魔法少女リリカルなのはStrikers~風のエースストライカー~   作:strike

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大変……たいへん長らくお待たせしました!!
申し訳ありません。

今回で最終話となります。
この作品を見て頂いた方皆様に感謝の気持ちで一杯です。

それでは第40話、最終回スタートです!!


最終話 未来への門出

 

「スバル!!」

「分かってるっ!! リボルバー……キャノン!!」

 

ティアナの呼びかけにスバルは勢いよく頷くと、リボルバーナックルから魔法弾を放つ。そして、放たれた魔法弾はスバル達の追っていた犯罪者達の足元で弾け、その動きを止めてみせた。

 

「ここまでです。 あなた方を窃盗罪、公務執行妨害の罪で逮捕します。 持っているケースをこちらに渡してください」

 

そう言いながらなのはは空から降りてくると犯罪者達を厳しい目つきで見つめた。なのはの目を見て焦りを感じたのか犯罪者達は抵抗をしようとするがその瞬間に自分達が桃色のバインドで縛られていることに気付き、驚きの表情を浮かべるとこれ以上は逃げ切れないと判断したのか頭を垂れて大人しく持っていたケースから手を離す。その様子を見守っていたティアナとスバルは顔を見合わせると僅かに笑みを浮かべてハイタッチを交わした。

場所は変わり高い木が生い茂る森の中。

 

「キャロ!!」

「うんっ!! 我が乞うは疾風の翼。若き槍騎士に駆け抜ける力を。……ブーストアップ・アクセラレーション!!」

 

キャロの補助魔法により自身の速度を強化したエリオは先程から器用に森の中を進む目標に向かって飛び出した。すると、追っていた相手はエリオの加速に気付いたのか慌てて横の茂みに飛び込むと身を隠した。しかし、それはエリオ達の作戦通りで、すぐさまその目標が茂みから飛び出してくる。すると、フリードが続いて現れ、目標を取り押えていた。それを確認したエリオとキャロはお互いに笑みを浮かべてキャロは小さな目標を取り押えているフリードに駆け寄り、エリオもそれに続いた。

 

「乱暴しちゃダメだよ? フリード。 この子は何も悪くないんだから……。 ゴメンね? 驚かしたりして。 でも大丈夫。直ぐに住み易い場所へ連れて行ってあげるから。 お母さんも直ぐに」

「エリオ~? キャロ~?」

「噂をすれば……だね?」

 

キャロは小さな鳥獣を抱きかかえ、そっと頭を撫でてやっていると遠くからキャロとエリオを探すフェイトの声が聞こえた。

 

「フェイトさ~ん!! こっちです!!」

「鳥獣の子供を保護しました!!」

 

エリオとキャロはフェイトの声に手を上げて応えるとフェイトも2人の存在に気が付き安心した表情を浮かべ駆け寄った。

 

 

 

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ジェイルスカリエッティ事件、もしくはJS事件。機動六課総出で対応したあの事件は後にそう呼ばれるようになった。被害は民間だけに留まらず、地上本部も全壊とまではいかなかったがその機能を取り戻すまでには時間が掛かるだろう。そして、この事件を起こした張本人であるジェイル・スカリエッティを筆頭とする戦闘機人達は1人を除き全員管理局に逮捕・保護され2つのグループに分かれていた。1つ目のグループはスカリエッティのように調査に協力的でない監獄組、2つ目のグループは事件に関しての捜査に協力し更生プログラムを受ける更生プログラム受講組。そして、ルーテシアやアギト、シエルに付いてはそれぞれの事情を鑑みて数ヶ月の更正プログラムを受けた後、隔離処分を受けることとなっていた。その中でも、アギトは執行猶予付で即時、管理局魔導師陸士部隊に配属され、シエルは他の戦闘機人よりも短い更正プログラムを受けた後、管理局魔導師としての適正試験に合格すれば元持っていた階級(2階級特進を含めて)から今回の功績を足して3等空尉として管理局の武装隊への配属を約束されている。そして、事件から3か月後、機動六課の隊舎は完全に機能を取り戻し外観も新築同然のようになって、隊員達も今では全員が復帰し、バックヤード陣はオフィスワーク、フォワード陣は率先して現場へと向かい様々な事件を解決へと導いていた。そして、今日も同じように全員が無事に仕事を終わらせ隊舎へと戻ってきた。

 

「それじゃ、皆お疲れ様」

「今日はもう遅いから、報告書は明日の内に纏めて提出してね」

「「「「はい!! お疲れ様でした!!」」」」

 

なのはとフェイトの言葉にスバル達は入隊当初では考えられないような元気の良さで返事をするとなのは達は満足そうに笑顔で頷いて寮へ戻るスバル達を見送った。そして、スバル達の姿が見えなくなるとフェイトは今日のエリオ達の実践データをなのはと一緒に纏めようと思い、横目でなのはの様子を伺った。しかし、なのはの様子がおかしいと感じたフェイトはなのはの顔を覗き込むように回り込んだ。すると、なのはの視線はスバル達が去っていった方向から動くこと無く、瞳からも色が消え去ってしまっている事に気付き、慌ててなのはの視線の先に目を向ける。そこでは六課のスタッフが隊舎の外で隊舎が襲われた際に壊れてしまったデバイスの残骸を整理していた。そして、その両手に持っていたのは折れた大剣と焼け跡が残った細剣の2つだった。

 

「……申し訳無いんですけど、その作業、別の場所でしてもらえませんか?」

 

フェイトはなのはの様子がおかしい原因に気が付くと直ぐにスタッフの下まで駆け寄り、場所を移すようにお願いした。すると、スタッフは首を傾げながらも了承すると全てのデバイスを箱に詰めてその場を去って行き、フェイトはそれを見送ると再度急いでなのはの元へと向かってなのはの肩に優しく触れた。

 

「……なのはも今日は休もう? 後は、私の方でやっておくから」

「うん……」

 

なのはの表情は先程よりは良くなったものの未だに上の空な状態だったため、フェイトはなのはを引き連れて自室へと連れて行った。そして、なのはをベッドに座らせると何かを決意した表情を浮かべて、部屋を出ると部隊長室へと向かい、ベルを鳴らした。

 

「はやて。……今、少し良いかな?」

「フェイトちゃん? ええよ、入って」

 

フェイトははやてからの許可を貰うとドアを開けて中に入る。すると部隊長のデスクに座ったはやては仕事の最中だったのかフェイトに一瞬だけ目を向けると笑みを浮かべながら仕事に戻った。

 

「ゴメンやけど、そこに座って少し待っとってな」

「うん」

 

フェイトはソファーに腰を下ろすと曇った表情のままはやての仕事が終わるのを待っていた。はやてはふとフェイトの方に目を向けた時やっと、フェイトの纏う雰囲気が普通ではない事に気が付いたはやては表情を引き締めて顔を上げた。

 

「フェイトちゃん……。 もしかして、大事なことかな?」

 

フェイトははやての問い掛けに戸惑った表情を浮かべて顔を俯かせた。元々、ここに来て直ぐに話すつもりの話だったが時間が空けられてしまったことで勢いで飛び出してきたフェイトは少し冷静になれた。そのせいか、はやてにこのことを言うべきか迷ってしまいはやての問いに即答できず、考え込む。しかし、あれから3ヶ月。その間ずっと隣で苦しんでいる親友を放っておける訳もなかった。

 

「うん。……とても、大切な話」

 

フェイトが次に顔を上げたときには今度は勢いではない真剣な眼差しをはやてへと向け、それを受けたはやてはやわらかく微笑むと頷いた。

 

「分かった。……リィン。 この資料を種類毎に分別しておいてくれるか? あと今、出来てる分だけでかまへんから報告書の確認も頼むわ」

「了解です~。 お気をつけて、はやてちゃん」

 

はやての言葉にリィンは可愛らしい敬礼をして笑顔を浮かべるとモニターを3つに増やして手を動かし始めた。

 

「それじゃ、お散歩にでも行こか?」

「うん」

 

はやてはリィンに感謝しながらフェイトを外へと連れ出して、まだ少し暑さが残る夜道を2人で歩いていた。そして、フェイトは少し歩くと本題をはやてへと投げかけようと口を開く。

 

「はやて。 話っていうのは、その……」

「なのはちゃんの事やろ?」

「っ!?」

 

フェイトは自分が言う前にはやてに先を越されて気付かれたことに驚く。しかし、フェイトははやての浮かべていた笑みを見ると驚いた表情をやんわりと笑みに変えた。

 

「やっぱり分かっちゃうんだね」

「伊達に何年も幼馴染やってへんからね。また、なのはちゃんがあの状態に?」

 

はやては表情を変えて不安そうに尋ねるとフェイトは表情を曇らせて頷いた。

 

「あれからずっと……なのは、翔馬を連想させる出来事を目にしたり聞いたりするだけで意識が不安定になるみたい。 今日もデバイスの整理をしていたスタッフを見ちゃって……。」

「そっか……。 でも、仕事中にそういうことは起きてへんようやけど」

「うん。 私もなのはに聞いたことがあるんだけど、他のことに集中している時は問題無いんだって。 ただ、集中が切れて普段の生活をしている時は結構な頻度で起こっちゃうみたい……」

「……。」

 

フェイトの苦痛に歪んだ表情を見てはやても同じように辛そうな表情になり、フェイトの傍に寄り添った。

 

「ねぇ。 はやて。 なのはだけでも翔馬に会わせてあげることって出来ないかな?」

「フェイトちゃん……。 それは出来ないって言ったはずや。 それにきっと翔馬君もそれを望んでない」

 

はやての言葉にフェイトは真剣な瞳ではやてを見つめる。

 

「……はやてがそう言うならきっとそれには訳があるって言うのはわかるよ。 それでも、今翔馬が何処で何をしているのか機動六課のメンバーははやてを除いて誰も知らない。 もう3ヶ月。 皆、翔馬の情報がはやての口から聞けるのを待ってる。 ……・まだ、ダメなの?」

 

フェイトの言葉にはやては一瞬目を逸らして悩むような仕草を見せる。そんなはやての対応にフェイトは声を張り上げた。

 

「はやて!!」

「……わからへんよ。 どうすることが一番良いのかなんて。 私だって翔馬君のところに皆を連れて行って全部話したい。 でも、それをしてしまったら皆が傷つくのは目に見えてる。 だから……」

 

フェイトははやての苦しげに悩む姿を見て、その体を優しく包み込んだ。

 

「はやて。 1人で背負わなくたっていいんだよ? 私達だってある程度の覚悟はしてるし、何より今のままじゃ皆、あの時から一歩だって前に進めてないんだ。 だから本当の意味でこの事件を終わらせなきゃ……私達の手で」

「フェイト……ちゃん。 そうやね。 明日、全員に本当の事を話すよ。 あれから、翔馬君がどうなってしまったのか」

 

はやてはフェイトの体から離れると久々に覚悟を決めた表情でフェイトに答えて直ぐに隊舎へと戻って行き、フェイトは少し驚きながらも真剣な表情で明日の事に思いを馳せるのだった。

 

 

 

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「はい。 これで今日の検査は終了です。もう、楽にしていいですよ」

「……」

 

ここはミッドチルダの総合病院の中でも一番腕の良い医師が揃っていると言われている大きな病院。その中でも最下層にある病室で体中を包帯で巻かれている青年が横たわっている。しかし、その病室は普通の病室とはかけ離れて異様だった。個室で白く染まった壁は普通の病室と何ら変わりはない。しかし、その広さはアースラにあったトレーニングルーム程の広さがあり1人で過ごすにはあまりに広すぎ、それに加えて入り口には分厚いシャッターが下りており、中と外が完全に隔離されている。しかし、これでは中の様子をカメラでしか見れないため、見回り中にも中の様子が伺えるように廊下に面した壁は耐衝撃用強化ガラスで横3m、縦2mの窓が設けられ、まるでその場所は牢獄のようにも見えた。その青年はもうこの景色にも慣れたのか検査を終えると力を抜いてベッドに体を沈め、目を閉じるとその意識を深い闇の中に落としていく。そんな時、主治医とは別の声が病室のスピーカーから響き渡る。

 

「こんにちは。 元気しとったか?」

 

その青年は声が聞こえると、折角一眠りできると思っていただけに落胆の溜息を1つ付くと目を閉じたまま何もない空間に声を掛ける。

 

「もう来るなと言った筈だが?」

「そんな照れんと、喜んでもええんやで? 今日は……、賑やかなメンバーで来たんやから。 ……翔馬君」

 

ベッドに横たわっていた翔馬ははやての言葉に思わず体を固くして目を見開く。そして、ゆっくりと体を起こして唯一外の景色が見える窓ガラスに視線を向けるとそこには翔馬にとって懐かしい機動六課のメンバーが揃っていた。

 

「……お久しぶりです。 翔馬さん」

「ご、ご無沙汰です……」

 

翔馬の姿を見て戸惑いつつもティアナとスバルが翔馬に声を掛けるとエリオとキャロも慌てた様にお辞儀をするが、その表情はとても硬いものだった。しかし、ティアナ達が戸惑うのも当たり前の事で、今の翔馬はボサボサの髪を肩まで伸ばし無精髭も生やしていた。以前の清潔感のあった翔馬はどこかに行ってしまい、その姿は囚人と言われても誰も驚かないだろう。そんな翔馬は全員の姿を確認するとはやてに睨みを利かせる。

 

「どういうつもりだ。 はやて……。 ここにはこいつらを誰一人として近づかせ無いと約束した筈だ」

「それについては……ゴメン」

 

翔馬の言葉にはやては申し訳なさそうに俯くが、横からフェイトが口を挟む。

 

「翔馬、はやてを責めないで。 はやてに翔馬の事を話すように強要したのは私。 ……はやては何も悪くない」

「フェイトちゃん!? それはちゃう!! 話すってことは私自身で……」

「はぁ……もういい。 そんなくだらない話をしに来たわけじゃないんだろ?」

 

翔馬は久々に見たフェイトとはやてのやり取りにほんの少しだけ笑みを浮かべると、2人に対して話の先を促す。

 

「翔馬君、ゴメンな……。 今日ここに来た目的は2つや。 1つ目は翔馬君がどこにいて何をしているのかを皆に説明するため。 もう1つは……言わんでもわかるやろ?」

「……。 1つ目の疑問は見ての通りだ。説明は省く。もう1つの方はどうしてこんな所に居るのかってことなんだろうが……」

 

翔馬ははやての言葉に返事を返すことなく全員を見渡してから口を開いた。

 

「簡単に言えば精神疾患だ。 俺の場合は強烈な破壊衝動に襲われ周囲にあるものを何でも破壊し尽すらしい」

「……破壊、衝動?」

「まさか……!!」

 

翔馬の言葉を繰り返すようにフェイトが呟くと心当たりがあったのかなのはは顔を上げて翔馬を見つめる。そんななのはを翔馬は直視することができずに目を逸らすとそのまま続けた。

 

「……気付いたか。 まぁ、原因は考えるまでも無く魔力が無い状態でエウロスを握ったことだ。 あのデバイスは使用者の魔力が少なければ少ない程強大な力を与えるが、その代償として使用者の精神を蝕んでいく。 俺の場合は魔力量が元から大きかった所為もあるのか空になった魔力が無限の欲望(アンリミデッド・デザイア)の魔力で補填された瞬間に俺の意識は飛んでしまった。 ……俺が病院で起きた時、医師からは元の精神が生きていることが奇跡だと言われたよ」

 

翔馬は自分を蔑むかのような笑みを浮かべ、その様子を見ていた六課の全員は何も言えずに複雑な表情で見つめていた。……ただ1人を除いて。

 

「でも、翔馬君はちゃんとここに居るよ。奇跡でも、ちゃんとここに翔馬君は存在してる。それは絶対に変わらない。……そうでしょ?」

「…!!」

 

なのははそう言って翔馬に微笑みかけ、翔馬はその笑顔を見て固まったようになのはに目を向ける。

 

「そうだよ。私達の目の前に翔馬がいる」

「それだけで十分や」

 

なのはの言葉にフェイトとはやては頷くと六課の全員が不安な表情から笑みへと変えて翔馬を見つめ、その瞳は揃って翔馬を信頼しているものだった。しかし、翔馬はそんな視線に辛くなったのか、再度目を逸らす。

 

「確かに俺はここに存在している。 だが、逆に言えば俺はいつでも俺で無い何かに変わってしまう。 それも確かな事実だ。 もういいだろう。 ここから……出て行ってくれ」

「それはできませんね。 全ての人が不幸無く終わるはずだったこの事件で不幸を被ってしまった人がいる。 それは確実に私の所為でした。 だからその人達を今度こそ私の手で守り抜く。 それが私の生きる意味であり役割です。 だから、まずはあなたを救い出します。 そして、これからは管理局魔導師として無力な人々をどうしようもない理不尽や不幸から守っていきます。 だから、あなたが普通に生きることを諦めないで下さい。 一度は自分の身を案じて私に託してくれた貴方なんですから」

 

翔馬の言葉に答えたのは元々ここにいた六課の誰でもなく奥の扉から現れたシエルだった。

 

「「「「「「「シエルちゃん(さん)!?」」」」」」」

 

いきなり現れた人物に全員は驚きの声を上げてシエルに顔を向けた。そして、翔馬はただ、シエルを見つめ言葉の意図を確かめるように視線を投げる。

 

「そんなに熱い視線を送らなくても良いじゃないですか、翔馬さん?」

「俺は冗談を聞きたいわけじゃない」

 

シエルは睨みをきつくした翔馬に溜息をつくと真剣な表情を浮かべて六課の皆の前に出て翔馬を見つめる。

 

「言葉通りの意味ですよ。 私が貴方を救う。 それだけです。」

「そんなこと……」

「できます。 ……と言いたい所ですが確かに正直な所、成功するかどうかは分かりません。 でも翔馬さんの症状を治せる可能性は有ります。 貴方が私に教えてくれた方法、貴方の魔力を全て大気に解放することで元の貴方に戻すんです。」

 

シエルは翔馬の言いかけた言葉を遮ってそういうと、翔馬は鼻で笑うようにしてその言葉を一蹴する。

 

「俺が言っていた方法は魔力が俺の精神を飲み込む前にやるから意味のある行動だ。 今更そんなことをやったところで何も変わらない!!」

 

翔馬はシエルの視線や全員から自分の姿を見られている事にこれ以上我慢なら無くなったのか声を荒げてシエルへとぶつける。しかし、それでもシエルを含む六課の全員は表情を変える事無くシエルの言葉に耳を完全にシエルに向けていた。それもそのはずだろう。翔馬の症状を直せる可能性があるのならその可能性に縋りたくなるのは当たり前のことだった。

 

「確かに、翔馬さんの仰られた方法を今更やったところで何も変わらないでしょう。 でも原因ははっきりしているんですよね? エウロスの魔力が翔馬さんのリンカーコアに住み着いてしまってる。 つまりそれさえ取り除けば元に戻る可能性が高い。」

「……その治療法を試さなかったとでも思っているのか? エウロスの魔力は粘着性が高い。 リンカーコアに一度住み着けば新たにあの魔力が供給されることが無い限り常に残り続ける」

「でもそれを洗い流せるほどの純粋な……それも膨大な魔力があるのならどうでしょう?」

 

シエルは自信満々な笑みを浮かべて翔馬に投げかけるとはやて達は笑みを浮かべてシエルの言葉に頷く。

 

「なるほど。」

「膨大な魔力圧を翔馬のリンカーコアにかけてそれを大気解放させるってことね」

「それなら可能性は有るかも……」

 

六課の全員が意気込んでいる中でティアナだけが不安げな表情を浮かべて全員に声を掛ける。

 

「待って下さい!! その方法には無理があると思います!!」

 

翔馬はティアナが声を掛けなければ自分がそれを言おうと思っていたのか開きかけた口を閉ざして六課全員の行く末を見つめる。

 

「ティア?」

「シエルさんの方法なら翔馬さんを救えるんですよ?」

「あ…」

 

スバルとキャロはそれに気が付いていないのかティアナに疑問を投げかけるが、エリオは隊長達のバツの悪そうな表情と翔馬を見て気が付いたのか不安げな声を漏らす。

 

「隊長たちは気付いて言ってたみたいだけど、この方法は色んな条件をクリアしなければ成功するどころか翔馬さんの体にも影響を出しかねない。それも難易度がありえないくらいに高いクラスのね。 まず1つ。翔馬さんの魔力総量はSSS。 そんな器へ圧をかけるのにどれだけの魔力が必要だと思ってるの? 少なくとも翔馬さんの魔力量に匹敵する魔導師が3人いや1度空にしてからの方が成功率が高いことを考えると4、5人は必要になる。ここにいるのはオーバーSクラスが3人とBランクが4人ここに副隊長達を加えても足りるかどうか…。 それと2つ目、こっちの方が厄介。 翔馬さんのリンカーコアにそれだけの魔力圧をかけてリンカーコアが耐えられるかどうか。 もし失敗すれば翔馬さんのリンカーコアは2度と使えないことになる。 そして最後。 仮にこれらの問題が解決したとしてシエルさんのISが正しく発動して正常に大気解放できるかどうか。 もしこれが失敗すれば同じく翔馬さんのリンカーコアはとんでもない圧を掛けられることになる。 わかった? 今からやろうとしていることはとんでもなく難易度の高いミッションだって事。」

「そんな……」

「それじゃ、やっぱり」

 

スバルとキャロの残念がる声を聞いてティアナは自分で言っておいてと思いながらも唇ををかみ締めて悔しそうな表情を浮かべていた。救えると思っていた方法を自分の口で否定してしまったのだからそれも仕方の無いことだった。しかし、震えていたその体はなのはによって優しく抱きしめられた。

 

「ゴメンね? 辛いこと言わせちゃって……でも成功しないって訳じゃない。 力を貸してくれくれないかな?」

「なっ!? 正気かなのは!! 今ティアナが無理だって言ってただろ」

「いや、無理や無い」

「うん。確かに無理はするかもしれないし、翔馬にも頑張ってもらわないといけない。 でも、不可能か可能かで言えば……成功確率は別として、翔馬の体が最悪な事になる自体は最低限まで下げられるはず。」

 

翔馬の言葉に考えがあるのかはやてとフェイトが否定する。

 

「どういうことだ?」

「簡単なことです。 私は翔馬さんの事情を聞いてこの案を思いつきました。それ以降いつでもその時が来ていいように鍛錬を重ねて翔馬さんに負荷の掛からない程までISの制御を行ってきました。最後の課題はクリア」

「翔馬君のリンカーコアにはシャマルの治癒魔法を全力で掛け続けるんや。リンカーコアの損傷がもし起きたとしても即時回復なら影響が無いことを確認しとる。2つ目の課題もクリア」

「最後の課題はどうする気だ?俺の器を常に満たしている状態にするほどの魔力、何処から持ってくる?」

「最後の課題は……」

 

なのははそう呟くとティアナの体から身を離して翔馬に体を向ける。

 

「最後の課題は私の収束魔法で放出した魔力を再利用して流し込む。 私達、全員の魔力を放出した後に私が余す事無く全て集め切れれば翔馬君の魔力量の4~5倍は用意できる。 もちろん外に出したエウロスの魔力は取り込まないけどね。 これで全ての課題はクリアできるよ」

「何を、言ってるんだ……?」

 

翔馬はなのはの当然と言わんばかりの言葉に驚愕して掠れた声しか出すことができなかった。

 

「お前は前回の戦闘で体に負荷が掛かってる筈だ!! その状態でそんなことをすれば俺の体は大丈夫でもなのはの体は……」

「それでも、やらなきゃ。 外では皆が翔馬君の帰りを待ってる。 それはもちろん私達も同じ。 それに……」

 

なのははそう言うと少しだけ俯いて、顔を上げた次の時には辛そうな表情を浮かべて翔馬を見つめる。

 

「翔馬君がこのままここから出られなんて私は嫌だよ……せっかくこうして会えたのに、また離れ離れにならないといけないなんて、私は嫌だ。 だから私と一緒にがんばろ?」

 

翔馬はガラス越しになのはを見つめ、少し視線を動かすと全員が真剣な表情で翔馬の答えを待っていた。真剣な皆の思いに翔馬の心は揺れていた。

 

「だが……」

「翔馬君!!」

「翔馬!!」

「「「「翔馬さん!!」」」」

 

はやて、フェイト、スバル達が声を掛け、シエルとなのはは翔馬の答えをじっと待つ。すると、翔馬はゆっくりとベッドから立ち上がりなのは達の方へと歩き出した。

 

「全員に無理させるかもしれない、もしかしたら失敗するかもしれない、でも……俺も、久々に外の世界が見たくなった。 頼めるか?」

 

翔馬の言葉に全員驚いた表情を浮かべるが、それも一瞬の事で直ぐに皆に笑顔が咲き乱れそれからの行動はとても早かった。はやてはヴォルケンリッターの全員に招集をかけると翔馬の担当医に実施する治療方法について承認を貰い他のメンバーはそれぞれにセットアップを済ませて翔馬の広い病室に入っていた。

 

「ほんなら、始めるで。 皆準備はええか?」

「もちろん」

「いつでも大丈夫だよ」

 

はやての声に全員が頷くとシャマルが全員の後ろからで翔馬へ手を向ける。

 

「それでは私から……、クラールヴィント。癒しの風を運んで」

 

シャマルは自分のデバイスに一度キスを落して声を掛けると、翔馬の足元に魔方陣が浮かび上がった。それを確認したシエルは翔馬の真後ろに立ち背中に手を添える。

 

「次は私です。IS発動!! エキスポイテーション!!」

「ぐっ!!」

 

シエルのIS発動と共に翔馬の体から力が抜けその場に崩れ落ちそうになるが、翔馬は必死にその場で堪え自分の魔力が空になるのを待ち続けた。そして、とても長く感じた時間が過ぎ全ての準備が整った。

 

「一応確認しとくよ。 皆のデバイスには非殺傷モードに加えて魔力供給モードが追加されてる」

「だから、全力で魔力を打ち込んでも翔馬君に怪我を与えることは無い。ただし、魔力コントロールを間違えるとちゃんと供給されずに外に逃げてしまう可能性もあるからそこは注意してね」

「ま、ここに居るのは一流の魔導師だけだし、そんなへまはしねぇとは思うがしっかりやれよ?」

 

フェイト、なのは、ヴィータの言葉に全員が頷くとそれぞれのデバイスを翔馬に向ける。

 

「……皆、しっかりやるよ!!」

「「「「「はい!!」」」」」

「「うん!!」」

「「「おう!!」」」

 

それぞれに勢い良く返事をすると翔馬に放つための魔力を溜める。

 

「レヴァンティン!!」

「アイゼン!! フォームフィーア!!」

「ウォォォォ!!」

「ストラーダ!!」

「ケリュケイオン!!」

「ファントム……」

「ディバイン……」

「エクセリオン……」

「疾風迅雷!!」

「「響け……終焉の笛!!」」

 

全員の本気の一撃が放たれる光景がこんなにも恐怖を覚えるものだとは思っていなかったのか翔馬は目の前で起きている現象に冷や汗を流さずに入られなかった。大気が荒狂うほどに揺らぎ、様々な魔力光が煌く。しかし、そんなときに後ろから声が掛かった。

 

「大丈夫です。あの光は翔馬さんを救う希望の光です。 抵抗するのではなく受け入れて下さい」

「ああ。 分かっている」

 

翔馬はシエルの言葉に頷くと目を閉じて魔力の流れを感じ取る。すると、大気の流れは穏やかなものに変わり全員の準備が完全に整ったことを感じられた。そして、そのときは訪れる。

 

「全員!! 魔力全力解放!!!!」

「火龍・一閃!!」

「ツェアシューテルングス・ハンマー!!」

「紫電・一閃!!」

「シューティング・レイ!!」

「ブレイザー!!」

「「バスター!!」」

「ジェット・ザンバー!!」

「ラグナロク!!」

 

全員から放たれた魔法は翔馬を包み込む事無く、全て翔馬に吸収されて行った。

 

「ぐっ!! が、ぐぁぁぁぁ!!」

「翔馬、さん……こら、えて!!」

「くっ!!」

 

翔馬はいきなりの魔力供給の多さに苦痛で表情が歪み、サポート組みの表情も共に歪んでいた。しかし、順調に魔力供給は行われ解放にも問題は無く全員の魔力が尽きるまでそれは続いた。

 

「がはっはぁ、はぁ……、ぐっ!!」

「今!! エウロスの魔力が!!」

 

シエルが声を上げると、放出されて行く鮮やかな魔力光の中に僅かだが黒い魔力が外に洩れ始めて全員の表情が少し和らいだ。

 

「まだや!! 翔馬君の中にある魔力はあんなちっぽけなもんや無い!! 手を緩めたらあかんで!!」

 

全員ははやての言葉に息を呑むと再度翔馬への魔力供給に力を入れる。しかし、それもだいぶ勢いが弱まってきた。

 

「皆頑張って!! ブラスト3!! シュート!!!」

 

なのはは自分の限界までリミットを外すと全ての魔力を使い切り全員の真上へ飛翔する。それと同時に全員の魔力が尽き掛けようとしていた。

 

「これで翔馬君の中にある全ての魔力を取り除く!! レイジングハート!!」

 

なのはがレイジングハートを掲げるとブラスタービットが展開し魔方陣が合計で5つ描かれる。

 

「行くよ……。 翔馬君!!」

「……っ はぁ、はぁ、 頼む……なのは。 全力で来い!!」

 

なのはの言葉に翔馬は苦痛に歪む表情を無理やり笑みに変えると、なのはも頷き魔力収束を始める。

 

「これが私の全力全開……スターライト・ブレイカー!!!」

 

全員の魔力切れと共になのはの収束が終わり翔馬に向かって最大の魔力砲撃(供給)が行われ、辺りは桜色の魔力光に包まれたのだった。

 

 

 

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あれから幾ばかりかの月日が流れ、現在、機動六課最後の集会つまり解散式が行われていた。これが終われば、晴れて機動六課は試験運用期間の終了を迎える。

 

「長かったようで短かった1年間。これをもって機動六課は解散となります。 皆と一緒に働けて、戦えて心強くて嬉しかったです。 この解散式に出れなかった隊員もいますが、それでも皆無事に次の舞台へ旅立てることを心から嬉しく思います。 次の部隊でも皆どうか元気で頑張って。」

 

はやてがそう言って最後に締め括るとこの解散式は終わり全員解散となった。そして、元フォワード部隊の4人は人の歩く流れに身を任せて歩いていた。

 

「やっぱり翔馬さんは……」

「……うん。」

「今、そんな話をしても仕方無いでしょ? 私達のできる限りの事はしたんだから」

 

ティアナはエリオとキャロが落ち込みそうになっているのを見て空元気で声を掛けると無理やり話題を変えることにした。

 

「それにしてもあっさりと終わったわね」

「そうですね」

「まぁ、この後お別れ2次会もありますし……」

 

ティアナの言葉に合わせたのかエリオとキャロは苦笑いでそういうと3人は先程から黙ってばかりのスバルに顔を向け、配属先で1人になってしまうスバルを心配していた。すると、後ろから4人に声が掛かる。

 

「あ、皆。 ちょっと!!」

 

その声に4人が振り向くとそこにはなのはとギンガがいた。

 

「なのはさん」

「それにギンねぇも……」

 

4人の驚いた顔に2人は少し笑うとなのはが続けて声を掛けた。

 

「フォワードメンバー。 2次会の前にちょっとだけいいかな?」

 

そう言われ、4人は首をかしげながらもなのはの後に付いて行くと、そこには桜が満開に咲いている場所でその美しい光景に全員が見とれていた。するとそこには隊長達が揃っておりヴィータが整列を呼びかけるとスバル達は全員隊長達の前に横一列で並んだ。

 

「それじゃ、皆まずは1年間、訓練に任務も良く頑張りました。」

「あたしはこの1年間、あんまり褒めた事は無かったが、お前ら……ずいぶん強くなった」

「「「「え!?」」」」

 

ヴィータの突然の褒め言葉にスバル達は驚いた表情を向けるが、なのははそれをクスッと笑うだけでそのまま言葉を繋ぐ。

 

「皆それぞれに辛い訓練、辛い状況、困難な任務、だけど一生懸命頑張って負けずに全部クリアしてくれた。 皆ほんとに強くなった。 ……もう立派なストライカーだよ」

 

なのはのにっこりと微笑んだ笑みの中に僅かに零れた涙を見たスバル達は思わず涙を零して泣いてしまう。それに感化されたのか他の隊長陣の目にも若干の涙が浮かんでいた。しかし、なのははその涙をぬぐうと笑みを浮かべて全員に声を掛ける。

 

「さぁ、せっかくの卒業、せっかくの桜吹雪。 湿っぽいのは無しにしよう!!」

「ああ。」

「自分の相棒、ちゃんと連れてきてるだろうな?」

「「「「「え?」」」」」

 

突然、自分のデバイスを戦闘モードに切替えたシグナムとヴィータに驚くフォワード陣とフェイト。

 

「ん? なんだ、お前は聞いてなかったのか?」

「全力全開。 手加減無し!! 機動六課で最後の模擬戦!!」

「「「「は……はい!!」」」」

 

なのはの言葉に最初は驚いたスバル達だったが顔を見合わせると直ぐに笑顔になり勢い良く頷いた。

 

「全力全開って……聞いてませんよ!!」

「まぁ、やらせてやれ。 これも思い出だ。」

 

もう既にやる気満々のシグナムに何を言っても無駄だと思ったフェイトは他の2人に声を掛ける。

 

「もぅ……ヴィータ、なのは!!」

「硬い事言うな。 せっかくリミッターもとれたんだしよ」

「心配無い、無い。 皆強いんだから」

 

シグナムよりも冷静な2人ならと期待していたがそっちも空振りだった。そんな状況に困り果てていたフェイトに声を掛ける人物がいた。

 

「フェイトママ」

「ヴィヴィオ?」

 

フェイトの裾を引っ張ったヴィヴィオは笑顔で皆を見つめると

 

「大丈夫。 皆楽しそうだもん」

 

そう言って皆を指差した。フェイトはヴィヴィオの指差した方向に顔を向けると、そこには笑顔になって既に作戦を考え始めていたフォワードメンバーがいて、こちらを向いたエリオとキャロがフェイトに声を掛ける。

 

「フェイトさんもお願いします!!」

「頑張って勝ちます!!」

 

そう言われてしまってもう逃げられないことを悟ったフェイトは困惑しながらもデバイスを手に取り、全員と同じようにバリアジャケットを身に纏った。そして全員の準備が整ったことを確認したはやてとギンガは模擬戦開始の合図をかける

 

「それでは、レディ……」

 

 

 

 

「ちょっと待った!!」

 

はずだったのだが、何処からか聞こえた声に言いかけた合図が止まってしまう。そして、声に遅れて空から文字通り降ってきたのは……

 

「「「「翔馬さん!?」」」」

「悪い。 待たせたな」

 

紛れも無く、藤田翔馬その人だった。

 

「遅ぇぞ。翔馬」

「もう、解散式も終わってしまった」

 

そうヴィータとシグナムに言われると翔馬はバツの悪そうに頬を掻いた。

 

「今日の朝、退院だった筈なんだが……どうも再検査を受けてくれってうるさくてな。 まぁ、異常無しってことで解放してくれたはいいんだが、こんな時間になっちまった。」

「翔馬君……」

「パ、パ?」

 

なのはとヴィヴィオは突然やってきた翔馬に驚きの表情を浮かべていた。

 

「なのは、ヴィヴィオ……ただいま」

「うん、うん。 ……お帰り!!」

「パパぁ!!」

 

なのはは目に涙を浮かべながら頷き、ヴィヴィオは涙を流しながら翔馬に飛びついた。突然の翔馬の登場に再度湿っぽい空気が流れ始め、翔馬はそれに気付くとその空気を断ち切るようにヴィヴィオの頭を撫でてからはやてに代わって貰うとデバイスを掲げた。

 

「最後に湿っぽいのは無しなんだろ? ゼフィロス、セットアップ!!」

 

翔馬はその身にバリアジャケットを纏うと2本の剣を抜き放った。

 

「話しは2次会でいくらでも出来る。 今はこっちだろ? ギンガ、向こうに入ってくれ。」

 

翔馬の言葉に頷いたギンガはフォワード陣の組に入り全員が気を取り直して先程よりもいい笑顔でデバイスを構える。

 

「思わぬ来客で中断してしもうたけど、気を取り直して……」

 

翔馬ははやての言葉の最中になのはに笑みを向けると、それになのはも笑みで返した。

 

「なのは。 これからもよろしくな」

「こちらこそ……これからもよろしくね!!」

 

そう言って笑い合うとデバイスを軽くぶつけて教え子達に構え、それと同時にはやての声が空高く響いた。

 

「レディー……ゴー!!!」

 

 

 

 

          完




如何でしたでしょうか?
ほんの少しでも皆様に読んでいて楽しいと思える作品であったならとても嬉しく思います。

処女作品という事で見るに堪えない箇所も多々あったかと思いますが、
こうして無事に完結できたことにホッとしていますw

ご愛読くださいました皆様本当にありがとうございました。

それでは機会があればまたお会いしましょう。
(内容は決めていませんが、また懲りずに投稿する予定ですw)
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