GOODEDかBADEDかは別としてね。
次回も思いついたら書きます、
ゆっくりみていってね!
震える身体、滲む汗、苦悶の表情。それでも私の頭を撫でるその手つきは優しいまま。
「るー、ミア。おいしい?」
彼女の問いかけに私は首を縦に振る。とても、とっても美味しいよ。
「そ、か。でもなまの、おにく、はから、だにわるいっ。から」
それ以上は喋ることもつらいのか、ただ私の頭を撫でるだけ。
「アトゥン、無理しなくてもいいのだ」
アトゥンは私の言葉を聞いても変わらず、むしろさっきより強く私を腕に抱いてくる。
「ごめん、ねルーミア。だいじょうぶ、だいじょうぶ・・だから」
泣きながら、謝りながら抱きしめてくるアトゥン。
いいんだよ、あいつらがアトゥンをいじめたから食べてやったんだ、だからアトゥンは謝らなくてもいいのだ。だからはやくおうちに帰ろう
じゃないと血、止められないよ。
私は無くなったアトゥンの右腕を見ながらそう言った。
アトゥンはゆっくりと頷いて私と立ち上がる。
家に帰った私はアトゥンの傷を治療する。といってもこれでもアトゥンは妖怪だから、ほとんど血は止まってるし傷もふさがっている、二、三日過ぎれば腕も元通りになっていると思う。
早く治りますように
私より小くて私より弱いアトゥン。
初めて会った時不思議と仲良くなれる気がした。私の後ろをついてくる姿はまるで妹が出来たみたいで、とても嬉しかった。だからアトゥンとたくさん遊んだ。遊べば遊ぶほどアトゥンのことが好きになった。もっとアトゥンのことが知りたくなったし、私の事を知ってほしくなった。
アトゥンの家に泊まったりもした、ベッドが一つしかないから、一緒に寝た。
・・・でもたくさん遊んでいて気付いたことがあった。アトゥンの周りにはアトゥンをいじめるやつがたくさんいる。
あのちっこい氷の妖精とその友達。
友達の方は特に厄介だった。
最後までアトゥンのことが好きだとかなんだとかいろいろいっててうるさかった。
死者の魂を管理している幽霊女
陰気な演奏ばかりしてるやつも幽霊だったな。
それと死神。みんなアトゥンが好きだってわけのわからないことを言ってた。
でもあいつらはみんなアトゥンをいじめる悪いやつら。だから食ってやった。アトゥンをいじめるやつはみーんな食った。だからアトゥンをいじめるやつはもういないんだ。
これで私はアトゥンとずっと一緒にいられる。またいじめるやつが出てきてもいつでも守ってあげられる。だから、毎日じゃなくていい、一月に一度でもいいから、アトゥンが欲しい。食べたい、あの味が忘れられないアトゥンに優しく頭を撫でられながら、食べる、アトゥンの身体の味が。
たまらなく恋しくなるのだ。
「アトゥン、ダメかー?」
「ダメじゃないけど・・・たまーにだけだよ。それと生肉は身体に悪いんだから本当は食べて欲しくない」
「そーなのかー」
「・・・はぁ、でもそしたら適当に食べてきちゃうんでしょ?」
「・・・うん」
「それはそれで嫌だから、食べたくなったらちゃんと俺に言うんだぞ!」
次の日の朝アトゥンにまた食べてもいいかと聞くとそんな風に返ってきた。
まだ違和感があるのか手があった場所を気にしている。
手を食べると、撫でてもらえない。私はアトゥンに身体をくっ付けると昨日アトゥンがしたように撫でてあげる。アトゥンは戸惑った様子だったけど、抵抗してこなかった。
これからはずっとずーっと一緒だ