標的である
すでに他の人で3P貯まっていたのに何でクラピカと交換したか、って言うと私を狙う人が減るからなんだよね。
1+1+1Pは3人に狙われるけど3Pは1人にしか狙われない。別に挑んでくるのは構わないけど鬱陶しいったらありゃしない。
私を狙ってくる1人も私の正体を知ってるクラピカだから挑んでくることなんて無いだろうし。フフフ、勝ったな風呂入ってくる。
なんて、思っていた時期が私にもありました。
それは魚や獣を捕まえては干し木の実を見つけては蓄える、を繰り返し洞窟に籠る準備を終えて洞窟でぐうたらしてる時に起こりました。
寝てる時に気配を感じて目を開けると数秒後になんと砂漠で見かけるような白い服を着た男が入ってきたのです。
その男は私を見た瞬間驚いた様子でしたが何もしないところを見ると敵対する気が無いと判断し、何やらよく分からない動作をしました。
すると何と言うことでしょう。その男のゆるい服の間からおびただしい数の蛇が湧いて出てきました。その男はその様子にニヤリと口角を吊り上げると私に向かってこう言いました。
「この部屋から出ようとするとこの蛇が襲いかかるようにした。死にたくなければナンバープレートを寄越しな」
...うん居たね、私に挑んでくるヤツ。この会いたい時に来なくて会いたくない時に来るのは何なの?私の運命君は天邪鬼ですか?
無視して入り口に近寄ると蛇が出てきて「ここから先は行かせない」と言わんばかりに威嚇してきた。...これは本当に出れなそうだね
「これで分かったろ?俺はこいつらの解毒剤を持っている。お前のプレートと交換してやるから渡しな」
フムフム、外に出るには蛇に咬まれながらも行くしかない。でも毒があるから外に出れたとしても薬が無ければ死ぬかもしれない。そして、その薬はこの男が持っている。
私だって全く効かない訳じゃなくて効きにくいってだけだ。これだけの数の毒蛇に咬まれたらいくら私でも死ぬ可能性はある。
「本当にプレートを渡せば解毒剤を渡してくれるんだよね?そうすれば助かるんだよね?」
「...アァ勿論さ。プレートは地面に置いて離れたところに行ってくれ。それで交渉成立だ」
私は外套に着けている自分のプレートを外しそのまま布の内側に着ている服に取り付けた。
「──だが、断る」
「な、ナニィ!?」
「私が最も好きなことの一つは、自分で強いと思っている相手に“NO”と断ってやることだ!フハハハハ──ゴホッゴホッ」
幸い私には食糧も水も十分にある。残りの5日間程度なら健康的な状態で問題なく過ごせる。つまり無理して外に出る必要が無いのだ
高笑いのし過ぎで噎せている間に入り口の方向から出てきた白い煙が狭い洞窟内に充満する。
白い煙で真っ先に警戒したのは毒など死に至らしめるもの。息を大きく吸い込みガスを吸い込まない内に肺に酸素を入れる。そして口を閉じ酸素を止める。
蛇使いの男も瞬時にそれを察知し、同じく息を止める、が水中戦などの息が出来ない状況を想定して訓練していたリアラより息が続かず、やがて力無く洞窟の壁に寄りかかったまま動かなくなった。
リアラは記憶の中でガスマスクを持っていたような人がいないのを確認した後、頭の中を“無”で満たし、下手に動かず、出来るだけ心臓の鼓動も減らし、最低限の行動に留めることで長時間息を止めることに成功していた。
洞窟の入り口の気配を感じてから7~10分ほど経った頃、すでにガスが見えなくなり気配がこっちに向かっているのを感じとる。目を閉じて体の力が抜けた用に横たわる。
コツコツと洞窟の通路を歩く音が聞こえ、更に耳を澄ませば音の間隔からすれば歩幅が短く、女性であろうことが分かる。
あれ?そういえば私ってフード被ってるから目を開けてもバレないんじゃない?
ゆっくりと目を開き入ってきた人の姿を見る。暗い洞窟内にランタンを持って入ってきたのは全体的にピンクっぽい色の服と帽子を着た緑髪の女の子だった。
その女の子はランタンで右、左、上、下を照らしていく。女の子が蛇使いの男を見つけると同時に罠が無いかと疑いながら歩みを進めていく。
男まであと数メートルの距離に迫ったその瞬間、カツーンと小石が跳ねる音が洞窟の中で響く。私の近くに居た蛇が動いたためだ。
音に反応した女の子はゆっくりと顔を動かし...目が合った。
「えっと...こんにちは?」
「───~~~~!?」
女の子は声にならない悲鳴を上げながら腰を抜かしたようにその場で座り込んでしまう。他ならぬ自分を見た時に。
え、そんなに驚かなくても良くない?なんでそんな化け物を見たかのような目で私を見るの?
ふと、自分の容姿を思い出してみる。黒い髪の毛がある上に黒い外套を纏っているが、目だけは金色に輝いている。...この暗い洞窟内では全体的に黒い私は目だけが空中に浮かんでいる様に見えなくもない。
「あっ、いや違くて、別に驚かそうとか思ってた訳じゃなくて、なく...て....───~~~~!?」
弁解しようとしたとき、今度は私が悲鳴を上げる番だった。その原因は少女の帽子の中から数え切れないほどの蜂が飛び出してきたからである。
リアラの数少ない弱点、それは虫が大嫌いなことである。基本、リアラは冷静じゃなくなる事は殆どない。怒ることはあってもそれは『冷静に怒っている』のだ。
一見それは矛盾しているように見えるが、怒りに身を任せなければ、つまり感情をコントロールできればそれ程難しいことではない。
この感情のコントロールを失う要因の一つが“虫との遭遇”なのだ。無論、冷静さを欠いたとしても『冥界の守護者』と呼ばれる実力が失われる訳ではないのだ。
向かってくる蜂にすぐさま【デスサイズ】+【デスマーチ】による防御を展開する。寸分違わず胴体を真っ二つにする一振で数匹の命を奪い去っていく。その一振が二振り目を補助し、二振り目が三振り目を補助するように鎌を振るうことで無数の蜂は目に見えて数を減らした。
半数ほどになったところでようやく少女が正気に戻ったのか蜂が少女の元に戻り始めた。それに伴い、頭が急速に冷えていくのが分かる。
冷静さを取り戻したおかげで周りを見渡す余裕が出来た。その結果、蛇使いの男が左手を大きく腫らしながら苦痛に悶えていた。それを見た少女が驚愕を顔に浮かべる。
彼女の反応を見るにあの蜂の毒は直接死に至らしめる物ではなく、精々体の自由が利かなくなる程度の物なのだろう。それでも死にそうなのはアナフィラキシーショックが起きた以外は考えられない。
アナフィラキシーショックとは。一度、蜂に刺されたとき人の体に出来た蜂の毒への抗体が出来る。この抗体が原因で二度目刺されたときにアレルギー反応を起こすというものだ。
当然、蜂を武器にしているならそれの処置も可能なのだろう。しかし、それは蛇使いの男が張った罠によって不可能となる。少女が処置しようとした時に蛇が牙を剥いたのだ。
結果そのまま男は死んだが、蛇は変わらず出口と男を守り続けたため、少女と共に洞窟内で過ごすことになった。
て言うかさぁ、念能力者じゃないのに特殊能力持ちすぎでしょ!こいつもこの子もさも当然かのように振る舞うしさぁ!
沈黙が辺りをつつみ、居心地が悪くなったせいで話しかけざるを得なくなった。少女が私を警戒する視線がウザイので両手を上げながら話しかけてみる。
「あー、改めてこんにちは。リアラって言います。そちらから攻撃しない限りは戦う気は無いです。」
「えっと、まぁ、こんにちは。名前はポンズで私も戦う気はないわ。その男を追ってきたのは良いけどまんまと罠にかかっちゃったみたいね。」
「まぁ、プレートに発信器があるっぽいから助けを待ちますか。あっこれお裾分けです」
「ありがとう。そうね、幸い私もあなたも食べ物には困らないようだし。」
それから色んな話を聞いたり話したりした。蛇使いの男、バーボンがポンズさんの
タワーの話は落下速度と同じ強さでジャンプすれば出来るので難しくはない。なのにこちらを信じられない物を見るかのような目で見てくるのは何故なのだろうか。
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そうこうしている内におそらく4日ほど経った。暗い洞窟の中では時間の感覚が掴みずらいが何となくで良いならもうすぐ助けがくるだろう。
そんな中でふと洞窟の入り口で一人の気配を感じた。それは一度離れたあとすぐに戻ってきてここにたどり着く。その気配の主はなんとレオリオだった。
「あんたがポンズだな?悪いがプレート貰うぜ。」
「いやよ、それにあなたもここから出られなくなったしね。そこにいるバーボンのせいでね。」
それを聞いたレオリオは出口に近づく、が例に漏れずレオリオも蛇に威嚇される。しかし、それを無視してレオリオは叫んだ。
「ゴン、クラピカ、来るな!ヘビだ!!」
次の瞬間には咬まれたが最後の抵抗と言わんばかりにナイフで数匹の胴体を頭と切り離す。私は少なくともこの試験においては友達を助けようとはしないと誓っていた動かなかった。
レオリオが叫んですぐにクラピカとゴンが忠告を無視して洞窟内に現れる。ゴンがヘビの種類を見抜き、私の包帯を使い、応急手当を行うが一刻を争う状況なのは変わらない。
「バーボン!お前の望みのプレートなら全て渡す!今すぐ私たちをここから出せ!」
「ムダよ。彼はもう死んでいるから」
クラピカがバーボンと交渉するが、残酷なことに死んでいるため意味を成さない。それをポンズさんが告げると疑問を浮かべる。
ポンズさんから殺した方法をバラさなければ私も言うつもりはなかった。殺し方は闇の世界でもバレれば対策される。その結果、自分が死ぬことになるのだ。
せっかく出来た友達を危険な目に合わせる気もない。レオリオは自分から行ったんだから知らん。ま、その殺し方も結局クラピカの観察眼でバレたんだけどね。
流石の私もレオリオを見殺しにするほど鬼じゃない。自分のしたことの責任は自分でとれ、と私は思うが死ぬのは重すぎる。生きている限りはやり直すチャンスがあるのだから。
「ゴン、クラピカ。今からこのヘビ達を駆逐して上げる代わりにさ、私の面倒見てくれるならやるけど、どうする?」
私の提案に目を見開いて驚く二人。しかし、驚きこそすれど迷うことなく首を縦に振った。
「おっけー、じゃあ3人は目を閉じててね。良いって言うまでに開けたら頭と胴体は永遠の別れを告げることになるからよろしく。」
顔を青くした二人と違い、ゴンは普通に目を閉じてそれを見て二人もすぐに目を閉じた。しっかりと目を閉じたのを確認した私は奥の手を使う。
「『命ある者に
「【
そう呟いた瞬間、ごっそりとオーラが抜ける感覚に陥る。体に倦怠感が襲うのを感じさせずに入り口に向かえば無数のヘビに囲まれる。
パチン
指を鳴らせば目の前のヘビは光に包まれる。
ブン
腕を振り下ろせばホネが貫く。
パンパン
手を叩けば世界が転る。
それを繰り返すこと数回。残ったのは何かが焼けた跡と
クラピカは目の前の光景に驚くが、すぐに動き始めてバーボンの服の中を探しだす。探し物を見つけて手に持ったのはナンバープレートと解毒剤。
すぐにレオリオは解毒剤によって治療され、穏やかな寝息をたてて眠っている。
「ポンズ、といったか?これがあれば6点分になるのだろう。そちらの睡眠ガスと交換しないか?」
手に持った103番/バーボンのナンバープレートを見せながらクラピカが交渉する。ポンズにとって既に半分程度しか残っていない催眠ガスと交換できるなら安い物だと。
ポンズはそれを了承し、催眠ガスがクラピカの手に渡りプレートが彼女に渡された。次の瞬間、プシューという音と共にポンズの頭が白い煙で包まれる。
クラピカから催眠ガスを借りてポンズに使ったのだ。催眠ガスによって良く眠ったポンズは私によってプレートを失った。
洞窟の外は既に夜の帳が降りていて真っ暗だったためそのまま眠りについた。
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ハイ、どーも!たっぷり寝て元気な私です!朝の島中に届くような大きなアナウンスで飛び起きたよ。
なんと1時間で元の場所に戻ってこなかったら不合格だとか。方向音痴だったら絶対ムリじゃん。まぁ私は違うんだけれども。
トリックタワーからゼビル島に来た時のような船で行くのではなく、飛行船で移動するっぽい。
飛行船の発着するところには既に私以外の合格者が来ていたようで私の後から来る人はいなかったことに驚いた。
4次試験の合格者はヒソカ、キルア、格闘家の男性、忍者みたいな男性、ギタラクル、レオリオ、クラピカ、ゴン、私、だった。
それぞれが飛行船に乗り込み、次の、最終試験の時間が来るのを待った。
ちなみに余談だがクラピカとレオリオは途中ヒソカと出会い、プレートを一つが渡して危機を脱出。何処かから飛んできた197番のプレートで1点が4枚だったため問題なかったらしい。
【
詠唱により発動。全オーラの8割を消費+“纏”の使用不可。残りの2割が無くなると強制的に解除され、行動不能になる。
効果は大きく分けて3つ
①ホネを作りだし操作する。
②ブラスターを作りだしビームを放つ。
③見えている範囲の重力操作。
数字が大きいほどオーラの消費量が多く、最初に消費したオーラを使って作られる。①②は当たると相手のオーラを減らし、自分に少しだけ還元される。
1~4話の試験会場までの道のりは書き直すべきか?
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書き直すべき!
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そのままでもいいんじゃね?
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どっちでも良いから更新しろやァ!
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