「この中には24枚のナンバーカード...すなわち、今残っている諸君らの受験番号が入っている。今から一枚ずつ引いてもらう」
どんな試験になるのか気づいた人はすぐにナンバープレートを隠す。私?来るんなら来いや精神だからずっと胸の辺りに付けてますけど、何か?
いや正直言ってさ、ギタラクルくらいしか警戒する相手見つからないんだよね。強いて言うならゴンたちとは戦いたくないけどね。
「それではタワーを早く脱出した順にクジを引いてもらおう」
おっと私か。前に進むと周りが少し騒がしくなる。そりゃそうだよね、あんな降り方したのにこうやってピンピンしてるんだもん。
箱の中に手を入れるとガサゴソという音が聞こえてくる。...何かこういうのって奥にある方が良いものってよく耳にするよね?
わくわくしながら四角いカードをみる。私の
え~っと私の番号が406で確かレオリオ、クラピカ、ゴン、私の順にプレートを渡されたから私の2つ前...ohまじか。
「ねぇ何番だった?」
「えっとね19...って危な!標的だったら例え友達でも容赦しないからね!」
フッこれをクラピカにギリ聞こえるくらいの大きさで言うことで自分が私の標的ではないと錯覚させる!もう、戦いは始まってんだよォ!
どうやってクラピカから奪おうかなぁ。盗む、拘束して取る、強奪、交渉する、脅す、出るわ出るわ手段の数々。交渉するのが一番穏便に済むね。
「全員引き終わったな。今諸君らがそれぞれ何番を引いたのかは全てこの機械に記録されている。従ってカードは各自で処分してもらって結構。そして、そのカードに書かれた番号の受験生がそれぞれの獲物だ。」
「自分と標的のナンバープレートは3点。それ以外は1点。ゼビル島での滞在期間中に6点分のナンバープレートを集めることで最終試験に進むことができる。では健闘を祈るよ。」
試験官から健闘を祈られました!正々堂々、プレートを奪うことを...多分、きっと、おそらく誓います!
ハンター協会の役員の女性に案内されて船に乗り込む。なんかチラチラと受験生がこっちを見てくるんですけど。
あっ(察し)、ごめんね気付かなくて...まさか大半の人が
と言うのは冗談で、ほとんど全員がプレートを隠しているのに対し、私とヒソカとキルアくらいが隠していないからだろう。
「やっほーゴンとキルア。何してんの?」
「お、丁度良いところに」「リアラは何番引いたの?」
「あー...そーゆーヤツね。ちなみにお二人さんは何番引いたの?」
「「秘密」」
「ハモるなぁ」
質問を質問で返し更にそれを質問で返すという投げられたボールを返さずに自分のボールを使うキャッチボールがあったが言及しないでおこう。
「安心しろよ。俺の標的は
「右に同じく」
「オレも
ありゃ?私ではあるかもって言うこと?ゴンも駆け引きとかするタイプだったのか(失礼)
「じゃあ『せーの』で見せ合おうぜ」
「いいよ」「いいけど声に出さないでね」
「んじゃ行くぜ...せーの!」
バッと3人でカードを見せればゴンが44番、キルアが199番だった。...もう一度言おう、ゴンの標的は
「うわ、マジかよ。大丈夫か?」
「うん。倒すとかなら無理かもしれなかったけれど奪うだけならなんとかなるかなって。それよりリアラってあの時190って言ってなかったっけ?」
「え?ウソに決まってるじゃん。もう戦いは始まってるんだよ?騙さない人なんて只のバカでしょ。」
「うわ、きったね」
「失礼な!これも正当な戦術じゃい!」
キルアって私に対してちょっと辛辣じゃない?気のせい?そうですか
良い感じにリラックス出来たので2人と別れて一人で動く。準備運動でもしてればそのうち到着するでしょ。
案の定、あっという間にゼビル島に着いて協会の人からの声が響く。
内容は、3次試験の通過順に島へ上陸出来ることと滞在期間は一週間で最終日が終わったら船まで帰ってくること、だそうだ。
「それでは一番の方スタート!」
合図が入ったので船から降りて上陸する。“絶”を使って気配を消し、先ず探すのは水場と食糧。サバイバルの基本は理解してるつもりではある。
出来れば船から遠いところがいいかな?別に戦うのは良いけど面倒臭い。最悪、殺気と敵意のオーラぶつければほとんどの人は逃げ出すでしょ。
─少女探索中...─
「おっと奥まで来ちゃった。一旦引き返そっか。」
もう何度目かの島の端をみた後、来た道を引き返し船まで戻れるか試してみる。
探索中に水場は見つけたがゼビル島がどれくらいの広さなのかとどの位置に水場があるのかを把握するため駆け回っていたのだ。
水場は池のようなものが2、3個。川も数本通っていて水にはあまり困らない上に食べられる植物や少し狂暴な獣がいる程度で食糧の心配もない。
探索してからかれこれ一時間と少し経つが襲ってくる気配もない。まぁ、前の受験生がスタートしてから5分後に次の受験生がスタートするのでようやく全員スタートしたくらいだろう。
「お!ようやく見つけた」
気配がした方向を向けば、膝立ちすると隠れられるほどの高さのある草むらで緑の服を着た男と弓を構えて気配を消す男の姿が見えた。
気配を消していた男が弓矢を打ち放つ、が直前に殺気を感知した緑の服の男は間一髪で回避し続けざまに飛ぶ矢も右肩にかするだけで終わる。
その後に矢が放たれることはなく、緑の服の男は剣を構えてゆっくり近づいていく。しかし、弓の男は逃げる様子もなく徐に立ち上がった。心なしか笑みをこぼしながら。
次の瞬間、近づいていた男がうめき声を上げて歩みが止まり、そのまま倒れて動かなくなった。
「矢には速効性のシビレ薬が塗ってある。一週間はまともに歩くことも出来ないよ。まぁ水場はすぐ近くに゛ッ」
顎に蹴りを入れて脳震盪を起こさせる。加減したから数分で動けるようになるだろう。
「ちょっと注意不足だね。説明するのは良いけど誰がどこに潜んでるかは把握しとかないと、ね!ゴン!」
左の木を見ながら言えば顔だけ出したゴンが驚いた様子でこっちを見ていた。フッまだまだ若いのう。同年齢だけど。
私は周囲に気を配りつつ、ナンバープレートを奪って布の裏側に付ける。その間にゴンは木から降りてこっちに向かってきた。
「ストップ!ゴン、こっちに来ないで!」
「え、何で?」
「例え友達でも敵として扱うって言ったよね。今、私は自分のとこの2つで合計5Pなんだからゴンのを取れば合格できるんだよ。でも私はゴンと戦いたくないからね。アディオス!」
全速力でゴンから離れて一番遠い水場へ向かう。川や近い水場はゴンの拠点になってるだろうからだ。
後ろから「あでぃおす?」って聞こえたけど私も知らん!師匠がよくサヨナラって意味で使うから言ってみただけ!
て言うかゴンは後ろの人に気づいているのかな?...いやあの様子は気づいてなさそうだね。
その後、運が良いのか悪いのか誰とも出会うことなく一日目を終えた。
─二日目─
...おかしい。絶対おかしい。昨日から夜の間も走り回っているのに誰とも会わない。
確かに“円”を使ってない分、索敵能力が低いのは分かる。それでも一人も会わないってどうなんですかね?
「ぶっ殺す!!!」
Oh...今のはレオリオの声だね。あれだけ声を荒らげるってことはめちゃくちゃ煽られた、もしくは騙されてナンバープレートを奪われたとかでしょ。
声がした方向に向かえば逃げるトンパを追いかけるレオリオ、そしてこちらに気づかず向かってくる肩に猿を乗せた紫の服の男。
向かってきた男はボコボコにしてプレートを奪った。...
標的じゃないためレオリオに届けようとしたとき、目に入ったのはレオリオとクラピカが話している姿。
徐に隠していた髑髏の仮面を手に持ち顔に被せる。
ルールを聞いたときから決めていたこと、『
本気を出すときのスイッチが髑髏の仮面だ。
「やっほークラピカとレオリオ。元気?」
レオリオとクラピカは表情を隠さずに驚く。そしてすぐに服装からリアラであると判断したのか安堵の息をこぼす。
「なんだよリアラかよ、驚かせんなよな。その仮面はなんなんだ?」
「あーこれ?これはね
「ほぅ、リアラに敵として認められるヤツがいたのか」
「うん!といっても今から初めて戦うんだけどもね!」
鎌を手に持ち鎖を周りに纏う。誰もがよく知る『冥界の守護者』の戦い方だ。そしてだめ押しにカードを見せる。
標的が自分だと分かったクラピカは驚いた様子を見せるがすぐに武器を構えて臨戦態勢をとる。同年代から見れば隙がなく戦いづらい構えである。
同年代の例外が相手でなければ。
瞬殺と言って良いほどすぐに終わった。腕もろとも鎖に封じられ木にかけられて空中に浮いているため抵抗すらできない。
「確かに受け取ったよ~404番のプレート。これプレートをくれたお礼ね」
53番、105番、118番のプレートを置く。これを見たクラピカは目を見開き、驚愕を顔に浮かべる。
ついでと言わんばかりに403番のプレートをレオリオに投げる。レオリオもクラピカと同じ表情をする。
「じゃ、私は残りの5日間はてきとうに過ごすからそのプレート守って合格して見せてね!アディオス!」
ポカンとしている内にクラピカの拘束を解き、走って根城に向かう。夜の間に見つけた天然物の洞窟だ。
きっとゴンと同じく「あでぃおすってなんだ?」とか考えているだろうが、本当に知らないのだ。気持ちとしては覚えたての単語を言う小学生と似たようなものだ。
目的を果たし、洞窟の奥深いところでそのまま眠りについた。
第二者視点ってどういう時に入れるのが正解?
1~4話の試験会場までの道のりは書き直すべきか?
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書き直すべき!
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そのままでもいいんじゃね?
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どっちでも良いから更新しろやァ!
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