Hunter×tale   作:カルカルパッチョ

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スクロールバーが休暇してる系の狩人夢を呼んでいたのだが、めちゃくちゃ面白くてモチベ爆上がりした。

あ、今回短めです。



9話 ※

 

「よーし、あと二人ぃ!?」

 

ゴス、と鈍い音とともに背後から来る衝撃に思わず頭を押さえてうずくまる。少し...というか結構、痛かった。

 

「~~!!いッたいなぁ!いきなり何する...ん..だよ..................」

 

「よぉ、他人の家で暴れまわるのは楽しかったか?」

 

声にならない悲鳴を上げると、すぐに痛みが引いてきたので立ち上がる。同時に下手人の顔を見ようと振り返った先にはガイコツ(サンズ)がいた。

 

いや、ガイコツの面をかぶっているからあれなのだが、普通にホラーである。さらに言うと面に空いている目の穴から深淵が覗いてる。

 

サンズはいつも白い目か青い目をしている。それ以外、つまり目の色がないとき、それは超激おこぷんぷん丸(死語)(ガチギレモード)な状態な時だ。またはシリアスな場面。

 

よく小説などで使われるもので、笑顔とは本来~うんぬんかんぬんというのがある。口は確かに笑みを浮かべているが目が笑ってないそれのお手本ともいえるのが今のサンズの状態だ。

 

故に、すべき行動は“逃亡”。逃げるは恥だが役に立つ。しかしそれを許すほど最弱にして最強のボスは甘くない。

 

その行動を予見していたサンズは踏み出す足の前に自分の足をおくことで逃走の妨害に成功。恐ろしく早い思考とやり取り、ボクじゃなきゃ見逃しちゃうね。

 

「おっと、ちゃんと足元には注意しておけよ。それよりなぁ、オレは言ったはずだぜ?『迷惑がかかるようなことはするな』ってな。」

 

確かに言っていた。皆さんは覚えているだろうか、ゾルディック家までの道のりで「大人しくしていろ」と言っていたことを。

 

書かれてない時の場面でもずっと言ってきたことだが、久々の戦闘で頭から抜け落ちるほどハイになっていた。

 

「そういうわけだからコイツは持ってくぜ。迷惑かけたな。」

 

「いえ、元々こちらから誘わせて頂きましたので。お手合わせありがとうございました。」 

 

「へっそうかよ...。あぁ、そうだ」

 

進めていた足を止め、振り返る。

 

「カメラ仕掛けるんだったら場所を知るヤツは隠す技術を持った方がいいぜ。目線でバレバレだ。」

 

「 」

 

「じゃあな。」

 

おら、行くぞと不機嫌そうな表情(仮面で顔は隠れているが)のキャラにむかって言う。

 

「ところで、最近ボクの扱いひどくない?」

 

「自分の胸に手を当てて今までの行動を振り返ってみろ。そうすりゃわかるはずだぜ?」

 

「心当たりが多すぎてわかんない。どれ?」

 

「全部だ。」

 

バタン、と扉が閉まる音を聞いてからゴトーは小さく息を吐く。念のため入れておいた小型カメラは鋭利なもので貫かれたように潰れており使い物にならなくなっていた。

 

今回の目的は大きく分けて二つ。

 

一つ目、これはもちろん今回キルアの護衛をするリアラ(キャラ)の実力を測るため。

依頼主の大切な三男、それも未来が確約されるほどの才能の持ち主。神経質になるのは当たり前だった。

 

二つ目は執事の教育。

執事として雇われた者は多かれ少なかれ才能を持っている。特に念能力の。

 

その才能を見抜くのがシルバだったりするわけだが念を教えるのは執事長であるゴトーの仕事だった。

 

若い者たちは新たな力を持つと慢心しやすい。故に慢心しているときに叩きのめすのだ。

 

しかし今回は難しかった。

 

類い稀で膨大なオーラ量を持ち、炎という()費が悪い能力だとしても十全に使えるほどの量。さらに近距離と中距離の戦闘をこなす技術を持つマンダラ。

 

性別の不安定さがあるがゆえに高倍率の強化、そしてそうでなくとも体の柔らかさを生かした攻め方で敵を打ち倒すカミラ。

 

若いながらも高い習得率の放出系と操作系で操作よりも拘束に重きを置いた能力。武術を学んでいて近接への対応力も高いマトン。

 

その誰もが弱いわけではなく、執事の誰が戦っても圧勝と呼べるものではなかった。だからリアラを利用したのだ。

 

手合わせと聞いて乗ってきたことを考えると余程のバカか、もしくは全て読んだ上で乗ってきたか...おそらく後者だろう。と雇用主の壁となるような存在にため息が漏れる。

 

そこまで考えてからため息に反応して肩を震わせたマンダラと一緒に、伸びている3人を起こしたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、どうだ執事は。」

 

「全然ダメ。ほとんどが若い奴らだったし執事長も本気出してなかったみたいだったしね。」

 

まずは情報交換。無いとは思うがもしゾルディックと敵対した時、膨大な数の執事が送られてきたら拙いからだ。

 

「それにしては傷がついてるけどな。どうした?()()()と気が抜けてたんじゃないのか?」

 

「いや、あれはタイミングが悪すぎたって。」

 

話題に上がるのは腕の切り傷。ニシオの狙撃によって作られた傷だ。

 

キャラの念能力、【動かぬケツイ(防具:ロケット)】による効果によってキャラには傷がつかない。

 

といっても首にかけているロケットを握っている間だけだが、切る系統の攻撃を打撃に変換できるのだ。

 

自身を操作するタイプであるため操作系は効かないという能力ではある、がフェイントに片手、攻撃に片手を使ったタイミングで頭から抜け落ちていたニシオに攻撃された。

 

そういうことである。

 

 

 

「ていうか、最初は止めなかったじゃん。なんで今止めたの?」

 

「作者のモチベが上がらないんだとよ。」

 

「は?何それ。」

 

...そういうことである。

 

 




ところで念能力で具現化させた物って非念能力者にも見えるんですかね?

誰かー!読者の方々の中に有識者はいらっしゃいませんかー!
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