もしキーストンがウマ娘に転生したら   作:H&K YAMATO

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今回は日常会です。


第14話 不穏な影2(トレーナー視点)

今日は祝勝会の日だ。

3人のトレーナーと生徒でオフの日を合わせてまで計画していた。

彼女たちにも息抜きが必要だと思ったし、同期とも中を深められるいい機会だったからだ。

今後も、同期会は続けていきたいものだ。

そんなわけで俺たちは食堂の片隅を借りて、放課後に祝勝会をやることにした。

他にも食堂を利用している生徒はいるが、まあ見られて困るものでもない。

この場にはすでに、三人のトレーナーとダイコーターがいる。

今はキーストンとカブトシローが来るのを待っているところだ。

 

「キーストンはまだいいとして、シローの奴は何をしているんだぁ?」

 

久保田トレーナーが心配している。

彼がこのように言うのは、カブトシローの奇行にある。

彼女は入学時からさまざまな伝説を作った。

 

 

シロー奇行7選

 

1、非合法カジノを屋上に作る

 

2、女神像を白色に塗装する

 

3、学校中に置いてある観葉植物をシローの石膏像に変える

 

4、ダートの砂で精巧な熊本城を作る(後でちゃんと埋め戻したらしい)

 

5、校内で宮崎名物の屋台を開く

 

6、生徒会に無許可で新聞を発行した

 

7、暇な人を無人島に連れていった

 

 

 

そんな彼女が遅れているのは「自分の目の届かないところでまた迷惑をかけているのではないのだろうか」と不安なのだろう。

 

「こんなことならあいつの首を引っ掴んでつれてくるべきだった。」

 

久保田トレーナーも大変な苦労人だな。

 

「まあまあ久保田さん、そのようなことばかり言ってはいけませんわ。シローさんも今まで、他の人に深刻な迷惑をかけているわけではないのですから。」

 

ダイコーターがそういって、不安がる久保田トレーナーを宥めていた。

 

「それに彼女も子供ではないのですし、お祝いのときぐらいはちゃんとしてるはずですわ」

 

そうであってほしいものである、久保田さんの胃のためにも。

そう考えていると栗田トレーナーがキースを見つけた。

 

「シローではないがキースちゃんがいたぞ」

 

「本当ですわ!キースさん。こっちですわ!」

 

キースが走ってこっちにやってきた。

 

「ごめんなさい、遅れてしまいました。」

 

「これで後はシローだけだが・・・」

 

本格的に心配になってきた。

 

「おっしぇーい、シローちゃん参上!」

 

シローが天井から降ってきた。

いつものことだ。

 

「遅いぞシロー、何してたんだ?今日はお祝いだって言っただろ。」

 

「それが変なやつに絡まれたんだよ。」

 

変なやつ?一体誰だ?

 

「トレーナーみたいだったんだけどよー、なんかおい(俺)の所に来いとか、おいは上田だぞ知らんのかって、くせらしかこつゆーて(気取ったこと言ってて)」

 

あの人かー、本当に面倒な人だ。

 

「すごい有名なトレーナーだよ、色んな意味で。」

 

「ああそうだな、あの人昔はすごいトレーナーだったんだけどなー」

 

「そうそう有名なクラシック二冠ウマ娘とか育てたりしてた。」

 

「しかも父親にURAの役員がいるとか」

 

そう上田トレーナーは元はものすごく優秀なトレーナーだった。

しかも彼は特にダービーを取りたいと日頃から、公言していることでも有名だ。

なんでもクラシック三冠の中でもダービーだけは、未だ担当ウマ娘勝たせることができていないんだとか。

 

「あ、私もその人に声をかけられましたよ」

 

「え、キースもか?」

 

まじかよ、あの人は有望株に見境なく声かけてるみたいだな。

 

「あん人にはうてなわんほうがいいじー。(あの人に相手にしないほうが良いよ)」

 

珍しくシローが真剣な顔でしゃべっていた。

 

「あぬさ、おじーがね(あの人怖い)。 何か執念があんごつ。(何か執念があるように感じた。)」

 

「そんなことより早く祝勝会を始めますわよ。」

 

この話題はそこで終わった。

 

「そういえばみなさんは、次にどのレースに出るんですの?」

 

「ホープフルステークスですよ。」

 

「わしはまだなんも決めちょらん。」

 

2人それぞれの回答。

 

「私もホープフルステークスですわ。キースさんとはそこで勝負ですわ!」

 

お嬢様が闘志を燃やしている。

 

「そういえば、キースさんは生徒会長と併走なさるそうで」

 

「もう知れ渡っているのか、その話。」

 

そもそもそんなに広まるようなことでもないだろ。

 

「期待の新人と生徒会長のトレーニングと言うことで、生徒会から噂が広まっていますわよ。羨ましいですわ、家の用事さえなければ・・・」

 

「まあまあ、今回はしょうがないよ。プライベートも大事だし。」

 

栗田トレーナーが宥める。

 

「ほらこのお菓子おいしいよ。」

 

「お菓子美味しいですわ。」

 

チョロいなこのお嬢様。

そういえばシローと久保田さんがなんか静かだな。

 

「ほれトレーナー、次はお前や。」

 

「クッソお前なんであれ抜けるんだよ」

 

二人でプリッツジェンガやっていた。

なんだそれ面白そう。

この後みんなでジェンガした。

 

こうして祝勝会は終わり、そして併走トレーニングの日が来るのだった。

 

 

 




どうしてもキャラがゴルシとマックイーンに引っ張られる・・・

これが良血お嬢様の力なのか(違

でもダイコーターやゴルシじゃなかったカブトシローのキャラをつけようとするとこのキャラしか思い浮かばないです。

許してください。
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