バイト先の先輩   作:クリスタ/

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投稿時間がどんどんズレてる…


理想のシチュエーション

キャンプから帰ってきて3日経った。

そして今の状況は…

 

「土日の話し、しようよ〜沙織〜」

 

いつも通りリサはバイトに来て、その流れで一緒に食事をして、食休み中だった。

 

(別に来るのはいいんだけど、押し切られた気がする)

 

「土曜日さ〜」

 

「ん?」

 

「夏祭りいこうよ」

 

「どこでやってるの?」

 

「沙織は少し学校から離れたところが好きだから…

電車で30分ぐらいの所に開催されるから行かない?」

 

リサは首を横に傾けて、誘ってきた。

 

「わかった、土曜日ね」

 

「うん!じゃあ土曜日18時に駅で待ち合わせね☆」

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

当日、駅で待ってると

 

「さおり〜」

 

よく通る声でりさが駆け寄ってくる

 

「ごめん、まった?!」

 

少し時間は過ぎていたが

 

「そんなに待ってない」

 

「そう…ならよかった」

 

息を切らしながら言うリサ

 

「ほら…なんかないの?」

 

今度はなにか言ってきた。

 

「ん?なにが?」

 

「ん…」

 

リサは体をちょっと揺らす

 

「浴衣か」

 

「気づくの遅くない?普通真っ先にわかるはずだよ!」

 

少し怒るリサ、その気迫に思わず沙織も

 

「ご、ごめん」

 

「頑張ってきたのに…」

 

明らかに不機嫌です、という顔をするリサ

 

「似合ってるよ」

 

「そ…そう?」

 

言ってほしそうだったのに、いざ言われると照れるリサ

 

「じゃあ行こ」

 

「うん☆」

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

「あ〜着いたね」

 

「うん」

 

周りはすごい人だった。都内でも一二を争うぐらいの夏祭りらしい。

 

「沙織は夏祭りとか来たことある?」

 

「人混み苦手だからそんなに無いけど、このしょっぱい雰囲気はいいね」

 

「わたしも好きなんだよね〜この空気」

 

「少しテンション上がる」

 

沙織が少し笑う

 

「あ!」

 

「どうした?リサ」

 

「りんご飴食べたい!」

 

りんご飴の出店に行こうとすると

 

「でも…まだ色々見てからのほうがいいか…」

 

「急に冷静どうした?」

 

「いや〜いろいろ食べたいなって、ここでりんご飴たべると、お腹地味に溜まるんだよね…」

 

「意外とデカいよな」

 

「そうだよね〜とりあえず見て回ろうか」

 

「うん」

 

2人は見て回ってると

 

「あ!焼きそば」

 

「綿あめもいいな〜」

 

「カステラもな〜」

 

「クジとか当たるかな〜」

 

見てすぐわかる、リサはすごく楽しそうだった。

 

「それにしても長いな」

 

「だね〜、まあ2人でゆっくり見て歩いてるのも悪くないよ、私は」

 

「俺もリサみたいに美人の女子隣にいれば、付き合ってると錯覚させられて、俺の株も少し上がるからいいね」

 

「まったくそういうことを言ってるんじゃないの!」

 

「ほら食べたいもの決まった?」

 

怒られるのはいやなので無理やり話を変えた沙織

 

「なんか話急にかわったけどまあいいや」

 

少し不服な様子で答えるリサ

 

「とりあえず、たこ焼き食べたい!焼きそばこないだ食べたし」

 

「たしかに、じゃあたこ焼きとあと何?」

 

「わかった、買いに行こう」

 

2人はたこ焼きと綿あめを買い空いてたベンチに座ってた。

 

「ん〜綿あめおいしい〜」

 

リサは普段より幼くなったがそれはそれでよかった。

 

「あ!いま絶対子どもっぽいって思ったでしょ!?」

 

「何故わかった」

 

「そんな気がしたから、あれ?沙織なにか食べないの?」

 

「うん、お腹空いてないし」

 

「じゃあ〜たこ焼き分けよ☆」

 

「いいよ、気使わn…」

 

「はい☆あ〜ん」

 

リサは沙織に食べさせようとするが

 

「バカみたいなことしたくない」

 

「いいから〜」

 

無理矢理、口にたこ焼きを入れられる沙織

 

「どう、おいし?」

 

「うん」

 

「今度はわたしね☆」

 

リサが目を瞑って口をあけた、

 

「鼻に爪楊枝でいい?」

 

「やられるもんならやってみてよ」

 

急に真顔になったリサを見て

 

「じ…冗談だよ…」

 

再びリサは口をあけた

 

「ほら」

 

「ん〜おいし〜」

 

「そりゃよかった」

 

沙織は周りを見渡したが、周りはカップルばかりだったのでさほど気にしなくて済んだ。

 

「ほら、出店またみよ!」

 

「はいよ」

 

腹を満たしてまた歩きはじめる

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

2人は射的屋の前を通ると、同年代と思われる、カップルがいた。

 

「頑張って〜」

 

「お…おう」

 

彼女のほしい景品を格好をつけて取ろうとする彼氏

それを見てリサは

 

「わ、わたしもあのゲームほしいな〜…」チラ

 

上目遣いそして棒読みのセリフでお願いするリサ

それに対して沙織は

 

「あれのどこを見て羨ましいの?」

 

「あれは誰だって憧れるシチュエーションだよ!」

 

「射的苦手だし、俺は憧れないから」

 

「ふ〜ん…」

 

露骨に拗ねるリサ

 

「あれゲームが欲しいならまだわかるけど」

 

「いや、あのゲームは大してほしくないけどさ〜」

 

「なら、尚更いいじゃん」

 

「バーカ」

 

「理不尽だ…」

 

出店を一周した。そして2人最後に

 

「りんご飴買って帰ろうか」

 

「うん!」

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

「ん〜おいしい☆」

 

「祭りの味がする」

 

りんご飴を舐めながら帰路を歩く2人

 

「楽しかったね☆」

 

「そうね。人混み苦手てだけど意外と大丈夫たった」

 

「やっぱわたしがいると安心するのかな〜?」

 

ニヤニヤしながら聞くリサ

 

「俺が成長したんだね」

 

「…」

 

やや強めに腕を叩くリサ

 

「痛たい、なんで殴られたんだ…」

 

「殴ってない。叩いただけだから!」

 

 

 




この小説の今井リサCV遠藤ゆりか

評価、感想お待ちしております

それではしゃーしたー

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