうだ?」

 

「え?!オラなんかいけねぇこといったか?ビルス様は自分で破壊神だっていってたぞ」

 

「ビルス様はいいんですよ」

 

「そんなもんなんか。まぁ、いっか」

 

「だいぶ軽いやつだな。で、俺は破壊者じゃなくて、門矢士だ。よろしく頼む。で、そっちは」

 

士は悟空ではなく青い服の方に目を向けた。

 

「ベジータだ。いっておくが貴様とつるむ気はない。俺は一人で崩壊でもなんでも退けてやる」

 

ベジータというやつは、プライドが高いということがわかった士は、自分と同じものを感じ。それ以上のことを問うのはやめた。

 

「それはそれとして、オメェ、ちょっとオラと戦ってくんねぇか?」

 

「はぁ?」

 

「いや、オメェの破壊のちからがどれくらいなのか気になってな。もしかしたらビルス様ぐらい強いかもしれなぇしよ。頼む」

 

世界の破壊者として拒まれ、戦わざるおえないことは今まであったが、興味で申し込まれたのは初めてだ。そのため少し嬉しくなる士。

 

「わかった。やろう」

 

「士さん?!」

 

「ちょうどこの世界の強さがどれくらいか知りたかったんでな」

 

士はネオディケイドライバーを腰につけた。

 

「やった!よし、じゃあ行くか。ハァ!」

 

悟空は身体にちからを込めたと思ったら、髪の毛が金色になり、金色いオーラを纒った。

 

「何だ?!それは」

 

士も初めて見る変身に驚きを隠せないでいた。

 

「そっか。オメェは超サイヤ人見るのは初めてだもんな。よしオラが教えてやる」

 

「超サイヤ人?サイヤ…いやまて、お前宇宙人なのか?」

 

「おう。オラとベジータはサイヤ人だ」

 

「ふん。戦闘民族な」

 

「戦闘民族…グロンギの人間版って考えたほうがいいか…」

 

士はグロンギという戦闘に特化したものと戦ったことがあるが…

 

「敵にまわったら、あんなのより厄介だな」

 

悟飯との戦いでこの世界の連中の強さは、今までとら比べ物ならないほど高いことがわかっている。

その中でも一番強いと言われる孫悟空。

少し楽しみだ。

 

「じゃあ、まずは超サイヤ人から説明すっぞ」

 

悟空は超サイヤ人から通常状態に戻った。

 

「これが普通の状態。ハァ!」

 

悟空が少しちからを入れ、超サイヤ人に変身した。

 

「これが超サイヤ人。そして」

 

さらにちからを入れ、髪が超サイヤ人以上に逆立ち、黄色いオーラに青白いスパークが起こっている。

 

「これが超サイヤ人を越えた超サイヤ人。超サイヤ人2ってとこだ」

 

「これだけでも圧がすごいな」

 

「そしてこれが!ハァァァァーーー!!」

 

悟空はさらにちからをいれた!

 

「まだ上があるのか?!すごいちからだ!」

 

悟空の周りに土煙が舞、それを両腕でガードする士。

 

「だぁーー!」

 

悟空の姿がさっきとは大幅に変わった。

髪が腰のところまで長くなり、眉毛がなくなっており、オーラやスパークもさっきより激しくなっている。

 

「これが超サイヤ人を越えた超サイヤ人をさらに越えた超サイヤ人」

 

「ス、超サイヤ人3か…これは戦っても勝てないな」

 

士の戦闘での直感が戦って勝てる相手じゃないことを告げている。

だが、

 

「面白い、やってやる。変身!」

 

(KAMENRIDE)

 

(DECADE!)

 

士はディケイドに変身し、かつてない最強の相手に戦いを挑む。

 

 

次回予告

 

「オッス!オラ悟空!いや〜初めてこんな変身するやつと戦えるなんて、オラわくわくしてきたぞ」

 

「余裕そうだな。でも、俺もただやられるわけにはいかない。奥の手を出すか!」

 

「次回 仮面ライダーディケイドAW 

    出るか奥の手?!悟空vsディケイド!」

 

「お父さん、相手は僕達と同じじゃないんだよ(汗)」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。