Hunter×tale   作:カルカルパッチョ

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6話

「よいしょっと」

 

レオリオを起こさないようにゆっくりと木にもたれかけさせた。む、近づいてくる人が一人...ゴンの絶や針が刺さってる人ほどじゃないけど気配の消しかたと暗歩(足音をなくして歩くこと)が妙に上手い。まあここまで出来るのはキルアくらいだろうけど

 

私が後ろを振り向くと少し驚いたような面白くなさそうな表情をしていた。

 

「ちぇっ、せっかく驚かせようと思ったのにさ」

 

「まだまだだね、気配は消すものじゃなくて偽って紛れさせる物なのだよ」

 

人差し指を立てながら言うとキルアから「何もんだよお前」と疑問の声が上がったのでいたいけな少女、とだけ返した。

 

「まぁ別にいいけどさ。それよりもどうやって戻ってきたんだよ?あとゴンのやつは大丈夫なのか」

 

「ゴンは大丈夫でしょ。私のはそう、天才的な勘でここに辿り着いたのさ!」

 

無論、ウソである。実際はキルアの肩を叩いた時にオーラの糸を着けて置いて伸ばしながら向かったので帰るときは辿るだけ。

 

ヒソカにはバレてたけど切られてなくて良かった。切られてたらどうしようかと思ったけど死んだ魔獣を道しるべにしてくれてた。

 

「おっさん担いで来たのに勘な訳ねぇだろ」

 

「...ヒソカが殺した魔獣を道しるべにした。だからゴンも大丈夫だと思うよ」

 

「へー。じゃあアイツに助けられたのか」

 

ぐ...そう思われるから勘で来たことにしたかったのに!て言うかおっさん言うなレオリオね!好きの反対は無関心ってか。それでもいい加減、名前覚えようね!

 

おっとここで展開してた“円”に反応が...二人ってことはゴンとクラピカかな?

 

「あ、ゴンだ。おーいゴン!こっちだー」

 

“円”を解除しつつキルアが向いた先を見ると手を振りながら近づいてくるゴンとクラピカが居た。

 

「ねぇリアラはどうやってここまで来たの?俺はレオリオの匂い辿ってこれたけど...」

 

「知りたい?実は私キルアに発信器を「ヒソカに助けられたって」言い方ァ!」

 

そこ二人ィ!何だその憐れむような視線は!そんな目で私を見るなぁ!「あぁ...(察し)」じゃ無いんだよ!

 

わーぎゃー騒ぎ立ていると途中でレオリオが起きたが、湿原に入った後の記憶を失っていたようだった。

 

「あぁ、それなら「ストーップ!リアラ」モゴモゴモゴ」

 

軽く説明しようとした所でゴンに口を塞がれた。何で?と問うより先にあの時の衝撃的な場面をわざわざ言う必要は無いとクラピカに耳打ちされた。

 

なるほど配慮が足りなかったか。と反省しつつもレオリオへの言い訳を考えた結果、催眠効果を受けていたから私が強めに殴って担いできたことにした。

 

レオリオも納得したようで「なるほどな」と声に出した後、続けて

 

「にしても記憶が飛ぶほどってどんだけ強く殴ったんだよ」

 

「アハハ...霧が濃くて前の人見失っちゃうから急いでたんだよ」

 

その後も何故、二次試験会場の小屋に入らず外で待っているのかを聞かれたがキルアが言うには開始が正午かららしい。

 

...その試験会場であるはずの小屋からは数多くの魔獣の鳴き声が聞こえてきて辺りは緊張感に包まれる。

 

私は“円”を展開してたから分かるが中の反応は2つしかなかった。体格からして片方は確実に人だったと思う。

 

正午まで数秒前、さらに雰囲気が引き締まる中でも血に飢えたような鳴き声は数を増やした。

 

チッチッチッ...ピーン

 

12時を知らせる音と同時に閉ざされていた扉が開く。中に居たのは美女と野獣と表すのが打ってつけのような二人。

 

驚くべきは野獣と言えそうな大きな男の方。先ほどからずっと鳴り響いていた魔獣の鳴き声のようなものは男性の腹の音だった

 

「ブハラ、お腹の調子はどう?」

 

「聞いての通りもうペコペコだよ」

 

「さて、予想はついてると思うけど二次試験は料理よ!」

「あたし達二人の美食ハンターを満足させる食事を用意してちょうだい」

 

料理...修行...師匠の罵倒...うっ、頭が...あのバカ師匠いつか絶対ボコボコにしてやる!

 

(──へぇ、それは楽しみだネェ)

 

頭の中で声が聞こえた気がして周りを警戒する。え、あの師匠ついに遠距離テレパシーでも会得した?や、やだぁー冗談に決まってるじゃ無いですかー(焦)

 

悲報!師匠、人間を辞める!?あ、元から人間じゃなかったわ。

 

そんな茶番劇を一人しながらも時間は進み、試験官に出す料理は《豚の丸焼き》。そのまんま、“名は体を表す”の最たる例だろう。

 

他の受験者はシンプルで助かったと言っているがシンプル故にこの試験は難しい。

 

何せ合格判定をするのがあの美食ハンターなのだ。食のために世界を渡り歩き、至福の一時を過ごす。当然、舌は肥えているはずだ。

 

さらには合格の条件が「うまい!」と言わせること。師匠の無茶振りに応えるためとは言え料理もしたことはあるが、美食家を唸らせることが出来るとは思えない。

 

シンプルというのはそれだけ下手に工夫すると良さが損なわれるため難しいのだ

 

「ん、引っ掛かった」

 

“円”を展開しながら走っていると複数の反応があった。目を向けた先には鼻が肥大化した豚の群れで確かグレイトスタンプと言う狂暴な性格な種だったはずだ。

 

昔、文献でみた時は頭部が弱点って書いてあった気がするので突進を上に回避しつつ、強過ぎないように“絶”状態で額に蹴りを放つ。

 

すると一発で豚は伸び、ズシンと音を立てて倒れる。それをしっかりと背負いながら道中で見つけたハーブのような物を摘んでおく。

 

リアラの~簡単!3分ほどクッキング~!

 

枝を集めて火を起こし、湿気って燃料にならない枝に“周”を使い丁寧に背から切れ込みを入れる。骨をとった後ハーブもどきでにおいを消し、火にかける。

 

完成したものがこちらになります。何?完成品があるならさっさと持ってけって?うるせぇ!別に良いでしょ茶番しても!

 

丸焼きが冷めない内にブハラと呼ばれていた男に持っていく。すでに20頭くらいの骨と10頭ほどの料理が渡されていた。

 

全然茶番してる暇なんてなかったね。なんなら骨とる必要すらなかったのでは...文字通り丸焼きで良かったのね。

 

試験は試験官のお腹がいっぱいになると終わりになる。なので、早めに来ないと満腹になってしまうという思いは杞憂に終わったようだ

 

丸焼きを渡した数秒後には手から豚は消えていて、後ろの骨が多くなっていた。唖然とする中でも「美味いうまい!」と咀嚼しながら合格を言い渡していた。

 

結局、70頭ものグレイトスタンプの丸焼きを食べブハラの試験は終わった。

 

...念能力使わないと考えられない量だよね。大食間と呼ばれる念能力者でも3頭が限界だと思ってたよこんなにデカいの。

 

何はともあれ無事合格!あとは女の人の試験を合格すれば三次試験だ。

 

さっきのブハラさんみたいなのだといいなぁ

 

「あたしはブハラと違ってカラ党!試験も審査も厳しくいくわ!」

 

今すぐお砂糖加えてドロドロに甘くしてください...

 




ストックが無くなったので更新遅くなるわ

1~4話の試験会場までの道のりは書き直すべきか?

  • 書き直すべき!
  • そのままでもいいんじゃね?
  • どっちでも良いから更新しろやァ!
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