「本日諸君らは訓練兵を卒業する。その中で最も成績が良かった10名を発表する」
転生しました。
意味分かんないのは百も承知だ。でも転生したんだ。どこに転生したと思う?笑っちまうぜ?三つの壁で巨人から身を守ってる世界だ。そんな世界さ、あれしか知らないよな。
『進撃の巨人』
まじでふざけんなって感じだよな。誰が戦うかっつーの。神様本気で脳味噌狂ってんじゃねえの?だからさ俺はそいつに会うことがあったらこう言ってやりたい。
「主席グレン・バトラー。同じく主席ミカサ・アッカーマン。三番ライナー・ブラウン。四番ベルトルト・フーバー。五番アニ・レオンハート。六番エレン・イェーガー。七番ジャン・キルシュタイン。八番マルコ・ボット。九番コニー・スプリンガー。十番サシャ・ブラウス」
主席になっちまったぞってな。
本当にどうすんの?これ。
第104期の卒業生は会食?っぽいのに出ていた。うん食いだめしとこう。最後の晩餐になるかもだし。
「お前らはいいよなー10番内に入れて。どーせ憲兵団に入るんだろ?」
「ああ?当たり前だろ。何のために10番内を目指したと思ってんだ」
「俺も憲兵団にするよ」
あー。これ知ってるわ。エレンとジャンが喧嘩になるやつ。まあ面白そうだから適当に見てるか。
「王の近くで仕事ができるなんて……光栄だ!!」
「まだお利口さんをやってんのか、マルコ」
「ぶっ!!」
あーあー、噴き出しちゃって。もったいない。
「言えよ本音を。内地に行けるからだろ?やっと、このクッソ息苦しい最前線の町から脱出できるからだ!!内地での安全で快適な暮らしが俺たちを待ってっからだろうが!!」
「なっ……お前……。は、恥を知れよ。少なくとも俺は」
「あ~すまん俺が悪かった。お前は優等生だったな」
お、肉だ。こっちに来てから全然食えなかったんだよな~。いただきます。むしゃむしゃ。
? なんか空気悪くない?もしかしてまたツンデレジャンが何かやったか?
「お前何か失礼なこと考えてるだろ」
「そんなことないさ~」
ちっ、感のいいジャンだぜ。
「お前はどうすんだよ」
「何が?」
「どこに配属したいかって話だ!!」
ああ、そんなことか。
「そりゃあ調査兵団だろ」
「だと思ったよ。つーかお前は何でそんなに外に拘るんだ?」
外にこだわる理由は簡単。何か帰る方法があるかもだから。それに、巨人と遊びたいから。
「俺は大人たち曰く狂人らしいからねぇ。楽しく巨人と遊びたいだけさ」
俺はここにいる奴らの中でたった一人だけ、討伐実績がある。昔ちょっと色々あって、その時から狂人って呼ばれてた。俺からすれば一度死んだこの命に特に固執していないだけなのだが。
「けっ、狂ってやがるぜ」
「狂ってるのは俺じゃあないよ」
狂ってるのはこの世界だ。