壁が大型巨人によって破られたった☆
「まじっすかあ」
覚悟していたとはいえこれはかなり残念だ。あ、そう言えばなんであの巨人化できる三人を止めなかったの?って思ってる人がいるかもしれないから理由を説明しておく。理由は大きく二つ。
①、俺の読んでいたところまでだと彼らが完全な悪者かどうか判断できなかったから。
②、アニさんが一番好きなキャラだったから。
以上。まあ比率的には半々くらいかな。それよりも作戦開始前に広場に集まるんだった。
「お前たち訓令兵も卒業演習を合格した立派な兵士だ!今回の作戦でも活躍を期待する!!」
嘘付け。屑どもが。
上司からの立派な演説を受け、いつもの心のこもっていないあれを言われる。
「みんな心して命を捧げろ。解散!!」
これが一番嫌いなんだよ俺は。
さて、巨人ちゃん達のところに行きましょうかね。待ってて!巨人ちゃん!
「グレン訓練兵、ミカサ訓練兵!!お前らは特別に後方部隊だ。ついてこい」
「え!?俺も!?今から巨人ちゃん達と殺し合いに行くのに!!」
「私の腕では足手まといになります!!」
そりゃあないよ!!いじめじゃんか!!
「貴様らの意見を聞いているのではない。住人の避難が完了してない今、一人でも多くの先鋭が必要だ」
「しかし!」
「おいミカサ!!」
おー、頭突きかました。あの鈍感は何でミカサの気持ちに気づかないんだ?アホだからか?……アホだからか。
「はあ、なるべく多く巨人を流してもらいたいもんだね」
「早く済ますよ」
「はーい」
では戦闘開始と行きますか!
<イアンside>
俺は夢でも見ているのか?今回の訓練兵でトップの成績だったグレンとミカサを後方部隊として連れてきたとこまでは良かったんだが。
「ひぃぃぃぃやほおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
ズバッ! ズズウウゥゥゥン!!
まずグレン訓練兵。ミカサ訓練兵よりも体術や戦闘技能にすぐれ、その巨人に対する凶暴な性格より「狂人」「狂牙」と呼ばれている。その男は今。
「これで六匹目!」
我々先鋭班を圧倒する成績を上げている。
「いやあガス多めにパクってきてよかった」
そう言う彼の背中には彼が考案して使っているガス収納バックがある。これはほとんど動きを制限することなくガスを六本まで持っていけるという便利グッズだ。しかし体の重心がずれるので、使うものはほとんどいない。
もう一方のミカサ訓令兵。先ほど住人たちの方に迫っていた奇行種に追いつき、そのうなじを一瞬で切り取った。まだ討伐数は1だが、練度が我々とは全然違う。この二人は兵士の百と同じ価値がある!!
「うーん?向こうから三匹、いや四匹か。一匹はさっきよりも足の速い。多分奇行種。残りは普通だな」
「あなたが三匹。私は奇行種を」
「了解!!」
グレン訓練兵は先ほどからかなり遠くにいる巨人を見つけては報告している。おかげでかなりやりやすい。
「行っくぜえええええええ!!!」
暴走癖があるが。
「おお!巨人ちゃんが自分からこっちに!!さあおいで!」
本当にさっきよりも速い奇行種がきた。先鋭班が追っているが追い付けていないな。
「って速っ!そっちは任せたぞミカリーン!!」
「・・・」
「無視!?」
こんなときに元気な奴だな。
「しかし俺はめげないっ!」
って速い!?おいつけないから俺は向こうの奇行種の討伐の援護に回るか。
<グレンside>
「てめえら三人はここでぐっぱいサヨナラだ!!!」
人じゃなくて匹だったか?ってどうでもいいか!!
「死に去らせえええええええ!!!」
渾身の気合とともに3m級の巨人のうなじを切断する。そのまま回転して12m級の巨人の腱をそぎ落とす。
「あぶねっ」
前に倒れる巨人をよけてこちらに手を伸ばす15m級の巨人の目に刃を投げて突き刺す!!
「やってみたかったんだよこれをよおおお!!」
そちらはいったん放置してもうすぐ腱が再生しそうな12m級のうなじを切り取る。
「8匹目!!次ぃ!!」
わざわざ危険なことをする必要はない。目の見えていない15m級の奴の後ろに回り込み、確実にうなじを狙う。
「せりゃああああああ!!」
ズパッ!!
「9匹!!絶好調!!!」
戦いはまだ始まったばかりだ。
バーサーカー主人公。気分を無理やりハイにしてるので疲れを感じません。