Hunter×tale   作:カルカルパッチョ

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2話

現在、ボク達は茂みに“絶”をしながら隠れていた。理由は単純でゴン達を驚かせたかったからだ。

 

ボク達がゾルディックの敷地前にある門のところへたどり着いたときには観光バスも少し前に着いたところだった。

 

「あ、いた。あれがゴンで隣にいる金髪の人がクラピカ。で、あの一番背の高いのがレオリオ。非念能力者の中では一応強い方なんじゃないかな?」

 

「まぁ、()のあるヤツかどうかは置いといてゴンってヤツは確かに真っ赤だな」

 

「でしょー!この世界だと多分『セーブ&ロード』じゃ無くて『天運』の方だとおもうけどね。」

 

最後にたらこ唇の大男と細マッチョな剣を背負った男がバスから降りてきたのを確認し、ガイドのいるバスの前方へと視線を向ける。

 

そこではゾルディックの門と山までの森ですら敷地であるということが説明されていた。どうやら中に入ったら二度と出られないらしい。

 

「ハッタリだろ。誰も見たことのない暗殺一家の噂だけが一人歩きして」

 

「実際は全く大したことがねぇっつーのが落ちだよ。」

 

大男と細マッチョの男がそれぞれ口にする。その言葉に少しムッとするがサンズに大人しくしてろと言われてるので下手には出ない。

 

そのまま門の隣にある守衛室の人を持ち上げ、鍵を奪った。

 

「ねぇ、間接的にボク達貶められてるけど。どうする?処す?処す?」

 

「なんでテメェはそんなに血の気が多いんだ?」

 

「ていうか守衛さんの実力すら見抜けないのによくあんなに偉そうに出来るよね。あの人相当鍛えてるよ?」

 

もちろん非念能力者にしてはという前置きがつくが。

 

二人組の男に真っ当な評価を下してる間に緑色の門に入っていく男達。数秒後、一人でにまた扉が開きグレーの毛並みを持った腕が中から出てきて、骸骨を外に捨てた。

 

その骸骨は二人組の男が着ていた服を身につけていて、たった今まで生きて喋っていた人が死んだことに守衛さん以外が動揺していた。

 

それはボクも例外ではなく確かに動揺していた。

 

「え、すご!ねぇ見たサンズ!肉の一欠片もなく綺麗に食べてるよ!ボクあの犬欲しい!」

 

「やめとけバカ。つーかオレらはどう入りゃあ良いんだ?ガイドの話もあれじゃ信用できねぇし...まぁ電話でもすりゃあ分かるか。」

 

どうやって入るかを考えているといつの間にかバスが出発し、ゴン達だけが残った。ボクたちは“絶”を解かずにゴンの後ろにつき、サンズと顔を見合わせ笑っていた。

 

「『おいニンゲン初めて会うのに挨拶もナシか?こっちを向いて握手しろ』」

 

「「「!?」」」

 

ゴン、レオリオ、クラピカの3人は急に聞こえてきたサンズの声に驚き、警戒心をあらわにしながらふり返る。そして髑髏の面を見たことがあるクラピカとレオリオは声が違うことで更に警戒した。

 

しかしゴンはリアラ(に扮したキャラ)が仮面を被っているところを見ていない。結果、危害を加える気がないと感じたのか迷いなく差し出された手をとった。

 

「俺はゴン!よろしk─ブ-プゥー─え?」

 

握ったサンズの手袋の中から気の抜ける─言うなれば放屁の音が聞こえてきた。その音に虚を突かれたのか驚いた表情を浮かべるゴン。

 

「へへっ、驚いたか?手にブーブークッション仕掛けておいたんだ。お約束のギャグってやつだよ」

「あぁ自己紹介がまだだったな。オレは─そうだな...エイル=フレイル。エイルとでも読んでくれ。」

 

「そしてボクがリアラ=フォーラー。『冥界の守護者』はエイルの方で、ボクはその相棒さ!ぴーすぴーす」

 

念能力で顔を変えても声は変わってないのでサンズの後ろから飛び出しそう言ってやれば3人が困惑しながらこちらを向く。

 

なに考えてるかは分からないけどサンズへの自己紹介を促した。自己紹介が終わり、守衛さんが骨を片付けおわる頃には夕方になっていた。

 

守衛さんの話によるとさっきの番犬はミケと言って(犬なのにネコの名前とはこれはいかに)、門から入ってきた人を殺すように仕付けられている。

 

敷地に入るには『試しの門』と呼ばれる方から入らなければならない。1の扉は片方2トンあり、数があがるごとに倍になってくらしい。

 

その話を聞いたゴンは唸る。

 

「うーん気に入らないなぁ...」

 

「何が?」

 

「何で友達に会いにきただけなのに試されなきゃいけないの?」

 

「...それ本気で言ってる?」

 

ゴンがキョトンとした顔を向けるので頭を抱えつつ、クラピカとレオリオも呼び寄せる。

 

「分かってないようだから言うけど、友達の資格って存在するんだよ。兄弟は無いけど」

 

「そんな訳ないよ!」

 

「何だぁ?オメーまであのギタラクルと同じこと言うのかよ?」

 

「なぁそもそもギタラクルって誰だ?」

 

「イルミのこと。じゃあ聞くけどさ、もしもキルアのことを殺せない殺し屋が依頼を受けたらどうすると思う?」

 

途中で話に入ってきたサンズに説明しつつもサンズ以外の3人に向けて質問する。

 

「諦める」

「鍛える」

「親しいひとを拐って脅す...とかだろ?」

 

「はい正解。鍛えるはともかく諦めるは論外。ボクらの世界は...というか世界のほとんどは『信用と信頼』で成り立ってるんだよね。」

「仕事を完璧にこなして続けることで『信用』を築く。それを『信頼』して仕事を渡す。今回の場合はもう依頼を受けてるのにそれをしないってことは『信頼』を裏切るってこと。」

「裏切りをそのままにしておくとなめられる。『あそこは裏切ったヤツも放っておく甘い奴らだ』ってね。そうなったら次に『信用』を失うのは自分たちだから裏切りは許されない。こちら側では特に。」

 

取りあえず仕事がどうやって回ってくるかを説明するとゴンの頭がプスプスと音を立てていく。考えるのは得意じゃないのね。

 

「『キルアは殺せないけどゴンは簡単に殺せる。じゃあゴンを人質にしよう!』ってことになるよね。」

 

「うーん?」

 

「ゴンは自分のせいでキルアが傷ついてもいいの?」

 

「それはヤダ!」

 

「でしょ?だからキルアのためにも強くならなきゃいけない。この門を開けれれば最低限にはなるだろうね。」

 

「それでも試されるなんてゴメンだよ」

 

「そう。じゃあ納得するまで考えればいいんじゃない?ボクはもう行くけどね。」

「あ、最後に一つ、前にも言ったけど結局は命の取捨選択────

 

 

 

『世 界 は 殺 す か 殺 さ れ る か さ』

 

 

 

そう言って門に向かっていくキャラを横目で見ながらサンズは言う。

 

「相棒のリアラがすまねぇな。アイツ、自分のせいで親友が死んでんだ。あぁお前らに話してたことでじゃないがな。まぁオレも行くから頑張ってくれ。」

 

「エイルー!早くー!殴り込みじゃあぁぁァァァ!」

 

「やめろバカ!!」

 

ドォンという音とともに『試しの門』が5の扉まで開きその前にいた片足を上げていたキャラが中に入る。サンズは両手で押し、2の門まで開けた。

 

ゴン達はその様子をただ見るだけだった。





サンズの貧弱ぼでーはどうしたのかって?逆に考えるんだ。オーラ全開にしても8トンまでしか行かないと

ゾルディック編終わったらサンズとキャラでそれぞれ書こうと思ってるんだけどどっち先読みたい?

  • サンズ視点!
  • キャラ視点!
  • 作者に任せるわ!
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