ソードアート・オンライン・Liberty:Bullet 作:Wandarel
作者のwandarelです。
さて、久しぶりの投稿でようやくジェノサイドメモリアル(以下略称をGMとする)と思いきや何故か新作が出てるのはかなり不思議かと思います。
事情をざっくり説明しますと、Twitterをやってるのですが私のフォロワーに
「是非ともSAOの二次創作小説を書いてくれ」
と頼まれ、書き上げることにしました。
世界線的にこの作品はGMとの関係性はほぼないです。
(たぶん)
何はともあれ、こちら息抜き作品でGMもせっせせっせと書き進めておりますので、もうしばらくお待ちを。
またこちらでも感想や評価は励みになりますので是非ともよろしくお願いいたします。
不思議な感覚だ。
これが………。
「VR………。」
私は再びVRゲームに触れた。
茅場晶彦が作り上げたフルダイブ型VRMMORPG
「SAO」(正式名称はソードアート・オンライン)
それのベータテストに参加していた私は大体のことは分かっていた。
だが正式サービスが始まって以来、私はこの感覚を楽しんでいた。
まるでほんとに最強の存在になれた気分だ。
ここなら、誰にも邪魔はされない。
ここなら私を咎める人間もいない。
「ここなら……私の自由に……。」
過去に縛られる必要も無いここにあるのは……。
そう思っていると、誰かにぶつかった。
「おっとすまねぇ!」
「いえ。こちらこそぼーっとしてて。」
ぶつかった拍子にコケそうになったが、すぐさま体勢を整え、コケずにすんだ。
「いやはや、ちょっくら相棒とはぐれちまってなぁ。ははは……。」
「あら、そうなんですか……あ、待ち合わせしてるんでこれで。」
「おう、気をつけてな!」
私は男から離れ、すぐさま隠れた。
(チッ……何が相棒よ。)
私は相棒とか友達とかいう単語がとにかく嫌いだった。
(表面だけの薄い人間関係になんの意味があるって言うの。)
私に友達はいない。そんなものいたって邪魔なだけだから。誰かの為だとか馬鹿馬鹿しい。
神の存在だって信じちゃいない。
「腐ったこの世界に神なんていないのよ……」
私は一言そう呟き、始まりの街へと歩いていった。
始まりの街へとつき、私は装備の点検を始めた。
「えーと、装備は万全ね。あとは道具も揃ってる。」
あとは表に出て次の目的地を探すだけだった。
(ログアウトするか。)
明日に回しても問題なかったから頼んでいたピザを回収しておきたかった。
が……。
「………ログアウトボタンがない?」
あの時は間違いなくあったはずのログアウトボタンが綺麗に消えていたのだ。
次の瞬間なぞの音声(?)と共に空が赤く染まり始める。真っ赤な雲かと思っていたが、よくみるとシステム関係のアラートと書かれていたペンタゴンだった。
そして、空中に突如黒いローブが浮かび上がった。
「プレイヤーの諸君、私の世界へようこそ。私は茅場晶彦、今やこの世界をコントロールできる唯一の人間だ」
(茅場晶彦が何故?)
最初に疑問に思ったのは私だけでは無いはずだ。
「プレイヤー諸君は、もうすでにメインメニューからログアウトボタンが消滅していることに気付いていると思う。しかしゲームの不具合などではない。繰り返す。これは不具合などではなく、ソードアートオンライン本来の仕様である。」
「な!?」
さすがの私も動揺した。
確かにこの世界はあちらより何倍も心地よいが永遠に住みたいわけじゃない。
「また、外部の人間によるナーヴギアの取り外し、あるいは破壊や停止が行われた場合、諸君らの脳はナーヴギアが発する高出力マイクロウェーブによって破壊される。
正確には10分間の外部電源切断、2時間のネットワーク回路切断、ナーヴギア本体のロック解除、または分解、破壊のいずれかによって脳破壊シークエンスが実行される。
現時点で、警告を無視して現実世界の人間がナ―ヴギアの強制除装を試みた結果、すでに、213名のプレイヤーがアインクラッドおよび現実世界から永久退場している。」
この言葉には正直安堵した。
なぜなら私にはそんな家族がいないからだ。
「だが安心して欲しい。この事に関しては各種メディアおよび政府に通達済みだ。以降、これによる退場はないと言っていいだろう。」
淡々と茅場晶彦は言葉を続けた。
「また、ソードアートオンラインはただのゲームではない。もうひとつの現実だ。
そのため、ゲームクリアされるまで、ありとあらゆる蘇生手段は用いられない。HPがゼロになった瞬間、アバターは永久に消滅し、諸君らの脳はナーヴギアによって破壊される。」
現実と同様、ここでの死はリアルの死を意味する……。
「ここがもう一つの現実であることをここに証明しよう。今、君たちにプレゼントを贈った。アイテムストレージを確認してくれたまえ」
そう言われて手鏡のようなアイテムがプレゼントボックスに入っており、それを見ていると光輝き、思わず目を瞑った。
やや大きめのノイズが耳に響いた。
そして、再び目を開けるといつの間にかその手鏡には自分の顔が写っていた。
「………へぇ。」
周りは大きく動揺していたが、私はそこまで驚かなかった。何せ隠す理由がないからできる限りそのままにしていたのだ。
「完成度高いわね。」
自分でアバターを作成するよりも高い完成度に少し唸った。
「おそらく諸君は、なぜ私はこんなことをしたのか、と考えているのだろう。何故ナーヴギアの開発者たる茅場晶彦は、このようなことをしたのかと。その目的はすでに達成されている。
この状況を作り出し、鑑賞する。そのためだけに、私はSAOというものを作った。そして、その目的はすでに達成せしめられた。
――――以上でソードアートオンライン、正式サービスチュートリアルを終了する。健闘してくれたまえ」
その言葉と共に茅場晶彦は消えた。未だに茅場に対する怒りやリアルに帰れない事を嘆く人間がいるなか、私、Rebecca(レベッカ)はまともではなかったのかもしれない。
「………ふふ、あははは!」
阿鼻叫喚のなか、1人だけ笑っていた。
「いいねぇ、最高に面白い!ここでも私は除け者か!」
彼女のステータス画面にはエクストラスキルが入手されていたことを指す表示がされていた。
そのエクストラスキルの名前は………。
「
科せられた制限
「ぐっ……持てない!?」
生きにくい世界
(バレたら終わりね。)
初めてのバトルと出会い
「大丈夫あんた。」
私の初めての……。
次回
ソードアート・オンライン・Liberty:Bullet
Bullet1「二丁拳銃(トゥーハンド)」
「私?私はレベッカ。アンタは?」