せいくりっどがーる!!!〜戦場に駆り出された聖女は回復よりも光魔法でがんばります〜 作:囚人番号虚数番
ルナシー「……遅い」
山猫「街から見えましたよ『赤ずきん』」
ルナシー「でしょうね、『山猫』」
山猫「まずはおめでとうございます。彼との戦闘の感想はどうですか?」
ルナシー「弱いしつまらない。ちーととか何か知らないけど無駄に生命力ばっかり強くてうんざりする」
山猫「ははは、あなたらしい感想です。しかし私も同じように思いますね。自力で抗えないのなら貰い物の力でどうにかできる訳ないでしょう」
ルナシー「だな」
山猫「困ってる時に力を与えて救ってくれる、そんな都合の良い神様なんている筈ないでしょうに」
ルナシ―「セレネみたいな事言うなお前。肉いる?」
山猫「ではご厚意に甘えて」
ー--
ルナシー「お前、どうしてそんな姿なんだ?向こうだとタッパもデカかったよな」
山猫「顧客からの作戦指示で投与した薬品で体年齢だけを幼く戻しました」
ルナシー「にしては心もだったと思うが?」
山猫「本当は共同参加者と同じ『転生者』を使用する予定でした。しかしそれでは面倒なので個人の判断で直前にIQ溶解剤を使用しましてね」
ルナシー「もっと分かりやすく言え」
山猫「馬鹿になる薬とでも言いましょうか」
ー--
山猫「最近『狩人』はどうですか?」
ルナシー「お前がいなくなってから後釜を順調にこなしてたぞ。大会で参加してたの見なかったか?」
山猫「見ましたよ。いつの間にか背後取りがあそこまでになるだなんて流石私の娘ですね」
ルナシー「つーかいままでお前何してたの?仕事ほっぽってまで」
山猫「少し趣味の歴史研究をしておりました。流石水竜のデータベースです。人類のデータ、特に2000年前後のサブカルチャーの研究がはかどりましたね……ってどうしました?」
ルナシー「だからか。お前の悪い癖出てたからな。よく分からないのをちょくちょく会話に混ぜるの」
山猫「え、そうですか?ああ、それならごめんなさい。猫は覚えたての知識をついつい使いたくなる生き物なのです」
ー--
山猫「あなたこそよくこの仕事を引き受けましたね」
ルナシー「戦えるって聞いたから私が引き受けた」
山猫「またお母さまですか?」
ルナシー「あいつ参戦させるとマジで戦争どころじゃないからな。国の馬鹿もそこんとこ分かって先に私に話通した」
山猫「お婆様も戦力だけなら適任ですが……性格的に向きませんしね」
ー--
山猫「ふう、お肉有難うございます」
ルナシ―「おう、骨はそこ捨てとけ」
山猫「さて、私は最後のお仕事ですね」
ルナシ―「あれ、もう終わったんじゃ?」
山猫「ああ、そうなんですが裏切ってしまった謝罪として最後位しっかり謝罪を込めて締めようと思いまして」
ルナシ―「で、その手に持った火をどうするつもりだ?」
山猫「ここは彼らが知るにはあまりにも重要過ぎる情報が多すぎます。だから私の顧客からもし任務に失敗したらここを燃やすように指示されまして」
ルナシ―「あー、一応関係ない他の奴の荷物だけ出しとけ」
山猫「もう済ませています。逃げ出す次いでに着払いでクロヒメの自宅に送っておきましたよ」
ルナシ―「じゃあ早くやれ。私はもうここには飽き飽きしてんだ」
山猫「分かりました
BONFIRE LIT
」ボソッ
ルナシ―「また発作出てるぞ」
山猫「HUNTING NIGHTMAREとかもどうでしょう?」
ー--
ルナシ―「で、お前この後どうするんだ?」
山猫「暫くは黒き森で復帰ですかね。猫は気まぐれ、それゆえどっちつかずが性に合ってます」
ルナシ―「暫くしたら私も返ろうかな。ここ最近実家帰りはストレス発散でしか行かないし」
山猫「ではその時にまた再会できればいいですね」
ルナシ―「もう行くのか。じゃあな」
山猫「さようなら、また会いましょう。弟子が来たら復帰すると伝えてくださいね」ダッ
ルナシ―「……相変わらず自由で胡散臭い奴だな、全く」
ー--
???「お~やっほ~。派手に燃えてるね~」
ルナシ―「ってお前も来たのかよ」
???「ははは~もしかして気が付いてなかったの?」
ルナシ―「こそこそ覗いてるのは知ってた。で、何の用だ?」
???「ん~とね、ミツキの死体ってどこ?あれ欲しいって人がいるから回収しに来た」
ルナシ―「一応聞いておくが食用か?」
???「顧客の情報は盛らせないかな~」
ルナシ―「チッ帰れ」
???「はいは~い、じゃ~ね~」
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