バイト先の先輩   作:クリスタ/

17 / 35
今回も遅い!


肝心な時は

(前回の続き)

 

ウォータースライダーにまた登った。

 

「次は、ちゃんと…わたしに捕まっててよ…」

 

「はいはい」

 

素直じゃないリサを今度は後ろから少し抱きつくような感じになった。

 

「これでいいてすか。お嬢様?」

 

「う…ん。いいよ」

 

少し満足そうに笑うリサを見て、素直じゃないのは俺だけじゃないなと思った。

 

「それでは、いってらっしゃ~い」

 

2回目になればそんなに怖そうではなかった、リサだが

 

「ちゃ…ちゃんと離さないでよ!」

 

「わかってる」

 

腕にがっちり掴まってるリサ

 

(すげえ、肌スベスベだよ…てか胸でかいな)

 

2回目を滑り終わると

 

「もう一回行こ!」

 

「飽きないの?」

 

「いいから早く!」

 

(沙織の肌が直接当たってよかった…)

 

そんなこと考えてるリサを見て沙織は

 

(抱きつかれて大分喜んでる、意外とムッツリなんだよな)

 

「沙織さ」

 

「ん?」

 

「さっき私の胸見てたでしょ?」

 

「不可抗力」

 

「あの体勢だしね〜許してあげる☆」

 

「そりゃどうも」

 

「ちなみにほかの女の子にやったら許さないから!」

 

「いや〜燐子さんに言われたら見るな」

 

「…」

 

少しだけ泣きそうになるリサ

 

「あ〜ごめんしないから大丈夫」

 

少し面倒くさそうに答える沙織に

 

「面倒くさい女って思ったでしょ…そりゃそうだよね

彼女じゃないもんね。わたし…」

 

チラチラこちらを上目遣いで見ながら言うリサ

まるで「わたしのこと好きだよね、いつ告白してもいいよ」と言わんばかりに

 

「嫌いにはならないから大丈夫」

 

求めてる回答近からずも遠からずな返しをして、切り抜ける沙織

それを聞いてリサは少しがっくりするのだった

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

合計6回乗りいい時間になったので

 

「わたし飲み物買ってくるね」

 

「じゃあ俺は適当に食べるもの買ってくるよ。」

 

2人は別々の店に行き、先に場所取りしたところに帰ってきたのは沙織だった。

 

「あれ?まだ並んでるのか、結構人いるしな」

 

買ってきた、焼きそば、アメリカンドッグをレジャーシートの上に置こうとしたその時

 

「すいません」

 

1人の女性が話しかけてかけてきた

 

「はい?」

 

「もしよかったら背中に日焼け止めクリーム塗ってくれませんか?」

 

思わず沙織もびっくりするが断る理由もなかったので

 

「いいですよ」

 

と言い塗りだす沙織、これでもかと言わんばかりに丁寧に塗った。

 

「ありがとうございます」

 

「こちらこs…いいえ!これくらい大丈夫です!」

 

余計なことを言いそうになるがなんとか言葉を押し込んだ沙織。するとそこに

 

「随分楽しそうだったね〜☆」

 

凄まじい殺気を感じた沙織。

 

「ビク…」

 

「ちょっと前から見てたけど、鼻伸ばしてね〜

楽しかった?」

 

「はは…」

 

すごい怒りと嫉妬に包まれてるリサを見て黙ってしまう。沙織

 

「もう知らない〜!りんこでもさっきの女性のとこでも行ったら!」

 

「別にそんなに怒んなくても…」

 

ここで下手に謝ると気持ちを見透かしてることがリサに伝わってしまう、恐れがあったため謝らないつもりの沙織。

 

「でも嫌なんだもん…」

 

「わかったよ、もう誰にもしないから、ほら食べよ」

 

食べ物でどうか気を逸らす沙織

 

「うん…」

 

少し不満気に焼きそばを食べるリサだった。

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

昼ごはんを食べ終わり再びプールに入ろうと準備するとリサが

 

「あ〜背中に日焼け止め届かないなー」

 

やってくださいオーラがしたので沙織も

 

「わかった」

 

塗りだす沙織

 

「もっとまんべんなくね、手のひら使って」

 

ここぞとばかりに指示するリサ

 

「さっきのあてつけですね…」

 

「ム…」

 

頬を膨らませて怒ってますという感じを出すリサ

思わず沙織も苦笑いするしかなかった。

 

 

2人はプールに入り、次はなにしようか考えてると

 

「沙織わたしあれやりたい!」

 

と指さしたのが、親が浮き輪を付けた子どもを引っ張って楽しそうに泳いでいた。

 

「あれがやりたいの?」

 

「うん!昔家族とやって楽しかった!」

 

(たしかに昔やられたけど結構楽しかったな)

 

しかし沙織は思った。

 

「リサ恥ずかしくない?」

 

「大丈夫!浮き輪なくても浮けるし、周りも気にしないよ!」

 

「そ…そうか」

 

そこまで言われたので、リサの手を引っ張りながら移動する沙織と、引っ張られて楽しそうに浮きながら移動するリサ。

 

(リサが楽しそうならいいか)

 

少し周りにも見られてはいるが、張本人のリサは気にして無いので無視をした。

 

ちなみにリサは

 

(手繋がりながらプールの中で移動するの楽しい!)

 

と幼稚園生に心が退行していたリサだった。

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

帰り道

 

「楽しかったね!また行こう?」

 

「うん、夏休みこれからまだまだあるし」

 

「来週はキャンプでしょ?」

 

「そうだね土日に行こうか」

 

「りょ〜かい楽しみだね☆」

 

「うん」 

 

(あんまり表情にでないけど楽しみなんだね沙織)

 

心の声を肝心なとき以外はしっかり聞こえているリサだった。

 




この小説の今井リサCV遠藤ゆりか

評価、感想お待ちしてます

それではしゃーしたー
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。