遊☆戯☆王ARC-V 異世界を引き寄せる少年   作:ボルメテウスさん

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ぐだぐだ寿司物語

昨夜のデュエルから、そのまま2回戦に参加する事になった。

 

新たなリンクモンスターで行える戦術は何かについて夢中になっていた。

 

「勝遊、お前、いくらなんでも」

 

遊矢から少し呆れたようにこちらを見ていた。

 

「言うな、まさか」

 

俺は現在、絶賛腹が減っている。

 

すぐに始めなければならないという事もあって、俺はふらふらでそのままアクションフィールドに立っていた。

 

「なんでぇ、お前が対戦相手か?

なんか辛気くさい顔をしているな」

 

角刈りにねじり鉢巻の筋肉質な青年がいた。

 

その見た目から考えても、とても中学生には見えないが、権現坂という前例もあって、特に気にしない事にした。

 

「俺の名前は仁義理 一貫だ。

今回のデュエルは結構楽しみにしていたんだぜ」

 

「おう、それは良かったぜ」

 

未だに頭がはっきりしないが、それでもデュエルに真剣にならないとな。

 

「良いぜ、さっさとやろうぜぇ」

 

「なんだか昔見た漫画みたいな顔をしているな。

まぁ良いぜ、行くぜ」

 

「「デュエル!!」」

 

「そいじゃぁ 行くぜ、俺のターン!

俺はまずはレスキューラビットを召喚し、その効果でデッキからしゃちの軍貫を2体特殊召喚するぜ!!」

 

「うっうさぎから寿司が」

 

レスキューラビットが召喚されると共にその姿は二つのしゃちの軍貫が二つがその姿が現れる。

 

それに俺は驚きを隠せない。

 

「まだまだだぜぇ!

場にしゃりの軍貫がある事によって、手札からしらうおの軍貫といくらの軍貫は特殊召喚できるぜぇ!!」

 

そのしゃりの軍貫に合わせるように隣に現れたのはしらうおの軍貫といくらの軍貫が現れる。

 

「なんだか、腹が減ってきた」

 

「だったら、すぐに喰らって貰うぜ!

俺はいくらの軍貫としゃちの軍貫、しらうおの軍貫としゃちの軍貫!

各々でオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!

へいっお待ち!ランク4、弩級軍貫-いくら型一番艦と空母軍貫-しらうお型特務艦の二つだぃ!!」

 

それと共に出てきたのは巨大戦艦であり、寿司のネタでなければ違和感がなかったとんでもない二つだった。

 

「まずは各々がしゃちの軍貫の効果を素材にした効果によって、カードを1枚、よってカードを2枚ドロー!!

さらにしらうお型特務艦の効果でデッキからきまぐれ軍貫握ぎりを手札に加えるぜ!

さらに、魔法カードエクシーズ・ギフトを発動し、各々のしゃちの軍貫を墓地に送り、カードを2枚ドロー!

俺はカードを1枚伏せて、これでターンエンドだ!」

 

ここまでのターン、寿司の軍艦というインパクトの強さで驚いた。

 

だが、それと同じぐらいに驚いたのは、奴の手札があまりにも減っていない事だ。

 

先程の行動でエクシーズ召喚2回行ったが、その手札の数は3枚。

 

つまり、それだけ奴はこれからの展開に対応できる力がある訳。

 

「これはうかうかしていたら、一気にやられるな。

だったら、俺のターン、まずは俺は手札から魔法カード、令呪を発動する。

ライフを800払い、手札から剣の英霊 沖田総司を召喚する!」4000→3200

 

『沖田さん参上!!

って、あのでかい寿司なんですか!!』

 

「敵だ。

という事で沖田総司でいくら型一番艦に攻撃!」

 

『無茶を言いますよ!!

こうなったらやけですよ!!』

 

その言葉と共に沖田さんはそのまま軍艦に向かって言った。

 

巨大な軍艦という事で、最初は油断していたが、以外にも装甲が柔らかかったのか、あっさりと斬れ、そのまま地面へと沈んでいく。

 

「けっなかなかに良い刀を持っているじゃないか!!」LP4000→3700

 

『あぁ、結構美味しそうでしたのにぃ」

 

モンスターが破壊されたが、仁義理は未だに変わらない笑みを浮かべる。

 

というよりも沖田さん、あれ食べる気だったの。

 

「まぁ良いか。

この時、沖田さんの効果で手札を1枚捨て、追加攻撃を1回行う。

追加でしらうお型特務艦に攻撃だ!!」

 

『あぁ、もぅ沖田さん突撃します!!!』

 

その言葉と共に、再びしらうお型特務艦へと乗り込み、そのまま真っ二つに切り裂く。

 

果たして、真っ二つに切り裂かれた軍艦が脆かったのか、それとも沖田さんの刀が鋭すぎたのか?

 

「へへっ、なかなにやるじゃないか。

けどな、この時、罠カード、きまぐれ軍貫握りを発動!

デッキから「軍貫」モンスター3体を相手に見せ、相手はその中から1体選ぶ。

そのモンスター1体を自分の手札に加え、残りをデッキに戻す。

「しゃりの軍貫」を見せて発動した場合、手札に加えるモンスターは自分が選ぶ。

手札にはしゃりの軍貫がある為、選ぶのはうにの軍貫だ!!」LP3700→3400

 

そうして選ばれた3番目のカードはうに。

 

未だに相手の出方が分からない以上、ここは。

 

「俺はカードを2枚伏せて、ターンエンド」

 

「俺のターン!

さぁ、これが俺のとっておきだぜ!!

俺は手札からうにの軍貫の効果!

このカード以外の手札の「軍貫」カード1枚を相手に見せて発動できる。

このカードを手札から特殊召喚する。

俺はしゃりの軍貫を見せて、特殊召喚!

さらにうにの軍貫の効果で、見せたモンスターを特殊召喚できる。

俺はしゃりの軍貫を特殊召喚するぜ!!」

 

そうして今度出てきたのはうにの軍貫、そしてしゃりの軍貫。

 

先程の2つの効果から考えても、決して油断できない。

 

「うにの軍貫の効果!

自分フィールドの「軍貫」モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターのレベルを4または5にする。

俺はしゃりの軍貫のレベルを5に変更し、うにの軍艦としゃりの軍貫でオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!一丁上がり!ランク5超弩級軍貫-うに型二番艦!!」

 

それと共に現れたのはうにによって満たされた軍艦であり、みっちりとしたうにに対して、強敵というよりも、腹が減ってきた。

 

「しゃりの軍貫でエクシーズ召喚した事によって、カードをドロー!

さらにうにの軍貫の効果によって、直接攻撃が可能になる!!」

 

『っマスター!』

 

その言葉の意味が分かると共に、そのまま砲身はまっすぐと俺に向けてきた。

 

「マジかよっ」

 

沖田さんに向けた効果だと予想して、伏せていたカードが直接攻撃だとはっ。

 

「さぁ、たっぷりと召し上がれ、お客様!!!」

 

「ぐぅ」LP3200→300

 

炸裂するうにの嵐に俺は巻き込まれ、そのまま地面に埋め込む。

 

『マスターっ大丈夫ですかっ』

 

「ソリットビジョンだったから、味がまったくしなかったっ」

 

『心配して、損しました!!』

 

俺の言葉に呆れたように呟く沖田さん。

 

そう言われても、実際に寿司が食べられると思って、楽しみにしていたのに、これはないよ。

 

「俺はカードを1枚伏せて、ターンエンドだぜ!!」

 

「俺のターン、ドロー」

 

ドローしたカードは2枚。

 

今の手札を見る限り、逆転できる可能性は低い。

 

例え、あのうにを倒したとしても、これまでの流れを見て、すぐにエクシーズ召喚される。

 

この状況を打開するには沖田さんの効果に頼るしかないが

 

『マスター、大丈夫です。

私はあなたを信じてますから』

 

「あぁ、そうだな」

 

この状況を逆転できる方法。

 

それはあと1枚、カードを手に入れる事。

 

そして、それが可能なのが、まさにあそこにある。

 

「行くぞ、沖田!!」

 

『了解!!』

 

その言葉と共に俺達は走り出す。

 

「へっ勝負に出たか!!

だが、そうはさせないぜ、行くぜ!!」

 

その言葉に合わせるように仁義理も走り出す。

 

互いにレーンに逆らうように、俺達は真っ直ぐと目の前にあるアクションカードに手を伸ばす。

 

「沖田さんでうに型二番艦に攻撃!」

 

「まだアクションマジックを取っていないはず!」

 

「俺は伏せていた速攻魔法令呪・第3画を発動!

自分の場に令呪を装備した英霊モンスターがいる時、そのモンスターの攻撃力をこのターン1500上げる事ができる!!」

 

「ちっなるほど、だがな!!

アクションマジック奇跡!!

これでこのターン、うに型二番艦は決して破壊されないぜ!!」LP3700→2600

 

「だが!」

 

それと同着で、俺はアクションマジックを手に取る。

 

「沖田さんの効果!

沖田さんの効果で手札を1枚捨て、追加攻撃を1回行う」

 

「あぁ、だが、たった一回では俺のライフは削られないぜ」「一回じゃない」なに?」

 

「この効果は最大3枚まで捨て、発動する事ができる。

俺の手札には先程のアクションマジックを含めて3枚、つまり!!」

 

「3回攻撃っ」

 

それと共に沖田さんはそのまま構える。

 

『一歩音超え、二歩無間、三歩絶刀!』

 

足音が一度しか鳴る。

 

だが、それと共に沖田さんの姿は一瞬で消える。

 

それと共にうに型二番艦は崩れ落ちる。

 

『無明三段突き』

 

その沖田さんの声と共に崩れ落ちるようにはかなくアクションフィールドは消えて無くなる。

 

「へへっ、まさか奇跡を使っても、一瞬でライフが削られるとはなぁ」LP2600→1500→400→0

 

『えっ、もしかして出番終了!

ちょっと、もっと活躍はぁ!!』

 

アクションフィールドがなくなった事で実体化する事ができなくなった沖田さんはそのまま俺の横で嘆いていた。

 

「いやぁ、まいったぜ!

まさか、あの有名な沖田総司と戦えるとはなぁ」

 

「それは良かった。

悪いが、ここで帰らせて貰う」

 

「えぇ、なんでだ?」

 

大量の喝采の中で、俺は

 

「腹が減ったから、なんか売店で喰ってくる」

 

「それだったら、近くに屋台があるから、そこで寿司を食うか?」

 

「『勿論!!』」

 

それに、俺達は思わず答える。

 

 

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