土曜日
「着いた〜」
「あんまり人いなくてよかった」
2人は家から一時間かけてキャンブ場に来た。
ここで一泊二日する
「さお〜り〜」
「ん?」
「テント組み立てよ☆」
「うん」
2人はテントを組み始めた。あまり窮屈な思いをしたくなかったため、4,5人寝れるテントにしたが
「わけわかんない…」
「…」
寝れる人数が多いテントだと当たり前だが組み立てるのも4人ぐらいだと仮定されるのか、2人でやるには大分手間取った。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「ふぅ…出来た」
「だね…」
30分かけてやっと完成したテント。ふと時計を見ると。
「お腹すいたね…」
「たしかに」
電車で一時間、買い出しに、テント組み立てと気づいたら12時を回ってた。
「焼きそば作るね、沙織フライ借りてきて」
「了解」
ここのキャンプ場は料理道具からお風呂トイレまで完備されているためキャンプ初心者にとってはいいのだが、キャンブ感はそこまで味わえない。
「着火剤とフライパン」
戻ってきた沙織
「ありがと〜、火起こさないとねって言ってもチャッカマンあるし、The火起こしって感じじゃないね〜」
「次回も行きたいなら、山奥のトイレも穴掘って、風呂なしのガチキャンブやるのもありだね」
「わたしには無理だよ…虫とかここみたいに設備が整ってないと嫌だよ…」
「最低限俺もトイレはほしい」
沙織もキャンブをやるのは興味はあるが、基本キャンブには不向きな多少潔癖な所もある。
「作り始めるね☆」
火起こしが終わり、料理を作り始めるリサ
「ねえ〜火力の調節できないの〜」
「弱くすることはできません」
「火加減むずいよ〜」
現代機器を使ってる人なら火加減が難しいだろう
料理が得意なリサにとっては大きな誤算だった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「な…なんとか完成」
「…」
ちなみに野菜などは沙織も手伝ったのだが、
「沙織、料理の練習しようか…」
「お願い…」
大きすぎるキャベツに細すぎてほぼ炭になっているニンジンなどカットするだけで苦戦する沙織。
「火加減強すぎ…固い焼きそば…」
「焦げた焼きそばをリサが作るとは…」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ひどい焼きそばを食べたあとは食器洗いをして
「ちょっと疲れた…」
リサが少し眠そうだった
「少しだけ寝たら?」
「せっかく来たのもったいない…」
「寝るのもまた一興」
そういうと少し納得したのか
「わかった、けど…」
「ん?」
「膝枕して…」
本気という目を沙織に言ってきた
少し驚いたが沙織は了承した。
「ほらどうぞ」
「ん…」
「寝心地はどうですか?お嬢」
「すごくいい」
「気に入っていただけて良かったです」
「ねぇ、頭撫でて」
「オプションですね」
「いいから早く」
撫で始めるとリサはフニャフニャと笑う
「このまま…キs」
「はよ寝なさい」
ムッとした表情をリサはする
「もう知らない」
少しすると眠り入ったリサ、1人沙織は
「まったくカワイイな…」
沙織もこの状況を楽しんでいた
さっきリサの言おうとしたことを遮ったがなにを言おうとしていたかは嫌というほどハッキリわかる
「いつも謝罪も含めて…」
沙織はリサの頬に唇を落とした。
傍からみれば大したこと無さそうだが
沙織にとってはとても勇気を振り絞った行為だった。
「次はちゃんと…」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
リサはあれから3時間近く寝た
「もう!16時じゃん!」
思ったより寝てしまったことに少し怒っていた。
「早く起こしてよ。やりたいことあったのに〜」
「例えば?」
「ここらへん山だから散歩とかしたかった」
「たしかにそろそろ暗くなるしもう無理だな」
夏とはいえこの時間から山に入るのは怖かったので諦めてもらった
「それよりさ…」
「ん?」
「膝枕途中で止めたんだね…」
「30分耐えた俺を褒めてよ」
「ずっとして欲しかったのに…」
「頭重いから無理だよ」
(最近どんどんめんどくさくなってるな、リサ)
そう思ってると
「めんどくさいって顔しないでよ〜」
「エスパーかよ」
「女の子はめんどくさい生き物なんだよー」
「一緒にいてよくわかるよ」
次の瞬間、鳩尾に強烈な痛みが走った…
「次同じようなこと言ったら…」
「わ…わかり…ま…した…」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「ん〜お昼ご飯ヒドかったからすごく美味しい〜」
「だな」
夜は予定通りビーフシチューだった。
火加減も慣れてきていい感じに出来てリサも思わず
「どうよ!」ドヤ
「美味しいね、さっきのと相まって凄く」
「うん、それにキャンブの料理も風情があっていいね」
2人ともゆっくり食事をしたあとは、施設のお風呂に入りテントの中に戻った
「何しようか?」
リサが聞くと
「寝る?」
「そんなのつまらない〜、なら恋バナしよ!」
リサは目をキラキラさせながら言う
「俺にそんな話はない」
「今気になってる人とかの話でもいいけど、沙織はいるの?」
リサにとっては相当攻めた質問をした
「いるよ、でも勇気も無いしなにより釣り合わない」
少し自分を嘲笑う
「そうか、いるんだ…でもさ釣り合うとか沙織の思い込みかもよ?意外と相手から見たら好印象だったりとかあるし」
リサは落ち込みながらも沙織を励ます。
「ありがと気遣ってくれて」
「まったくそんなんじゃないって」
リサはため息をつく
「ていうかリサはどうなのいるの?気になる人」
沙織はわかっていながらあえて聞いた
「わ…わたし!?」
「俺だけ不平等だ」
「そ…そうだね、いるよ…好きな人…」
「へぇ…いるんだー」
「な…なによ、おかしいの!」
「別にー、どんな人?」
「嫌だ答えたくない!ほら寝るよ、おやすみ!」
「寝るのかよ、おやすみ」
(本人の前で言えるわけないじゃん…てか誰だろ沙織の好きな人…まさか燐子じゃないよね〜…ん…泣きそう…)
けどリサは言葉を振り絞りあることを言う
「もし沙織に彼女できなかったら次もわたしがキャンプ着いてくからね☆」
「ありがとう、リサ」
この小説の今井リサCV遠藤ゆりか
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それでは、しゃーしたー