黒き神滅具   作:海鳴り

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甘味は友を呼ぶ

<朧side>

 

「何だこの状況?」

 

 周りには大量の魔法使いらしき奴ら。それと応戦してる悪魔天使堕天使の三大勢力。なぜ?

 

「とりあえずあいつに電話しとこう。ってあれ白龍皇か?」

 

 上を見上げると白い鎧。そしてそれに向かっていく赤い鎧。

 

「あっちは赤龍帝だよなあ。え?お前らそこで暴れるの?」

 

 二人が戦い始めてのは俺の教室があるあたり。あそこで暴れられたら俺の教科書が!!

 

「いいぜ、最高におもしれえよお前ら」

 

 足に力を込めて跳躍する。

 

「上等だああああ!!!ぶっ飛ばす!!」

 

 

<小猫side>

 

 白龍皇がイッセー先輩とバトルを始めてすぐに何かがそちらに向かって飛んでいった。

 

「死に去らせええええええ!!!」

「ええ!?」

「なにっ!?」

 

 そしてそいつは禁手の白龍皇とイッセー先輩を吹き飛ばした。

 

「暴れてんじゃねえぞアア!?」

 

 それは朧先輩だった。

 

「先輩?」

「朧!?何であいつがここに」

 

 茫然としてる私の後ろで堕天使の総督が何か言っている。

 

「彼は何なんですか?」

 

 部長が堕天使総督に先輩について聞く。

 

「それは私から説明いたします」

「グレイフィア」

 

 部長の問いに答えたのはグレイフィア様だった。

 

「彼は『鬼神』リゼと『武器屋』アルンの間に生まれた鬼人と人間のハーフで、神滅具で構成された化け物です」

「どういうこと?」

「彼の父親アルンはとてつもない人間でした。人の身でありながら神滅具を四つも作りだし、それを自分の子供に植え付けたのです」

「四つも!?」

 

 4!?先輩はそんなものを背負って生きてるの?

 

「はい、一つ目が『鬼神(ゴッドオーガ)』身体能力がべらぼうに上がります。二つ目が『創造者(クリエーター)』どんな神器でも作るができます。三つ目は『災厄龍(ディザスタードラゴン)』赤龍帝と白龍皇を合わせた力を持ちます。最後に四つ目が『黒龍刃(ブラックヴァイパー)』何でも喰べることができる剣です」

「でたらめだわ」

「はい。あれに勝てる存在は今のところ三つしか発見されてません」

 

 先輩。貴方はなんなんですか?

 

「そしてあの方は我々『甘味派』の隊長でもある」

「誰だっ!」

 

 振り向きながらアザゼルが槍を投げる。それを同じく槍ではじいた男はこう名乗った。

 

「俺は曹操。『甘味派』の副隊長をやっている」

 

 こいつはできるぞ。

 

「ふむ…うん?ほう、あなたも同士か?」

「私は小猫。朧先輩の甘味友」

「なんと!隊長に認められるほどのものか!ぜひとも我ら『甘味派』に所属していただけないだろうか?」

「かまわない」

「小猫!?あなたなんかキャラ変わってない!?」

 

 うるさいです部長。

 

「それはよかった!昨日はミルたんさんを仲間にできたし幸先いいな!」

「ほんとね」

 

 曹操が後ろにいる女に話しかける。あれも同士だ。

 

「まあ我々のことは後で説明するとして、まずはこいつらだな」

「ぶっ飛ばすしかないわね」

「いやお前らはこいつらと話してろ。俺がやっとく」

 

 いつの間にか朧先輩が戻ってきていた。イッセー先輩を引きずりながら。

 

「隊長!白龍皇は?」

「ぶっ飛ばしたら変な猿が持ってった。その後は知らん」

「そうですか。あ、小猫殿が俺らの仲間になりましたよ!」

「よろ」

「うん。着実に勢力を伸ばしてるな」

 

 この組織は甘味能力高いですね。

 

「とにかく俺がやってくるから適当にくっちゃベってろ」

「「了解」」

「分かりました」

 

 先輩はそれだけ言うと、校舎から飛び降りた。

 

「全てを征服する物『猿の惑星』起動」

 

 その瞬間人間達の魔法使いの頭の後ろに、猿が現れる。そして人間たちの頭に抱きつき、

 

グチュッ

 

 と音を立てて潰した。

 




あれ?曹操さん?

主人公の詳しい能力についてはいずれ説明します。
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