Hunter×tale   作:カルカルパッチョ

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いつの間にか評価バーに色がついている!?どうやったら付くか分からないですが良いことなんでしょう。ありがとうございます!!

今回は短めですm(_ _)m


13話

 

勝負は一瞬だった。

 

「それでは始め!」

 

始めの合図が聞こえ、リアラの姿が掻き消える。次の瞬間、スパーンと小気味いい音と共にハンゾーの体がぐらりと傾く。

 

「 」

 

「?????」

 

「!...へぇ」

 

「ほう、やるのぅ」

 

フィールドの周りを取り囲んでいた受験生の多くはリアラを見失い、ハンゾーが倒れたことに絶句し困惑。試験官と一部(念能力者)の受験生は感嘆の声をもらす。

 

合図が聞こえると同時に“流”による脚力の強化。素早くハンゾーの懐に潜り込み、小柄なことを活かして“絶”の足でアゴに蹴りを入れる。

 

“流”から“絶”の流れを一切止まらず、更には念能力者以外の強者でも目で追えない様子に実力の高さが窺える。

 

ちなみにリアラはといえば

 

「(やっば強くやり過ぎた...)」

 

内心めちゃめちゃ焦っていた。

 

いや仕方なくない?だって試験前なんてずっと師匠と実践形式の組み手だよ?試験中だってヒソカ→グレイトスタンプ→ヒソカ→弓の人だからね?そりゃ手加減する感覚狂うに決まってるじゃん

 

ハンゾーさんはまだ強そうだったし、ゴンのうらみもあって強めに蹴ったんだけど...これ脳震盪だけじゃなかったらどうしよう。死んで──はないよ...ね...?

 

ゆっくりと警戒を解かずに近づいていき、鎖鎌の柄でわき腹をつつく。...反応なし。

一旦、転がしてあお向けにさせてみる。...白目を剥いてピクピクと痙攣している。

 

「...『まいった』。」

 

「「「ハァ!?」」」

 

そんなに驚かれましても...起こす手段を知らないし、でもハンゾーは気絶してるから『降参』なんてしてくれない。じゃあ私がするしかないじゃん?

 

ハンゾーが黒服の男に運ばれていく。きっとゴンと同じ部屋に入れられるのだろう。数時間で目が覚めるだろうからそのときに謝ろう。後悔はしてない!

 

さーて、次の相手は───

 

「───次...キルアじゃん」

 

しかもその次ギタラクルやんけ...。たった今軽率に降参したことを後悔してるわ。

 

キルアのことは...まぁ嫌いじゃない、からわざと負けるのも吝かじゃない。...けどねぇ、その後が問題なのよ。

 

ギタラクルに何か引っ掛かるんだよねぇ...?何だろう、こっち側の人だとか念能力者だとかを抜きにして何処か嫌悪感を覚えるというか何と言うか...まぁ、嫌な予感がする?ってことかな。

 

チラリ、とギタラクルを見るとカタカタと音を出しながら目線はいつの間にか始まっていたヒソカVSボドロに向かっているが意識はその奥、キルアだ。

 

ハッ...!わかった!分かってしまった!試験中、ゴンのことも見てた気がしなくもない!つまりは...ショタコン!?

 

そんなことを考えながら視線を向けると目があった気がしてついでに殺気を飛ばしてきたのであわてて目を背けた。あいつ絶対、心読めるぜ...

 

「勝者 ヒソカ!」

 

黒服の協会の人が終了の合図をつげる。実力差は圧倒的だが、抗い続けたのか血は出ていないがボロボロの状態であお向けに倒れていた。

 

あれは次の試合にも支障が出そうだね。仕方ないなぁ、ここは私がキルアで時間稼ぎを...しない方がいいな。『あなたのために時間稼ぎしてあげましたよ』なんてムカつくだけだし、何よりもキルアへの冒涜行為だ。

 

キルアには申し訳ないが、すぐに終わらせよう。

 

キルアと私が対面する。

 

前の試合から強さが見えたリアラに対戦相手のキルアだけでなく誰もが注目し、一挙手一投足見逃さないように見入る。

 

「リアラVSキルア それでは始め!」

 

合図が出ても無闇に動かず、体勢を低くしながら警戒するキルア。対するリアラは「やる気あるのか」と言われても仕方がない程に体をプラプラとさせている。

 

どちらも動かずに相手の出方を読む。数秒にも満たない静寂はリアラのため息がよく聞こえた。

 

「はぁ...」という音を出した後、“練”によりキルアを威圧する。ついでに殺気も加えて。

 

リアラから発せられるオーラと殺気は、自分に向いている訳でもないが念能力者以外に確かな重圧としてのし掛かった。

 

無論、向けられたキルアも脂汗をかき、目の焦点があわない様子だった。唯一、なぜかギタラクルだけは対抗するように殺気だけを飛ばしていたが...。

 

キルアの頭の中を支配するのは蛇に睨まれた蛙のような『恐怖』と格上には挑むなという兄からの『教え』。もう一つは今すぐここから逃げ出したいという『逃亡心』だった。

 

そんなキルアに追い討ちをかけるのはリアラだ。口から出た冷ややかな一言。

 

「 殺 す よ 」

 

決して大声で言ったわけでも、威圧目的として放った言葉ではなく、ただただ極寒を思わせ、決定事項のように語られた言葉にルールが頭から抜けたキルアには耐えきれなかった。

 

「ま、『まいった』...ハァ...ハァ」

 

オーラと殺気が消え、まるで長距離ランニングをした後のように浅く、無意識で止めていた呼吸が再開される。

 

緊張から開放されたからか、その場にへたり込んでしまったキルアに細い手が伸ばされる。

 

「大丈夫?ごめんね、本気で殺気とばしちゃった。立てる?」

 

「大、丈夫、、一人で立て、る」

 

リアラの手をとらずに自力で立ち上がったキルアに「やっちまった」という表情をうかべる。トボトボと試合の結果とは真逆の精神状態で自分の位置に戻り、体育座りで明らかに落ち込んだ様子だった。

 

 

 

 

───────

─────

───

 

 

 

ハッ...!キルアに嫌われたかと思っていたら何も考えれてなかった...。なんだかんだ言って私もキルアのことが好きなんだなぁ

 

急いで膝に埋めていた顔をあげ周りを見ると、そこには針が抜かれ、顔をいびつに歪め、バキボキという骨の音と共に変化していくギタラクルがいた

 

oh...グロッキー.....。

 

そうして顔の変形と不快な音が止まったと思ったら、ギタラクルの不健康そうな顔色と草っぱのようなモヒカンから黒髪のロングに端正な顔つきの青年に変化していた。

 

何ということでしょう...!これこそまさにビフォーアフター。

 

更に追い討ちをかけたのは当たってほしくない『予想』がキルアにより『確実』に変わったことである。

 

「兄、貴!?」

 

「や、キル。」

 

驚愕したキルアと相対するのは、今よりもっと小さい頃から指導をしてきた兄...ギタラクル改めイルミ=ゾルディックだった

 




感想でいくつか寄せられた「つまらない」という言葉を受け止め、最初の何話かを書き直そうか迷っています。具体的には主人公組と違うルートで試験会場に行くなど

そこで初アンケートを取りたいと思いますので、投票をして貰えれば幸いです。
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