もしキーストンがウマ娘に転生したら   作:H&K YAMATO

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正月ウララかわいいですね。


第17話 コダマ2 (ウマ娘視点)

いま私は殺したいほど憎んでいる人がいます。

目の前にいるコダマさんです。

さっきからこちらを馬鹿にするような走り方ばっかりして。

いっそ最初からちぎってくれたほうが、わかりやすいというのに。

絶対一泡ふかせてやりますからね。

 

「大した根性だなお前さんは。」

 

両膝に手をつく体制で休んでいると、コダマさんが話しかけてきました。

 

「何が…いいたいんですか」

 

コダマさんの方を睨みつけた。

 

「いや悪かった。変な意味じゃなくてな、あいつの親父とおんなじで大したやつを見つけたなって思ってよ。」

 

お父さん?

そういえば、お父さんの話だけは聞いたことがありません。

以前プライベートのことを聞いたときも、トレーナーだとだけ言っていました。

 

「お、その顔してるってことはやっぱ話してねえな。アイツの父親はな、山本文吾だよ。」

 

は、え、ちょっと待って

 

「あっは、面白え面してんな。あとはアイツに聞けよ、あたしはちょっとお迎えが来たみたいだからさ。」

 

お迎えってグラウンドの端に見える般若顔の人ですか?

やばいですね。

まあそんなことよりも…

 

父親が山本文吾って本当ですか!!!?

あの育てたウマ娘で全てのG1制覇したトレーナー?

トレーナー名鑑殿堂入りの人ですよね!!!

あのクラシックティアラ路線に参加したのに、天皇賞春で勝ったレダさんを育てた人⁈

しかも大恋愛の末にレダさんと結婚したって人⁈

私そんなすごい人がトレーナーだったんですか⁈

 

うわー、これは聞かなきゃいけません。

今すぐ聞かなきゃいけませんね。

何で言ってくれなかったんですかって。

それでお父さんとのお話をいっぱいしてもらいましょう。

あわよくばレダさんのサインとかももらえるかもしれませんね。

そう思って私はトレーナーさんの方に行こうとしました。

 

「ふざけないでなください!」

 

え、何が起きてるんですか?

 

「あなたは、キースに何も言わずに、俺がそんなことを受けると思っているんですか⁈」

 

あ、横にいる人はあの時の。

 

「帰ってください!あなたと話すことは何もない!直接頼みにも行けないあなたについてくる人なんていないですよ!」

 

なんでそんなに怒って

 

「あいつの息子だからって調子にのってんじゃねえぞ!!あとで泣きついても知らねえからな。」

 

あなたはかえってどうぞ。

また勧誘に来ていたみたいですね。

もうわたしが移る気がないとわかって、今度はあの人の方に行くだなんて。

でもよかった。

あの人がはっきり拒否してくれて。

これでOKなんてだされたら泣いちゃうところでした。

これは話をする理由が増えましたね。

 




父親のモデルはもちろんあの人、武田さんです。

出す前に既に気づいていた方もいらっしゃいました。

感想などで気づいていた方もいらっしゃって、みなさんすごいなーとおもいながらニヤニヤしていました。
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