バイト先の先輩   作:クリスタ/

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ずるい

(土曜日の夜はビーフシチューだけど昼は決めてなかったな)

 

バイトの、レジに立っていながら今週の土曜日のキャンブの昼ごはんを水曜日に考えていた。早すぎるがそれだけ楽しみにしていた沙織。ボケ〜としていた時隣りにいたモカが

 

「さ〜くん〜はリサさんとプール行ったんだよね〜?」

 

ニヤニヤしながら話を振って来た。なんで知ってるのか気になった沙織は

 

「いつ聞いたんだ?」

 

しばらくリサもバイトに来てないはずなので疑問に思った。

 

「昨日リサさんに偶然ばったり会いまして〜」

 

 

回想

 

 

夕方大量のパンを買った帰り道

 

「あれ?モカじゃん☆」

 

「あ〜リサさん〜こんばんわ〜」

 

「どう?夏休み楽しんでる?」

 

「それはもう〜パンをいつでも食べれて幸せです〜」

 

「モカはほんとにぶれないね☆」 

 

「そういうリサさんはなんか楽しいことありましか〜?」

 

モカが質問するとリサは少し恥ずかしそうに

 

「うん、沙織とプールに行ったよ…」

 

リサのリアクションにモカも

 

「よかったですね〜さーくんとプールに行けて〜」

 

ニヤニヤしながらからかうモカに

 

「もうやめてよ〜モカ〜」

 

やめてというがとても嬉しそうなリサを見てモカは

 

(こんなカワイイ反応するんだ〜)

 

回想終了

 

「どうだったの〜リサさんの水着は?」

 

「カワイイと綺麗のハイブリッドだった」

 

「それはよかったね〜、今度はどこか行く予定あるの〜?」

 

「うん、土曜日からキャンブ」

 

「え〜?」

 

モカは驚いた、結構な頻度で2人で出かけるのだから、

あの、おっとりモカも流石に聞いた。

 

「2人まだ付き合ってないよね〜?」

 

「うん、まあ…」

 

歯切れが悪そうな沙織を見てモカは

 

「さーくん、流石にリサさんがさーくんのこと好きなの察してるでしょ〜?」

 

「はい…」

 

「さーくんがハッキリしないとリサさん可哀想だよ」

 

「…」

 

「なにが理由かはわからないけど、早くしないと取られちゃうかもだし、何度も言うけどリサさんのためにハッキリしないとね」

 

「わかってるさ」

 

「ならいいけど〜、けど2人の関係で圧倒的にズルい立場なのはさーくんだね」

 

「おっしゃる通りです」

 

沙織は言葉が出なかった。モカの正論が効いてる証拠だった。沙織はリサに好意を持たられてることを知っていて、逆にリサは沙織に好意を持たれるのを知らない。

沙織は常に隣にリサがいることを確信しているのだ、

リサは好意を持たれてないと思ってるため尽くしたり沙織の好みそうな事をする。

沙織の過去の人間関係という理由がこの曖昧な2人の関係を構築していて、リサにとっては常に自分が飽きられないか不安であるため、モカはずるいと言った。

もちろんそれは沙織も嫌というほど自覚してる。

 

「さーくんが考えてる途中ではありますが、モカちゃん帰りま〜す」

 

「おつかれ、そしてありがとう」

 

「いえいえ〜関係は今すぐ進展しなさそうですけど頑張ってください〜」

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

バイトが終わり家に帰ってきて、冷凍食品のチャーハンを食べている。リサの作り置きも食べ終わってしまった。そして沙織はこんなことを思っていた

 

(声聞きたい、もう3日聞いてないし、連絡あったのも作り置きの連絡がチャットで来ただけ…なにより1人ってこんなに寂しいかったか)

 

金曜日会えるはずなのに会いたくなってしまった沙織。

多分いま連絡すれば満面の笑みで飛んでくるだろう。

それを確信してリサを呼ぶのがさっきのモカとの会話で言っていた。ずるい、これも含まれるだろう。

そして沙織の取った行動は

 

「もしもし」

 

「もしもし〜珍しいね沙織からなんて」

 

「暇だったから」

 

「ほんとは寂しかったんじゃないの〜?」

 

「話し相手がいないのが退屈でせっかくだし連絡してみようかと」

 

「ふーん、わたしは暇つぶしに連絡されたんだ」

 

すこしぶっきらぼうに返すリサ

 

「そ…そんなつもりは…」

 

「ごめんごめん☆わかってるよ、じゃあ何の話しようか?」

 

リサはどうやら話に乗ってくれるので

 

「roseliaのメンバーのこと聞いてみたい」

 

「たしかに〜わたし話してなかったね」

 

リサは話し始めた。メンバーのこと、

友希那はどうやら猫が好きだがメンバーには隠してること、紗夜さんはポテトが大好物だが隠そうとしていること、それぞれメンバーのことをリサはとても楽しそうに話す。その楽しそうなリサの声を聞いて安心している沙織いつまでも聞いていたいと感じていた。

 

 

「わたし金曜日まで待てるかな…」

 

「そんなに早くキャンブ行きたいの?」

 

沙織はリサの言いたいこととは違うことをあえて聞く。

 

「それもそうだけど…」

 

「まあ、あと1日だからさ」

 

「うん、楽しみにしてる」

 

リサは言いたいこととは違って不満そうだ。

 

「今日はもういい時間だね」

 

「そうだね、なんだかんだ長電話したねー」

 

「それじゃ寝ようかな」

 

「そうだね、おやすみ沙織」

 

「うん、おやすみ」

 

俺の家まで来て、とは流石に言えなかった沙織

いずれは「向かいに行くから一緒に居たい」、などリサの望むことをしたいと思いながらも実行に移せなくて

情けないと思った沙織だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




この小説の今井リサCV遠藤ゆりか

評価、感想お願いいたします。

それではしゃーしたー
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