542:名無しの忍さん
しかし尾行されてることに気づけるのもすごくないか
何気に
543:OVRをやっていくスレ主
ワイキズナくんは人をストーキングするためのスキルが一通り高いんやが(扉間くんをストーキングするため)
ストーキングスキルが高いと被ストーキング時にストーキングされてることに気づきやすくなるっぽい
544:名無しの忍さん
ストーキングストーキングうるせえ
545:名無しの忍さん
≫543
ストーカーはストーカーを知る、ということか
546:名無しの忍さん
空き巣対策に元空き巣を使う
なんてことは実際あるらしいしな
547:OVRをやっていくスレ主
このまま帰宅したらワイがうちはキズナくんってことが多分バレる
こんな序盤でバレるのはなんかアレやな
もうちょい引っ張って「まさか、お前が敵だったなんて……」みたいなやつやりたい
548:名無しの忍さん
≫547
確かに曇ってる扉間くんは見たい
549:OVRをやっていくスレ主
≫548
いや別に曇ってるところが見たいわけじゃない
550:名無しの忍さん
≫549
急にハシゴ外すやん
551:名無しの忍さん
で、実際どうするん?
なんとかして撒く?
552:OVRをやっていくスレ主
≫551
扉間くんまいて家に帰れるかなキズナくん……
単純な足の速さとかは流石に扉間くんの方がずっと上のはずやで
553:名無しの忍さん
どうやったら撒けるの?
554:OVRをやっていくスレ主
≫553
扉間くんのストーキングスキルvsキズナくんの敏捷だとか隠れ身だとかのスキルの抵抗判定で勝ったらいける
あと運要素も大きい
555:名無しの忍さん
≫1って運いい?
556:OVRをやっていくスレ主
≫555
結構いい方
この前気まぐれに宝くじ買ったら当たった
557:名無しの忍さん
≫556
いくら?
558:OVRをやっていくスレ主
≫557
50万
559:名無しの忍さん
≫558
予想を超えてきたな
560:名無しの忍さん
≫558
その運があればいけるやろ
561:名無しの忍さん
確か他のキャラクターのステータスも確認できるとか言ってなかった?
それで扉間のストーキング系スキル確認してみれば
562:OVRをやっていくスレ主
≫561
天才か……?
563:名無しの忍さん
≫562
忘れてたのかよ
564:OVRをやっていくスレ主
はい
で、見ました扉間くんのストーキング系スキルの数値
あ~~~~~~~~~~微妙~~~~~~~~~~~~~~~~
565:名無しの忍さん
微妙?
566:OVRをやっていくスレ主
扉間くん、全体的にバランスよく数値高くて流石やでって感じなんやけど
ストーキング系スキルの数値とキズナくんのアンチストーキング系スキルの数値合計、ほぼ同じ
567:名無しの忍さん
勝てるかどうか微妙なんか
568:OVRをやっていくスレ主
まあいっちょまいてみるか~~
無理だったら扉間くん本人に「ストーキングやめてください」って頼も
569:名無しの忍さん
「ストーキングやめてください」(ストーキングしながら)
570:名無しの忍さん
先にストーキングしたのはキズナくんなんだが……
571:OVRをやっていくスレ主
勝ちました
572:名無しの忍さん
≫571
お疲れ
573:名無しの忍さん
≫571
話が早いな
574:名無しの忍さん
≫571
大丈夫? まけたと思ったらまけてなかったなんてことない?
575:OVRをやっていくスレ主
≫574
大丈夫
まけたし負けてない
576:名無しの忍さん
≫575
ややこしいな
577:OVRをやっていくスレ主
ワイ、堂々の帰宅
いや外に出たことがまだバレてない可能性にかけてこっそり自室に戻ることにするわ
578:名無しの忍さん
本家の男子の割にひとりで外出が許されてるんやなそもそも
579:名無しの忍さん
まあ6男やし……
580:OVRをやっていくスレ主
案の定ワイの自室ぐっちゃぐちゃに荒らされてて草
[画像]
581:名無しの忍さん
≫580
何事?
582:名無しの忍さん
≫580
空き巣が入った部屋のイメージ画像かと思った
583:名無しの忍さん
≫580
なに、自室を空にしたら荒らされんの? 誰に?
584:名無しの忍さん
いじめられとんのかキズナくん
585:OVRをやっていくスレ主
≫584
いやイジメとかやない
多分やったのはおにいちゃん
586:名無しの忍さん
順を追って説明してくれ
587:OVRをやっていくスレ主
まずキズナくんが黙って出かけるのは今日が初めてやない
今までに何度も
黙って出かける→うちは家がザワつきはじめた頃にしれっと帰ってくるorそのへんで見つかる
を繰り返してる
588:名無しの忍さん
なんでそんなことを
589:OVRをやっていくスレ主
「キズナには脱走癖があるけどその辺にいる、放っといていい」って刷り込みたいんよ周囲に
じゃないと扉間くんに会いに行ったとき疑われるやろ
590:名無しの忍さん
狡猾な4歳児やな
591:OVRをやっていくスレ主
で、キズナパパとかにはもう放っとかれてるんやけども
イズナおにいちゃんがいまだにめちゃくちゃ心配してくれるんよキズナくんの姿がないと
592:OVRをやっていくスレ主
そんで、どこかに隠れてるんちゃう? ってキズナくんの部屋を探しまくるのよ
箪笥の引き出しとかことごとく開けてひっくり返される
気持ちはありがたいがやめてくれ 片付けるのワイやで
593:名無しの忍さん
≫592
引き出しの中にいるわけないのにな
594:OVRをやっていくスレ主
≫593
かくれんぼの時、引き出しの中に2時間隠れたことがあって
それ以降毎回探される
595:名無しの忍さん
≫594
それはお前が悪い
596:名無しの忍さん
≫594
キズナくん、ワイらが知らないところでおにいちゃんとちゃんと交流してたんやな……
597:OVRをやっていくスレ主
起こったこと全てを書き込んでるわけやないからな
つまらんこと書いてもアレやし
あっイズナおにいちゃん来た
598:名無しの忍さん
おにいちゃん怒ってる?
599:OVRをやっていくスレ主
≫598
怒ってるっちゃ怒ってるけどそこまででもない
イズナおにいちゃん激怒するとマジで怖いから
後ろから呆れ顔のマダラおにいちゃんも出てきた
600:OVRをやっていくスレ主
イズナおにいちゃん「もう、心配しただろキズナ! なんで誰にも言わずに出かけるんだ」
マダラおにいちゃん「だからそう心配するなと言ったろ? キズナはちょっとアレだけど、オレたちがキズナと同じ年の頃より強いんだから」
601:名無しの忍さん
≫600
マダラおにいちゃんさりげなくキズナくんのことディスらなかったか今
602:名無しの忍さん
キズナくんのどこがちょっとアレなんやろうな
603:名無しの忍さん
≫602
女装癖やない?
604:名無しの忍さん
≫603
おそらく本質はそこではない
605:OVRをやっていくスレ主
いつもの流れ
①おにいちゃん「次からはひとりで出かけるなよ! せめて誰かに出かけると言え」
②キズナくん「わかった!!!」おにいちゃん「返事はいいんだよな」
③しばらくのち隙をついて脱走するキズナくん
④イズナおにいちゃんによって荒らされるワイの部屋
①に戻る
これを30回くらい繰り返してる
606:名無しの忍さん
イズナおにいちゃんはもう諦めろ
607:名無しの忍さん
イズナおにいちゃんだけ心配してくれるのはなんなんやろうな
そこんとこどうなの≫1
608:OVRをやっていくスレ主
≫607
イズナおにいちゃんはまず身内への愛情がうちはの中でも深い方
で、「弟」がキズナくんしかいない(他の兄弟はイズナおにいちゃんから見たら全員兄)から「俺が弟を守るんだ」って気持ちが強いんやと思う
あとキズナくんめっちゃかわいいし 顔が
609:名無しの忍さん
≫イズナおにいちゃんはまず身内への愛情がうちはの中でも深い方
怖い
610:名無しの忍さん
メンヘラ一族うちはの中でも愛が深い方なのか……
悪に憑かれた一族……早いうちに対処しなくては……
611:名無しの忍さん
≫610
さては卑劣様だなオメー
612:名無しの忍さん
いいおにいちゃんやん
殺さんと大事にしろよ
613:OVRをやっていくスレ主
≫612
殺すなんて言ってないやろが
614:名無しの忍さん
≫613
言ってたんだよなあ
615:OVRをやっていくスレ主
もうほんとにどうしようもなくなったら殺すかもしれんけども、そうじゃないなら一緒に生きていきたい
イズナおにいちゃんやってまだ子どもやで
616:名無しの忍さん
≫615
どうしようもなくなったら殺そう、と決めてる時点でな
617:名無しの忍さん
悲しいけど戦国時代なのよね
618:名無しの忍さん
戦ってイヤやな……
なんで小学校入りたて年齢の子どもが戦いにいかなあかんの
うちはに限らず忍界全体の話やけども
619:名無しの忍さん
うちはと千手が手を組めば、戦争が完全に終わりはしなくても死ぬ子どもの数は減るやろな
620:名無しの忍さん
≫619
ということはつまり、千手家の権力者に取り入る必要がある
621:名無しの忍さん
千手の権力者って?
622:名無しの忍さん
≫621
ああ!
623:名無しの忍さん
≫621
それって千手扉間くん?
624:名無しの忍さん
まだ権力握ってないけどな
625:OVRをやっていくスレ主
≫624
あと20年しないうちに千手のナンバーツーになるんやから扉間くんを攻略するのは正しいよな
しばらくしたらまた会いに行くやで
扉間くんのチャクラ、覚えたし
626:名無しの忍さん
≫625
チャクラって覚えられるもんなのか
627:名無しの忍さん
ところで、扉間くんに忍者だってことはバレたと思うけどどうするん
628:OVRをやっていくスレ主
≫627
堂々と行くから大丈夫
629:名無しの忍さん
≫628
根拠はわからないがすごい自信だ
630:名無しの忍さん
扉間くんからしたら、年下の幼女に自分の尾行を撒かれたわけやん?
傷ついたんやないのプライドが
631:名無しの忍さん
傷ついたというか警戒されたのでは
632:OVRをやっていくスレ主
ワイキズナくんレベルの美幼女を警戒する人なんておれへんて
633:名無しの忍さん
もう幼「女」で押し通す気なんやな
634:名無しの忍さん
扉間くんはキズナくんが男の娘ってことに気づいてるんやろか
635:名無しの忍さん
≫634
「お、おまえ男だったのか……!?」イベントができるかもしれない
636:OVRをやっていくスレ主
≫635
それやってみたいわ
当面のところ性別内緒にしとこ
637:名無しの忍さん
(たぶんすぐバレるやろな……)
638:名無しの忍さん
もう既にバレてたら笑う
639:名無しの忍さん
その場合女装癖だと思われとるんかなあ
640:名無しの忍さん
扉間くんは今なにしとるんやろね
*****************
千手扉間はひとり、難しい顔で黙り込んでいた。
見失った幼い少女の姿がないかと改めて周囲を観察するが、痕跡ひとつ見つからない。
(……やはり忍だったか)
そもそも最初からおかしいと思っていた──なぜ千手の森にいた? 熊に追いかけられて恐ろしい思いをしたろうに、涙も流さなかったのはどうして? 扉間のもとへ真っすぐ走ってきたあの敏捷性はどこで養った?
(悪意は感じられなかった)
千手の森には結界が張られている。悪意を持つ者を通さない不可視の結界だ。仮にあの幼女が千手に仇なす存在なのだとしたら、幼女と扉間は会うこともなかっただろう。
だからと言って、警戒を解く訳にはいかなかった。幼女──キズナが、結界に対処する術を持っていた可能性も、僅かながらある。
なお厄介なのが「悪意はないが、害意はある」場合だった。
なんの悪気もなく、悪いことだという自覚もなく、他者を傷つけることができる存在。そういう風に教育される忍は確かにいる。敵は騙し、欺いて、殺すのが当然で、そこに善も悪もないと心から信じている子ども──キズナがそうだとは、正直思いたくはなかったが。
愛らしい幼女だった。見目良いだけではなく、本心から扉間にかまってもらえて嬉しいのだと笑う顔が、実弟の板間と瓦間を思い出させた。妹がいたらこんな風だったのだろうかと扉間に思わせるほど、キズナは他人の心に滑り込むことに長けていた。
キズナが忍であることはほぼ間違いない。でなければ扉間の尾行をなんなく撒けるはずがない。
(どこの一族だ……?)
黒く長い髪は美しく、よく手入れされていた。着物は質がいいものだった。扉間に世話を焼かれることに抵抗を見せず、明らかに甘やかされ慣れていた。
膝に乗せたとき、キズナは全く警戒したそぶりを見せなかった。扉間が自分を害することはないと信じているようだった。
実際のところ扉間はあのとき、キズナに不自然なところがないか観察していた。そしてただの幼児にしては体幹がしっかりしすぎていること、手のひらに武具を扱っている跡があることに気づいていた。
金銭的に余裕があり、周囲から構ってもらえる境遇で、正しく修行できる環境にある、他家の者に警戒心を持たない幼いくのいち。
(……旧家の秘蔵っ子か?)
扉間を敵の一族と気づかず、無邪気に懐いてくるだけなのであれば、情報を聞き出すこともできるかもしれない。
千手一族はこの忍界でも1、2を争う勢力を持つ。いつかこの戦が終わる時が来るとするなら、勝者は千手だ。そうでなくてはならない。そのために、どんな些細な情報でも得ておきたかった。
また来るねと笑って駆けていった小さい背中を思い出す。
本当はあの幼女が敵の一族でなければいいと思っていた。
敵だとしても、千手と関わりの浅い一族であればいいと思う。
……千手の者が、うちは本家の男子を殺したらしい。
それを聞いた時、扉間は「また憎しみがひとつ積みあがった」と思った。憎しみは人の心を惑わせ揺らがせる。戦など馬鹿げていると、いつかは共倒れになるとわかっていてなお人を止まれなくする。
不毛な争いを続ける大人たちに内心呆れている扉間はそれを何とかしたいと願い、しかしそれだけの力をまだ持っていない。
力が必要だ。忍術や体術の腕だけではない。争いを避けるために必要な知識が、情報が必要だった。
ほんの少しでもいい、あの幼女がそれにつながる情報を持っているなら、扉間はどんな手を使ってもそれを手に入れる。
あの幼女が愚かであればいい。考えなしに自家の情報を漏らすような者であれば、優しくしてやれば心を開くだろう。
……そう簡単にはいかない予感を覚えつつ、扉間は空を見上げた。
尚、なぜキズナが執拗に釣り堀に飛び込もうとしたのかは、扉間の頭脳をもってしてもわからなかった。