Hunter×tale   作:カルカルパッチョ

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3話目だぁ


3話

一本道で二時間ほどで着くと言われた道をかれこれ4時間歩いている。歩き始めの一時間は気まずかったが、なんとか雰囲気を戻し今となっては昔ばなしを言い合っているくらいだ。

 

そんな楽しい時間もいつかは終わる。

 

「ねぇあれって...」

 

ゴンが指を指した方向を見ると電気がついてなく、外が夜であることもありより一層不気味さを醸し出していた。ふと、お婆さんが言っていたことを思い浮かべる。

 

『一本杉の下の一軒家に住んでる夫婦はナビゲーターをやってるんだ。そいつらのお眼鏡に叶えば会場まで連れていってくれるだろうさ』

 

時計などを持っていないため分からないがクイズが終わったときは夕方だった。感覚で4時間でこの時期だと9時...いや、もう少し経っているだろう。もし、ナビゲーターさんが寝ていたりしたら明日になるのだろうか

 

「ふぅ、やーっと着いたぜ。」

 

「静かだな。他の受験者はいないのか?」

 

「そもそも辿り着けてないんじゃない?私たちも船長のアドバイスが無かったらこっちに行ってたし」

 

「それもそうか。」

 

家に近づくと同時に私は“円”を使う。中にいるのは...3、家の裏に1かな。大体把握できたのでオーラを戻す。ここに来る途中、魔獣注意の看板があったがこの3人なら簡単に追い払われるだろう。

 

「邪魔するぜー...!」

 

ノックをしても応答が無かったので入り口らしきところからレオリオが先行して入ると体長約2mはあるであろう魔獣が荒れた室内で女性を抱え佇んでいた。

 

「キールキルキルキルキル...」

 

「「「魔獣!」」」

 

臨戦態勢を取ると魔獣は三人を押し退け外に飛び出して行った。

 

「つ...妻を、助け...」

 

「ゴンとクラピカは行って!私とレオリオは怪我人を!」

 

「頼んだぞ!」

 

「おう、任せとけ」

 

ゴンの後を追いクラピカが外に出たあと、レオリオはケースの中から包帯、消毒液、ガーゼを取り出し怪我をしていた男に応急処置を施す。素早くそして丁寧に行われその手際の良さには目を見張るものがあった。師匠も見習って欲しい

 

師匠の手当の杜撰さはさておき少し気になったことについて考える。レオリオは

 

「なぁ、リアラは何であいつを追わなかったんだ?」

 

「あいつ?あぁ凶狸狐っていう魔獣のことね。一匹だけじゃなかったからレオリオが襲われると面倒で。護衛は私の本職だよ」

 

本当は本職の過程が護衛ってだけだけどね。

 

「それよりもそっちの人に聞きたいことがあるんだよねぇ~」

 

「妻を助けていただけるならいくらでも...」

 

「じゃあ質問するよ?本物のナビゲーターはどこ」

 

手当が終わった男ではなくレオリオが呆れたように質問に答える

 

「オイオイ、なに言ってんだ。今お前が質問してる相手がそうだろうが。あの人とこの人の夫婦が...」

 

「いや違うよ?二人は夫婦じゃないよ。女の人の方は刺青いれてたでしょ」

 

あれ、生涯独身を誓うやつなんだよ。と付け加えるとレオリオは驚いた顔をして私を見てきた。

 

それは...なに、魔獣が外に出るまでの一瞬で反応出来たことに驚いてるの?それともそんな頭良いように見えないって顔なの?後者なら怒るよ?

 

ふと男の方に視線を向けると、真剣な顔をして雰囲気が変わる。レオリオも気づいたのか男と向き合う

 

「いかにも、わた「兄ちゃーん集合だってさ!そこの二人も一緒に!」...」

 

絶妙なタイミングで男の言葉を遮り、聞こえてきたのは魔獣に捕まった女の声。ここまでばっちりだと見計らったとしか思えない。

 

一瞬の静寂の後、何事も無かったように「さぁ行きましょうか」と笑顔で対応する男を不憫に思う。

 

外に出るとすでにクラピカとゴンが待っていた...二匹の凶狸狐と共に。

 

コソッ「あいつらで話し合い始めたけどそっちで何かあったの?」

 

コソコソ「それが分からないんだ。急に笑いだして...」

 

コソソッ「私もサッパリだ。あの女性と夫婦ではないことは見抜いたのだが...それだけだ」

 

うーん余計に分からん。まぁ男女がナビゲーターじゃなくて凶狸狐が2匹の時点でそういうことなんだろうけど...

 

「ゴン殿、あなたが殴ったのはどちらですか?」

 

なんだそれ。某泉の精霊みたいなこと言い始めたんだけど。て言うかさすがのゴンにでもそっくりな凶狸狐を見分けるなんて...出来ないよね?ちょっと不安になってきたぞぉ!

 

「え?そんなのこっちに決まってるじゃん」

 

断言した!これで不合格とか嫌なんだけど!

※自分が見分けつかないのを棚に上げている

 

「ふーむ、やっぱり分かってるみたいだね」

 

「何年ぶりかねェうちら夫婦を見分けた人間は...」

 

「「嬉しいねェ」」

 

合ってるんだ...私ゴンが怖いよ。よく言うけど(観察)眼が良い奴ほど上達が早いって。それが本当なら私なんてすぐに追い抜かれるんじゃないか

 

いつの間にか暗い感じが出ていたのか心配されたが笑って返事をした。すると凶狸狐たちが話を切り出す

 

「さて、君たちもお察しの通り我々夫婦がナビゲーターだ」

 

「結果はもちろん合格だ。4人とも試験会場に案内しよう」

 

男女も凶狸狐だったようで腕を広げればコウモリのように私たちと手を繋いで飛び立った

 

あ、クラピカに目のこと言うの忘れてたわ。ちょうど空中散歩で暇だし話題の一つにでもなればいいなぁ

 

「クラピカってクルタ族なんだよね?」

 

「あぁそうだが...それがどうした」

 

「いやぁ目の色が変わるって親近感沸くなーなんて思って...ね!」

 

タイミングを見計らい意図的に目を蒼く染める。私はこの目のことを『海の目』なんて呼んでるけどこれをするとね、バカみたいに体力使うんだ!念との関係は追々言うつもりだよ~

 

フッフッフ驚いてる驚いてる、まあだから何だって言われると何だろうね

 

「私の一族が──とかじゃなくて私だけの特異体質だけどね。似た人がいてよかったー」

 

「フム、確かにどの文献でもクルタ族以外目の色が変わるのは聞いたことが無いな」

 

「クラピカって色んなこと知ってるよね。私は気にかけてない人はすぐに忘れるからなぁ...」

 

眉をひそめてそう言うと3人が同時に笑いだした。

 

「えっ何!?なんか変なこと言った?私」

 

「いやいや、むしろ普通だったからかな。」

 

「『冥界の守護者』って呼ばれてて雲の上の存在みたいだったから同じ人間なんだって実感したのさ」

 

どうやら私を友人としてみてくれるようだ。それが嬉しくて、同時に悲しくて、涙が込み上げたが笑い飛ばした。

 

それぞれの思い出話をして束の間の空中散歩を楽しんだ4人だった。

 




今回で出た“円”などの応用技について

“円”
自身を中心にしてオーラを広げること。オーラに入った人や動きの探知が出来る。念能力の制約と誓約に組み合わされることがある。

“周”
物にオーラを纏わせること。切れ味が増したり、強度が上がったりする。

“隠”
オーラを見えなくすること。具現化した武器などに使うと透明な武器になる。

“凝”
体全体のオーラを一部に集めること。一部以外のオーラが薄くなる。目に“凝”をすると“隠”で隠されたオーラが見えるようになる。(熟練度によって見えないこともある)

“堅”
“纏”と“練”の応用技。増やしたオーラを留めることで功防力を上げる。

“硬”
体全体のオーラを一部に集めること。“凝”とは違い一部以外は“絶”の状態になる。代わりに“凝”より功防力が高い

“流”
功防力を変化させること。“凝”や“硬”より細かい調節をする技能。これを素早く行うことが戦闘の勝敗を分ける

功防力とは
そのまんま攻撃力と防御力を合わせたやつ

1~4話の試験会場までの道のりは書き直すべきか?

  • 書き直すべき!
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  • どっちでも良いから更新しろやァ!
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