魔法少女リリカルなのはStrikers~風のエースストライカー~   作:strike

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タイトルから伺えるようにほぼ原作まんまでした…。
次回からは少し変わってくると思いますので、ご容赦を。

感想、意見相変わらず待っておりますので、よろしくお願いします。

それでは第6話スタートです。





第6話 集結

模擬戦闘訓練から1週間弱が経過し、いよいよ機動6課始動の日を迎えた。そして、場所は部隊長オフィス。はやてがリィンフォースⅡと会話をしているとドアからチャイムが鳴った。

 

「はい。どうぞ。」

「「「失礼します。」」

 

中に入ってきたのは、なのは、フェイト、翔馬の3人だった。

 

「ん。3人とも準備万端やな。」

「まぁな。一応、部隊長挨拶の前に顔だけ出しとこうと思ってな。」

「私達も同じことを考えて、こっちに向かってたら翔馬と途中で合流したから、3人でここに。」

「以心伝心だね。」

 

5人で笑い合っていると、再度ドアからチャイムが鳴った。はやてはドアの方を見ると声を掛ける

 

「どうぞ。」

「失礼します。…あ。高町一等空尉。テスタロッサ・ハラオウン執務官。ご無沙汰しています。それと…藤田一等空尉ですね。初めまして。」

 

中に入ってきた眼鏡を掛けた青年は敬礼をする。

 

「…初めまして。」

 

しかし、翔馬は誰だかわからず挨拶だけ返す。なのはとフェイトはその青年をよく見つめると…

 

「え~と…。」

「もしかしてグリフィス君!?」

「はい。グリフィス・ロウランです。」

 

名前を呼ばれるとグリフィスと呼ばれた青年は格好を崩し、なのはたちは笑顔で声をかける。

 

「うわぁ。久しぶりだね。」

「うん。前に逢った時はこんなに小さかったのに。」

 

なのはは、再開を喜び、フェイトは懐かしさからか手を腰の位置まで下げて小さい頃のグリフィスの背丈を表していた。

そしてしばらく3人は会話を続けるが、時間が少し経ち過ぎたので申し訳なさそうに翔馬が横から割って入る。

 

「お楽しみのところ悪いんだけど、グリフィス…準陸尉は何か報告があってきたんじゃ?」

「あ!失礼しました。…報告してもよろしいでしょうか?」

 

グリフィスは思い出したかのように顔をはやてに向ける。

 

「どうぞ。」

「はい。只今、フォワード陣4名含む機動6課部隊員とスタッフ、全員揃いました。今はロビーに集合。待機させています。」

 

グリフィスの報告を聞くと、はやては笑みを浮かべて

 

「そうか、早かったな。そしたら、なのはちゃん、フェイトちゃん、翔馬君。部隊の皆にご挨拶しにいこか。」

「「「了解。」」」

 

そう言って6人でオフィスを出てロビーへと向かう。そこには各役割ごとに別れて並ぶ機動6課のメンバーがいた。6人は前に並ぶと一緒に簡易的な壇上に立ち、はやてが一歩前へ出ると部隊長挨拶を始める。

 

「私は、この機動6課の課長兼この本部隊舎の総隊長を務めます、八神はやてです。」

 

すると、6課のメンバーから拍手が起こる。それが静まるのを待って再度話し出す。この機動6課が行っていくべきことそしてありかたを。そして、部隊長にしては些か短い挨拶が終盤に差し掛かり、最後にはやてはこう締め括った。

 

「この機動6課全員が一丸となって事件に立ち向かえると信じています。…とあんまり長い話は嫌われるんで以上。課長兼総隊長の八神はやてでした。」

 

はやてらしい挨拶が終わると再度全員から拍手が送られた。それに対しはやては手を上げて応えると、なのはの方を向く。

 

「それでは、最後に隊長の紹介をします。それではスターズ隊から。」

「はい。私はこの機動6課フォワード部隊のスターズ隊隊長高町なのは一等空尉です。主に新戦力、フォワード陣の戦技教官を務めますので、よろしくお願いします。」

「あたしは、スターズ隊副隊長の八神ヴィータ三等空尉だ。以上。」

 

あまりの自己紹介の短さに全員が苦笑する。そして苦笑いのはやてが前に出るとライトニング隊に自己紹介を促す。

 

「…あはは。それでは続きまして、ライトニング隊。」

「はい。私はライトニング隊隊長のフェイト・T・ハラオウン執務官です。私は執務官としてのこの機動6課を支えていきます。フォワード隊の事はあまり見れないかもしれませんが、なのは隊長から、色々と教わって実力をつけて行って下さい。それでは、これからよろしくお願いします。」

「私はライトニング隊副隊長、八神シグナム二等空尉だ。至らないところもあるだろうが、よろしく頼む。」

 

ライトニング隊の紹介が終わると拍手が起こり、それが静まるとはやては翔馬の方を向いて

 

「では最後。」

「最後は雑なんだな…。」

 

翔馬が壇上ではやてをジト目で見ると所々で笑いが起きる。その様子を見て翔馬は笑みを浮かべると

 

「私は、ウィング隊隊長の藤田翔馬一等空尉です。と言っても、隊員もいなければ副隊長もいませんが…。主にロングアーチと現場の人員補填要員と思って頂ければいいかと思います。元の職場柄、現場に赴くことが多いかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。」

 

翔馬の挨拶が終わり、全員の自己紹介が終わると再度拍手が送られ、部隊長挨拶はお開きとなった。解散となると翔馬は1箇所に集まるフォワード陣が目に入り、近づいて声を掛ける。

 

「…初めまして。ティアナ・ランスター二等陸士、スバル・ナカジマ二等陸士、エリオ・モンディアル三等陸士、キャロ・ル・ルシエ三等陸士。これからよろしくな。」

「「「「…は、はい!!…よろしくお願いします!!藤田翔馬一等空尉。」」」」

 

翔馬にいきなり声を掛けられ、驚いたのか息ぴったりの4人に思わず翔馬は笑い出す。

 

「それだけ息がぴったりなら戦闘も何とかなりそうだな。…多分これからなのは隊長と訓練になると思うがしっかりと学んで来いよ。」

「「「「はい。ありがとうございます。」」」」

「ああ。それじゃ…」

 

そう言って背中を向けて歩き出そうとすると一際大きな声が響く。

 

「あ、あの!!」

「ん?」

 

振り向くと、スバルが一歩前に出て何か言いたげな表情で翔馬を見ており、それを見て翔馬は笑みを浮かべた。

 

「まだ何かあったか?」

「え~と…。」

「…どうした?」

『バカスバル!…考えなしに話しかけるんじゃないわよ!!』

『いや…。聞きたいことはあるんだけど…。』

 

言葉に詰まるスバルに対して翔馬は首をかしげるとその瞬間、念話でティアナの突込みが入りスバルは困った表情で苦笑いを浮かべる。

 

「…えっと。しょうもないことなんですけど……藤田一等空尉は訓練に参加されたりするんですか?あ!え~と、その。なのはさんに教われるだけでも十分なんですけど、訓練はもっと色んな人から…」

「ちょっとストップ!スバル慌て過ぎだ。肩の力抜いて…ほら、深呼吸。」

 

スバルは自分の聞いてることを誤解されたくない一心で聞いた理由を伝えようとするが、翔馬は苦笑いを浮かべてスバルの暴走を止めるとリラックスさせようとする。

 

「…はぁぁぁ。」

「落ち着いたか?」

「はい。すみません。…えっと、それで。」

 

スバルが落ち着きを取り戻すと話が元に戻る。すると、フォワードのメンバーも気になるのかスバルから翔馬の顔に視線を移しじっと見つめる。それを見て翔馬はまた苦笑いをすると

 

「何で俺が訓練に参加するかしないかを気にしているのかはわからないが…まぁそれは置いといて、一応俺も参加することにはなってる。」

「「そうなんですか!?」」

 

真っ先に驚いたのはスバルではなく、ティアナとエリオだった。それに対して翔馬はやっと全員が気にする理由に思い当たり納得したように言葉を進める。

 

「ああ。…でもまぁ初日からって訳には行かないけどな。お前達がなのは隊長から必要最低限を学んで、少しは戦闘のイロハを覚えてからだ。」

「そう…ですか。わかりました。……その時はよろしくお願いします!!」

「「「よろしくお願いします。」」」

 

何かを考えるようにスバルは頷くと次の瞬間には笑顔で挨拶をし、それに続いて他の3人も挨拶をする。

 

「こちらこそよろしくな。…それじゃ。」

 

そう言うと翔馬は今度こそ背を向けてその場を離れる。丁度向こうで話が終わったのかなのはがこちらにやってきてすれ違いざまに2人は意味ありげに笑みを浮かべるとそのまますれ違った。そして、なのははスバル達4人を連れて訓練場へと向かい、その様子を見て翔馬は、

 

「面白そうな4人だな。…さすが、なのはとフェイトのお眼鏡にかかった新人。これから先、どうなるかが楽しみだな。」

 

そう呟くと翔馬はまた歩き出した。一方、スバル達は初めて見る空間シミュレータに驚きながらも中に入り準備を開始していた。そのスバル達になのはから声がかかる。

 

「あ~あ。聞こえるかな?」

「「「「はい!!」」」」

「うん。いい返事。それじゃ、訓練を始めるね。…シャーリー。」

 

なのはは、訓練場のフォワード陣から離れた場所で後ろを振り向くと、コンソールを展開した眼鏡を掛けた女性が立っていた。その女性はメカニック兼機動6課通信主任のシャリオ・フィオーニ一等陸士であった。その名前の愛称を取ってシャーリーと呼ばれており、なのはは愛称で呼ぶとシャーリーは頷きコンソールを叩く。

 

「はい、なのはさん。レベル設定はこれくらいですかね。っと。」

 

操作が終わると、スバル達の目の前に魔法陣が8つ現れる。それと同時になのはの声が再度響き渡る。

 

「私達、機動6課の仕事を行う上で相手をしなくてはいけない相手が…これ。私達がガジェットドローンと呼んでいる魔導機械。」

「「「「…っ!?」」」」

 

その魔法陣から現れた楕円状の機械を見てスバル達は息を飲む。なのはは説明を続け、一通りの説明が終わるとスバル達は覚悟を決め真剣表情で敵を見る。そして、それをなのはが確認すると訓練開始の合図を出す。

 

「それじゃ、準備はいいかな?…第1回模擬戦闘。作戦目的は逃走する8体のガジェットドローンの破壊もしくは捕獲。制限時間は15分。…それじゃ、…ミッション・スタート!!」

 

なのはの声と共にスバル達は駆けだす。この瞬間から、彼女たちの厳しい訓練が始まった。これから迎えるであろう様々な事件を乗り越えるための力を手に入れるために。その様子を隊舎から見ていたヴィータ、シグナム、翔馬の3人は背を向けると隊舎の方に帰っていく。その途中、シグナムは2人に向かって問いかける。

 

「お前達は参加しなくていいのか?」

「あいつらはまだひよっこだ。あたしが出るのは当分先になるだろうな。」

「俺もパスだな。…自分の方の訓練と、山のようにある書類の整理をしなきゃならない。」

「…あたしもだ。それに今回はあいつと同じ部隊なんだ。空ではあたしがなのはを守ってやらなきゃなんねぇ…。少しでも力をつけねぇと。」

 

その言葉を聞いて、2人はヴィータを真剣な顔で見つめると、一言。

 

「「頼んだぞ。」」

 

その視線をヴィータは一瞥すると、

 

「ああ。」

 

簡潔にそう答えて、それを聞いた2人は笑みを浮かべると3人は別れて各自の仕事場へと戻ったのであった。そして場所は戻り、訓練場。そこには苦戦しながら4機のガジェットドローンを追いかけるスバルの姿があった。スバルは全速力で追いかけ、その勢いで飛び上がり右手のリボルバーナックルを構えると

 

「はぁぁぁ。…はぁ!!!」

 

気合の声と共に魔法弾を放つ。しかし、ガジェットドローンはそれを悠々と回避しそのままの速度で遠ざかってしまう。

 

「何これ!?…速っ!?」

 

その動きを見て思わず、スバルの口から驚きの声が漏れる。しかし、スバルから逃げ切った先に居たのはエリオ。槍型のデバイス、ストラーダを構えてガジェットドローンに向かって走り出す。その瞬間、敵の接近を感知したガジェットドローンは小さな魔法弾を連射し、弾幕を張った。しかし、エリオは自慢の機動力を最大限に発揮し弾幕を掻い潜ると壁を利用して高く跳躍し、ストラーダを振るう。そして2つの魔法刃を生成するとガジェットドローンに向かって放った。

 

「これでっ!……はっ!!」

 

しかし、ガジェットドローンはまたも攻撃を散開して回避すると高速で走り去る。

 

「ダメだ…。ふわふわ避けられて当たらない。」

 

エリオもまた悔しげに声を漏らす。すると、それをビルの上から見ていたティアナが前衛の2人に念話を飛ばす。

 

『前衛2人、分散しすぎ!ちょっとは後ろの事も考えて!!』

『は、はい!』

『ゴ、ゴメン。』

 

前衛の2人は慌てて謝り、それを聞いたティアナはすぐに目標を確認し一丁の銃、アンカーガンを取り出すとオレンジ色の魔力弾を生成する。そして、後ろに待機していたキャロに指示を出した。

 

「ちびっ子、威力強化お願い。」

「はい!ケリュケイオン!!…ふっ。」

 

その言葉を聞いたキャロは返事を返し両手にはめたグローブを構えるとピンク色の魔法陣を展開させた。そして、ティアナに向かって左手を振ると威力強化の魔法をかける。その瞬間、ティアナが形成していたオレンジ色の魔力弾が輝きを増し一回り大きくなる。それを確認すると引き金に指を掛け

 

「シュートッ!!」

 

ティアナの叫び声と共に4つの魔法弾がガジェットドローンに向かって放たれる。しかし、4機に当たる直前、魔法弾が消滅してしまった。それを見たティアナは驚きで目を見開く。

 

「バリア!?」

「いえ、あれはフィールド系!」

 

キャロがその正体に気付き声を上げると続いてスバルも驚きの声を上げる。

 

「魔力が消された!?」

 

それを聞いていたなのはは微笑むと頷いて解説をする。

 

『その通り。…ガジェットドローンにはちょっと厄介な性質があるの。攻撃魔力をかき消すアンチ・マギリング・フィールド。通称、AMF。普通の射撃は通じないし…』

「あぁ、くっそ。…このぉぉ!!」

 

その解説の間も逃げ続けるガジェットドローンに対して苛立ちが抑えきれずにスバルがウィングロードで追いかける。が、それを見たティアナが咄嗟にスバルを呼び止める。

 

「スバル、バカ!危ない!!」

『それに、AMFを全開で出力されると…』

 

それに合わせてなのはの解説が再開すると、スバルがビルの屋上に差し掛かろうというところでガジェットドローンの一体がAMFの効果範囲を最大まで拡大させた。その瞬間、屋上まで伸びていたウィングロードは崩壊を始め途中でスバルは投げ出される。

 

「あれ?あれれれれれ?…きゃぁぁぁ!!!」

 

そして、投げ出されたスバルはビルの中へと勢いよく突っ込んでいくのであった。

 

『飛翔や足場作り、移動系魔法の発動も困難になる。スバル、大丈夫?』

「いっつ~……なんとか。」

 

土煙の中何とか立ち上がるとなのはに答える。すると、シャーリーからの念話が聞こえはじめる。

 

『まぁ、訓練場では皆のデバイスにちょっと細工をして擬似的に再現してるだけなんだけどね。でも、現物からデータをとってるし、かなり本物に近いよ』

『これを突破する方法はいくつかあるんだけどね。素早く考えて、素早く動こう。』

 

さらに、なのはからの念話を聞き終わるとティアナがキャロに問いかける。

 

「ちびっ子、あんた、名前なんて言ったっけ。」

「キャロであります。」

「キャロ、手持ちの魔法とそのチビ竜の技で何とかできそうなのある?」

 

ティアナの問いかけに対してキャロはしっかりとした目で見つめ返す。

 

「試してみたいのがいくつか。」

 

その回答に満足したのか、ティアナは笑みを浮かべると

 

「私もある。」

 

そう言って、スバルに念話で呼ぶ。

 

『スバル!!』

『オ~ケ~。』

 

コンビを組んで長い二人はその一言で会話が成立しスバルはエリオに指示を出す。

 

「エリオ。あいつら逃がさないように先行して足止めできる?」

「あ、えと」

 

いきなりの指示に戸惑うエリオ。しかし、戸惑っている暇はないとばかりにスバルはエリオに向かって一言で説明する。

 

「ティアが何か考えてるから、時間稼ぎ!!」

「やってみます!!」

 

スバルの勢いに押されてエリオはやる気の表情で引き受ける。そしてここからスバル達の反撃が始まった。まずエリオがビルの連絡橋を4機のガジェットドローンが来るタイミングに合わせてストラーダを振り回して破壊する。

 

「はぁぁぁぁ!!!」

 

ストラーダによって破壊された連絡橋の瓦礫がガジェットドローンに直接当たり2機撃破を成功させる。すると、土煙の中から無事だった2機が飛び上がってきた。スバルはそれを見て高く飛び上がる。

 

「潰れてろ!!」

 

気合の一言と共に1機をリボルバーナックルで撃ち落とす。しかし、破壊までには至らなかったため悔しげな表情をして後ろに飛び着地すると、後ろに回り込んでいた機体を今度は足で捕まえて地面に押し倒しゼロ距離でリボルバーナックルを打ち込んだ。

 

 

「うりゃぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

すると、今度はリボルバーナックルがガジェットドローンに穴をあけ1機撃破を成功させる。ビルの屋上からはキャロとティアナ。

 

「連続で行きます。…フリード。ブラストフレア!…ファイヤ。」

 

キャロは小さな竜フリードリヒに魔力を与えると口から炎が形成されガジェットドローンへと放つと、ガジェットドローンは炎に包まれ動きが抑制される。それを確認したキャロは魔法陣を展開させた。

 

「我が求めるは、戒めるもの、捕えるもの、言の葉に答えよ。鋼鉄の縛鎖…錬鉄召喚!!アルケミック・チェーン!!!」

 

ガジェットドローンの真下に魔法陣が現れると鋼鉄の鎖が無数に現れ、それぞれが目標に向かって伸びていき3機を捕縛する。そして、最後にティアナはビルを飛び移りながら射撃ポイントに着くと

 

「こちとら、射撃型。無効化されて はい。そうですか って下がってたんじゃ、生き残れないのよ!!」

 

そう叫ぶと、魔法陣を展開させて再度魔法弾を生成する。同時にスバルへ指示を飛ばした。

 

『スバル。上からしとめるから、そのまま追ってて!!』

 

すると、ティアナは生成した魔法弾に対して魔力を再度注ぎ込む。しかし、ティアナが行ったのは多重弾殻を作るための魔力注入だった。魔力を集中させて生成した魔力弾を殻で包み込もうとする。

 

「固まれ…固まれ…固まれ…固まれ!…うわぁぁぁぁ!!!」

 

ティアナの叫びに呼応し、殻に包まれた魔力弾が出来上がる。その瞬間。

 

「ヴァリアブル・シュートッ!!!!」

 

ティアナの声と共に魔力弾が発射され、それはAMFを突き破り見事2機のガジェットドローンを打ち抜いて見せた。それを間近かで見ていたスバルは自分の事のように喜びティアナに呼びかける。

 

「ティア。ナイス!!ナイスだよ!!ティア。やったね~。」

 

それに対し、ティアナは消耗が激しかったのかその場に座り込み、

 

「スバル。うっさい!…これくらい…当然よ!……はぁ、はぁ。」

 

そう返すと、息を切らせながらそのまま仰向けに倒れこむ。

 

ーーーこうしてスバル達の初めての訓練が終了するのであった。

 

 

 

 

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