もしキーストンがウマ娘に転生したら   作:H&K YAMATO

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チャンピオンミーティング、中距離激戦すぎて辛い。

お前に足りないもの、それは、情熱、才能(開花)、覚醒(レベル)、因子、サポカ、

そして何よりもぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!

(トレーニング)運が足りない。

と言われている気がしますね。



第12話 デビューの後で(トレーナー視点)

俺とキースは試合が終わった後でトレーナー室にきている。

 

扉を開けてキースと一緒に中に入った。

 

扉を後ろ手にドアを閉めると、キースが飛びついてきた。

 

「トレーナーさん、私、勝ちましたよ。」

 

こうやって激しいスキンシップをされると勘違いしそうになる。

 

いくら美人だとは言ってもまだ中学生なんだから、手を出してはいけない。

 

でも、今日ぐらいは・・・

 

俺はキースを抱き寄せた。

 

彼女の耳が顔に当たってくすぐったい。

 

俺は彼女の耳を優しく触った。

 

「ふひゃあ」

 

キースの体が跳ねる。

 

彼女の反応を見るのは楽しい。

 

なぜかもっといじめたくなってしまう。

 

トレーナ室に備え付けてあるソファに座って、しばらく彼女をいじめたのであった。

 

 

 

 

 

彼女と俺の両方が満足したので、トレーナー室で今後の話も決めてしまうことにした。

 

基礎トレーニングだけやっていた時期は終わり、今後は目標レースを見据えたトレーニングを行っていく。

 

「ということでキース、今更だが君の目標を聞いておきたい。」

 

「はい。私の目標はクラシック3冠です。」

 

クラシック3冠とはデビュー二年目のウマ娘のみが出られる3つのG1レースで1着を撮ること。

 

ウマ娘の一般的な夢の一つだが、大変な目標だ。

 

三冠には今、シンザンが王手をかけていると言ったところだろうか。

 

しかし、クラシック三冠をなす三つのレース、皐月賞・日本ダービー・菊花賞ではそれぞれ違うウマ娘が優勝することが普通なのだ。

 

今は3冠達成間近だったメイズイや、これから達成するかもしれないシンザンの影響で、いわば三冠ブームが来てしまっている状態。

 

厳しいようだがキースが長距離を走るのはかなり難しいと言わざるをえない。

 

だから菊花賞は参加させていいのかどうか悩むところだ。

 

マイルチャンピオンシップなどに参加させて変則三冠を狙うのもいいかもしれない。

 

彼女を説得する。

 

しかし彼女は意見を変えなかった。

 

彼女は1番の名誉な舞台にやはり挑戦したいと言っている。

 

「やっぱり、あなたにあげる勝利は大きなものがいいです。」

 

俺のことなんか気にせず、自分のために走って欲しいのだが。

 

こうなると、スタミナ・加速力・トップスピードの三つを全て高レベルに鍛えなければいけない。

 

足に負担がかかって彼女の体にはあまり良くないと思うのだが。

 

彼女の体調とトレーニングをバランスを考えて怪我をしないようにしなければ。

 

「じゃあホープフルステークスとか出るか?」

 

「え、いきなりG1ですか?正直クラシック三冠までG1への出走は考えていなかったんですが・・・」

 

俺はまずキースをG1の空気にならすためにジュニア級唯一のG1レースであるホープフルステークスを提案してみた。

 

「いきなり次のレースでG1に出るってことではないよ。ただとりあえずの今年度最終目標としておこうかなと思っただけだ。

 

それに皐月賞が初G1ですっていうのも不安だしな。」

 

「まあ・・・それなら。」

 

「だから次のレースはまず重賞になれるためにG3かG2のレースを考えているよ。」

 

「たとえばどんなレースですか?」

 

「新潟・札幌・小倉のジュニアステークスとか、ちょっと遅いけどサウジアラビアロイヤルカップとかどうかな」

 

彼女もそれを了承し、俺たちは次のレースに向けたトレーニングを始めた。

 

「じゃあ次の併走相手はコダマだから」

 

「毎度毎度思うんですけど、どうやってそんな有名どころに声をかけられるんですか?」

 

「秘密だ。」

 

本当は親父がトレーナーをやっていた時の人脈を使っている。

 

親のコネを使っているので、情けなくて言いたくないが。

 

もちろん、ただ協力してもらうだけでなく、こちらからも対価として情報分析を手伝っているのだけれども。

 

キースの次の併走相手はコダマというウマ娘にするつもりだ。

 

その次の併走トレーニングも誰を呼ぶか考えなければ。

 

「私きちんと成長できていますか?あなたの期待に応えられていますか?」

 

キースが不安げな声でこちらに聞いてくる。

 

俺はそんな彼女の頭を撫でながら、勤めて優しい声でいう。

 

「君はすごく頑張ってるよ。」

 

そしてしばらく頭を撫でていると彼女の目がトロンとして眠そうになってくる。

 

「少し寝てもいいよ。レースで疲れただろう。」

 

キースの頭をそっと押して、膝の上に寝かせる。

 

そうして彼女との穏やかな時間が流れていった。

 




こうしてまた、キーストンはトレーナーに溺れていくのでした。
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